1753日目・・・「旧約聖書」の「コトバ」を「古事記・日本書紀」を踏まえ、幕末、明治から昭和に重ねるとどうなるのか・・・?・・・「国家」とは「臥薪嘗胆とは、復讐のために耐え忍び、その復讐成就のために辛苦に耐える」というコトである・・・「紀元前6-5世紀の呉と越の国家間の戦争に由来(初出は、嘗胆は『史記・巻四十一・越王句践世家』」で、「臥薪嘗胆」の四文字は「蘇軾(1037年〜1101年)の詩の『擬孫権答曹操書』」中の句「僕受遺以來・臥薪嚐膽」以降であるらしい・・・国家戦争のみならず、喧嘩での敗北はどんな時

 明治国家ならば「三国干渉」である・・・太平洋戦争の緒戦も「臥薪嘗胆」の結果である。そして敗戦、戦後「日本国」は産業育成と貿易復興で「臥薪嘗胆」してきたのである・・・だが、その先は「リベンジ(revenge)戦争」ではない。「日本国憲法」の現実的な地球拡散である・・・難しいのは前提である・・・裏弁字
ーーーーー
 旧約聖書
 サムエル記
第15章
15:1
さて、
サムエルはサウルに言った、
「主(あるじ・ぬし・シュ)は、
   或字  塗師 諏
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)を
   渡し  倭託 史 横嶋   詞 務
 つかわし、
 あなたに
 油(あぶら・ユ)を
   阿武等 喩
 注(そそい・チュウ)で、
   楚々意 註(中)
   楚=楚(?〜紀元前223年)
       中国周代
       戦国七雄の一
           春秋時代
           金春秋(新羅
           武烈王
       後晋後漢代の楚(青紫)
       五代十国時代の楚
   楚=木(き・モク・十八)
     + 記紀
     木(き・モク・十八)
     +   目  十八番(おはこ)
     疋(ひき・あし・ショ・ソ)
       牽  足  書  素     
 その民
 イスラエルの王
 とされました。
 それゆえ、
 今(いま・コン)、
   意撒 混(金)
 主(あるじ・ぬし・シュ)の言葉を聞きなさい。
15:2
 万軍(バングン・まんぐん・萬軍)の
    磐郡   満 群 太萬万侶
               異句差
 主(あるじ・ぬし・シュ)は、
 こう仰せられる、
 『私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シム)は、
  アマレク・・・・海人例句
  が
  イスラエル・・・以色列=虹(にじ)の七色
  にした事、
  すなわち
  イスラエル
  エジプト・・・・埃及(ちり及ぶ)
          幕末遣欧使節
  から
  上ってきた時、
  その途中で
  敵対したことについて
  彼らを罰するであろう。
15:3
 今(いま・コン)、
 行ってアマレクを撃ち、
 そのすべての持ち物を
 滅ぼしつくせ。
 彼らをゆるすな。
 男も女も、
 幼な子も
 乳飲み子も、
 牛(うし)も・・・・・丑
 羊(ひつじ)も、・・・未
 駱駝(らくだ)も、
 驢馬(ろば)も
 皆、殺せ』」。
15:4
サウルは民を呼び集め、
テライム・・・・・・・・出等意務(忌む)

人数を調べたところ、
歩兵は
二十万、
ユダ・・・・・・・・・・喩拿・諭拿
の人は
一万であった。
15:5
そして
サウルは
アマレクの町へ行って、
谷に兵を伏せた。
15:6
サウルは
ケニ・・・・・・・・・・化似・懸爾
びとに言った、
「さあ、
 あなたがたは
 アマレクびとを離れて、
 下っていってください。
 彼らと一緒に
 あなたがたを
 滅ぼすようなことが
 あってはならない。
 あなたがたは、
 イスラエルの人々が
 エジプトから上ってきた時、
 親切にしてくれたのですから」。
 そこで
 ケニびとは
 アマレクびとを
 離れて行った。
15:7
サウルは
アマレクびとを撃って、
ハビラ・・・葉備等
から
エジプトの東にある
シュル・・・諏留・種留・首留(和歌)
にまで
及んだ。
15:8
そして
アマレクびとの王
アガグ・・・足掻く・跑(あがく)
      阿臥句

