1715日目・・・「モーゼ」は「猶太(ゆだや・JUDAEA)・アブラハム→ヤコブ=イスラエル→ユダ」と云う一族郎党の末裔の「リーダー」ではなく、当時の「エジプト」での「支配階級の内紛(宗教的対立)」と「対外戦争」、「自然災害・飢饉」で「エジプト」を出た「難民集団」のリーダーであった・・・「旧約聖書・民数記」は「荒野」を彷徨ったのではなく、「古代エジプト史」を彷徨っている・・・当然、「モーゼ」は「エジプトの王族」か「支配階級の高級官吏」であったハズである・・・「エジプト脱出」中の彷徨と放浪には「ユダヤ人」

 終戦後、満州、半島から命からがら引き上げてきた「ニホンジン」はウンがよかったのかも。シベリヤに抑留され死亡した人々は無念であったろうな。中国残留孤児の日本帰還はどうだったんだか・・・帝国日本の秘密機関が現地人から「宝石」を掠奪、略奪して戦後の政界要人にバラ撒いた、と云う噂もあったが・・・
 エジプト脱出の人間には「金銀財宝」はあった。だが「食糧」はどうするのか・・・「農地=穀物」を放棄して荒野を放浪する為には「牧畜業の人々」を頼るほかに手はない。なんせ、「民数記」の記録には「60万」の人間である。これらの放浪、彷徨する「人間」を養うには膨大な「食糧の確保」が前提である・・・しかも、充分に食事を全うできるのは「アロンの一族」である「レビ人」である・・・不満を呟き、述べる「イスラエル人」は次々と「神の怒り」によって「殺された」・・・
 「神」は「イスラエル人」の「レビ人(祭司集団=軍事官僚・参謀本部)」と、「軍事的組織化=軍隊・兵卒」をはかったが、うまくいかなかった・・・「兵站=兵糧物資」の奉納「10分の1」は「レビ人」に分配され、「神の作戦会議」には「モーゼ・アロン=レビ人」の一族のみ参加・・・「イスラエル人の他部族の頭」は「神の下の公平化、民主化」を要求した・・・
 「軍事戦争」に「民主化」では「勝利」出来ないのは自明である・・・「民主化、公平化」を望んだ者は当然、粛清、処刑されたのである・・・
 ・・・この当時の現実的な生活の場である「乳と蜜の地」を目指した「イスラエル人」に「天国」、「陰府(冥府・地獄)」と云うコトバの観念があったのか、どうなのか・・・そして、「乳と蜜の地」であって、「豊饒な穀物の地」ではない・・・「遊牧民主体の放浪、彷徨の軍事組織」は「天幕移動」の「宿営」生活そのものが「兵站」でもある・・・

