1746日目・・・「甲状腺ホルモン低下」で「鬱」に似た病症・・・「甲状腺機能の異常」による・・・「甲=きのえ・よろい かぶと」、「表面を覆う堅いもの・甲羅(こうら)・鎧(よろい)」、「木の孚甲( フコウ)を戴くの象に從ふ」とあり、「若芽が種の殻を被って生えている」など・・・「咽喉仏」付近に存在する「蝶々型のホルモン器官」・・・NHK「タメシテがってん」・・・「咽喉仏の下辺りにある甲状腺、この機能が低下する病気を甲状腺機能低下症」・・・「甲状腺の機能が低下すると、全身の細胞を元気にする「甲状腺ホルモン」の

 「甲」
  ↓
 「一番目・鎧・兜・殻」という意味
 「胛(かいがらぼね・肩の逆三角形の骨)」を代用
 字形
 「東方の孟(はじ)めなり。陽气萌動す(説文解字)」
 「木の孚甲(フコウ)を戴くの象に從ふ」
    孚甲=草木種子の分裂の發芽
       孚(フ・はぐくむ・生まれる)
       柳稊・・・柳の芽
        稊(いぬびえ・テイ・ダイ)?
         ↓
     似𥟑(稗・ひえ)、布地生穢草也=稊
           稊=穢草=雜草・惡草
           稊有米而細
           稊米之在太倉
           稊米=小米・草也
          ↓↑ 
         いぬびゆ (犬びゆ)=蔓ノ鶏頭
              模様びゆ=赤葉千日紅
              ヒユ=アマランサス
              犬びゆ=細青鶏頭
                  葉鶏頭
                  青びゆ
         いぬび?=沖縄弁のイヌビ=魚
              カクレクマノミ
              スズキ目スズメダイ科の魚
          ↓↑
         稊=darnels(毒麦)
           tares(空豆の総称
             オオカラスノエンドウ
             大鴉の豌豆
             スズメノエンドウ
             雀の豌豆
             雑草・毒草
             好ましくないもの)
       植物種子の外殼
       萌發、萌生
 「一に曰く人頭宐為甲、甲は人頭に象る」
 「古文の𠇚の解説で
  十に始まり、千に見(あら)われ、木の象に成る」
 「亀甲の裂け目の象形」
 「甲」=「囗(ロ)+十」→国+十字
      甲斐・甲州・甲殻
 ・・・「果実の種の殻」・・・「亀甲文字」・・・
ーーーーー
 旧約聖書
 「ルツ(ルフイ)記=路得記」
  ↓
 モアブ人の女性の名前
 「ルツ記(路得記)」
 旧約聖書でもっとも短い書
  ↓
 ルツは異邦人である
 その血筋は
 ダビデ王にいたる
  ↓
 ユダ
 の
 ベツレヘム出身者である
 エリメレクは、
 妻である
 ナオミ
 と
 二人の息子を伴って
 モアブの地に移り住む
 二人の息子は
 その地の娘達と結婚する
 エリメレクは死んで
 二人の息子達も
 それぞれの
 妻
 オルパ
 と
 ルツを残して死ぬ
 ナオミ
 は
 夫の故郷
 ユダに帰ることとし、
 息子達の寡婦となった
 二人に対し、
 それぞれの帰郷するようすすめるが
 ルツ
 だけは
 ナオミ