生け捕(いけどり・捕虜・捕囚)、
剣(つるぎ・ケン)
  敦 戯 懸(縣)
  敦 賀 

もって
その民を
尽(ことごとく・悉く・つくす・ジン)
  糊塗語解く    筑紫  訊(壬・陣)
               仁(字務)
滅ぼした。
15:9
しかし
サウルと民は
アガグをゆるし、・・・・サウルの慈悲?
また
羊と
牛の最も良いもの、
肥(こ)えたもの・・・・肥後=熊本
            肥前佐賀県北部
               唐津市西部
               東松浦半島西部
            佐賀・嵯峨・性
            越えた=越後
ならびに
小羊(こひつじ・コヨウ)と、
   古碑通字 雇用(古謡)
すべての
良いものを残し、
それらを
滅ぼし
尽すことを好まず、
ただ
値(ね)うちのない、・・・ネウチ=音得知
                 音雨知
詰(つ)まらない物を・・・つまる=吃音
滅(ほろ)ぼし尽した。・・補賂
15:10
その時、
主(あるじ・ぬし・シュ)の言葉が
サムエルに臨んだ、
15:11
「私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 サウルを
 王としたことを悔いる。
 彼が
 背(そむ・背信・背反)いて、
      配信・廃藩(葉意判・葉異版)   
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)に
 従わず、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)の
 言葉を
 行(おこな・ギョウ・アン)わ
   緒古名倭
 なかった
 からである」。
サムエルは
怒って、
夜通(よどう・ヤツウ)し、
主(あるじ・ぬし・シュ)に
呼ばわった。
15:12
そして

サウルに会うため、
早く起きたが、
サムエルに
告げる人があった、
「サウルは
 カルメル・・・・化留目留
         軽目留=一毛=100分の1分
          ↓     10分の1厘
                10糸
             1/10000=0.01%
         軽女留
          ↓
       木梨軽皇子(と衣通姫
         軽王子(孝徳天皇
         珂瑠王子(文武天皇
         女(むすめ・おんな
           ジョ)
          ↓
         歌留女留
         仮留目留
 にきて、
 自分のために
 戦勝記念碑を建て、
 身をかえして進み、
 ギルガル・・・・・疑留臥留
 へ下って行きました」。
15:13
サムエルが
サウルのもとへ来ると、
サウルは彼に言った、
「どうぞ、
 主(あるじ・ぬし・シュ)が
 あなたを祝福されますように。
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 主(あるじ・ぬし・シュ)の
 言葉
 を
 実行しました」。
15:14
サムエルは言った、
「それならば、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)の
 耳にはいる、
 この
 羊の声と、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)の
 聞く
 牛の声は、
 いったい、なんですか」。
15:15
サウルは言った、
「人々が
 アマレクびとの所から引いてきたのです。
 民は、
 あなたの神、
 主(あるじ・ぬし・シュ)に
 ささげるために、
 羊と牛の最も良いものを残したのです。
 そのほかは、
 我々(われわれ・ガガ)が
 滅ぼし
 尽しました」。
15:16
サムエルはサウルに言った、
「おやめなさい。
 昨夜、
 主(あるじ・ぬし・シュ)が
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)に
 言われたことを、
 あなたに告げましょう」。
サウルは彼に言った、
「言ってください」。
15:17
サムエルは言った、
「仮令(たとい・譬え・例・喩・譬)、
    他問・多答
 自分では
 小さいと思っても、
 あなたは
 イスラエルの諸部族の
 長(おさ・チョウ)ではありませんか。
 主(あるじ・ぬし・シュ)は
 あなたに
 油(あぶら・ユ)を
 注いで
 イスラエルの王とされた。
15:18
 そして
 主(あるじ・ぬし・シュ)は
 あなたに使命を授け、
 つかわして言われた、
 『行って、
  罪びとなる
  アマレクびとを
  滅ぼし尽せ。
  彼らを
  皆殺しにするまで
  戦え』。
15:19
 それであるのに、
 どうして
 あなたは
 主(あるじ・ぬし・シュ)の
 声に聞き従わないで、
 分捕(ぶんど・ブンホ)り物に
    文 努 文 補
 とびかかり、
 主(あるじ・ぬし・シュ)の
 目の前に
 悪(あく・オ)を
 おこなったのですか」。
15:20
サウルはサムエルに言った、
「私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 主(あるじ・ぬし・シュ)の
 声に聞き従い、
 主(あるじ・ぬし・シュ)が
 つかわされた使命を帯びて行き、
 アマレクの王
 アガグ
 を連れてきて、
 アマレクびとを滅ぼし尽しました。
15:21
 しかし
 民は
 滅ぼし尽すべきもののうち
 最も良いものを、
 ギルガルで、
 あなたの神、
 主(あるじ・ぬし・シュ)に
 ささげるため、
 分捕(ぶんど・ブンホ)り物のうちから
 羊
 と
 牛
 を取りました」。
15:22
サムエルは言った、
「主(あるじ・ぬし・シュ)は
 その
 み言葉(ことば・ゲンバ)
 に
 聞き従う事を
 喜ばれるように、・・・・コトバが第一
 燔祭(ハンサイ)
 や
 犠牲(ギセイ)
 を
 喜ばれるであろうか。
 見よ、
 従うことは
 犠牲
 にまさり、
 聞くことは
 雄羊(おひつじ)
 の
 脂肪(シボウ)
 に
 まさる。
15:23
 背(そむく・ハイ)ことは
   素務句 葉意
 占(うらな・セン)いの罪に等しく、
   裏名意 選
 強情(ゴウジョウ・剛情)は
    合帖・号定・合条
 偶像(グウゾウ)礼拝
 の
 罪(つみ・ザイ)に
 等(ひと・トウ)しいからである。
 あなたが
 主(あるじ・ぬし・シュ)の
 ことば
 を
 捨(す・シャ)てたので、
 主(あるじ・ぬし・シュ)も
 また
 あなたを捨てて、
 王の位から退けられた」。
15:24
サウルはサムエルに言った、
「私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 主(あるじ・ぬし・シュ)の
 命令
 と
 あなたの言葉に
 背(そむ・背信・背反)いて
 罪を犯しました。
 民を恐れて、
 その声に聞き従ったからです。
15:25
 どうぞ、
 今(いま・コン)
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)の
 罪をゆるし、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)と
 一緒に帰って、
 主(あるじ・ぬし・シュ)を
 拝(おが・ハイ)ませてください」。
15:26
サムエルはサウルに言った、
「あなたと一緒に帰りません。
 あなたが
 主(あるじ・ぬし・シュ)の言葉を
 捨てたので、
 主(あるじ・ぬし・シュ)も
 あなたを捨てて、
 イスラエルの王位から
 退(のけ・タイ)けられたからです」。
15:27
こうして
サムエルが
去ろうとして
身(み・シン)を
  見・実
返(かえ・ヘン)した時、
  翻・替・変・換・・・蛙(anuran
              frog
              padda)
サウル

