2142日目・・・二十六日の未明は「月」と「アルデバラン」が大接近だったらしいが、恒星の「地球から約4.2光年離れたプロキシマ・ケンタウリ」。「プロキシマ」は「ラテン語で最も近い意」・・・「ケーロンのケンタウルス(半身半馬)」とは別の「(ケンタウルス=人頭牛身=ポロス=フォロス」であるらしいが、ギリシャ神話には混乱する。オマケにローマ神話との名前も重なっているし。両親は呑んべの「人身半山羊の水の精、セイレーノス(父)」と「トネリコ=梣=いぼた蝋の木の妖精の息子)」らしい。「舎人(とねり)の子」じゃぁない

 で、以下も以前も「日記中」に示した「↓↑〜↓↑の文言」は、ホトンドが「ウイッキペデア」からの添付、参照、参考と、ブログ検索で調べたモノを添付したモノで、「・・・〜・・・の文言」だけが「ボクの妄想的見解」デス・・・典拠を記さないが、「先人の研究」に敬意を表し、感謝しています・・・御容赦・・・
ーーーーー
 で、
 ギリシャ神話
 フェニキア
 アゲノールの娘である
 エウロパ(エウロペ)に恋をした
 ゼウスが、
 牡牛(おうし)に変身して
 エウロパ(エウロペ)を
 誘拐
 ↓↑
 同じゼウスの愛人(不倫相手の乙女・巫女)の話が
 「イオ」・・・・「イオ(イヲ)」は「イヨ」?
         「壹(壱)與(与)」である?
     ・・・・「臺與」でも可?
         「壹(壱)」は
         「右目」から生まれた
         「月宣(月読)命」・・・
         「壹(壱)與(与)」
          ならば
         「張政」は・・・「ヘルメース」である?
          時間的な歴史的経過とすれば、
         「ゼウス」は「魏王」であろう
         「魏」=「禾+女+鬼」である・・・?
         「呉・蜀」も
         「呉」=「口+L+亠+八」
         「蜀」=「罒+勹+中+ム」
          ではアルが・・・・・戯の誤植かも?
         「燕」は「公孫」氏である・・・
          天照大神は地上に「孫」を送った・・・
ーーーーー
 ↓↑
 ・・・木星(甲星・太歳星・辰星)の衛星・・・


 ↓↑
 1610年1月7日
 ガリレオが初めて観測
 彼はこれらの天体の動きを数日間観測
 発見は、
 ニコラウス・コペルニクス・・「ニコラス
                尼格拉士
 ↓↑             尼科拉斯
                尼格来
                尼古拉
                尼哥拉
                尼克刺
                尼哥労
                尼古拉」
         コペルニクス=哥白尼
 ↓↑
 の
 地動説の裏付けの一つとなり
 キリスト教
 天動説に反した
 1609年12月29日
 ドイツの
 シモン・マリウス・・・・・・「西門」
               「試問、諮問」の「万理得諏」?
 ガリレオよりも早く観測・・・「伽利略」
 当時のドイツは
 ユリウス暦で・・・・・・・・「凱撤・該撤」
 グレゴリオ暦では・・・・・・「Gregory」・暮呉於理意?
 1610年1月8日
 個々の衛星の名称は
 マリウスの提案したもの・・・
 ↓↑
 中国の天文学史家の
 席澤宗によれば、
 斉の天文学者占星術師の
 甘徳・・・・・・・・・「甘い徳」・・・?
            「蛙万意解句」
            「阿毎王朝の訳句」=阿倍
            「尼居匿」?
 が、
 紀元前364年
 木星近傍の暗い星を記録
 これらがガリレオ衛星ではないか・・・と推測
 ガリレオよりも
 2000年近くも前に、
 望遠鏡も使わず
 裸眼でガリレオ衛星を視認・・・
 ガリレオ衛星は視等級が5-6等なので、
 単独であれば肉眼で見える明るさだが
 木星が非常に明るく周辺の衛星を
 視認することは困難
 甘徳の他に、
 裸眼による観測記録は無い・・・
ーーーーー
 ↓↑
 1610年
 命名
 ガリレオ・ガリレイ
 発表誌
 「星界の報告(Sidereus Nuncius)
 1609年より
 トスカーナ大公となった
 メディチ家
 コジモ2世に敬意を表し
 “Cosmica Sidera”
 (コジモの星々)・・・・・故事摸?
