1746日目・・・「甲状腺ホルモン低下」で「鬱」に似た病症・・・「甲状腺機能の異常」による・・・「甲=きのえ・よろい かぶと」、「表面を覆う堅いもの・甲羅(こうら)・鎧(よろい)」、「木の孚甲( フコウ)を戴くの象に從ふ」とあり、「若芽が種の殻を被って生えている」など・・・「咽喉仏」付近に存在する「蝶々型のホルモン器官」・・・NHK「タメシテがってん」・・・「咽喉仏の下辺りにある甲状腺、この機能が低下する病気を甲状腺機能低下症」・・・「甲状腺の機能が低下すると、全身の細胞を元気にする「甲状腺ホルモン」の
「甲」
↓
「一番目・鎧・兜・殻」という意味
「胛(かいがらぼね・肩の逆三角形の骨)」を代用
字形
「東方の孟(はじ)めなり。陽气萌動す(説文解字)」
「木の孚甲(フコウ)を戴くの象に從ふ」
孚甲=草木種子の分裂の發芽
孚(フ・はぐくむ・生まれる)
柳稊・・・柳の芽
稊(いぬびえ・テイ・ダイ)?
↓
似𥟑(稗・ひえ)、布地生穢草也=稊
稊=穢草=雜草・惡草
稊有米而細
稊米之在太倉
稊米=小米・草也
↓↑
いぬびゆ (犬びゆ)=蔓ノ鶏頭
模様びゆ=赤葉千日紅
ヒユ=アマランサス
犬びゆ=細青鶏頭
葉鶏頭
青びゆ
いぬび?=沖縄弁のイヌビ=魚
カクレクマノミ
スズキ目スズメダイ科の魚
↓↑
稊=darnels(毒麦)
tares(空豆の総称
オオカラスノエンドウ
大鴉の豌豆
スズメノエンドウ
雀の豌豆
雑草・毒草
好ましくないもの)
植物種子の外殼
萌發、萌生
「一に曰く人頭宐為甲、甲は人頭に象る」
「古文の𠇚の解説で
十に始まり、千に見(あら)われ、木の象に成る」
「亀甲の裂け目の象形」
「甲」=「囗(ロ)+十」→国+十字
甲斐・甲州・甲殻
・・・「果実の種の殻」・・・「亀甲文字」・・・
ーーーーー
旧約聖書
「ルツ(ルフイ)記=路得記」
↓
モアブ人の女性の名前
「ルツ記(路得記)」
旧約聖書でもっとも短い書
↓
ルツは異邦人である
その血筋は
ダビデ王にいたる
↓
ユダ
の
ベツレヘム出身者である
エリメレクは、
妻である
ナオミ
と
二人の息子を伴って
モアブの地に移り住む
二人の息子は
その地の娘達と結婚する
エリメレクは死んで
二人の息子達も
それぞれの
妻
オルパ
と
ルツを残して死ぬ
ナオミ
は
夫の故郷
ユダに帰ることとし、
息子達の寡婦となった
二人に対し、
それぞれの帰郷するようすすめるが
ルツ
だけは
ナオミ
と一緒いることを望み、
二人はエリメレクの故郷、
ベツレヘムへと帰郷
↓
ルツは
エリメレクの遠縁の親戚にあたる、
ボアズの畑で麦の落穂を拾った
ボアズ
は
姑(ナオミ)に尽くす
ルツに感心する
↓
ナオミ
は
ボアズ
が
請戻しの権利を有する人物であることに気づき、
ルツを自分自身の
代わりに
請戻させるため、
彼女にボアズの床に入るよう勧め、
ルツはその言葉に従うが
ボアズは、自分よりも
請戻しの権利が高い
もう一人の人物がいることを
ルツに明かし、
彼女には一切触れず、
ナオミへの贈り物を
ルツに持たせて
彼女を家に帰らせる
ボアズは請戻しの権利を持つ
もう一人の親族に掛け合い、
親族としての
責任の履行権を譲り受ける
これによって
ボアズ
は
ルツ
を正式な妻として迎え入れた
↓↑
レビラト婚
兄が子供を残さず、
死んだ場合に
弟が兄の妻を
娶ることで
家系を存続させる仕組み
↓↑
ボアズの妻となった
ルツは
息子
オベデ・・・
を生む
オベデ・・・
は
後の
ダビデ・・・
の祖父にあたる・・・
↓↑
モアブ人である
ルツ
が
イスラエル人の
慣習(レビラト婚)に従い、
その律法に従って
イスラエルの
子孫存続をなした・・・「混血容認」?
