2016日目・・・今日は朝、結構寒かったが、起きたのが9時・・・モモの食事、モモのトイレを掃除して自転車で慌てて従姉と約束していた9:20の電車に乗って札幌にいってきた。流石(さすが)に北の大地の大都会。天気だったが風が冷たい喧騒(喧噪・諠譟)の街を歩いてきた・・・目的は教会と幼稚園に隣接する狭間にある母の墓地への墓参・・・死んだら海葬で骨を海に、と云っていたオフクロだったが・・・途中、従姉の友人で、オフクロの友人でもあった「Kさん(女性)」も参加してくれ、3人での墓参・・・その後は女性二人は教会関係の

 店の中は独特な臭いがして頭が痛くなってしまった。タバコの臭いは何ともないのだが、香水やその類の蝋燭の臭いには拒絶反応を示す体質であるらしい。コレって、「トラウマ」?・・・その場所から出て、ボクの希望でこの近くにある古着、中古品を販売している店に「Kさん」の案内で連れて行ってもらった。
 昨日、電話で従姉に、札幌で中古販売店があれば覗いてみたいのだが、とハナシていたのだが、彼女が7月2日の朝日新聞の切り抜きを持ってきて電車の中で見せてくれたのは「名古屋大須」の記事が載っている「百メートル道路・18万基の墓を移した男・ガラパゴスが功を奏した」だった。そこには「コメヒョウ(米兵)」の記載も載っていた・・・
 ボクは大須には古着、中古品販売店や、質屋さんが多く、大型の店舗の「米兵(こめひょう)」などで日常に必要なモノはスベテ、これらの中古で買っていたコトを従姉に話していたので、彼女は気をつかってその「朝日新聞の切り抜き」を持ってきてくれたのだった。そして「Kさん」は札幌の住人で、近くにある「中古販売店」に連れて行ってくれるコトとなったのである・・・
 ボクが欲しかったのは「中古のダウンジャケット」だったが、家で背広を押入れの中のハンガーボード(coat hanger)から引っ張り出す時に見たモノは「冬物のダウンジャケット・コート・アノラック」など、ワンサカ、安いのでイイと思うモノは大須で買った中古品・・・寒いのが大嫌いのボクだから当然だが、名古屋では着るチャンスも少なく、一着、ボロボロになるまでの着ぱなしのボクで、他のモノは「新品?」でお蔵入り・・・で、ココは蝦夷地、この五年間、春夏秋冬、着どうしでボロボロになったのは、お気に入りの一着だった・・・で、買う必要性はまったくナイ・・・
 それでも、店内ブラブラ散歩は楽しい時間帯だった・・・
 その後、「焼肉ドンブリ」店で昼食、その後、三人でブラブラ歩いて札幌駅ビルの一階にある喫茶店に入ろうとして、ドアに立つお店のスタッフの男性にタバコは吸えるかどうかを訊ねると禁煙とのコトだった・・・ボクがニコチン中毒と知っている従姉は喫煙できる喫茶店がないかどうかを尋ねると地下一階のエレベーターから出た所にあるとのコトだった・・・お店のスタッフの男性はエレベーターまで案内してくれ、客にならなかった人間に懇切丁寧にその場所を教えてくれたのである・・・ィヤァ〜、ナンと云う親切な男性・・・仕事に支障がなかったコト、出世に影響しないコトを祈るばかり・・・
 地下の喫茶店はガラスで完璧に仕切ってある禁煙室と喫煙室分煙茶店であった・・・両方、満員・・・喫煙室には女性が多かったが・・・従姉と「Kさん」は禁煙喫茶室、ボクは喫煙室で珈琲(coffee)とタバコ、その喫煙本数五本・・・アルチュウ運転よりは救われるカナなどと思いながら・・・
 そこを出て、札幌駅の改札口へ向かった。従姉が「Kさん」と一緒に地下市場で家で留守をしている息子に弁当を買ってくる、と云うので、その間、ボクはその改札口の休憩の広場の木製の長椅子に座って待つコトにしたが、十脚の四人かけの木の長椅子は満席・・・
 ・・・改札付近の人の出入りは蜂の巣の如く・・・坐る場所が空いたので坐って天井を見上げると、改札出口と休憩場所の天井が鏡になっていた。
 首が痛くなるほど天井に映る人の往来の動きを観察していたが、天井に貼り付いて歩く人間をみながら奇妙な「犯罪小説のトリック」を思いつきながら、結局は、「判載背負う節」の漢字に落ち着いてウツラウツラと半睡・・・
 その後は従姉と「Kさん」が戻ってきたが、「Kさん」から夕飯にして下さいと高級な握り寿司弁当を頂いき、お礼と感謝をして別れ、従姉とプラットホームで電車に乗った・・・電車は満員になったが、座れた・・・16時45分・・・
 従妹と別れてボクはモモの留守番している家路へだったが、電車の窓から見える景色は青々とした田圃と、遠くの山並みと傾きつつある太陽・・・そして、休耕地らしき雑草の茂っている田畑・・・
 ソウ云えば、明日は七月七日の「七夕(たなばた)」ですか・・・日本人がロシアのロケット「ソユーズ」で宇宙ステーションに行くらしい。任務は宇宙空間での重力の影響で宇宙飛行士の骨の組織が弱って老化が速くなるらしい・・・実験は六角形の箱(函・匣)の中に鼠(ねづみ)を入れてするそうだ・・・
 七年目の休耕地、七年目の休暇、七年、七月、七日、そして、七の七倍数・・・カインとアベルですか・・・
 カインは「鍛冶屋」、アベルは「息・空虚」ですか・・・「カイン=農耕者」と、「アベル=狩猟者=放牧者」、「カイン=殺人者(殺した人)」、「アベル=被殺人者(殺された人)」・・・
 カインは「ノド」に追放、神(ヤハウェ)はカインを殺す者に「七倍の復讐」を宣告・・・
 カインの息子は「エノク」で、その子孫は戦士の「メク」で、「私(わたし・ワタクシ・ワタシ)は受ける傷のために人を殺し、受ける打ち傷のために、わたしは若者を殺す。カインのための復讐が七倍ならば、レメクのための復讐は七十七倍」と云ったとか・・・
 「農民」を殺しては食糧供給は「ゼロ」になるから・・・困るのはカミではなく、穀物収奪する人間である・・・当然であるかな・・・
 なぜ、カミはカインの穀物の奉納(貢物)をを褒めなかったんだか・・・化隠、蛙辺弄・・・阿倍留のウラミは・・・キシの遺恨だが・・・?