 と一緒いることを望み、
 二人はエリメレクの故郷、
 ベツレヘムへと帰郷
 ↓
 ルツは
 エリメレクの遠縁の親戚にあたる、
 ボアズの畑で麦の落穂を拾った
 ボアズ
 は
 姑(ナオミ)に尽くす
 ルツに感心する
 ↓
 ナオミ
 は
 ボアズ
 が
 請戻しの権利を有する人物であることに気づき、
 ルツを自分自身の
 代わりに
 請戻させるため、
 彼女にボアズの床に入るよう勧め、
 ルツはその言葉に従うが
 ボアズは、自分よりも
 請戻しの権利が高い
 もう一人の人物がいることを
 ルツに明かし、
 彼女には一切触れず、
 ナオミへの贈り物を
 ルツに持たせて
 彼女を家に帰らせる
 ボアズは請戻しの権利を持つ
 もう一人の親族に掛け合い、
 親族としての
 責任の履行権を譲り受ける
 これによって
 ボアズ
 は
 ルツ
 を正式な妻として迎え入れた
  ↓↑
 レビラト婚
 兄が子供を残さず、
 死んだ場合に
 弟が兄の妻を
 娶ることで
 家系を存続させる仕組み
  ↓↑
 ボアズの妻となった
 ルツは
 息子
 オベデ・・・
 を生む
 オベデ・・・
 は
 後の
 ダビデ・・・
 の祖父にあたる・・・
  ↓↑
 モアブ人である
 ルツ
 が
 イスラエル人の
 慣習(レビラト婚)に従い、
 その律法に従って
 イスラエル
 子孫存続をなした・・・「混血容認」?
  ↓↑
 日本の「御家断絶」は
 「実父」に「実子」が存在しない場合、
 「養子=とりこ・擒・鳥子・禽子・酉子」→卵子
     虜(とりこ・捕虜)=捕囚(ホシュウ)
     人質(ひとじち)」
 を迎えて家をまもる・・・
 「百済の虜(とりこ)は
  扶余豊璋
  or
  扶余豐璋
  義慈王(在位641年〜660年)の王子
  扶余豊璋
  or
  徐豊璋(日本書紀
  日本で
  蜂の養蜂に失敗・・・」、
 「新羅の虜(とりこ)は
  金春秋(602年?〜661年)
  武烈王
 (新羅第29代王・在位654年〜661年)
  第25代真智王の子の
  伊飡(2等官)の
  金龍春(龍樹
      文興葛文王)の王子
  善徳女王(27代)は従姉
  真徳女王(28代)は姉
  皇后は
  金舒玄の娘の
  文明夫人=文姫=訓帝夫人」
   ↓↑
  真聖女王(生年不明〜897年)=金蔓
  新羅(676年〜935年)時期の女王
  三国時代新羅の三番目の女王
  (在位887年〜897年)
  平安時代
  宇多天皇源定省)と
  同時代の新羅女王
  宇多天皇藤原基経
  「阿衡事件」・・・「阿衡は中国の
            殷代の
            伊尹が任じられた官」
            この故事を
            橘広相は引用
            これを
            文章博士
            藤原佐世
            阿衡は地位は高いが
            職務を持たない」と
            藤原基経は告げられヘソを曲げた
            讃岐守の
            菅原道真
            仲裁、トリナシて一件落着
  宇多天皇源定省)は
  藤原基経
  異母妹である
  尚侍
  「藤原淑子」の「猶子」
  猶子=兄弟・親類や