↓↑
日本の「御家断絶」は
「実父」に「実子」が存在しない場合、
「養子=とりこ・擒・鳥子・禽子・酉子」→卵子
虜(とりこ・捕虜)=捕囚(ホシュウ)
人質(ひとじち)」
を迎えて家をまもる・・・
「百済の虜(とりこ)は
扶余豊璋
or
扶余豐璋
義慈王(在位641年〜660年)の王子
扶余豊璋
or
徐豊璋(日本書紀)
日本で
蜂の養蜂に失敗・・・」、
「新羅の虜(とりこ)は
金春秋(602年?〜661年)
武烈王
(新羅第29代王・在位654年〜661年)
第25代真智王の子の
伊飡(2等官)の
金龍春(龍樹
文興葛文王)の王子
善徳女王(27代)は従姉
真徳女王(28代)は姉
皇后は
金舒玄の娘の
文明夫人=文姫=訓帝夫人」
↓↑
真聖女王(生年不明〜897年)=金蔓
新羅(676年〜935年)時期の女王
三国時代の新羅の三番目の女王
(在位887年〜897年)
平安時代の
宇多天皇(源定省)と
同時代の新羅女王
宇多天皇と藤原基経の
「阿衡事件」・・・「阿衡は中国の
殷代の
伊尹が任じられた官」
この故事を
橘広相は引用
これを
文章博士の
藤原佐世が
阿衡は地位は高いが
職務を持たない」と
藤原基経は告げられヘソを曲げた
讃岐守の
菅原道真が
仲裁、トリナシて一件落着
宇多天皇(源定省)は
藤原基経の
異母妹である
尚侍
「藤原淑子」の「猶子」
猶子=兄弟・親類や
他人の子と親子関係を結ぶ制度
兄弟の子・甥(おい)、姪(めい)
兄弟、親類、
他人の子を自分の子としたもの
義子、
名目上の養子
↓
孝徳天皇大化三年(647)是歳
(日本書紀)
新羅は、
「金春秋」を遣わして、
孔雀と鸚鵡を献った
よりて春秋を
「質むかはり(仍以春秋為質)」とした
「白村江(663年・天智二年八月)の海戦の
勝利者」である
↓↑
江戸時代の幕府の諸藩は
「血筋よりも御家大事」である・・・
「藩主」の「実子」が無い場合は
殆んどが
「徳川家=葵の御紋の血統」が
「養子」となって「藩=家」の存立をハカる・・・
「医者」も「養父(やぶ・ヨウフ)」→「藪医者・薮慰藉・籔慰謝」となって「とり子」を育てる・・・
・・・「いしゃりょう=慰謝料=慰藉料」=生命・身体・自由・名誉・貞操」などが不法に侵害された場合の、
「精神的損害に対する損害賠償金」、
「精神的苦痛に対する損害賠償金。
身体・自由・生命・名誉などを
侵害する不法行為や債務不履行について請求できる」
「感情的な強さを与える・労(ねぎ-らう)る・慰(なぐさ)める・慰撫・慰謝・宥(なだ-める・ゆるす)める・和(なご-める・やわら-める)める・慰する・慰安・慰(なぐ-さめる)む・力づける・失望や苦痛への慰め、慰み・慰謝 ・慰め慰める行為」・・・
・・・「兵士の慰安・慰謝」、その「慰安婦」の「慰謝」とは・・・?・・・「ワレたタマゴのカラ」・・・
↓↑
成立は
ユダヤ(イスラエル)が
バビロンの
ペルシア
キュロス王支配の後
イスラエルの一部の民が
エルサレムに帰還し
80年後の
紀元前458年
ペルシア王
アルタシャスタの治世
第7年目、
エズラは王の許可を得て
バビロン
から
エルサレムに赴いた
(エズラ記7:1、7:6、7:8、7:11-13)
ユダヤ人は
12氏族、およそ5000人の人々が同行
エズラは
アハワ川のほとりで断食布告
イスラエルの民や
祭司や
レビ人たちが
異国の妻を娶(めと)っていた
エズラは
異国の妻たちを
追い出すよう民に命じたが、
なかなか解決せず
三ヶ月の期間を要した(エズラ記10:1-19)
エズラは
ユダヤ人の純粋性を回復しようとした・・・
↓↑
「ルツ記」は
非ユダヤ人との
婚姻に好意的で
これは
エズラ・・・エズラ(ヘブライ語
ラテン文字表記=Ezra)
アロンの家系の祭司
エレアザル
また
ピネハスの子孫
(エズラ記7: 1-5)、7:11)
「写字生=エズラ記・7:6
ヘブライ語と