 と命名
 後に大公の提案に従って
 “Medicea Sidera”
 (メディチ家の星々)・・・女出位地(位置・意知
                   聿・弌・市)
 と改名
 大公だけでなく、
 メディチ家の4兄弟
 (コジモ、フランチェスコ=虎児摸
              サン-フランシスコは漢字で
              「桑方西斯哥」で
              「桑港・旧金山」だが
              フランシスコは
              「普蘭師司怡・不龍獅子虎」
               普蘭の師、怡(喜び)の司?
               龍獅ではない、虎の子?
            天王星の第22衛星の星名は最近・・・
  カルロ、ロレンツォ)
 ガリレオ
 衛星の個々には
 木星からの距離に応じて内側から
 「I,II,III,IV」と番号を振った
 20世紀の後半に
 衛星にも固有名が命名され
 以後、固有名で呼ばれるようになった
 1614年
 シモン・マリウス
 発表誌
 「Mundus Jovialis」
 衛星が
 木星(ユーピテル・ゼウス)
 に付き従っていることから
 ゼウスの愛人だった
 イオ
 エウロパ
 ガニメデ
 カリスト
 と命名
 1656年
 ジョヴァンニ・バッティスタ・オディエルナ
 発表誌
 「Medicaeorum Ephemeride」
 メディチ家の4兄弟にちなんで
 プリンキファルス(Principharus )
 ヴィクティファルス(Victipharus )
 コスミファルス(Cosmipharus )
 フェルディナンディファルス(Ferdinandipharus )
 と命名
 ヨハネス・ヘヴェリウス
 “Circulatores Jovis”(木星の周りを回るものたち)
 あるいは
 “Jovis Committees”(木星委員会)
 と命名
 ジャック・オザナン
 “Gardes”(衛士)
  あるいは
 “Satellites”(従者)
 と命名
 ↓↑
 イオ:エウロパ:ガニメデ ≒ 1:2:4
 の公転周期の対比関係が成り立つ
 これは
 軌道共鳴・・・・・・・・・「キドウ-嬌名・経名」
               鬼道
 という
 天体力学の
 メカニズム・・・・・・・・「me-chani-sm」?
 により説明されている・・・
 いずれも
 自転周期は
 公転と同期している・・・
 ↓↑
 イオは火山活動が確認された地球以外の最初の天体
 火山のひとつは
 噴煙を200〜300km上空へ
 秒速1 kmの速さで吹き上げていた
 (ボイジャー1号の撮影写真を解析
  NASAの科学者
  リンダ・モラビトが発見)
 他にも数多くの噴火山があり、
 25 km以上のサイズを持つ
 カルデラ地形は100個以上
 火口から噴出しているのは
 硫黄や
 ナトリウム(NATRIUM)・・・・・名取産む
 などを含む物質と考えられ
 これらは宇宙空間まで到達している・・・
 イオが火山を持つ理由
 木星の強大な引力と
 他の衛星との軌道共鳴による
 潮汐力によるもの・・・とされている
 木星の巨大な質量
 かつ
 木星から近い軌道を回る
 イオと、
 イオの
 2倍の公転周期を持つ
 エウロパ
 4倍の公転周期を持つ
 ガニメデ・・・・・・・・雅似女出?
 との位置関係によって、
 イオには強大な潮汐力が働いている・・・
 結果、イオ自体に地表面が
 100m程度も上下する歪みが生じ、
 歪みが生じる際の摩擦によって
 内部で熱エネルギーが発生しているため・・・
 ガリレオ(探査機)による
 磁力計データを再解析したところ、
 イオの地殻下に
 50km以上の
 マグマの海があることがわかった・・・
 イオの火山ガスは、宇宙空間に噴出され、
 イオの公転軌道上に
 プラズマ化した環として滞留
 イオプラズマの環は
 木星オーロラの
 大きな発生要因の1つとなっている
 地形
 イオの地形には
 「パテラ(噴火口)」
 「フルクトゥス(溶岩流)」
 などのように、火山活動によるものが多い
 一部は
 ギリシア神話から、
 残りは
 世界各地の火山、
 および
 火山や太陽、雷などに関する
 神話から名付けられている・・・
 ↓↑
 日本と関連した命名
 アマテラス・パテラ・・・・パテラはラテン語
              皿や浅いボウル
              臼=うす→大碓・小碓
              窪み・凹
 ヒルコ・パテラ・・・・・・蛭子・蛯子
 スサノオ・パテラ・・・・・須佐之男・素戔男・素戔嗚
 マスビ・フルクトゥス・・・産霊・産巣日・産日・産魂?