 「不倫条項(5:22)」には
 「また、呪いの水が、
  あなたの腹にはいって
  あなたの腹をふくれさせ、
  あなたの腿(もも)をやせさせるように」。
 その時、
 女は
 「アァメン、アァメン」
 と言わなければならない。」
 と記されているが「手足が痩せ、腹が水で膨れているように見える」のはTV映像や、報道写真でみる「栄養失調の難民小児」の状態である・・・だが女性が妊娠でないならば「子宮の筋肉にできた腫瘍(子宮筋腫)」か「卵巣嚢腫」であろう・・・
 ・・・問題にしたいのは「アァメン、アァメン」である。類似(類字)するコトバは、
 「アモン(Ammon)=アムン(Amun)=アメン」・・・ナイル川 東岸のテーベ(ルクソール)の「大気の守護神、豊饒神」・・・
 「アモン」
 「アメン」
   ↓
 「アテン=アトン(Aten)」・・・「夕陽の神・太陽光線の神」で「唯一神の創造神」、「アマルナ革命の象徴神」・・・「アマルナまたはエル・アマルナ(アラビア語: العمارنة al-'amārnah)は、ナイル川東岸、 現在のエジプトのミニヤー県に位置する場所」である。「アル・アマルナ」とも。「テル・エル・アマルナ」とも。
 紀元前1353年ごろ
 エジプト第18王朝後期の
 ファラオ・アメンホテプ4世(Amenhotep IV)
 「イクナートン= Akhenaten(在位4年・紀元前1346年)」
 「アク・エン・アテン=アテンに愛される者」
 が建設した都市で
 「在位7年(紀元前1343年)」にテーベから遷都
 古代エジプトでは
 「アケト-アテン (Akhetaten)」 と呼ばれた?
         明けた 天?
 「アケト-アテン」とは
 「アテン神の地平線」の意・・・絵画からは「夕陽が海平線(水平線)に沈む光景」の象徴ではないのか・・・あるいは「朝陽(旭日)」が昇る光景・・・
 正妃(皇后妃)は
 「ネフェルティティ(Nefertiti・NeFeRTiTi)」で、
 「NeFeR-T-(美しい・者)」が
 「iTi(訪れた)」の意味・・・「イティ」?
 古代エジプト三大美女の一人
 (ネフェルティティ
   ↓
  ラムセス2世の妻の
  ネフェルタリ・・・ネフェルタリ・メリ・エン・ムト
          (Nefertari   MeRi- eN - MuT)
           愛らしき者 寵愛されし者 ムトに
メリエン=マリアン?
                  Marian・Marianus
                      Marianne
   ↓
  クレオパトラ7世)
 6人の娘を産んだ
 大神官アイ(Ay)と、その
 妻テイ(Tey)の娘
 ツタンカーメンの義母
  ↓↑
 「ある・海女婁名(アル・アマルナ)」・・・
 「天照大御神の岩戸隠れ」の後の・・・
 「カデシ」で死んだモーゼの姉の
 「ミリアム」・・・「マリア」の語源
 「開け戸-阿天(アケト-アテン)」
   ↓
 「アトン」
 「アテン(Aten)」
   ↓
 「アーメン(アァメン)」
 である・・・「エジプトの神」である・・・
 そして、
 「アモン (古代ユダ王国
      第15代の王
      前642〜前640
      在位2年で暗殺
      第14代マナセ(Manasseh)の子」、
      父の「マナセ」は預言者イザヤを
      鋸(のこぎり)挽き殺した
      バアル(嵐・雨)神と
      アシュタロス(中傷・告発)神を崇拝
 「アモン(アブラハムの甥
      ロトと
      ロトの娘(次女)との関係で生まれた
      ベン・アミの子孫」
      父親以外に「男」がいなかった
ーーーーー
 旧約聖書
 民数記
第15章
15:14
 ・・・
 また
 あなたがたのうちに
 寄留している他国人、
 または
 あなたがたのうちに、
 代々ながく住む者が、
 火祭をささげて、
 主に香ばしい
 香(かおり)としようとする時は、
 あなたがたがするように、
 その人もしなければならない。
15:15
 会衆たる者は、
 あなたがたも、
 あなたがたのうちに
 寄留している他国人も、
 同一の定めに従わなければならない。
 これは、
 あなたがたが
 代々ながく守るべき定めである。
 他国の人も、
 主の前には、
 あなたがたと
 等しくなければならない。
15:16
 すなわち、
 あなたがたも、
 あなたがたのうちに
 寄留している他国人も、
 同一の律法、
 同一の掟(おきて)に
 従わなければならない』」。
 ↓
15:28
 ・・・ 
 そして
 祭司は、
 人があやまって罪を犯した時、
 そのあやまって罪を犯した人のために、
 主の前に罪の購(あがな・贖)いをして、
 その罪を購(あがな・贖)わなければならない。
 そうすれば、彼はゆるされるであろう。
15:29
 イスラエルの人々のうちの、
 国に生れた者でも、
 そのうちに
 寄留している他国人でも、
 あやまって罪を犯す者には、
 あなたがたは
 同一の律法を用いなければならない。
15:30
 しかし、
 国に生れた者でも、
 他国の人でも、
 故意に罪を犯す者は
 主を汚すもので、
 その人は
 民のうちから
 断たれなければならない。
15:31
 彼は主の言葉を侮り、
 その戒めを破ったのであるから、
 必ず断たれ、
 その罪を負わなければならない』」。
 ↓
第16章
16:1
ここに、
レビの子
コハテ・・・・・・↓
の子なる
イヅハル・・・・・↓
の子
コラ・・・・・「三代目の孫」
        叛逆・反逆・背信
と、
ルベン・・・・・・↓
の子なる
エリアブ・・・・・↓
の子
ダタン・・・・・「三代目の孫」
         叛逆・反逆・背信
および
アビラム・・・・「三代目の孫」
         叛逆・反逆・背信
と、
ルベン・・・・・・↓
の子なる
ペレテ・・・・・・↓
の子
オン・・・・・・・「三代目の孫」
         叛逆・反逆・背信
とが相結び、
  ↓↑
 ・・・いずれも「三代目の孫」・・・
  ↓↑
16:2
イスラエルの人々のうち、
会衆のうちから選ばれて、
司(つかさ)となった
名のある人々
二百五十人
と共に立って、
モーセ
に逆らった。
16:3
彼らは集まって、
モーセとアロンとに逆らって言った、
「あなたがたは、
 分を越えています。
 全会衆は、
 ことごとく聖なるものであって、
 主がそのうちにおられるのに、
 どうして
 あなたがたは、
 主の会衆の上に立つのですか」。
16:4
モーセはこれを聞いてひれ伏した。
 ↓
16:24
「あなたは会衆に告げて、
 コラ
 と
 ダタン
 と
 アビラム
 の
 すまいの周囲を去れと言いなさい」。
16:25
モーセは立って
ダタン