アラム語も書けた」・・・
ユダヤ人社会の
宗教と法の掟を統合・・・
ユダヤ民族の信仰や生活、
ユダヤ教の土台を築いた・・・
による
非ユダヤ人との婚姻を
解消させる政策への反論・・・
↓↑
ーーーーー
旧約聖書
「ルツ(ルフイ)記=路得記」
第1章
1:1
さばきづかさ
が
世を治めているころ、
国に
飢饉(キキン)・・・・最大の原因
があったので、
ひとりの人が
その妻と
ふたりの
男の子を連れて
ユダ
の
ベツレヘム
を去り、
モアブ
の地へ行って
そこに滞在した。
1:2
その人の名は
エリメレク、
妻の名は
ナオミ、
ふたりの男の子の名は
マロン・・・・万(萬)論→太安万侶
と
キリオン・・・記理音→古事記の理の音
といい、
ユダ・・・・・委ね
の
ベツレヘム
の
エフラタ・・・重附等(覶)多
びと
であった。
彼らは
モアブの地へ行って、
そこにおったが、
1:3
ナオミ・・・・・直見・尚見・猶見
の
夫
エリメレク・・・得理目例句
は死んで、
ナオミ
と
ふたりの男の子が残された。
1:4
ふたりの男の子は
それぞれ
モアブ・・・摸阿武
の女
を
妻に迎えた。
そのひとりの名は
オルパ・・・織る葉
といい、
ひとりの名は
ルツ・・・・留通・婁通
といった。
彼らはそこに
十年ほど住んでいたが、
1:5
マロン
と
キリオン
の
ふたりもまた死んだ。
こうして
ナオミ
は
ふたりの子と
夫とに先だたれた。
1:6
その時、
ナオミ
は
モアブの地で、
主がその民を顧みて、
すでに
食物をお与えになっていることを
聞いたので、
その嫁と共に立って、
モアブの地
から
ふるさとへ
帰ろうとした。
1:7
そこで
彼女は今いる所を出立し、
ユダの地へ帰ろうと、
ふたりの嫁を連れて
道に進んだ。
1:8
しかし
ナオミは
ふたりの嫁に言った、
「あなたがたは、
それぞれ
自分の母の家に帰って行きなさい。
あなたがたが、
死んだ
ふたりの子と
わたしに
親切をつくしたように、
どうぞ、
主があなたがたに、
いつくしみを
賜わりますよう。
1:9
どうぞ、
主が
あなたがたに夫を与え、
夫の家で、
それぞれ
身の落ち着き所を
得させられるように」。
こう言って、
ふたりの嫁に
口づけ・・・・kiss→キッス
したので、
彼らは声をあげて泣き、
1:10
ナオミに言った、
「いいえ、
わたしたちは
一緒に
あなたの民のところへ帰ります」。
1:11
しかしナオミは言った、
「娘たちよ、
帰って行きなさい。
どうして、
わたしと
一緒に行こうというのですか。
あなたがたの
夫となる子が
まだ
わたしの
胎内
にいると
思うのですか。
1:12
娘たちよ、
帰って行きなさい。
わたしは
年をとっているので、
夫をもつことはできません。
たとい、
わたしが
今夜、
夫をもち、
また
子を産む
望みがあるとしても、
1:13
そのために
あなたがたは、
子どもの成長するまで
待っているつもりなのですか。
あなたがたは、
そのために
夫をもたずにいるつもりなのですか。
娘たちよ、
それはいけません。
主の手がわたしに臨み、
わたしを責められたことで、
あなたがたのために、
わたしは
非常に
心を痛めているのです」。
1:14
彼らはまた声をあげて泣いた。
そして
オルパは
その
しゅうとめに
口づけしたが、
ルツは
しゅうとめ
を離れなかった。
1:15
そこでナオミは言った、
「ごらんなさい。
あなたの
相嫁
は
自分の民と
自分の神々のもとへ
帰って行きました。
あなたも
相嫁
の
あとについて帰りなさい」。
1:16
しかしルツは言った、
「あなたを捨て、
あなたを離れて帰ることを
わたしに勧めないでください。
わたしは
あなたの行かれる所へ行き、
また
あなたの宿られる所に宿ります。
あなたの民は
わたしの民、
あなたの神は
わたしの神です。
1:17
あなたの死なれる所で
