1747日目・・・「国家を滅ぼすモノ」・・・「マキ散らす母の耳」の「母」って?・・・「母(はは・ボ・ム)」の漢字の類字は「毋(なかれ・ない・ブ・ム)」と「毌(つらぬく・貫く・カン・擐)」である・・・巻き物に撒き散らされているは「カンジ」・・・「漢字=眞名仮名」・・・?・・・「サムエル記=撒母耳記」・・・新約聖書の「パウロ=サウル」は「イスラエル=ユダヤ」の「民族的な嫉妬の神」である「ヤハウェ(神)」を「キリスト」を梃子(テコ)に「人類の神」に仕立て上げようとしたが、その伏線が旧約聖書の「サウル」である・

 「サウル(旧約)」は「ヤハウェ(神)」を裏切ったのである。いや、「ヤハウェ(神)」を食い物にし、「王制」に疑義を抱いて反対していた「人間である預言者で師士」であった「サムエル」を裏切ったのである・・・どうやら、それも「ネタミの神の予定のシナリヲ」であったらしい・・・

ーーーーー
 旧約聖書
 舊約(旧約)
 第1章
 ・・・
 1:19
 彼らは朝早く起きて、
 主の前に礼拝し、
 そして、
 ラマ
 にある家に帰って行った。
 エルカナ
 は
 妻
 ハンナ
 を知り、
 主が彼女を顧みられたので、
 1:20
 彼女(ハンナ)は
 みごもり、
 その時が巡ってきて、
 男の子を産み、
 「わたしが
  この子を主に求めたからだ」
 といって、
 その名を
 サムエル
 と
 名づけた。
 第2章
 ・・・
 ↓
 2:11
 エルカナ
 は
 ラマ
 にある家に帰ったが、
 幼な子は・・・・・・サムエル
 祭司
 エリ
 の前にいて主に仕えた。
 ↓↑
 撒母耳記上=サムエル記上
 撒母耳記下=サムエル記下
 ↓
「撒母耳」・・・?
 撒き散らす
 母(はは・ボ)の耳(みみ・ジ)って?
 ↓
 ヨシュア亡き後
 イスラエルの「士師」は
 イスラエル全体の指導者ではなく
 与えられた各土地での嗣業として
 各部族の指導者の意・・・
 占領支配地は異国に支配され
 イスラエルの同胞統一国家としての
 「王政」への移行を求め
 初代  サウル王
 第二代 ダビデ
 第三代 ソロモン王
 を立てる
 「サムエル記」とは
 この三代の王の物語譚
  ↓
 時代背景
 エジプト
 第21王朝時代の
 第三中間期・・・エジプト衰退の初期
 メソポタミア
 アッシリアの勃興前後
 イスラエル
 ソロモン王死後に
 アッシリア
 新バビロニアカルデア)の侵攻を受け
 メソポタミアとエジプトとの関係は緩慢
 紛争は
 ペリシテ人との敵対関係だった
  ↓
 ペリシテ人
 「創世記10章14」に登場
 ノアの三人の息子のうち
 ハムの息子の
 4人
 クシュ
 エジプト
 プト
 カナン
 エジプトの子孫として
 七民族の名が記録
 そのひとつの
 カフトル人から
 ペリシテ人が出たと記録
 カフトルはクレテ島・・・
 「海の民」・・・
 メソポタミア
 ウガリット
 も
 「海の民」に滅ぼされてる・・・
 「海の民」=ペリシテ人・・・フェニキア人?