サムエルの
上着(うわぎ・ジョウチャク)の
裾(すそ)を捕えたので、
それは
裂けた。
15:28
サムエルは彼に言った、
「主(あるじ・ぬし・シュ)は
 きょう、
 あなたから
 イスラエルの王国を裂き、
 もっと良い
 あなたの
 隣人に与えられた。
15:29
 また
 イスラエルの栄光は
 偽(いつわ)ることもなく、
 悔(く)いることもない。
 彼は・・・・・・・・ダレ?
 人ではないから・・・栄光は人では無い?
 悔いることはない」。
15:30
サウルは言った、
「私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 罪を犯しましたが、
 どうぞ、
 民の長老たち、
 および
 イスラエルの前で、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)を
 尊び、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)と
 一緒に帰って、
 あなたの神、
 主(あるじ・ぬし・シュ)を
 拝ませてください」。
15:31
そこで
サムエルは
サウルのあとについて帰った。
そして
サウルは
主(あるじ・ぬし・シュ)を拝んだ。
15:32
時にサムエルは言った、
「私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シム)の所に
 アマレクびとの王
 アガグ
 を引いてきなさい」。
アガグは
うれしそうに
サムエルの所にきた。
アガグは
「死の苦しみは
 きっと過ぎ去ったのだ」
と思った。
15:33
サムエルは言った、
「あなたの剣(つるぎ・ケン)は
 多くの女に
 子供を失わせた。
 そのように
 あなたの母も
 女のうちで
 最も無惨に
 子供を失う者となるであろう」。
サムエルは
ギルガルで
主(あるじ・ぬし・シュ)の前に、
アガグ

寸断(スンダン)した。・・・・斬殺した?
15:34
そして
サムエルは
ラマ・・・・・・・等万・等馬・覶魔
に行き、
サウルは故郷の
ギベア・・・・・・疑経阿(阿含経
に上って、
その家に帰った。
15:35
サムエルは
死ぬ日まで、
二度と
サウルを見なかった。
しかし
サムエルは
サウルのために悲しんだ。
また
主(あるじ・ぬし・シュ)は
サウルを
イスラエルの王
としたことを
悔いられた。・・・・主とは神?
          神が後悔したとは?
          あるいは
          主はサムエルか?
 ↓
第16章
16:1
さて
主(あるじ・ぬし・シュ)は
サムエルに言われた、
「私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)が
 すでに
 サウルを捨てて、
 イスラエルの王位から退けたのに、
 あなたはいつまで
 彼のために悲しむのか。
 角に
 油(あぶら・ユ)を満たし、
 それをもって行きなさい。
 あなたを
 ベツレヘム
 びと
 エッサイ・・・・・・えっさい?
           重通差異
 のもとにつかわします。
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 その子たちのうちに
 ひとりの王を
 捜し得たからである」。
16:2
サムエルは言った、
「どうして
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 行くことができましょう。
 サウルがそれを聞けば、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)を
 殺すでしょう」。
 主(あるじ・ぬし・シュ)は言われた、
 「一頭の
  子牛を引いていって、
  『主(あるじ・ぬし・シュ)に
   犠牲をささげるためにきました』
  と言いなさい。
16:3
 そして
 エッサイ
 を
 犠牲の場所に呼びなさい。
 その時
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 あなたのすることを示します。
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)が
 あなたに告げる人に
 油(あぶら・ユ)を
 注がなければならない」。
16:4
サムエルは
主(あるじ・ぬし・シュ)が
命じられたようにして、
ベツレヘムへ行った。
町の長老たちは、
恐れながら出て、
彼を迎え、
「穏やかな事のために
 こられたのですか」
と言った。
16:5
サムエルは言った、
「穏やかな事のためです。
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 主(あるじ・ぬし・シュ)に
 犠牲をささげるためにきました。
 身を清(きよ・セイ)めて、
 犠牲の場所に
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)と
 共にきてください」。
そして
サムエルは
エッサイと
その子たちを
きよめて
犠牲の場に招いた。
16:6
彼らがきた時、
サムエルは
エリアブ・・・・・重理阿武(虻→蚊・蛙)
を見て、
「自分の前にいるこの人こそ、
 主(あるじ・ぬし・シュ)が
 油(あぶら・ユ)を
 注(そそが)れる人だ」
と思った。
16:7
しかし
主(あるじ・ぬし・シュ)は
サムエルに言われた、
「顔かたちや
 身のたけを
 見てはならない。
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 すでに
 その人を捨てた。
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)が
 見るところは人とは異なる。
 人は
 外の顔かたちを見、
 主(あるじ・ぬし・シュ)は
 心を見る」。
16:8
そこで
エッサイ