わたしも死んで、
その
かたわらに葬られます。
もし
死に別れでなく、
わたしが
あなたと別れるならば、
主よ、
どうぞ
わたしを
いくえにも
罰してください」。
1:18
ナオミ
は
ルツ
が自分と一緒に行こうと、
固く決心しているのを見たので、
そのうえ言うことをやめた。
1:19
そして
ふたりは
旅をつづけて、
ついに
ベツレヘムに着いた。
彼らが
ベツレヘムに着いたとき、
町は
こぞって彼らのために騒ぎたち、
女たちは言った、
「これはナオミですか」。
1:20
ナオミは彼らに言った、
「わたしを
ナオミ(楽しみ)と呼ばずに、
マラ(苦しみ)と呼んでください。
なぜなら
全能者が
わたしを
ひどく苦しめられたからです。
1:21
わたしは
出て行くときは
豊かでありましたが、
主は
わたしを
から手で帰されました。
主が
わたしを
悩まし、
全能者が
わたしに
災をくだされたのに、
どうして
わたしを
ナオミ
と呼ぶのですか」。
1:22
こうしてナオミは、
モアブの地から帰った嫁、
モアブの女
ルツと一緒に帰ってきて、
大麦刈の初めに
ベツレヘム
に着いた。
↓
第2章
2:1
さてナオミには、
夫
エリメレクの一族で、
非常に裕福な
ひとりの親戚があって、
その名を
ボアズといった。
2:2
モアブの女
ルツはナオミに言った、
「どうぞ、
わたしを畑に行かせてください。
だれか
親切な人が見当るならば、
わたしは
その方の
あとについて
落ち穂を拾います」。
ナオミが彼女に
「娘よ、行きなさい」
と言ったので、
2:3
ルツは行って、
刈る人たちのあとに従い、
畑で
落ち穂を拾ったが、
彼女は
はからずも
エリメレク
の一族である
ボアズ
の畑の部分にきた。
2:4
その時
ボアズ
は、
ベツレヘムからきて、
刈る者どもに言った、
「主があなたがたと共に
おられますように」。
彼らは答えた、
「主があなたを
祝福されますように」。
2:5
ボアズは
刈る人たちを
監督している
しもべに言った、
「これは
だれの娘ですか」。
2:6
刈る人たちを
監督しているしもべは答えた、
「あれは
モアブの女で、
モアブの地から
ナオミと
一緒に帰ってきたのですが、
2:7
彼女は
『どうぞ、
わたしに、
刈る人たちのあとについて、
束のあいだで、
落ち穂を拾い集めさせてください』
と言いました。
そして彼女は朝早くきて、
今まで働いて、
少しのあいだも
休みませんでした」。
2:8
ボアズは
ルツに言った、
「娘よ、お聞きなさい。
ほかの畑に
穂を拾いに行ってはいけません。
またここを去ってはなりません。
わたしのところで
働く女たちを離れないで、
ここにいなさい。
2:9
人々が
刈りとっている
畑に
目をとめて、
その
あとについて行きなさい。
わたしは
若者たちに命じて、
あなたの
じゃまをしないようにと、
言っておいたではありませんか。
あなたが
かわく時には
水瓶(がめ・甕・鹿目・亀・科目)
のところへ行って、
若者(わかもの・ジャクシャ・もしくハ)たちの
汲(くん)だのを飲みなさい」。
2:10
彼女は
地に伏して拝し、
彼に言った、
「どうして
あなたは、
わたしのような
外国人を顧みて、
親切にしてくださるのですか」。
2:11
ボアズは答えて彼女に言った、
「あなたの夫が死んでこのかた、
あなたが
姑(しゅうとめ)に
尽(つく)したこと、
また
自分の父母と生れた国を離れて、
かつて
知らなかった民のところにきたことは
皆
わたしに
聞えました。
2:12
どうぞ、主が
あなたのしたことに
報いられるように。
どうぞ、
イスラエルの神、主、
すなわち
あなたが
その
翼の下に身を
寄せようとしてきた
主から
じゅうぶんの
報いを得られるように」。
2:13
彼女は言った、
「わが主よ、
まことにありがとうございます。
わたしは
あなたの