     他人の子と親子関係を結ぶ制度
     兄弟の子・甥(おい)、姪(めい)
     兄弟、親類、
     他人の子を自分の子としたもの
     義子、
     名目上の養子
   ↓
  孝徳天皇大化三年(647)是歳
  (日本書紀
  新羅は、
  「金春秋」を遣わして、
  孔雀と鸚鵡を献った
  よりて春秋を
  「質むかはり(仍以春秋為質)」とした
  「白村江(663年・天智二年八月)の海戦の
   勝利者」である
  ↓↑
  江戸時代の幕府の諸藩は
 「血筋よりも御家大事」である・・・
 「藩主」の「実子」が無い場合は
  殆んどが
 「徳川家=葵の御紋の血統」が
 「養子」となって「藩=家」の存立をハカる・・・
 「医者」も「養父(やぶ・ヨウフ)」→「藪医者・薮慰藉・籔慰謝」となって「とり子」を育てる・・・
 ・・・「いしゃりょう=慰謝料=慰藉料」=生命・身体・自由・名誉・貞操」などが不法に侵害された場合の、
 「精神的損害に対する損害賠償金」、
 「精神的苦痛に対する損害賠償金。
  身体・自由・生命・名誉などを
  侵害する不法行為債務不履行について請求できる」
 「感情的な強さを与える・労(ねぎ-らう)る・慰(なぐさ)める・慰撫・慰謝・宥(なだ-める・ゆるす)める・和(なご-める・やわら-める)める・慰する・慰安・慰(なぐ-さめる)む・力づける・失望や苦痛への慰め、慰み・慰謝 ・慰め慰める行為」・・・
 ・・・「兵士の慰安・慰謝」、その「慰安婦」の「慰謝」とは・・・?・・・「ワレたタマゴのカラ」・・・
  ↓↑
 成立は
 ユダヤイスラエル)が
 バビロンの
 ペルシア
 キュロス王支配の後
 イスラエルの一部の民が
 エルサレムに帰還し
 80年後の
 紀元前458年
 ペルシア王
 アルタシャスタの治世
 第7年目、
 エズラは王の許可を得て
 バビロン
 から
 エルサレムに赴いた
 (エズラ記7:1、7:6、7:8、7:11-13)
 ユダヤ人は
 12氏族、およそ5000人の人々が同行
 エズラ
 アハワ川のほとりで断食布告
 イスラエルの民や
 祭司や
 レビ人たちが
 異国の妻を娶(めと)っていた
 エズラ
 異国の妻たちを
 追い出すよう民に命じたが、
 なかなか解決せず
 三ヶ月の期間を要した(エズラ記10:1-19)
 エズラ
 ユダヤ人の純粋性を回復しようとした・・・
  ↓↑
 「ルツ記」は
 非ユダヤ人との
 婚姻に好意的で
 これは
 エズラ・・・エズラヘブライ語
           ラテン文字表記=Ezra)
           アロンの家系の祭司
           エレアザル
           また
           ピネハスの子孫
          (エズラ記7: 1-5)、7:11)
          「写字生=エズラ記・7:6
           ヘブライ語
           アラム語も書けた」・・・
           ユダヤ人社会の
           宗教と法の掟を統合・・・
           ユダヤ民族の信仰や生活、
           ユダヤ教の土台を築いた・・・
 による
 非ユダヤ人との婚姻を
 解消させる政策への反論・・・
  ↓↑
ーーーーー
 旧約聖書
 「ルツ(ルフイ)記=路得記」
第1章
1:1
さばきづかさ