 不動明王(アチャラ・ナータ)
 に由来するアチャラ・フルクトゥス
 アイヌの神話に由来する
 フチ・パテラ・・・・・・・祖母、婆さん?
 日本語に由来する
 カミナリ・パテラ・・・・・雷
 ライデン・パテラ・・・・・雷電
 センゲン・パテラ・・・・・浅間(木花之佐久夜毘売
                 木花開耶姫
 がある・・・・・・・「ウス」とは「臼・碓」、「宇受女」
 ↓↑
 イオの表面には
 クレーターがほとんど見られない
 火山活動に見られるように
 イオが地質学的に活発で、
 表面が常に
 更新されているから・・・
ーーーーー
 女神=めがみ=眼が視
 ↓↑
     ・・・・「女媧(ジョカ・Nüwa)」
           媧=女+咼=(よこしま・くちがゆがむ
                 カイ・ケ・クウ・カ)
                「咼」は渦で
            「螺旋・螺子・捻子・捩子」の形状
         古代中国神話で
         土と縄で人類を創造した女神
         笙簧の発明者
         縄の発明者の
         葛天氏と同じく
        「伏羲の号」
         or
         三皇の一人に挙げる・・・説
         三皇は伏羲、神農、女媧
         五帝は黄帝、帝高陽、帝高辛、帝堯、帝舜
         蛇身人首の姿
         コンパスと定規(曲尺=勾金)を手に持つ
         姓は「風」
         「伏羲」とは兄妹の夫婦
     ・・・・「女娥=娥皇(ガコウ)」
         娥皇=堯の娘で、
            妹の
            女英とともに舜(帝俊)の妻
            娥肓=倪皇=後育=娥盲=娥娙
            とも記録される
            姓は
            「伊祁」氏
              祁(キ・ギ)=示+阝(邑)
            舜の父母や弟は
            舜を殺そうとしたが
            娥皇
            と
            女英
            が助けた
            舜が
            蒼梧で死ぬと、・・・蒼の梧(木吾)
                   蒼頡=倉頡(ソウケツ)
            娥皇と女英は
            江湘の間で自殺
            湘君(水神)と呼ばれた
     ・・・・「嫦娥
         太陽神の
         「帝俊=舜」の妻・・・女娥=娥皇(ガコウ)?
         月に住む仙女
         弓の名人の
         羿(ゲイ)の妻
         夫が西王母からもらった不死の薬を
         盗んで飲み、月に入って
         蟾蜍(ガマ蛙・センショ)になった
         「姮娥(コウガ)・常娥・常羲(ジョウギ)」とも
         月の異称
 ↓↑
 「イーオー(Ἰώ・Īō)」=「イオ」・・・「壹・壱」與
                    「逸・佚」書
 ゼウスに誘拐され、
 牝牛に姿を変えられ
 ギリシア〜エジプトまでの各地をさまよった
 河の神イーナコスの娘
 ペイレーンの娘・・・
 イーアソスの娘との説・・・
 イーナコスは
 アルゴス地方(アルゴリス)を流れる河
 アルゴス
 ゼウスの妃
 ヘーラー信仰の中心地
 イーオーは
 アルゴス
 ヘーラーに仕える
 巫女
 ↓↑
 イーオーはヘーラーの巫女だったが
 ゼウスがイーオーを愛人とした
 ヘーラーがこの関係を知って
 ゼウスはイーオーを
 「白い牝牛」の姿に変えてシラを切った
 ヘーラーはゼウスから
 「イーオー=牝牛」を貰い受け
 全身に眼がある
 「普見者(パノプテース)=アルゴス」・・・全方位の
                      昆虫の複眼?
                      比喩的には
                      鮭・鱒の卵
                      すじこ
                 イクラ=赤いキャビア
                キャビア=黒いイクラ
                はロシア語
                蛙(かえる)の卵(ラン)?