アビナダブ・・・・・阿鼻名拿部
を呼んで
サムエルの前を通らせた。
サムエルは言った、
「主(あるじ・ぬし・シュ)が
 選ばれたのは
 この人でもない」。
16:9
エッサイ・・・

シャンマ・・・写務磨(萬・馬・眞・摩・麻)
を通らせたが、
サムエルは言った、
「主(あるじ・ぬし・シュ)が
 選ばれたのは
 この人でもない」。
16:10
エッサイは
七人の子に
サムエルの前を通らせたが、
サムエルは
エッサイに言った、
「主(あるじ・ぬし・シュ)が
 選ばれたのは
 この人たちではない」。
16:11
サムエルはエッサイに言った、
「あなたの
 息子(むすこ・ソクシ)たちは
 皆ここにいますか」。
彼は言った、
「まだ
 末の子が残っていますが
 羊を飼っています」。
 サムエルはエッサイに言った、
「人をやって
 彼を連れてきなさい。
 彼がここに来るまで、
 我々(われわれ・ガガ)は
 食卓につきません」。
16:12
そこで人をやって
彼をつれてきた。
彼は
血色のよい、
目のきれいな、
姿の美しい人であった。
主(あるじ・ぬし・シュ)は
言われた、
「立って
 これに
 油(あぶら・ユ)を
 そそげ。
 これが
 その人である」。
16:13
サムエルは
油(あぶら・ユ)の
角をとって、
その兄弟たちの中で、
彼に
油(あぶら・ユ)を
注(そそい・チュウ)だ。
この日からのち、
主(あるじ・ぬし・シュ)の
霊は、
はげしく
ダビデの上に臨んだ。
そして
サムエルは立って
ラマ
へ行った。
16:14
さて
主(あるじ・ぬし・シュ)の
霊は
サウルを離れ、
主(あるじ・ぬし・シュ)から
来る
悪霊が
彼を悩ました。
16:15
サウルの家来たちは彼に言った、
「ごらんなさい。
 神から来る
 悪霊が
 あなたを
 悩ましているのです。
16:16
 どうぞ、
 我々(われわれ・ガガ)の
 主君(シュクン)が、
 あなたの前に仕えている
 家来たちに命じて、
 じょうずに
 琴(こと・キン)をひく者
 ひとりを捜させてください。
 神(かみ・シン)から来る
 悪霊が
 あなたに臨む時、
 彼が手で
 琴をひくならば、
 あなたは
 良くなられるでしょう」。
16:17
そこで
サウルは
家来たちに言った、
「上手(じょうず・巧み・旨く・うまく)に
 琴をひく者を捜して、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)の
 もとに連れてきなさい」。
16:18
その時、
ひとりの若者がこたえた、
「私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 ベツレヘムびと
 エッサイの子を見ましたが、
 琴がじょうずで、
 勇気もあり、
 いくさびとで、
 弁舌(ベンゼツ)にひいで、
 姿の美しい人です。
 また
 主(あるじ・ぬし・シュ)が
 彼と共におられます」。
16:19
そこでサウルは
エッサイのもとに
使者をつかわして言った、
「羊を飼っている
 あなたの子
 ダビデ
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シム)の
 もとによこしなさい」。
16:20
エッサイは、
驢馬(ろば)に
パン(麵麭)を負わせ、
皮袋にいれた
葡萄(ぶどう)酒一袋と、
山羊(やぎ)の子とを取って、
その子
ダビデの手によって
サウルに送った。
16:21
ダビデ

サウルのもとにきて、
彼に仕えた。
サウルはひじょうに
これを愛して、
その武器を執る者とした。
16:22
また
サウルは人をつかわして
エッサイに言った、
ダビデ
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シム)に
 仕えさせてください。
 彼は
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シム)の
 心にかないました」。
16:23
神から出る
悪霊がサウルに臨む時、
ダビデは琴をとり、
手でそれをひくと、
サウルは気が静まり、
良くなって、
悪霊は彼を離れた。

第17章
17:1
さて
ペリシテびとは、
軍を集めて戦おうとし、
ユダに属する
ソコ
に集まって、
ソコ

アゼカ・・・・阿是化
の間にある
エペス・・・・重経諏(素)