世を治めているころ、
国に
飢饉(キキン)・・・・最大の原因
があったので、
ひとりの人が
その妻と
ふたりの
男の子を連れて
ユダ

ベツレヘム
を去り、
モアブ
の地へ行って
そこに滞在した。
1:2
その人の名は
エリメレク、
妻の名は
ナオミ、
ふたりの男の子の名は
マロン・・・・万(萬)論→太安万侶

キリオン・・・記理音→古事記の理の音
といい、
ユダ・・・・・委ね

ベツレヘム

エフラタ・・・重附等(覶)多
びと
であった。
彼らは
モアブの地へ行って、
そこにおったが、
1:3
ナオミ・・・・・直見・尚見・猶見


エリメレク・・・得理目例句
は死んで、
ナオミ

ふたりの男の子が残された。
1:4
ふたりの男の子は
それぞれ
モアブ・・・摸阿武
の女

妻に迎えた。
そのひとりの名は
オルパ・・・織る葉
といい、
ひとりの名は
ルツ・・・・留通・婁通
といった。
彼らはそこに
十年ほど住んでいたが、
1:5
マロン

キリオン

ふたりもまた死んだ。
こうして
ナオミ

ふたりの子と
夫とに先だたれた。
1:6
その時、
ナオミ

モアブの地で、
主がその民を顧みて、
すでに
食物をお与えになっていることを
聞いたので、
その嫁と共に立って、
モアブの地
から
ふるさとへ
帰ろうとした。
1:7
そこで
彼女は今いる所を出立し、
ユダの地へ帰ろうと、
ふたりの嫁を連れて
道に進んだ。
1:8
しかし
ナオミは
ふたりの嫁に言った、
「あなたがたは、
 それぞれ
 自分の母の家に帰って行きなさい。
 あなたがたが、
 死んだ
 ふたりの子と
 わたしに
 親切をつくしたように、
 どうぞ、
 主があなたがたに、
 いつくしみを
 賜わりますよう。
1:9
 どうぞ、
 主が
 あなたがたに夫を与え、
 夫の家で、
 それぞれ
 身の落ち着き所を
 得させられるように」。
こう言って、
ふたりの嫁に
口づけ・・・・kiss→キッス
したので、
彼らは声をあげて泣き、
1:10
ナオミに言った、
「いいえ、
 わたしたちは
 一緒に
 あなたの民のところへ帰ります」。
1:11
しかしナオミは言った、
「娘たちよ、
 帰って行きなさい。
 どうして、
 わたしと
 一緒に行こうというのですか。
 あなたがたの
 夫となる子が
 まだ
 わたしの
 胎内
 にいると
 思うのですか。
1:12
 娘たちよ、
 帰って行きなさい。
 わたしは
 年をとっているので、
 夫をもつことはできません。
 たとい、
 わたしが
 今夜、
 夫をもち、
 また
 子を産む
 望みがあるとしても、
1:13
 そのために
 あなたがたは、
 子どもの成長するまで
 待っているつもりなのですか。
 あなたがたは、
 そのために
 夫をもたずにいるつもりなのですか。
 娘たちよ、
 それはいけません。
 主の手がわたしに臨み、
 わたしを責められたことで、
 あなたがたのために、
 わたしは
 非常に
 心を痛めているのです」。
1:14
彼らはまた声をあげて泣いた。
そして
オルパは
その
しゅうとめに
口づけしたが、
ルツは
しゅうとめ
を離れなかった。
1:15
そこでナオミは言った、
「ごらんなさい。
 あなたの
 相嫁
 は
 自分の民と
 自分の神々のもとへ
 帰って行きました。
 あなたも
 相嫁
 の
 あとについて帰りなさい」。
1:16
しかしルツは言った、
「あなたを捨て、
 あなたを離れて帰ることを
 わたしに勧めないでください。
 わたしは
 あなたの行かれる所へ行き、
 また
 あなたの宿られる所に宿ります。
 あなたの民は
 わたしの民、
 あなたの神は
 わたしの神です。
1:17
 あなたの死なれる所で
 わたしも死んで、
 その
 かたわらに葬られます。
 もし
 死に別れでなく、
 わたしが
 あなたと別れるならば、
 主よ、
 どうぞ
 わたしを
 いくえにも
 罰してください」。
1:18
ナオミ

ルツ
が自分と一緒に行こうと、
固く決心しているのを見たので、
そのうえ言うことをやめた。
1:19
そして
ふたりは
旅をつづけて、
ついに
ベツレヘムに着いた。
彼らが
ベツレヘムに着いたとき、
町は
こぞって彼らのために騒ぎたち、
女たちは言った、
「これはナオミですか」。
1:20
ナオミは彼らに言った、
「わたしを
 ナオミ(楽しみ)と呼ばずに、
 マラ(苦しみ)と呼んでください。
 なぜなら
 全能者が
 わたしを
 ひどく苦しめられたからです。
1:21
 わたしは
 出て行くときは
 豊かでありましたが、
 主は
 わたしを
 から手で帰されました。
 主が
 わたしを
 悩まし、
 全能者が
 わたしに
 災をくだされたのに、
 どうして
 わたしを
 ナオミ
 と呼ぶのですか」。
1:22
こうしてナオミは、
モアブの地から帰った嫁、
モアブの女
ルツと一緒に帰ってきて、
大麦刈の初めに
ベツレヘム
に着いた。
 ↓
第2章
2:1
さてナオミには、