アビラム
のもとに行ったが、
イスラエルの長老たちも、
彼に従って行った。
16:26
モーセは会衆に言った、
「どうぞ、
 あなたがたは
 これらの悪い人々の天幕を離れてください。
 彼らのものには何にも触れてはならない。
 彼らのもろもろの罪によって、
 あなたがたも滅ぼされてはいけないから」。
16:27
そこで
人々は
コラ

ダタン

アビラム

すまいの周囲を離れ去った。
そして、
ダタン

アビラム
とは、
妻、子、および幼児と一緒に出て、
天幕の入口に立った。
16:28
モーセは言った、
「あなたがたは
 主が
 これらのすべての事をさせるために、
 わたしをつかわされたこと、
 また
 わたしが、
 これを
 自分の心にしたがって行うものでないことを、
 次のことによって知るであろう。
16:29
 すなわち、
 もし
 これらの人々が、
 普通の死に方で死に、
 普通の運命に会うのであれば、
 主がわたしを
 つかわされたのではない。
16:30
 しかし、
 主が新しい事をされ、
 地が口を開いて、
 これらの人々と、
 それに属する者とを、
 ことごとくのみつくして、
 生きながら
 陰府(インプ)に・・・・?
 下らせられるならば、
 あなたがたは
 これらの人々が、
 主を侮ったのであることを
 知らなければならない」。
16:31
モーセが、
これらの
すべての言葉を述べ終ったとき、
彼らの下の土地が裂け、
16:32
地は口を開いて、
彼らとその家族、
ならびに
コラに属するすべての人々と、
すべての所有物を
のみつくした。
16:33
すなわち、
彼らと、彼らに属するものは、
皆生きながら
陰府に下り、
地はその上を閉じふさいで、
彼らは
会衆のうちから、
断ち滅ぼされた。
16:34
この時、
その周囲にいたイスラエルの人々は、
みな彼らの叫びを聞いて逃げ去り、
「恐らく地はわたしたちをも、
 のみつくすであろう」
と言った。
16:35
また
主のもとから火が出て、
薫香を供える
二百五十人をも焼きつくした。
 ↓
16:44
主はモーセに言われた、
16:45
「あなたがたはこの会衆を離れなさい。
 わたしはただちに彼らを滅ぼそう」。
そこで
彼らふたりは、
ひれ伏した。
16:46
モーセはアロンに言った、
「あなたは火ざらを取って、
 それに祭壇から取った火を入れ、
 その上に薫香を盛り、
 急いでそれを会衆のもとに持って行って、
 彼らのために
 罪の購(あがな・贖)いをしなさい。
 主が怒りを発せられ、
 疫病がすでに始まったからです」。
16:47
そこで、
アロンはモーセの言ったように、
それを取って会衆の中に走って行ったが、
疫病はすでに民のうちに始まっていたので、
薫香をたいて、
民のために罪の購(あがな・贖)いをし、
16:48
すでに死んだ者と、
なお生きている者との間に立つと、
疫病はやんだ。
16:49
コラの事によって死んだ者のほかに、
この疫病によって死んだ者は
一万四千七百人であった。
16:50
アロンは
会見の幕屋の入口にいるモーセのもとに帰った。
こうして
疫病はやんだ。
 ↓
第17章
17:1
主はモーセに言われた、
17:2
イスラエルの人々に告げて、
 彼らのうちから、
 おのおのの父祖の家にしたがって、
 杖(つえ・ジョウ)
 一本ずつを取りなさい。
 すなわち、
 そのすべての司(つかさ)たちから、
 父祖の家にしたがって、
 杖(つえ・ジョウ)
 十二本を取り、
 その人々の名を、
 おのおのその杖(つえ・ジョウ)に書きしるし、
17:3
 レビの杖(つえ・ジョウ)には
 アロンの名を書きしるしなさい。
 父祖の家のかしらは、
 おのおのの
 杖(つえ・ジョウ)
 一本を出すのだからである。
17:4
 そして、
 これらの杖(つえ・ジョウ)を、
 わたしが
 あなたがたに会う会見の幕屋の中の、
 あかしの箱の前に置きなさい。
17:5
 わたしの選んだ人の杖(つえ・ジョウ)には、
 芽が出るであろう。
 こうして、
 わたしはイスラエルの人々が、
 あなたがたにむかって、
 呟(つぶや)くのをやめさせるであろう」。
 ↓
17:8