ダミム・・・・拿見務

陣(ジン)取った。
  訊
17:2
サウルと
イスラエルの人々は集まって
エラ

谷(たに・ヤ)に陣取り、
ペリシテ
びとに対して戦列をしいた。
17:3
ペリシテびとは
向こうの山の上に立ち、
イスラエル
こちらの山の
上に立った。
その間に谷があった。
17:4
時に、
ペリシテびとの陣から、
ガテの
ゴリアテ
という名の、
戦いを
いどむ者が出てきた。
身のたけは

キュビト
半。
17:5
頭には
青銅

兜(かぶと)を頂き、
身(み)には、
鱗(うろこ)とじの
鎧(よろい)を
着(き)ていた。
その
鎧(よろい)は
青銅(あおあかがね・あかがね
   セイドウ=政道・正道・生動)
で重さ
五千
シケル。
17:6
また
足(あし・たり・ソク)には
青銅の
脛(すね・臑)当を着け、
肩(かた)には
青銅の
投げ槍(やり)を
背負(せお・しょ・ハイフ)って
いた。
17:7
手に持っている
槍(やり)の柄は、


巻棒
のようであり、
槍(やり)の


鉄(くろがね・テツ)

六百
シケルであった。
彼の前には、
盾(たて・ジュン)

執(と・シツ)る者が進んだ。
17:8
ゴリアテ・・・・・語理当出(て)
は立って
イスラエルの戦列に向かって叫んだ、
「なにゆえ
 戦列を
 つくって出てきたのか。
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 ペリシテびと、
 おまえたちは
 サウルの家来ではないか。
 おまえたちから、
 ひとりを選んで、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)の
 ところへ下ってこさせよ。
17:9
 もし
 その人が戦って
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)を
 殺すことができたら、
 我々(われわれ・ガガ)は
 おまえたちの家来となる。
 しかし
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)が
 勝って
 その人を殺したら、
 おまえたちは、
 我々(われわれ・ガガ)の
 家来になって
 仕えなければならない」。
17:10
また
このペリシテびとは言った、
「私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は、
 きょう
 イスラエルの戦列に
 いどむ。
 ひとりを出して、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)と
 戦わせよ」。
17:11
サウルとイスラエルのすべての人は、
ペリシテびとの
この言葉を聞いて驚き、
非常(ひじょう)に恐れた。
17:12
さて、
ダビデ

ユダ

ベツレヘムにいた
エフラタ・・・・重附等(覶)他
びと
エッサイ
という名の人の子で、
この人に
八人の子があったが、
サウルの
世には年が進んで、
すでに
年老いていた。
17:13
エッサイ

子らのうち、
上の三人は
サウルに従って戦争に出た。
その戦いに出た
三人の子の名は、
長子を
エリアブ
といい、
次を
アビナダブ
といい、
第三を
シャンマ
と言った。
17:14
ダビデは末の子であって、

三人はサウルにしたがった。
17:15
ダビデはサウルの所から
行ったりきたりして、
ベツレヘム
父の

を飼っていた。
17:16
あの
ペリシテびとは
四十日の間、
朝夕出てきて、
彼らの前に立った。
17:17
時に、
エッサイ

その子
ダビデ
に言った、
「兄たちのため、
 この
 いり麦(むぎ・バク)・・・
         「炒・煎」り麦
 一
 エパ・・・・重葉(場)
 と、
 この
 10個
 の
 パン(麵麭)をとって、
 急いで陣営にいる
 兄の所へ持っていきなさい。
17:18
 また
 この
 十
 の
 乾酪
 を取って、
 千人の
 長にもって行き、
 兄たちの
 安否(アンピ)
 を見とどけて、
 その
 しるしをもらってきなさい」。
17:19
さて
サウルと
彼ら
および
イスラエルのすべての人は、
エラの谷で
ペリシテびとと戦っていた。
17:20
ダビデは朝はやく起きて、
羊を番人に託し、
エッサイ
が命じたように
食料品を携えて行った。
彼が陣営に着いた時、
軍勢は、
鬨(とき)の声

あげて戦線に出ようとしていた。
17:21
そして
イスラエル
ペリシテびととは戦列を敷いて、
軍と軍と
向き合った。
17:22
ダビデ
荷物をおろして、
荷物を守る者にあずけ、
戦列の方へ走って、
兄たちの所へ行き、
彼らの安否を尋ねた。
17:23
兄たちと語っている時、
ペリシテびとの戦列から、
ガテの
ペリシテ
びとで、
名を
ゴリアテ・・・・・語理当出
         呉の王
         闔閭は
         復讐として
         越に侵攻し敗北
         後継者の
         夫差に「必ず仇を取るように」
         と遺言
         夫差は
        「三年以内に復讐する」と誓う
         呉越戦争
        「僕受遺以來 臥薪嚐膽」
        (十八史略
という、
あの戦いを
いどむ者が上ってきて、
前と同じ言葉を言ったので、
ダビデはそれを聞いた。
17:24
イスラエルのすべての人は、
その人を見て、
避けて逃げ、
非常(ひじょう)