婢女(はしため)の
ひとりにも及ばないのに、
あなたはこんなに
わたしを
慰め、
はしために
懇(ねんごろ)に
語られました」。
2:14
食事の時、
ボアズは
彼女に言った、
「ここへきて、
パンを食べ、
あなたの食べる物を
酢(す)に浸しなさい」。
彼女が刈る人々の
傍(かたわ)らに
すわったので、
ボアズは
焼麦(やきむぎ・ショウバイ)
を彼女に与えた。
彼女は
飽(あ)きるほど
食べて残した。
2:15
そして
彼女がまた
穂を拾おうと立ちあがったとき、
ボアズは
若者たちに命じて言った、
「彼女には
束の間でも
穂を拾わせなさい。
とがめてはならない。
2:16
また
彼女のために
束から
わざと抜き落しておいて
拾わせなさい。
しかってはならない」。
2:17
こうして
彼女は
夕暮まで
畑で
落ち穂を
拾った。
そして
拾った穂を打つと、
大麦は
一エパ
ほどあった。
2:18
彼女はそれを携えて町にはいり、
しゅうとめに
その拾ったものを見せ、
かつ食べ飽きて、
残して持ちかえったものを
取り出して与えた。
2:19
しゅうとめは
彼女に言った、
「あなたは、
きょう、
どこで穂を拾いましたか。
どこで働きましたか。
あなたを
そのように顧みてくださったかたに、
どうか祝福があるように」。
そこで
彼女は
自分が
だれの所で働いたかを、
しゅうとめに告げて、
「わたしが、
きょう働いたのは
ボアズという
名の人の所です」
と言った。
2:20
ナオミは嫁に言った、
「生きている者をも、
死んだ者をも、
顧みて、
いつくしみを賜わる主が、
どうぞその人を
祝福されますように」。
ナオミは
また
彼女に言った、
「その人は
わたしたちの
縁者で、
最も近い親戚のひとりです」。
2:21
モアブの女
ルツ
は言った、
「その人は
また
わたしに
『あなたは
わたしの
ところの
刈入れが
全部終るまで、
わたしの
しもべたちの
そばについていなさい』
と言いました」。
2:22
ナオミは
嫁ルツに言った、
「娘よ、
その人のところで
働く女たちと
一緒に出かけるのはけっこうです。
そうすれば
ほかの畑で人に
いじめられるのを
免れるでしょう」。
2:23
それで
彼女は
ボアズのところで
働く女たちの
そばについていて
穂を拾い、
大麦刈
と
小麦刈
の終るまでそうした。
こうして
彼女は
しゅうとめと一緒に暮した。
↓
第3章
3:1
時に
しゅうとめナオミは
彼女に言った、
「娘よ、
わたしは
あなたの落ち着き所を求めて、
あなたを
しあわせにすべきではないでしょうか。
3:2
あなたが一緒に働いた女たちの
主人
ボアズは
わたしたちの
親戚ではありませんか。
彼は
今夜、
打ち場で
大麦を
あおぎ分けます。
3:3
それで
あなたは
身を洗って
油をぬり、
晴れ着をまとって
打ち場に
下って行きなさい。
ただ、
あなたはその人が
飲み食いを終るまで、
その人に
知られてはなりません。
3:4
そしてその人が
寝る時、
その寝る場所を見定め、
はいって行って、
その
足の所を
まくって、
そこに寝なさい。
彼は
あなたのすべきことを
知らせるでしょう」。
3:5
ルツは
しゅうとめに言った、
「あなたのおっしゃることを
皆いたしましょう」。
3:6
こうして
彼女は
打ち場に下り、
すべて
しゅうとめが
命じたとおりにした。
3:7
ボアズは飲み食いして、
心を
たのしませたあとで、
麦を積んである場所の
かたわらへ行って寝た。
そこで
彼女は
ひそかに行き、
ボアズの足の所を
まくって、
そこに寝た。
3:8
夜中になって、
その人は
驚き、
起きかえって見ると、
ひとりの女が
足のところに
寝ていたので、
3:9
「あなたは
だれですか」
と言うと、
彼女は答えた、
「わたしは
あなたの
はしため
ルツです。
あなたの
すそで、
はしためを