その翌日、モーセが、
あかしの幕屋にはいって見ると、
レビの家のために出した
アロンの杖(つえ・ジョウ)は
芽(め・ガ)をふき、
蕾(つぼみ・ライ)を出し、
花(はな・カ)が咲いて、
あめんどう・・・・・・・アーモンド
            ポルトガルの外来語の
            アメンドース
            カラモモ(唐桃)の別名
            アーモンド(Almond)
             Prunus dulcis
            シノニム(Amygdalus dulcis)
            バラ科モモ属の落葉高木の
            ナッツ
            ヘントウ(扁桃
            ハタンキョウ(巴旦杏)
            ヘブライ語
            シャケド=「目覚める者
                  見張る者」の意
17:9
モーセ
それらの杖(つえ・ジョウ)を、
ことごとく主の前から、
イスラエルのすべての人の所に持ち出したので、
彼らは見て、
おのおの自分の杖(つえ・ジョウ)を取った。
17:10
主はモーセに言われた、
「アロンの杖(つえ・ジョウ)を、
 あかしの箱の前に持ち帰り、
 そこに保存して、
 背(そむく・そむく)者どものために、
 しるしとしなさい。
 こうして、
 彼らの
 わたしに対する
 呟(つぶや)きをやめさせ、
 彼らの死ぬのを
 まぬかれさせなければならない」。
 ↓
第18章
18:21
 ・・・
 わたしは
 レビの子孫には
 イスラエルにおいて、
 すべて
 十分の一を
 嗣業として与え、
 その働き、
 すなわち、
 会見の幕屋の働きに報いる。
 ↓
18:28
 ・・・
 そのようにあなたがたもまた、
 イスラエルの人々から受ける
 すべての
 十分の一の物のうちから、
 主に供え物をささげ、
 主にささげたその供え物を、
 祭司アロンに与えなければならない。
 ↓
第19章
19:17
 ・・・
 汚れた者があった時には、
 罪を清める
 焼いた雌牛の灰を取って器に入れ、
 流れの水をこれに加え、
19:18
 身の清い者がひとり
 ヒソプ・・・・・・ヒソプ(Ezob)
          ヤナギ(柳・楊)ハッカ
          ヒソプ(hyssop)
          マヨナラ シリアカ
         (Majorana syriaca)
 を取って、
 その水に浸し、
 これをその天幕と、
 すべての器と、
 そこにいた人々と、
 骨、
 あるいは
 殺された者、
 あるいは
 死んだ者、
 あるいは
 墓などに
 触れた者とに
 ふりかけなければならない。
19:19
 すなわち
 その身の清い人は
 三日目と
 七日目とにその汚れたものに、
 それをふりかけなければならない。
 そして
 七日目にその人は身を清め、
 衣服を洗い、
 水に身を
 すすがなければならない。
 そうすれば
 夕になって清くなるであろう。
19:20
 しかし、
 汚れて身を清めない人は
 主の聖所を汚す者で、
 その人は会衆のうちから
 断たれなければならない。
 汚れを清める水が
 その身に注ぎかけられないゆえ、
 その人は汚れているからである。
19:21
 これは
 彼らの
 永久に守るべき定めとしなければならない。
 すなわち
 汚れを清める水をふりかけた者は
 衣服を洗わなければならない。
 また
 汚れを清める水に触れた者も
 夕まで汚れるであろう。
19:22
 すべて汚れた人の触れる物は汚れる。
 また
 それに触れる人も
 夕まで汚れるであろう』」。
 ↓
第20章
20:1
イスラエルの人々の
全会衆は
正月になって
チン
の荒野にはいった。
そして民は
カデシ
にとどまったが、
ミリアム・・・・・・モーゼの姉
がそこで死んだので、
彼女をそこに葬った。
 ↓
20:10
モーセはアロンと共に
会衆を
岩の前に
集めて彼らに言った、
「背(そむく・そむく)人たちよ、
 聞きなさい。
 われわれが
 あなたがたのために
 この
 岩から水を
 出さなければならないのであろうか」。