恐れた。
17:25
イスラエルの人々はまた言った、
「あなたがたは、
 あの上ってきた人を見たか。
 確かに
 イスラエル
 いどむために上ってきたのだ。
 彼を殺す人は、
 王が
 大いなる
 富を与えて富ませ、
 その娘を与え、
 その父の家には
 イスラエルのうちで
 税を免れさせるであろう」。
17:26
ダビデ
傍(かたわ)らに
立っている人々に言った、
「このペリシテびとを殺し、
 イスラエルの恥を
 すすぐ人には、
 どうされるのですか。
 この
 割礼なき
 ペリシテびとは何者なので、
 生ける
 神の軍を
 挑(いど)むのか」。
17:27
民は前と同じように、
「彼を殺す人には
 こうされるであろう」
と答えた。
17:28
上の兄
エリアブ

ダビデが人々と語るのを聞いて、
ダビデに向かい怒りを発して言った、
「なんのために下ってきたのか。
 野にいる
 僅(わず)かの
 羊は
 だれに託したのか。
 あなたの
 わがまま
 と
 悪い心はわかっている。
 戦いを見るために
 下ってきたのだ」。
17:29
ダビデは言った、
「私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シム)が
 今(いま・コン)、
 何をしにきたと
 仮令(たとい・譬え・例・喩・譬)うのですか。
 ただ
 ひと言
 云(い)った
 だけではありませんか」。
17:30
また
ふり向いて、
ほかの人に前のように語ったところ、
民は
また
同じように答えた。
17:31
人々は
ダビデの語った言葉を聞いて、
それを
サウルに告げたので、
サウルは
彼を呼び寄せた。
17:32
ダビデ
サウルに言った、
「だれも彼のゆえに
 気を落してはなりません。
 しもべが行って
 あのペリシテびと
 と戦いましょう」。
17:33
サウルはダビデに言った、
「行って、
 あのペリシテびとと
 戦うことはできない。
 あなたは年少だが、
 彼は若い時からの
 軍人だからです」。
17:34
しかし
ダビデはサウルに言った、
「しもべは
 父の羊を飼っていたのですが、
 獅子(しし)、
 あるいは
 熊(くま)がきて、
 群れの
 小羊を取った時、
17:35
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 そのあとを追って、
 これを撃ち、
 小羊を
 その口から救いだしました。
 その獣が
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)
 髭(ひげ・鬚・髯)を
 つかまえて、
 それを撃ち殺しました。
17:36
 しもべは
 すでに、
 獅子(しし)と、
 熊(くま)を殺しました。
 この
 割礼なきペリシテびとも、
 生ける神の軍を
 いどんだのですから、
 あの獣の一頭のようになるでしょう」。
17:37
ダビデはまた言った、
「ししのつめ、
 くまのつめから
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)を
 救い出された
 主(あるじ・ぬし・シュ)は、
 また
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)を、
 このペリシテびとの手から
 救い出されるでしょう」。
サウルはダビデに言った、
「行きなさい。
 どうぞ
 主(あるじ・ぬし・シュ)が
 あなたと共におられるように」。
17:38
そして
サウルは自分の
いくさ衣(ころも・イ)を
ダビデに着せ、
青銅の
兜(かぶと)を、
その頭に
かぶらせ、
また、
鱗(うろこ)とじ

鎧(よろい)を
身(み)

まとわせた。
17:39
ダビデは、
いくさ衣の上に、
剣(つるぎ・ケン)を
帯びて行こうとしたが、
できなかった。
それに
慣れていなかったからである。
そこで
ダビデはサウルに言った、
「私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 これらのものを
 着けていくことはできません。
 慣れていないからです」。
17:40
ダビデ
それらを
脱ぎすて、
手につえをとり、
谷間から
滑(なめ)らかな
石(いし)
五個

選(えら)びとって
自分の持っている
羊飼の
袋(ふくろ・タイ)
に入れ、


石投げ

執って、
あの
ペリシテびとに近づいた。
17:41
その
ペリシテびとは
進んできてダビデに近づいた。
その
たて

執る者が
彼の前にいた。
17:42
ペリシテびとは
見まわして
ダビデを見、
これを侮った。
まだ
若くて
血色がよく、
姿が
美しかった
からである。
17:43
ペリシテびとは
ダビデに言った、
「杖(つえ・ジョウ)を持って、
 向かってくるが、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 犬なのか」。
ペリシテびとは、
また
神々の名によって
ダビデ

