2583日目・・・神隠しでなくて、よかった、藤の本の理稀(よしき)くん・・・雷鳥(ライチョウ)と鯱(シャチ)・・・三輪山=御諸山(みもろやま)・美和山・三諸岳(みもろだけ)、大神神社(おおみわじんじゃ)・・・阿蘇山は三重(三輪)の外輪、内輪、噴火口・・・の活火山・・・?・・・カルデラ・・・珂瑠の出羅・・・?


 「トーテムポール(totem pole)
 北アメリカインデアンの
 北西沿岸部に住む彼らが
 生活空間に立てた
 柱状の
 木の彫刻標識
 崇拝の対象としての偶像ではなく
 宗教的なものではない」・・・
 ・・・「崇拝偶像」ではなくても「宗教的なモノ」だろう・・・
 「標野=しめの=示野」の「標(しるべ)の木々or竹々の竿・旗・旗竿」は漢字一文字では「桓」である・・・
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 桓=めぐらす・カン
   宿場の標識
   ぐるぐる巡るさま
   武勇が優れたさま=桓桓たる武王
   桓表=漢代、駅や宿場のまわりに立てた鳥居のような木の柱
      鳥居・盤桓
      宿場の印として周りにたてた木
      周りに巡らせた木
      元気あふれるさま
      武勇のあるさま
      「狟」に当てた用法
      ぐるぐる巡るさま
      桓桓=武勇が優れたさま・桓桓たる武王
      桓表(カンピョウ)・・・かんぴょう=干瓢・乾瓢
                  千成瓢箪
      漢代、駅や宿場のまわりに立てた
      鳥居のような木の柱
      盤桓(バンカン)=あちらこちら歩きまわること
               徘徊すること
               「広い庭を盤桓する」
               先に進まずにとどまること
 桓=棺を墓穴におろすために四すみに立てる柱
   めぐる・めぐらす
   木+亘=桓・垣・垣根
       恒
       亙音の変化セン・ カン・コウ
       亘エン・垣カン・桓コウ
 桓=しるしとして立てた木・まわりにめぐらした木
   いさましいさま・ぐるぐるめぐるさま・桓表
 桓=木+亘
   異体字は 楦・𣒯
   桓因(カンイン)は檀君神話の帝釈天
   三桓(サンカン)・盤桓(バンカン)
 桓=木+亘
   樹木と、物の旋回・巡回・巡らす状態
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 篠芽=しのめ・「篠芽竹」の略
    遅く生え、青くて味の苦い竹の子
    (和名抄)
    篠芽竹(しのめだけ)
    ヤダケの別名・・・矢竹・・・矢立
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 標野=しめの
    皇室や貴人が占有し
    一般の者の立ち入りを禁じた野
    禁野(キンヤ)
    狩り場などに用いた
     ↓↑
    「あかねさす
     紫野行き
     標野行き
     野守は見ずや
     君が袖振る」〈万・二〇〉
     ↓↑
    第三十八葉(巻1・20 - 21)
    茜草さす
    紫野行き
    標野行き
    野守は見ずや
    君が 袖 振る
     ↓↑
    紫草(むらさき)の
    にほへる
    妹を 憎くあらば
    人妻ゆゑに
    われ恋ひめやも
     ↓↑
 「標野(しめの)の語源」
  額田王の万葉歌1-20が初出
  歌の読者が
 「標」の原義から「禁野」と誤解した・・・?
  ↓↑
 「茜草指
  武良前野逝・・・武良前野-逝・・・逝=死
  標野行・・・・・・・標野-行・・・逝≠行
  野守者
  不見哉
  君之
  袖布流」
  ↓↑  
  額田王
  横野を標野と書き誤った・・・?
  ・・・ならば、「横野」は「横島」だろう・・・?
  「下関市横野町は
   古代、北東から南西に伸びる砂洲で
   その先端が
   村崎ノ鼻である」・・・「村崎=むらさき=武良前=紫草」?
   ↓↑
   しめの =標野(ヒョウヤ)
   しめなわ=標縄・注連縄・七五三縄
        境界
        領域の出入り禁止を示す縄張り
        神事において神聖な場所を画するために用い縄張り
        新年に門口に魔除けのために張った
        藁(わら)縄を左縒(よ)りにない
        藁の尻を三・五・七筋と
        順にはみ出させて垂らし
        間に紙の四手(しで)を下げる
        しめ(注連・占め・締め・絞め・染め・閉め・〆る)
        すめ-る=済める
        すべ-る=統べる・総べる
   ↓↑   ↓↑
 標=しるべ・しるし・ヒョウ・ヘウ
   目じるし・目標・標識・標柱
   朝廷の公事(くじ)のとき
   百官の席次を定めた
   しるしの
  「白木」・・・白記・・・?・・・新羅
         白文=葉区分・・・
         漢文本文だけで
         注釈、
         句読点・返り点・送り仮名
         などのついていない漢文
        「白字」に同じ
   ↓↑
   標識・標準・標的・標本・指標・商標
   道標・浮標・墓標・目標・門標
   標札=ヒョウサツ=表札
   標語・標示・標榜
   名のり
   えだ・かた・こずえ・しな・すえ・たか・ひで
   標縄(しめなわ)
   澪標(みおつくし)
   標飾(しめかざり)
   道標(みちしるべ)
   ↓↑
 禁野=キンヤ
    天皇の狩り場として、一般人の狩猟を禁じた野
    標野(しめの)
    大和の宇陀野、河内の交野(かたの)など
   ↓↑
 あかね(茜・アカネ)さす
       ・・・紫にかかる枕詞・・・筑紫に懸かる?
          紫=此れはイト(伊都・意図・糸=シ)?
            此=止+七(ヒ・匕・牝)
              イトにトドメる匕(七ヒ)
 万葉名で
 「茜、茜草、赤根、安可根」と記録
       ・・・安可根
       安=やすらか・アン・落ち着いている・心配がない
         安住・安泰・安堵
         安価
         たやすい・簡単
         安易・安直
         たのしむ・甘んじる
           ・・・アマンジる・・・阿毎ム地留?
              海人ム字留?海女ム字留?
           阿蘇山=「高、中、烏帽子、杵島、根子」岳
         安逸=安佚=気楽に過ごすこと
            何もせずに、ぶらぶらと遊び暮らすこと
            佚=イ+失(𠂉一人)・カミさしの始めの人
         おく・すえる
         安置
         いずくんぞ・疑問・反語の助字