  ↓
 「パレスチナ地方」
 「パレスチナ」=「ペリシテ人の土地」
 「現代のパレスチナ人は、
  古代ペリシテ人の子孫」ではない
 「パレスチナ
 紀元135年にローマ帝国
 ハドリアヌス帝が
 「属州ユダヤ
  を
 「属州シリア・パレスチナ」と改称
 反乱を繰り返す
 ユダヤを消し去る象徴として、
 昔のペリシテ人の名で呼んだ
 「パレスチナ人」という呼び方は、
 1964年に設立された
 パレスチナ解放機構PLO
 の
 アラファト議長が使い始めた
 「新パレスチナ人」
 最近の呼称
 民族としては
 アラブ人
 国籍は
 オスマン人・・・
 戦争難民のアラブ人が
 「パレスチナ人」と名乗っている
  ↓
 歴史
 紀元前1080頃
 ペリシテ人
 イスラエル北部を征圧し、
 人々を奴隷にする
 王政への移行を求める
 前1044
 サウルが
 初代のイスラエル
 前1004
 ユダ地方の王位についていた
 ダビデが、
 エルサレムを首都とし
 全イスラエルの王
 前971〜970
 ダビデの死後
 ソロモンが王位
 前931〜930
 ソロモンの死後
 北のイスラエル王国
 と
 南の
 ユダ王国
 に分裂
 前744
 アッシリア
 反アッシリア同盟を破る
 前738
 アッシリア
 イスラエル王国に侵攻し服属させる
 ユダ王国
 アッシリアの貢納国となる
 前732
 ダマスコ
 と
 イスラエル王国が同盟
 アッシリアに対し反乱
 ダマスコが平定され
 後
 イスラエル王国の首都
 サマリアも陥落
 北王国滅亡
 前612
 アッシリア
 新バビロニアカルデア)に滅ぼされる
 前597
 新バビロニア
 エルサレムに侵攻
 王を含め
 約1万人を連れ去る
 (第一回捕囚)
 前586
 南ユダ王国
 新バビロニアに破れ、
 エルサレムが破壊
 前539
 アケメネス朝
 ペルシアにより
 新バビロニア滅亡
 前538
 ペルシア王
 大キュロスが
 イスラエル人を解放
 大多数が
 バビロニアに残ることを選んだが、
 何割かがイスラエルに帰還
ーーーーー
 サウルの師、
 サムエルは
 ユダヤ
 預言者で、
 士師
 ペリシテ人
 (クレタ島由来の海洋民族)が
  地上に上ってきた民族)との抗争
 イスラエルは存亡の危機
 祭司
 エリのもと養育された
 サムエルは
 ヤハウェの声を聞いて
 イスラエルの民をまとめ、
 ペリシテ人を打ち破り領土から追い出す
 後継問題
 サムエルの後継者
 二人の息子は士師だったが、
 不正で失格
 長老たちは
 イスラエルにも王を擁くことを提案
 サムエルは反論
 ヤハウェ(神)の忠告もあり
 王制に同意
  ↓
 サウル
  ↓
 サムエルは
 イスラエル王となる人物を捜し
 サウルに出う
 サウルは
 イスラエルの小さな部族
 ベニヤミン族の裕福な家の生まれ
 「イスラエル人の中で彼より美しい者はいなかった」
 「肩から上の分だけ、民の誰よりも背が高かった」
 上背のがあったのか
 首が長かったのか・・・
 首が長いのは
 「麒麟(キリン)」
 か
 「鶴(つる)・フラミンゴ・スワン」 
  ↓
 出会いの
 二つの異なる伝承
  ↓
 サウル
 ロバを捜して見つからず困って
 ある町に
 サムエルが滞在していることを聞き、
 サウルは相談をしに行く
 サムエルは彼を食事に招き、
 翌朝サウルが
 選ばれた王であることを告げ、
 油を注いだ
 その帰途、
 サウルは預言者たちと会うと、