 に見張りをさせた
 アルゴスは牝牛を
 ミュケーナイ・・・・・・・・・邁錫尼人(Mycenaean)
                邁進・英邁
                錫=金+易=すず・エキ
                  錫石
                  僧の杖=錫杖・挂錫
                      巡錫
 の森の中に連れて行き、
 一本のオリーブの木につないだ
 ゼウスは、
 ヘルメース
 命じ
 牝牛を助けようとしたが
 「ヒエラクス」の密告で
 ヘルメースは穏便に
 イーオーを救出出来ず
 石を投げつけ
 アルゴスを殺し、
 このことで
 ヘルメース
 は
 「アルゲイポンテース
 (アルゴスの殺戮者)」
 と呼ばれるようになった・・・
 ↓↑
 イーオーは
 牝牛の姿のまま逃亡したが
 ヘーラーが牝牛に
 虻(アブ)の群れを放ち
 牝牛の耳に入れたので、
 逃げ彷徨って
 イオーニア湾(イオニア海
 イリュリアー
 ハイモス山
 を経て
 トラーキア海峡
 (ボスポロス=ボスポラス海峡)を渡って
 スキュティアー
 キメリアー
 そして
 エジプト
 に至り、
 この地で
 ヘルメース
 によって
 牝牛の
 イーオー
 は人間の姿に戻された
 ↓↑ 
 イーオー
 は
 ナイル川の河辺で
 ゼウスとの子である
 エパポス
 を生んだ
 しかし、
 ヘーラー
 が
 クーレース
 たちに命じて
 エパポスを誘拐し隠したため、
 ゼウス
 は
 クーレース
 たちを殺し、
 イーオー
 は息子を捜しに出かけた
 エパポスは
 シリア
 の
 ビュブロス王の下で養育されていたので
 彼女は
 エパポスと再会し
 エジプトに戻った
 その後
 イーオー
 は、この地の王
 テーレゴノスと結婚・・・
  ↓↑
 イーオーはこの地に
 デーメーテール・・・・・・出重眼(女)重手重留
 の像を建て、
 エジプト人
 デーメーテール
 と
 イーオー
 を
 イーシスと呼んだ
 エパポスは
 エジプト王となり、ナイル川の娘
 メムピスと結婚
 妃の名の
 メムピス市を創建
 二人の娘
 リビュエー
 と
 ポセイドーン
 との間に
 アゲーノール
 ベーロス
 の双子が生まれた
 ↓↑
 プロメーテウスの予言
 ↓↑
 イーオー
 は
 ヘーラーの放った
 虻に追われながら
 スキュティアーの岩山に縛り付けられた
 プロメーテウスに出会い
 その時
 プロメーテウスは、
 イーオー
 がさらに各地を・・・・豊鍬入姫・・・壹與=臺與?
 ↓↑        (とよすきいりひめ・生没年不詳)
           「豊鍬入姫命・豊耜入姫命(日本書紀)」
           「豊鉏入日売命・豊鉏比売命(古事記)」
            の後を受けて
            彷徨の末に
            垂仁天皇25年3月
            丙申(10日)条・・・?
            90年をかけ
            元伊勢
           (丹波・太迩波=たには
             福知山近辺)
            より
            天照大神
            「御杖代」として
            伊勢神宮に辿り着いたのは
            第十一代垂仁天皇
            第四皇女の
            倭姫命(やまとひめのみこと)
 ↓↑        「倭姫王」は別人
            古人大兄皇子の娘
            母は未詳
 ↓↑         天智天皇の皇后・・・?     