呪(のろ・ジュ)った。
17:44
ペリシテびとはダビデに言った、
「さあ、向かってこい。
 おまえの
 肉(にく・ジク)を、
 空(そら・クウ)
 の
 鳥(とり・チョウ)、
 野の
 獣(けもの・ジュウ)の
 餌食(えじき)
 にしてくれよう」。
17:45
ダビデはペリシテびとに言った、
「おまえは
 剣(つるぎ・ケン)と、
 槍(やり)と、
 投げ槍(やり)を持って、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)に
 向かってくるが、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 万軍(バングン・まんぐん・萬軍)の
 主(あるじ・ぬし・シュ)の名、
 すなわち、
 おまえが
 挑(いど)んだ、
 イスラエルの軍の
 神の名によって、
 おまえに立ち向かう。
17:46
 きょう、
 主(あるじ・ぬし・シュ)は、
 おまえを
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)の
 手に
 わたされるであろう。
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は、
 おまえを
 撃って、
 首を
 刎(は・フン)ね、
 ペリシテ
 びと
 の
 軍勢の
 死かばねを、
 きょう、
 空の鳥、
 地の野獣の
 餌食(えじき)
 にし、
 イスラエルに、
 神がおられることを
 全地に知らせよう。
17:47
 また
 この全会衆も、
 主(あるじ・ぬし・シュ)は
 救(すくい)を施すのに、
 剣(つるぎ・ケン)と
 槍(やり)を
 用いられないことを
 知るであろう。
 この戦いは
 主(あるじ・ぬし・シュ)の戦いであって、
 主(あるじ・ぬし・シュ)が
 我々(われわれ・ガガ)の
 手に
 おまえたちを
 渡される
 からである」。
17:48
その
ペリシテびとが立ち上がり、
近づいてきて
ダビデに立ち向かったので、
ダビデは急ぎ戦線に走り出て、
ペリシテびとに立ち向かった。
17:49
ダビデ
手を袋に入れて、
その中から
一つの
石を取り、
石投げで投げて、
ペリシテびと


を撃ったので、


その


突き入り、
俯(うつむき)に
地に倒れた。
17:50
こうして
ダビデ
石投げ



もって
ペリシテびとに勝ち、
ペリシテびとを撃って、
これを殺した。
ダビデの手に
剣(つるぎ・ケン)

なかったので、
17:51
ダビデ
走りよって
ペリシテびとの上に乗り、
その剣(つるぎ・ケン)を取って、
鞘(さや)から
抜きはなし、
それをもって
彼を殺し、
その


刎(は・フン)ねた。
ペリシテの人々は、
その
勇士が
死んだのを見て逃げた。
17:52
イスラエル

ユダ
の人々は立ちあがり、
鬨(とき)をあげて、
ペリシテびとを追撃し、
ガテ
および
エクロン
の門にまで及んだ。
そのため
ペリシテびと

負傷者は、
シャライム
から
ガテ
および
エクロン

行く

の上に倒れた。
17:53
イスラエルの人々は
ペリシテびとの
追撃を終えて帰り、
その陣営を
略奪した。
17:54
ダビデは、
あの
ペリシテびとの首を
取って
エルサレム
へ持って行ったが、
その
武器は
自分の
天幕に置いた。
17:55
サウルは
ダビデ
あのペリシテびとに
向かって出ていくのを見て、
軍の長
アブネルに言った、
「アブネルよ、
 この
 若者は
 だれ
 の
 子か」。
アブネルは言った、
「王よ、
 あなたの
 命(いのち・メイ)に
 かけて誓います。
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シム)は
 知らないのです」。
17:56
王は言った、
「この若者が
 だれの子か、
 尋ねてみよ」。
17:57
ダビデが、
あのペリシテびとを
殺して
帰ってきた時、
アブネルは、
ペリシテびとの
首を手に持っている彼を、
サウルの前に連れて行った。
17:58
サウルは彼に言った、
「若者よ、
 あなたは
 だれの子か」。
ダビデ
答えた、
「あなたのしもべ、
 ベツレヘムびと
 エッサイ
 の子です」。
 ↓
第18章
18:1
ダビデ
サウルに語り終えた時、
ヨナタン
の心は
ダビデ
心に結びつき、
ヨナタン
自分の
命のように
ダビデ
を愛した。
18:2
この日、
サウルは
ダビデ
召しかかえて、
父の家に
帰らせなかった。
18:3
ヨナタン
ダビデとは
契約を結んだ。
ヨナタン
自分の命のように
ダビデ
を愛したからである。
18:4
ヨナタン
自分が着ていた
上着を脱いで
ダビデに与えた。
また、
その
いくさ衣(ころも・イ)、
および
剣(つるぎ・ケン)も
弓(ゆみ・キュウ)も
帯(おび・タイ)も、
そのようにした。
18:5
ダビデ
どこでも
サウル
がつかわす所に出て行って、
手柄(てがら)を立てたので、
サウルは
彼を
兵の隊長とした。
それは
すべての
民の心にかない、
また
サウルの家来たちの
心にもかなった。
18:6
人々が
引き揚げてきた時、
すなわち
ダビデが、
かの
ペリシテびとを
殺して帰った時、
女たちは
イスラエルの町々から出てきて、
手鼓

祝い歌

三糸の琴
をもって、
歌いつ
舞いつ、
サウル王を迎えた。
18:7
女たちは
踊りながら
互に歌い
かわした、
「サウルは
 千を撃ち殺し、
 ダビデ
 万を撃ち殺した」。
18:8
サウルは、
非常(ひじょう)に怒り、
この
言葉に気を悪くして言った、
ダビデには
 万と言い、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)には
 千と言う。
 この上、
 彼に与えるものは、
 国のほかないではないか」。
18:9
サウルは、
この日からのち
ダビデ
うかがった。
18:10
次の日、
神から来る
悪霊が
サウルに
はげしく臨んで、
サウルが