 自身も恍惚となって預言するようになった
  ↓
 サムエルは人々を集め、
 籤(くじ)引きによって
 サウルを選び出した・・・
 サウルは
 怖じ気て荷物の間に隠れていたが、
 サムエルに見つけられ、
 人々は
 王様万歳と喜ぶ
   ↓
 アンモン人が
 ヤベシュ・ギルアド
 という町に攻めてき
 町は降伏の意思を示したのに対し、
 アンモン人は住民の
 右目を抉り取るという
 要求を突きつけてきた
 サウルは怒り、
 牛を切り分け、
 それをイスラエルの各部族に送りつけ、
 サウルとサムエルに
 従わない者の牛は皆こうなる、
 と命令
 部族は結集し、
 ヤベシュ・ギルアド
 を奪い返した
 サウルは民衆の支持を集め、
 ギルガル
 で
 全ての部族の前で
 正式にイスラエルの王になる
  ↓
 様々な問題
 撤退した
 ペリシテ人は依然として脅威だった
 戦いに
 人的不足、経済的な負担
 敵の
 ペリシテ人
 鉄器を有し
 統率された軍隊だっや
  ↓
 サウルは
 三千人の兵を集め、
 ペリシテ人に攻撃
 ペリシテ人も大群を繰り出して反撃
 ミクマス
 町を占領
 イスラエル人は
 逃げ出し身を隠す
 サウルは、
 サムエルから
 七日間待てと命令を受けていたが
 サムエルを待ちきれず、
 自分の判断で
 重要な捧げものの儀式を執り行った
 これにサムエルは憤慨し、
 サウルを非難
 戦いは、
 ヨナタンによる奇襲が成功
 ペリシテ人の軍勢が崩れ、勝利
 サムエルとサウルの対立
 イスラエル人の
 出エジプト以来の宿敵
 アマレク人
 の処遇
 サムエルは
 アマレク人を、
 人も家畜も全て殺してしまうよう命じた
 がが
 サウルは
 アマレク人の王
 アガク
 の命を救い、
 家畜も全部は殺さずにいた
 サムエルは激怒し、
 アガクを殺し、
 サウルはヤハウェの教えに反していると非難
 サムエルは
 サウルと決別した
  ↓
 ダビデとサウル
  ↓
 サウルを見限ったサムエルは、
 ベツレヘム
 の
 エッサイのところに
 新たな王がいるという
 ヤハウェの声に従い、
 ベツレヘム
 羊飼いの少年
 ダビデと出会い、
 サムエルは彼に油を注いだ
 ダビデはエッサイの末っ子で、羊飼い
 サムエルと決別した
 サウルは気分がふさぎ
 家来の勧めで
 竪琴を
 うまく奏でる
 羊飼いの少年ダビデを呼び
 彼の竪琴を聞いてサウルの気分も回復
 サウルはダビデをかわいがる
   ↓
 別の話
 イスラエル人は
 ペリシテ人
 諍いの時に現れ
 イスラエル人は
 ペリシテ人と谷を挟んで対峙
 ペリシテ人中から
 ゴリヤテという大男が進み出て、
 イスラエルの若者と
 一騎打ちを要求
 ダビデは戦いに加わっていた
 兄にパンを届けに戦場を訪れてい
 彼は
 サウルに
 自分が一騎打ちに応じると進み出る
 ダビデが涸川から拾った
 石を石投器で投げる
 石は
 ゴリヤテの額を打ち、
 ゴリヤテは倒れ
 ダビデ
 ゴリヤテの腰から剣を奪い
 その首を打ち落とした
 大男ゴリヤテが殺されてしまった
 ペリシテ人たちは動揺し、
 散り散りに敗走
  ↓
 ゴリヤテに勝利したダビデ
 サウルは大変気に入り、
 サウルの息子
 ヨナタン
 も
 ダビデと深い友情を結ぶ
 しかし
 サウルは千、
 ダビデは万の敵を倒したと
 比較して讃え
 サウルは不機嫌になり、
 ダビデを恐れるようになる
 竪琴を奏でるダビデ
 二度も槍を投げつが