エリメレクの一族で、
非常に裕福な
ひとりの親戚があって、
その名を
ボアズといった。
2:2
モアブの女
ルツはナオミに言った、
「どうぞ、
 わたしを畑に行かせてください。
 だれか
 親切な人が見当るならば、
 わたしは
 その方の
 あとについて
 落ち穂を拾います」。
 ナオミが彼女に
 「娘よ、行きなさい」
と言ったので、
2:3
ルツは行って、
刈る人たちのあとに従い、
畑で
落ち穂を拾ったが、
彼女は
はからずも
エリメレク
の一族である
ボアズ
の畑の部分にきた。
2:4
その時
ボアズ
は、
ベツレヘムからきて、
刈る者どもに言った、
「主があなたがたと共に
 おられますように」。
彼らは答えた、
「主があなたを
 祝福されますように」。
2:5
ボアズは
刈る人たちを
監督している
しもべに言った、
「これは
 だれの娘ですか」。
2:6
刈る人たちを
監督しているしもべは答えた、
「あれは
 モアブの女で、
 モアブの地から
 ナオミと
 一緒に帰ってきたのですが、
2:7
 彼女は
 『どうぞ、
  わたしに、
  刈る人たちのあとについて、
  束のあいだで、
  落ち穂を拾い集めさせてください』
 と言いました。
 そして彼女は朝早くきて、
 今まで働いて、
 少しのあいだも
 休みませんでした」。
2:8
ボアズは
ルツに言った、
「娘よ、お聞きなさい。
 ほかの畑に
 穂を拾いに行ってはいけません。
 またここを去ってはなりません。
 わたしのところで
 働く女たちを離れないで、
 ここにいなさい。
2:9
 人々が
 刈りとっている
 畑に
 目をとめて、
 その
 あとについて行きなさい。
 わたしは
 若者たちに命じて、
 あなたの
 じゃまをしないようにと、
 言っておいたではありませんか。
 あなたが
 かわく時には
 水瓶(がめ・甕・鹿目・亀・科目)
 のところへ行って、
 若者(わかもの・ジャクシャ・もしくハ)たちの
 汲(くん)だのを飲みなさい」。
2:10
彼女は
地に伏して拝し、
彼に言った、
「どうして
 あなたは、
 わたしのような
 外国人を顧みて、
 親切にしてくださるのですか」。
2:11
ボアズは答えて彼女に言った、
「あなたの夫が死んでこのかた、
 あなたが
 姑(しゅうとめ)に
 尽(つく)したこと、
 また
 自分の父母と生れた国を離れて、
 かつて
 知らなかった民のところにきたことは
 皆
 わたしに
 聞えました。
2:12
 どうぞ、主が
 あなたのしたことに
 報いられるように。
 どうぞ、
 イスラエルの神、主、
 すなわち
 あなたが
 その
 翼の下に身を
 寄せようとしてきた
 主から
 じゅうぶんの
 報いを得られるように」。
2:13
彼女は言った、
「わが主よ、
 まことにありがとうございます。
 わたしは
 あなたの
 婢女(はしため)の
 ひとりにも及ばないのに、
 あなたはこんなに
 わたしを
 慰め、
 はしために
 懇(ねんごろ)に
 語られました」。
2:14
食事の時、
ボアズは
彼女に言った、
「ここへきて、
 パンを食べ、
 あなたの食べる物を
 酢(す)に浸しなさい」。
彼女が刈る人々の
傍(かたわ)らに
すわったので、
ボアズは
焼麦(やきむぎ・ショウバイ)
を彼女に与えた。
彼女は
飽(あ)きるほど
食べて残した。
2:15
そして
彼女がまた
穂を拾おうと立ちあがったとき、
ボアズは
若者たちに命じて言った、
「彼女には
 束の間でも
 穂を拾わせなさい。
 とがめてはならない。
2:16
 また
 彼女のために
 束から
 わざと抜き落しておいて
 拾わせなさい。
 しかってはならない」。
2:17
こうして
彼女は
夕暮まで
畑で
落ち穂を
拾った。
そして
拾った穂を打つと、
大麦は
一エパ
ほどあった。
2:18
彼女はそれを携えて町にはいり、
しゅうとめに
その拾ったものを見せ、
かつ食べ飽きて、
残して持ちかえったものを
取り出して与えた。
2:19
しゅうとめは
彼女に言った、
「あなたは、
 きょう、
 どこで穂を拾いましたか。
 どこで働きましたか。
 あなたを
 そのように顧みてくださったかたに、
 どうか祝福があるように」。
そこで
彼女は
自分が
だれの所で働いたかを、
しゅうとめに告げて、
「わたしが、
 きょう働いたのは
 ボアズという
 名の人の所です」
と言った。
2:20
ナオミは嫁に言った、
「生きている者をも、
 死んだ者をも、
 顧みて、
 いつくしみを賜わる主が、
 どうぞその人を
 祝福されますように」。
ナオミは
また
彼女に言った、
「その人は
 わたしたちの
 縁者で、
 最も近い親戚のひとりです」。
2:21
モアブの女
ルツ
は言った、
「その人は
 また
 わたしに
 『あなたは
  わたしの
  ところの
  刈入れが
  全部終るまで、
  わたしの
  しもべたちの
  そばについていなさい』
 と言いました」。
2:22
ナオミは
嫁ルツに言った、
「娘よ、
 その人のところで
 働く女たちと
 一緒に出かけるのはけっこうです。
 そうすれば
 ほかの畑で人に
 いじめられるのを
 免れるでしょう」。
2:23
それで
彼女は
ボアズのところで
働く女たちの
そばについていて
穂を拾い、
大麦刈