 彷徨(さまよ)った末に
 エジプトで元の姿に戻り、
 エパポスを生むこと、
 イーオーの子孫の
 13代目の末裔が
 プロメーテウス
 を解放するだろうと予言した
 ↓↑
 ヘーロドトスの著述で
 イーオー
 は
 ヘーラーによって
 鼻鉗(はなばさみ)で
 アルゴスからエジプトまで追われ
 エパポスこそ
 エジプトの神牛
 アーピスにほかならないとした
 イーオー
 がエジプト人
 女神イーシスと似ていることは
 スーイダースからの記録を挙げている・・・
  ↓↑ 
 アルゴスの人々は新月
 牝牛の角に見立てて崇拝してい
 イーオーは雨をもたらす
 月の女神の化身だった・・・との説
  ↓↑
 「アルデバラン
 オリオン座γ星から
 プレアデス星団の中間に位置
 オリオン座の中央に並んでいる3つの星を
 東から西(北半球では、左から右)に結んで
 延長し、最初に突き当たる
 星が
 「アルデバラン
 北半球の中緯度地域で
 12月上旬頃に
 一晩中アルデバランを観察できる
 春の夕方や、秋の明け方にも観測できる
 黄道のすぐそばにあり
 毎年5月下旬〜6月上旬に
 太陽に接近
 地上からは全く観測することができない
 1等星のなかで、
 月に隠されることがある恒星は、
 レグルス、
 スピカ、
 アンタレス
 である
 アルデバランの周囲に
 ヒアデス星団が
 V字型に観察でき
 アルデバランに属するように見える
 占星術
 アルデバランは幸運の星
 ペルシアでは
 紀元前3000年頃
 アンタレス
 フォーマルハウト、
 レグルス
 と並んで、
 王家の星の1つ
 学名はα Tauri(αTau
 アルデバラン
 アラビア語でアッ・ダバラーン・ad-dabarān)
 「後に続くもの」の意
 アルデバランが東の地平線から昇ってくるときに
 プレアデス星団の後に続いて昇ってくる
 ラテン語
 ル・タウリ(Cor Tauri)
 「牡牛の心臓」の意
 英語で
 Aldebaran (アルデバラン)
 Alpha Tauri (アルファ・タウリ)
 日本で
 後星(あとぼし)、
 統星の後星(すばるのあとぼし)
 統星の尾の星など
 アラビア語と同じ発想
 赤星とも
 「牡牛座(タウラス)のアルデバラン
 ↓↑
ーーーーー
 ヘルメース=メルクリウス
 ゼウス
 と
 マイアの子
 ゼウスの伝令神
 マイアに密会するコトで
 嘘と泥棒の才能を持つ息子ヘルメスを産ませた
 百眼の巨人アルゴスの殺害で
 「アルゲイポンテース=アルゴスを退治した者」
 と云われる
 つば広の丸い旅行帽
 「ペタソス」
 を頭に被り、
 ゼウスの伝令の証である
 杖「ケーリュケイオン」を手に
 空を飛ぶ翼の生えた
 黄金のサンダル(タラリア)を
 足に履いた姿で表され、
 時には武器である
 鎌「ハルペー(ショーテル)を持つ
 英雄の魂を冥界に導く
 プシューコポンポス(魂の導者)であり
 冥界から死者の魂を地上に呼び戻す
 オルペウスが
 妻エウリュディケーを冥界から
 連れ出そうとした際に同行
 アポローンの竪琴の発明者
 骰子
 天文学
 アルファベットの発明
 度量衡の制度を整えた
 ヘルメースは早朝に生まれ、
 昼にゆりかごから抜け出すと、
 アポローンの飼っていた
 雄牛50頭を盗んだ
 ヘルメースは自身の足跡を偽装し、
 証拠の品を燃やして
 雄牛たちを後ろ向きに歩かせ、
 牛舎から出た形跡をなくしてしまった
 翌日、アポローンは不思議な足跡に戸惑うが、
 占いによりヘルメースが犯人だと知る
 激怒したアポローンはヘルメースを見つけ、
 牛を返すように迫るが、
 ヘルメースは
 「生まれたばかりの自分にできる訳がない」とうそぶき、
 ゼウスの前に引き立てられても
 「嘘のつき方も知らない」と言った
 ゼウスはヘルメースに泥棒と嘘の才能があるとし
 ヘルメースに対してアポローン
 牛を返すように命じた
 ヘルメースは牛を返すが
 アポローンは納得いかず、
 ヘルメースは生まれた直後(牛を盗んだ帰りとも)に
 洞穴で捕らえた亀の甲羅に
 羊の腸を張って作った竪琴を奏でた
 アポローンは牛と竪琴を交換し
 ヘルメースを許し、
 ヘルメースが
 葦笛をこしらえると、
 アポローンは自身の持つ
 ケーリュケイオンの杖をヘルメースに贈った