 アカネが登場する歌は13種
 すべてが
 「紫・日・月・照る・昼・君」にかかる枕詞
 纁(糸+熏・そひ・そび)=薄い赤色
   イトをイブス・・・伊都を慰撫す?
   ↓↑
 標野=一般人の立ち入りが禁じられた土地
    額田王の相手である大海人皇子の御料地
 野守=御料地を守っている警備人
    or
    天智天皇・・・?
 君 =女性が男性を呼ぶときに使った
 袖振=愛情を示したり、悲しみを表すしぐさ
   ↓↑


 禁野(キンヤ)
 宗教的聖地の山陵・墓山・寺社
 墾田予定地
 狩猟地・牧・杣(そま)・御厨(みくりや)
 などは原則からはずされる場合もあり
 狩猟・薬猟地は
 古くから一定の季節に
 標(しめ)を張り
 囲い込んで標野(しめの)とし
 他の民業を妨げない範囲で
 猟物
 や
 薬草
 を採獲する慣行があった
 禁野は7世紀後半以降
 「公私共利の原則」を法的に確立していく際に
 標野を皇室猟野とした・・・
   ↓↑
 結界(ケッカイ)
 標野(しめの)は禁野であり結界地
 標結(しめゆ)う
 結界することを意味するが
 これは「印を結ぶ意」であって
 かならずしも界を結ぶ意ではない・・・?
   ↓↑
 茜草指
 武良前野逝
 標  野行
    野守者不見哉
    君之袖布流・・・訓之素出振る?
   ↓↑
 額田王(ぬかだのおおきみ)
 斉明朝〜持統朝の代表的な万葉歌人
 大海人皇子天武天皇)の妃
 十市皇女の母
 後
 天智天皇の妾
 ↓↑
 額田王の作品
 秋の野のみ草刈り
 葺き宿れりし
 宇治の宮処の
 仮廬し思ほゆ --『万葉集』巻一(7)
 ↓↑
 熟田津に
 船乗りせむと
 月待てば
 潮もかなひぬ
 今は漕ぎ出でな --『万葉集』巻一(8)
 ↓↑
 熱田津爾
 船乘世武登
 月待者
 潮毛可奈比沼
 今者許藝乞菜
 ↓↑
 熟田津=道後温泉・当時は海港
 ↓↑
 三輪山
 しかも隠すか
 雲だにも
 心あらなも
 隠さふべしや --『万葉集』巻一(18)
 天智六年(667)
 近江大津宮遷都に際し
 飛鳥京を去る折の歌
 ↓↑
 あかねさす 紫 野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
 茜草 指  武良前野逝 標野行 野守者不見哉君之袖布流
 ↓↑
 天智七年(668)五月五日
 天智天皇
 蒲生野行幸における歌
 ↓↑
 君待つと
 わが恋ひをれば
 わが屋戸のすだれ動かし
 秋の風吹く--『万葉集』巻四(488)・巻八(1606)
 君待登 吾戀居者 我屋戸之 簾動之 秋風吹
 ↓↑ ↓↑ ↓↑
 天皇
 遊猟
 蒲生野時
 額田王 作歌
 茜草指 武良前野逝  標野     行
 茜さす 紫野  行き 標野(しめの)行き
 ↓↑
 野守者不見哉 君之袖布流
 野守は見ずや 君が袖振る
 ↓↑
 紫草(むらさき)の
 匂へる妹(いも)を
 憎くあらば
 人妻故に
 我恋ひめやも(大海人皇子
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 ・・・???・・・三角関係・・・
 三角関係の面積=底辺×高さ÷2=S=1/2bc sinA・・・
 n角形の内角の和=180×(n−2)
 凸 n 角形は「n − 2」個の三角形に分割される
 S = √s(s − a)(s − b)(s − c)
   s =1/2(a+b+c)
 ・・・???・・・