小麦刈
の終るまでそうした。
こうして
彼女は
しゅうとめと一緒に暮した。
 ↓
第3章
3:1
時に
しゅうとめナオミは
彼女に言った、
「娘よ、
 わたしは
 あなたの落ち着き所を求めて、
 あなたを
 しあわせにすべきではないでしょうか。
3:2
 あなたが一緒に働いた女たちの
 主人
 ボアズは
 わたしたちの
 親戚ではありませんか。
 彼は
 今夜、
 打ち場で
 大麦を
 あおぎ分けます。
3:3
 それで
 あなたは
 身を洗って
 油をぬり、
 晴れ着をまとって
 打ち場に
 下って行きなさい。
 ただ、
 あなたはその人が
 飲み食いを終るまで、
 その人に
 知られてはなりません。
3:4
 そしてその人が
 寝る時、
 その寝る場所を見定め、
 はいって行って、
 その
 足の所を
 まくって、
 そこに寝なさい。
 彼は
 あなたのすべきことを
 知らせるでしょう」。
3:5
ルツは
しゅうとめに言った、
「あなたのおっしゃることを
 皆いたしましょう」。
3:6
こうして
彼女は
打ち場に下り、
すべて
しゅうとめが
命じたとおりにした。
3:7
ボアズは飲み食いして、
心を
たのしませたあとで、
麦を積んである場所の
かたわらへ行って寝た。
そこで
彼女は
ひそかに行き、
ボアズの足の所を
まくって、
そこに寝た。
3:8
夜中になって、
その人は
驚き、
起きかえって見ると、
ひとりの女が
足のところに
寝ていたので、
3:9
「あなたは
 だれですか」
 と言うと、
彼女は答えた、
「わたしは
 あなたの
 はしため
 ルツです。
 あなたの
 すそで、
 はしためを
 おおってください。
 あなたは最も
 近い親戚です」。
3:10
ボアズは言った、
「娘よ、どうぞ、
 主があなたを祝福されるように。
 あなたは
 貧富にかかわらず
 若い人に従い行くことはせず、
 あなたが最後に示したこの親切は、
 さきに示した
 親切にまさっています。
3:11
 それで、娘よ、
 あなたは
 恐れるにおよびません。
 あなたが求めることは皆、
 あなたのためにいたしましょう。
 わたしの
 町の人々は皆、
 あなたが
 りっぱな女であることを
 知っているからです。
3:12
 たしかに
 わたしは
 近い親戚ではありますが、
 わたしよりも、
 もっと
 近い親戚があります。
3:13
 今夜はここにとどまりなさい。
 朝になって、
 もしその人が、
 あなたのために
 親戚の
 義務を
 つくすならば、
 よろしい、
 その人に
 させなさい。
 しかし
 主は生きておられます。
 その人が、
 あなたのために
 親戚の
 義務を
 つくすことを好まないならば、
 わたしは
 あなたのために
 親戚の義務をつくしましょう。
 朝までここにおやすみなさい」。
3:14
ルツは朝まで
彼の足のところに寝たが、
だれかれの見分け難いころに起きあがった。
それは
ボアズが
「この女の打ち場にきたことが
 人に知られてはならない」