おおってください。
あなたは最も
近い親戚です」。
3:10
ボアズは言った、
「娘よ、どうぞ、
主があなたを祝福されるように。
あなたは
貧富にかかわらず
若い人に従い行くことはせず、
あなたが最後に示したこの親切は、
さきに示した
親切にまさっています。
3:11
それで、娘よ、
あなたは
恐れるにおよびません。
あなたが求めることは皆、
あなたのためにいたしましょう。
わたしの
町の人々は皆、
あなたが
りっぱな女であることを
知っているからです。
3:12
たしかに
わたしは
近い親戚ではありますが、
わたしよりも、
もっと
近い親戚があります。
3:13
今夜はここにとどまりなさい。
朝になって、
もしその人が、
あなたのために
親戚の
義務を
つくすならば、
よろしい、
その人に
させなさい。
しかし
主は生きておられます。
その人が、
あなたのために
親戚の
義務を
つくすことを好まないならば、
わたしは
あなたのために
親戚の義務をつくしましょう。
朝までここにおやすみなさい」。
3:14
ルツは朝まで
彼の足のところに寝たが、
だれかれの見分け難いころに起きあがった。
それは
ボアズが
「この女の打ち場にきたことが
人に知られてはならない」
と言ったからである。
3:15
そして
ボアズは言った、
「あなたの着る
外套を持ってきて、
それを広げなさい」。
彼女がそれを広げると、
ボアズは
大麦六オメルを
はかって
彼女に負わせた。
彼女は町に帰り、
3:16
しゅうとめのところへ行くと、
しゅうとめは言った、
「娘よ、どうでしたか」。
そこで
ルツは
その人が
彼女にしたことを
ことごとく告げて、
3:17
言った、
「あのかたは
わたしに向かって、
から手で、
しゅうとめのところへ
帰ってはならないと言って、
この
大麦六オメルを
わたしに
くださいました」。
3:18
しゅうとめは言った、
「娘よ、
この事が
どうなるかわかるまで
お待ちなさい。
あの人は、
きょう、
その事を
決定しなければ
落ち着かないでしょう」。
↓
第4章
4:1
ボアズは
町の門のところへ
上っていって、
そこに
すわった。
すると、
さきに
ボアズが言った
親戚の人が通り過ぎようとしたので、
ボアズはその人に言った、
「友よ、
こちらへきて、
ここに
おすわりください」。
彼はきてすわった。
4:2
ボアズは
また
町の
長老
十人を招いて言った、
「ここにおすわりください」。
彼らがすわった時、
4:3
ボアズは親戚の人に言った、
「モアブの地から帰ってきた
ナオミは、
われわれの親族
エリメレク
の
地所を売ろうとしています。
4:4
それで
わたしは
そのことを
あなたに知らせて、
ここに
すわっている人々と、
民の長老たちの前で、
それを買いなさいと、
あなたに言おうと思いました。
もし、
あなたが、
それを
あがなおうと思われるならば、
あがなってください。
しかし、
あなたがそれを
あがなわないならば、
わたしにそう言って知らせてください。
それを
あがなう人は、
あなたのほかにはなく、
わたしは
あなたの次ですから」。
彼は言った、
「わたしがあがないましょう」。
4:5
そこでボアズは言った、
「あなたが
ナオミの手から
その地所を買う時には、
死んだ者の妻であった
モアブの女
ルツをも買って、
死んだ者の
名を起してその
嗣業を
伝えなければなりません」。
4:6
その親戚の人は言った、
「それでは、
わたしには
あがなうことができません。
そんなことをすれば
自分の嗣業をそこないます。
あなたが
わたしに代って、
自分で
あがなってください。
わたしは
あがなうことができませんから」。
4:7
むかしイスラエルでは、
物を
あがなう事と、
権利の譲渡について、
万事を決定する時の
ならわしはこうであった。
すなわち、
その人は、
自分の