 (牛はヘルメースが全て殺したため、交換したのは
  ケーリュケイオンだけ・・・
  殺した牛の腸を竪琴の材料にした・・・)
 アポローンと必要な物を交換したことから
 ヘルメースは
 商売の神と呼ばれ、
 各地を飛び回ったことから
 旅の神にもなった
 ヘーラーの息子ではなかったが、
 アレースに替わってその
 乳を飲んでいたため、
 ヘーラーはヘルメースを我が子同然にした
 ゼウスは
 イーオーと密通し
 ヘーラーはゼウスに詰め寄るが、
 ゼウスはイーオーを牝牛に変え、その場を切り抜けたが
 ヘーラーはその牝牛をゼウスから貰うコトにし
 百眼の巨人
 アルゴスを牝牛の見張りした
 アルゴスは身体中に
 百の眼を持ち、
 眠る時も
 半分の50の眼は開いたままの怪物で
 ゼウスは
 イーオー救出を
 ヘルメースに命じ、
 ヘルメースは
 葦笛で
 アルゴスの全ての眼を眠らせ
 剣で首を刎ね、あるいは
 巨岩を投げ当てて撲殺
 このことから、
 ヘルメースは
 「アルゲイポンテース(アルゴス殺し)」と呼ばれた
  ↓↑
 ある時
 アプロディーテー(ヴィーナス)に惚れた
 ヘルメースは彼女を口説いたが、
 相手にされなかった
 ヘルメースはゼウスに頼んで
 鷲を借りて
 鷲と泥棒の才能を使って
 アプロディーテー
 の
 黄金のサンダルを盗んだ
 ヘルメースはこのサンダルを返すことを条件に
 関係を迫り、彼女をものにした
 2人の間には
 ヘルマプロディートス
 プリアーポス
 が生まれた
 ヘルメースは
 この他にも
 ペルセポネー
 ヘカテー
 など
 ニュムペー
 たちと関係を持ち
 エウドーロス
 アウトリュコス
 などの子供を産ませた
 パーン
 もヘルメースの息子・・・
 ↓↑ 
 ギガントマキア
 において
 ヘルメースは
 ハーデースの隠れ兜を被って姿を消し、
 ギガンテスの一人
 ヒッポリュトスを倒した
 ヘルメースは元々
 薄明の神
 風の神でもあったらしい・・・
 牧畜の神
 豊饒神でも・・・
 ギリシア先住民族
 ペラスゴイ人の神
 ヘロドトスは、
 ギリシア人がヘルメース柱像(ペニスの柱)を
 造るようになったのは
 ペラスゴイ人の風習と述べている・・・
 ヘルメース崇拝の中心地は、
 古代ギリシアの中でも原始的な
 アルカディアで、
 牧畜民が多い丘陵地帯であり、
 羊飼いたちは
 ヘルメースを
 家畜の守り神として崇めていた
 ドーリア人の侵入後に
 アポローン
 ヘルメースに代わって牧羊神を担うようになった・・・
 ↓↑
 ヘルマ
 もしくは
 ヘルマイと呼ばれる
 ヘルメース神の石柱像があり、
 道端などに立てられていた
 トゥーキュディデースの『戦史』によると、
 紀元前415年
 ペロポネソス戦争を戦っていた
 アテーナイのヘルマ
 が一夜のうちに全て壊され
 アルキビアデースの一派が起こしたものと疑われ、
 アルキビアデースが
 ラケダイモーン側に寝返る原因となった
 アルキビアーデスが
 ラケダイモーン側に対して行った進言がきっかけで
 アテーナイは打撃を受け、敗北する
 ヘルマ(ヘルメース柱像)
 アッティカエーゲ海のいくつかの島にみられ
 髭面の胸像と
 起立する陽根(ペニス)を有する角柱
 路傍や畑の境界などに立てられ、
 境界を示す石で
 農民や牧人が豊饒多産を祈願する神霊の像
 ヘルメースの原始的形態
 ヘルマは道の端や角に積まれた
 累石堆(ヘルマイオン)の名称で
 ヘルメース柱像はこれの発展したもの・・・
 街道を示す道しるべで
 ヘルメース神は
 旅人の庇護者とされ、
 生者と死者の案内人
 伝令、
 商売や交通を司る神となっていった・・・
 ↓↑ 
 ローマ神話
 メルクリウス(マーキュリー)=ヘルメース
 水星はギリシアではヘルメースの星
 メルクリウス=水星
 ↓↑
 エジプトの
 叡智
 魔術
 書記の守護神である
 トートとヘルメース(メルクリウス)が習合した
 ヘルメス・トリスメギストス
 紀元1世紀〜3世紀に書かれた
 ヘルメス文書の著者に擬せられ、
 アブラハム
 モーセの同時代人とされた
 伝説上のエジプトの賢者
 ヘルメス(トリスメギストス)
 12世紀頃から錬金術と結びつけられ
 錬金術=ヘルメスの術
 ヘルメス
 は
 錬金術師の守護者
 学問や技芸の始祖
ーーーーー
 ・・・