狂い
喚(わめ)いたので、
ダビデは、
いつものように、
手で琴をひいた。
その時、
サウルの手に
槍(やり)があったので、
18:11
サウルは
ダビデ
 壁に
 刺し通そう」
と思って、
その槍(やり)を
ふり上げた。
しかし
ダビデ
二度
身を
かわして
サウルを避けた。
18:12
主(あるじ・ぬし・シュ)が
サウルを離れて、
ダビデ
と共におられたので、
サウルは
ダビデ
を恐れた。
18:13
それゆえ
サウルは、
ダビデを遠ざけて、
千人の長としたので、
ダビデ
民の先に立って
出入りした。
18:14
また
ダビデは、
すべて
そのすることに、
手柄(てがら)を立てた。
主(あるじ・ぬし・シュ)が
共に
おられたからである。
18:15
サウルは
ダビデ
大きな
手柄(てがら)を
立てるのを
見て
彼を恐れたが、
18:16
イスラエル
ユダのすべての人は
ダビデを愛した。
彼が
民の
先に立って
出入りした・・・・・・出入り=戦争・喧嘩
からである。
18:17
その時
サウルは
ダビデに言った、
「私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)の
 長女
 メラブ・・・・目等分
 を、
 あなたに
 妻として与えよう。
 ただ、
 あなたは
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)の
 ために
 勇ましく、
 主(あるじ・ぬし・シュ)の戦いを
 戦いなさい」。
サウルは
「自分の手で彼を殺さないで、
 ペリシテびと
 の
 手で殺そう」
と思ったからである。
18:18
ダビデはサウルに言った、
「私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)は
 何者なのでしょう。
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)の
 親族、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)の
 父の一族は
 イスラエルのうちで
 何者なのでしょう。
 その
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)が、
 どうして
 王の
 婿(むこ)に
 なることができましょう」。
18:19
しかし
サウルの娘
メラブ
は、
ダビデ

嫁(とつ)ぐべき時になって、
メホラ
びと
アデリエル・・・阿出理重留

妻として与えられた。
18:20
サウルの娘
ミカル

ダビデを愛した。
人々が
それを
サウルに
告げた
とき、
サウルはその事を喜んだ。
18:21
サウルは
「ミカルを
 彼に与えて、
 彼を欺く手だてとし、
 ペリシテ
 びとの手で
 彼を殺そう」
と思ったので、
サウルは
ふたたび
ダビデに言った、
「あなたを、
 きょう、
 私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)の
 婿(むこ)にします」。
18:22
そして
サウルは家来たちに命じた、
「密(ひそ)かに
 ダビデに言いなさい、
 『王は
 あなたが気に入り、
 王の家来たちも
 皆
 あなたを愛しています。
 それゆえ
 王の
 婿(むこ)になりなさい』」。
18:23
そこで
サウルの家来たちは
この言葉を
ダビデ

耳に語ったので、
ダビデは言った、
「私(わたし・わたくし・ヨコシマ・シ・ム)の
 ような
 貧しく、
 卑しい者が、
 王の婿(むこ)になることは、
 あなたがたには、
 たやすいこと
 と思われますか」。
18:24
サウルの家来たちは
サウルに、
ダビデはこう言った」
と告げた。
18:25
サウルは言った、
「あなたがたは
 ダビデにこう言いなさい、
 『王はなにも
  結納を望まれない。
  ただ
  ペリシテびとの
  陽(ペニス)
  の
  皮
  一百
  を
  獲て、
  王の
  仇(あだ)を
  討つことを望まれる』」。
これは
サウルが、
ダビデ
ペリシテびとの手によって
倒そうと思ったからである。
18:26
サウルの家来たちが、
この言葉をダビデに告げた時、
ダビデ
王の婿(むこ)になることを
良しとした。
そして
定めた日が
まだこないうちに、
18:27
ダビデは従者をつれて、
立って行き、
ペリシテびと
二百人を
殺して、
その
陽(ペニス)の
皮を
携え帰り、
王の婿(むこ)になるために、
それを
尽(ことごとく・悉く・つくす・ジン)
王にささげた。
そこでサウルは娘
ミカル

彼に妻として与えた。
18:28
しかし
サウルは見て、
主(あるじ・ぬし・シュ)が
ダビデと共におられること、
また
イスラエル
すべての人が
ダビデを愛するのを
知った時、
18:29
サウルは、
ますます
ダビデを恐れた。
こうして
サウルは
絶えず
ダビデに敵した。
18:30
さて
ペリシテびとの
君たちが
攻めてきたが、
ダビデは、
彼らが攻めてくるごとに、
サウルの
どの家来よりも
多くの
手柄(てがら)を
立てたので、
その名は
非常(ひじょう)に
尊敬された。
ーーーーー
 ・・・サウルのナニがワルイのか?