と言ったからである。
3:15
そして
ボアズは言った、
「あなたの着る
 外套を持ってきて、
 それを広げなさい」。
彼女がそれを広げると、
ボアズは
大麦六オメルを
はかって
彼女に負わせた。
彼女は町に帰り、
3:16
しゅうとめのところへ行くと、
しゅうとめは言った、
「娘よ、どうでしたか」。
そこで
ルツは
その人が
彼女にしたことを
ことごとく告げて、
3:17
言った、
「あのかたは
 わたしに向かって、
 から手で、
 しゅうとめのところへ
 帰ってはならないと言って、
 この
 大麦六オメルを
 わたしに
 くださいました」。
3:18
しゅうとめは言った、
「娘よ、
 この事が
 どうなるかわかるまで
 お待ちなさい。
 あの人は、
 きょう、
 その事を
 決定しなければ
 落ち着かないでしょう」。
 ↓
第4章
4:1
ボアズは
町の門のところへ
上っていって、
そこに
すわった。
すると、
さきに
ボアズが言った
親戚の人が通り過ぎようとしたので、
ボアズはその人に言った、
「友よ、
 こちらへきて、
 ここに
 おすわりください」。
 彼はきてすわった。
4:2
ボアズは
また
町の
長老
十人を招いて言った、
「ここにおすわりください」。
彼らがすわった時、
4:3
ボアズは親戚の人に言った、
「モアブの地から帰ってきた
 ナオミは、
 われわれの親族
 エリメレク
 の
 地所を売ろうとしています。
4:4
 それで
 わたしは
 そのことを
 あなたに知らせて、
 ここに
 すわっている人々と、
 民の長老たちの前で、
 それを買いなさいと、
 あなたに言おうと思いました。
 もし、
 あなたが、
 それを
 あがなおうと思われるならば、
 あがなってください。
 しかし、
 あなたがそれを
 あがなわないならば、
 わたしにそう言って知らせてください。
 それを
 あがなう人は、
 あなたのほかにはなく、
 わたしは
 あなたの次ですから」。
 彼は言った、
 「わたしがあがないましょう」。
4:5
そこでボアズは言った、
「あなたが
 ナオミの手から
 その地所を買う時には、
 死んだ者の妻であった
 モアブの女
 ルツをも買って、
 死んだ者の
 名を起してその
 嗣業を
 伝えなければなりません」。
4:6
その親戚の人は言った、
「それでは、
 わたしには
 あがなうことができません。
 そんなことをすれば
 自分の嗣業をそこないます。
 あなたが
 わたしに代って、
 自分で
 あがなってください。
 わたしは
 あがなうことができませんから」。
4:7
むかしイスラエルでは、
物を
あがなう事と、
権利の譲渡について、
万事を決定する時の
ならわしはこうであった。
すなわち、
その人は、
自分の
くつを脱いで、
相手の人に渡した。
これが
イスラエルでの
証明の方法であった。
4:8
そこで親戚の人が
ボアズにむかい
「あなたが
 自分で
 あがないなさい」
と言って、
その
くつ