 彼はそれを避け逃亡
 ダビデを遠ざけようとするが失敗
  ↓
 サウルはダビデ
 長女
 メラブを与えると約束
 サウルの気を変え
 メラブ
 を
 他の男の妻にしてしまう
 サウルのもう一人の娘、
 ミカル
 はダビデを愛し
 サウルは部下を通して、
 ミカル
 と結婚するなら、
 ペリシテ人
 百人分の
 包皮を持って来いと命じ
 サウルは、
 ダビデ
 ペリシテ人の手によって倒れることを望んだ
 ダビデペリシテ人
 二百人分の包皮をもって帰還
 サウルは、
 ヨナタンの説得によって
 一度は怒りを和らげるが、
 ダビデ
 名声への嫉妬は抑えがたく、
 家来に
 ダビデを家で殺すよう命じる
 不安を感じた
 ミカル
 はダビデ
 窓から逃がし、
 寝床には
 身代わりの人形を寝かせ、
 難を逃れる
  ↓
 ダビデはサムエルのもとを訪れるが
 サウルの追っ手が迫って
 逃亡
 サウルの子
 ヨナタンはサウルが
 本気でダビデを殺そうとは思っいなかったが、
 新月祭に
 ダビデが欠席した時、
 ヨナタンダビデを匿っていることを知り
 サウルはヨナタンに槍を投げつけ
 ヨナタン
 サウルがダビデを殺そうとしていることを確信
 ヨナタン
 ダビデ
 隠れる草原で別れを告げ、
 ダビデは放浪の身となる
  ↓
 この後
 ダビデエルサレム近郊
 ノブ
 の
 祭司
 アヒメレクを訪れ、
 パンを分けてもらい、
 ゴリヤテの剣を与えらる
 これを聞いたサウルは、
 ノブの町の人々を皆殺しにした
 サウルの怒りが収まるのは、
 サウルが陣で寝ているところを
 ダビデは忍び込み、
 サウルの枕元から
 槍と水筒だけを取り
 (洞窟の中で
  サウルの衣服の端を切り取った)
 引き返す
 そして離れた山の上から
 サウル軍の指揮官
 アブネルを呼び、
 自分は陣に忍び込んだのに
 サウルを殺さず出てきたと
 槍
 と
 水筒
 を示す
 サウルに、
 なぜ
 自分を
 執拗に追い続けるのかと
 問いかけると、
 サウルは間違いを認め、
 立ち去った
  ↓
 サウルの死
  ↓
 ペリシテ人との抗争が激化し
 サウルは
 ヤハウェ(神)の導きを得ようとするが
 彼は自分で
 禁じた占いをえるため、
 変装して
 エンドルという町の
 巫女を訪れ、
 サウルを見抜いて慄く巫女を説得し、
 亡くなった
 サムエルを呼び出させるが
 サムエルの口から出た言葉は、
 ヤハウェは既にサウルを見放した、というコトバ
 サウルはその場に倒れ、
 巫女に介抱される・・・
 ↓
 イスラエルの軍勢は
 ギルボア山で大敗、
 ヨナタン
 サウルの
 三人の息子は殺害される
 サウルは深手を負い、
 従者に殺すよう命じますが、
 誰も従わなかったので、
 自ら剣の上に倒れ自害
 翌日、ペリシテ人たちは
 サウルたちの
 死体の首を刎ね城壁に曝した
 その数日後、
 ダビデのもとに戦場から来た一人の男が、
 イスラエル軍の敗走と、
 サウルとヨナタンの死を告げ
 ダビデがなぜそのことを知っていると尋ねると、
 瀕死の王から殺してくれと頼まれたので殺し、
 そして
 冠と腕輪をここに持ってきたと答えた
 ダビデは嘆き悲しみ、
 ヤハウェの油が注がれたものを殺したとは、
 と
 この
 アマレク人を処刑するよう命じた
 ↓
 ダビデ
 「弓」と題された
 哀歌を作った・・・
ーーーーー
 ・・・男の嫉妬は「国家」を滅ぼす・・・「傾城の美人」だけとは限らない・・・