くつを脱いで、
相手の人に渡した。
これが
イスラエルでの
証明の方法であった。
4:8
そこで親戚の人が
ボアズにむかい
「あなたが
自分で
あがないなさい」
と言って、
その
くつ
を
脱いだので、
4:9
ボアズは長老たちと
すべての民に言った、
「あなたがたは、
きょう、
わたしが
エリメレクのすべての物
および
キリオン
と
マロン
の
すべての物を
ナオミの手から
買いとった事の証人です。
4:10
また
わたしは
マロンの妻であったモアブの女
ルツをも買って、
わたしの妻としました。
これは
あの
死んだ者の
名を
起してその嗣業を伝え、
死んだ者の
名がその一族から、
また
その郷里の門から
断絶しないようにするためです。
きょうあなたがたは、その証人です」。
4:11
すると
門にいたすべての民と長老たちは言った、
「わたしたちは証人です。
どうぞ、
主があなたの家にはいる女を、
イスラエルの家を
たてた
ラケル・・・ヤコブの妻(従姉妹)
↓ 父はラバン
姉はレア
実子はヨセフ(Joseph)
「ベン・オニ=ベン・オーニー
(我が苦痛の息子)=ベニヤミン」
を産んで死亡
ベニヤミン=「右(手)側の子
南の子
シリアの
アラムに対して
太陽の昇る
東を向いたときの右側
の
カナアンで生まれた息子」
トーラーの
ベン・ヤミム=「日々の息子」
↓ 「ヤコブが年を重ねた後の息子」
↓ ヨード卵の料理店
と
レア・・・ラケルの姉
「徒労のあまり・疲労している者」を意味
「rare」 は
「生の、珍しい、稀な、生焼け」のモノ
の
ふたりのようにされますよう。
どうぞ、
あなたが
エフラタで富を得、
ベツレヘムで
名を揚げられますように。
4:12
どうぞ、
主が
この若い女によって
あなたに賜わる
子供により、
あなたの家が、
かの
タマル
が
ユダ
に産んだ
ペレヅ
の家のようになりますように」。
4:13
こうして
ボアズは
ルツを
めとって妻とし、
彼女のところにはいった。
主は彼女を
みごもらせられたので、
彼女はひとりの
男の子を産んだ。
4:14
そのとき、
女たちは
ナオミに言った、
「主はほむべきかな、
主はあなたを見捨てずに、
きょう、
あなたに
ひとりの近親を
お授けになりました。
どうぞ、
その子の名が
イスラエルのうちに
高く揚げられますように。
4:15
彼は
あなたの
いのちを新たにし、
あなたの
老年を養う者となるでしょう。
あなたを愛する
あなたの嫁、
七人・・・・・?
の
むすこにも
まさる
彼女が彼を産んだのですから」。
4:16
そこで
ナオミは
その子をとり、
ふところに置いて、
養い育てた。
4:17
近所の女たちは
「ナオミに
男の子が生れた」
と言って、
彼に
名をつけ、
その名を
オベデ
と呼んだ。
彼は
ダビデ
の
父
である
エッサイ
の
父となった。
4:18
さて
ペレヅ
の子孫は次のとおりである。
ペレヅ
から
ヘヅロン
が生れ、
4:19
ヘヅロン
から
ラム
が生れ、
ラム
から
アミナダブ
が生れ、
4:20
アミナダブ
から
ナション
が生れ、
ナション
から
サルモン
が生れ、
4:21
サルモン
から
ボアズ
が生れ、
ボアズ
から
オベデ
が生れ、
4:22
オベデ
から
エッサイ
が生れ、
エッサイ
から
ダビデ
が生れた。
ーーーーー
・・・イスラエル血統主義(民族主義)者からは「ナオミ(直見)の息子の嫁「ルツ(ルフイ)=路得」は「モアブの女=異邦人の娘」である・・・当時のイスラエルの政治的状況の「女性の立場」だろう・・・敵地の男は皆殺しだが、「女」は「戦利品」であった。「美人の女」は奴隷にせず結婚も出来た。
なによりも「モーゼの時代」にエジプト脱出した時は「異邦人」としての「(一部の?)エジプト人」も脱出した。しかも「エジプト国家」として「エジプト人」を怨んではならないとしていた・・・