20:11
モーセは手をあげ、
杖(つえ・ジョウ)で
岩を
二度打つと、
水がたくさん
わき出たので、
会衆と
その家畜はともに飲んだ。
20:12
そのとき主は
モーセとアロンに言われた、
「あなたがたは
 わたしを信じないで、
 イスラエルの人々の前に
 わたしの聖なることを
 現さなかったから、
 この会衆を
 わたしが彼らに与えた地に
 導き入れることができないであろう」。
20:13
これが
メリバ
の水であって、
イスラエルの人々は
ここで主と争ったが、
主は自分の聖なることを
彼らのうちに現された。
20:14
さて、
モーセ
カデシ
から
エドム・・・・・・・・イスラエルの兄弟
           ヤコブの兄エサウの子孫
           エドムはパレスチナの南南東
           死海の南からアカバ湾に至る地域
           エドムの範囲
           北は死海、南は葦の海(紅海)に
           至る山地で、
           北はセレデ川の境界に
           モアブと接していた
の王に
使者をつかわして言った、
「あなたの兄弟、
 イスラエルはこう申します、
 『あなたは
  わたしたちが遭遇した
  すべての患難をご存じです。
20:15
  わたしたちの先祖は
  エジプトに下って行って、
  わたしたちは
  年久しくエジプトに住んでいましたが、
  エジプトびとが
  わたしたちと、
  わたしたちの先祖を悩ましたので、
20:16
 わたしたちが主に呼ばわったとき、
 主はわたしたちの声を聞き、
 ひとりの天の使をつかわして、
 わたしたちを
 エジプトから導き出されました。
 わたしたちは
 今
 あなたの領地の端にある
 カデシ
 の町におります。
20:17
 どうぞ、
 わたしたちに
 あなたの国を通らせてください。
 わたしたちは
 畑も
 葡萄(ぶどう)畑も通りません。
 また
 井戸の水も飲みません。
 ただ
 王の大路を通り、
 あなたの領地を過ぎるまでは
 右にも左にも曲りません』」。
20:18
 しかし、
 エドムはモーセに言った、
「あなたは
 わたしの領地をとおってはなりません。
 さもないと、
 わたしは剣(つるぎ)をもって出て、
 あなたに立ちむかうでしょう」。
20:19
イスラエルの人々は
エドムに言った、
「わたしたちは大路を通ります。
 もし
 わたしたちと
 わたしたちの家畜とが、
 あなたの水を飲むことがあれば、
 その価を払います。
 わたしは
 徒歩で通るだけですから
 何事もないでしょう」。
20:20
しかし、
エドムは
「あなたは通ることはなりません」
と言って、
多くの民と強い軍勢とを率い、出て、
これに
立ちむかってきた。
20:21
このように
エドムは
イスラエルに、
その領地を通ることを拒んだので、
イスラエルエドムから
ほかに向かった。
20:22
こうして
イスラエルの人々の全会衆は
カデシ
から進んで
ホル山
に着いた。
20:23
主はエドムの国境に近いホル山で、
モーセとアロンに言われた、
20:24
「アロンは
 その民に連ならなければならない。
 彼はわたしが
 イスラエルの人々に与えた地に、
 はいることができない。
 これは
 メリバの水で、
 あなたがたが
 わたしの
 言葉に背(そむ)いたからである。
20:25
 あなたは
 アロン
 と
 その子
 エレアザル
 を連れて
 ホル山
 に登り、
20:26
 アロンに衣服を脱がせて、
 それを
 その子
 エレアザル
 に着せなさい。
 アロン
 は
 そのところで死んで、
 その民に連なるであろう」。
20:27
モーセは主が命じられたとおりにし、
連れだって
全会衆の目の前で
ホル山に登った。
20:28
そして
モーセ
アロンに衣服を脱がせ、
それを
その子
エレアザル
に着せた。
アロン
はその山の頂で死んだ。
そして
モーセ

エレアザル

山から下ったが、
20:29
全会衆がアロンの死んだのを見たとき、
イスラエルの全家は
三十日の間
アロンのために泣いた。
ーーーーー
 ・・・