脱いだので、
4:9
ボアズは長老たちと
すべての民に言った、
「あなたがたは、
 きょう、
 わたしが
 エリメレクのすべての物
 および
 キリオン
 と
 マロン
 の
 すべての物を
 ナオミの手から
 買いとった事の証人です。
4:10
 また
 わたしは
 マロンの妻であったモアブの女
 ルツをも買って、
 わたしの妻としました。
 これは
 あの
 死んだ者の
 名を
 起してその嗣業を伝え、
 死んだ者の
 名がその一族から、
 また
 その郷里の門から
 断絶しないようにするためです。
 きょうあなたがたは、その証人です」。
4:11
すると
門にいたすべての民と長老たちは言った、
「わたしたちは証人です。
 どうぞ、
 主があなたの家にはいる女を、
 イスラエルの家を
 たてた
 ラケル・・・ヤコブの妻(従姉妹)
 ↓     父はラバン
       姉はレア
       実子はヨセフ(Joseph)
      「ベン・オニ=ベン・オーニー
      (我が苦痛の息子)=ベニヤミン」
       を産んで死亡
       ベニヤミン=「右(手)側の子
             南の子
             シリアの
             アラムに対して
             太陽の昇る
             東を向いたときの右側
             の
             カナアンで生まれた息子」
             トーラーの
             ベン・ヤミム=「日々の息子」
 ↓          「ヤコブが年を重ねた後の息子」
 ↓           ヨード卵の料理店
 と
 レア・・・ラケルの姉
      「徒労のあまり・疲労している者」を意味
      「rare」 は
      「生の、珍しい、稀な、生焼け」のモノ
 の
 ふたりのようにされますよう。
 どうぞ、
 あなたが
 エフラタで富を得、
 ベツレヘム
 名を揚げられますように。
4:12
 どうぞ、
 主が
 この若い女によって
 あなたに賜わる
 子供により、
 あなたの家が、
 かの
 タマル
 が
 ユダ
 に産んだ
 ペレヅ
 の家のようになりますように」。
4:13
こうして
ボアズは
ルツを
めとって妻とし、
彼女のところにはいった。
主は彼女を
みごもらせられたので、
彼女はひとりの
男の子を産んだ。
4:14
そのとき、
女たちは
ナオミに言った、
「主はほむべきかな、
 主はあなたを見捨てずに、
 きょう、
 あなたに
 ひとりの近親を
 お授けになりました。
 どうぞ、
 その子の名が
 イスラエルのうちに
 高く揚げられますように。
4:15
 彼は
 あなたの
 いのちを新たにし、
 あなたの
 老年を養う者となるでしょう。
 あなたを愛する
 あなたの嫁、
 七人・・・・・?
 の
 むすこにも
 まさる
 彼女が彼を産んだのですから」。
4:16
そこで
 ナオミは
 その子をとり、
 ふところに置いて、
 養い育てた。
4:17
近所の女たちは
「ナオミに
 男の子が生れた」
と言って、
彼に
名をつけ、
その名を
オベデ
と呼んだ。
彼は
ダビデ


である
エッサイ

父となった。
4:18
さて
ペレヅ
の子孫は次のとおりである。
ペレヅ
から
ヘヅロン
が生れ、
4:19
ヘヅロン
から
ラム
が生れ、
ラム
から
アミナダブ
が生れ、
4:20
アミナダブ
から
ナション
が生れ、
ナション
から
サルモン
が生れ、
4:21
サルモン
から
ボアズ
が生れ、
ボアズ
から
オベデ
が生れ、
4:22
オベデ
から
エッサイ
が生れ、
エッサイ
から
ダビデ
が生れた。
ーーーーー
 ・・・イスラエル血統主義民族主義)者からは「ナオミ(直見)の息子の嫁「ルツ(ルフイ)=路得」は「モアブの女=異邦人の娘」である・・・当時のイスラエルの政治的状況の「女性の立場」だろう・・・敵地の男は皆殺しだが、「女」は「戦利品」であった。「美人の女」は奴隷にせず結婚も出来た。
 なによりも「モーゼの時代」にエジプト脱出した時は「異邦人」としての「(一部の?)エジプト人」も脱出した。しかも「エジプト国家」として「エジプト人」を怨んではならないとしていた・・・