1618日目・・・昨夜のNHK・TVで「歴史秘話ヒストリア・リスボン大地震」を放映していた・・・「里の斯の本」・・・理は「波斯・斯波」、史話、詩話、皺の本・・・「1755年11月1日土曜日9時40分」・・・

 1755年 乙 亥(戊・甲・壬)二黒土星
   11月 丙 戌(辛・丁・戊)三碧木星
         破
    1日 戊 戌(辛・丁・戊)八白土星
         冲
 9時40分 丙 辰(乙・癸・戊)
 ↓        ↓
 ↓       (南)震源西南西約200km
 ↓   一    六    八白土
 年   九    二黒土  四
     五    七    三
 ↓        ↓
 ↓       (南)震源西南西約200km
 ↓   二    七    九紫火
 月   一    三碧木  五
     六    八    四
 ↓         ↓
          (南)震源西南西約200km
     七赤金  三碧木  五黄土
 日(東)六白金  八白土  一白水(西)
     二黒土  四緑木  九紫火
          (北)
 ・・・???・・・「自然の(未来)変化を知りたい」が故に「自然対象の変化(現象)」を過去的経験則とし、「数理的概念」で、それらの「諸関係」を「仮想的」な「科学理論」としたモノであろう・・・現在の地震情報、気象情報も、その結果の積み重ねでの判断である。地球規模の観察、天体規模での観察は「科学機器」で、その「自然情報の把握」は拡大した・・・
 自然災害情報での被害の多寡は時間軸の「短期」であり、「長期」である。大地震震源地発生時からの情報発信ではその「自己防衛準備」の時間は短すぎる。直下型地震では救いようがない・・・気象情報があっても突風、竜巻、その大小、方向性は未だ測り難く、その被害も救いようがない・・・
 「自然の(未来)変化を知りたい」のは、繰り返される自然災害に対する「自己防衛(避難・逃避)」だからである。
 だが、問題は避難、逃避できなかった「人間」が被った災害後の「事後処理」である。
 モチロン、「事後処理」をドウするかは「生きているモノ、生き残ったモノの仕事」である・・・同じ場所に留まるか、移動するか・・・
 生活空間は「復興・復旧」するかも。元に戻そう、過去よりも「生産性を上げ豊かになろう」と・・・その「意識」を実現していくだろう・・・だが、個々人の「プチブル意識」はオカワリなし・・・カモ・・・
 あらゆる「生物は老化する」。あらゆる「生物には寿命がある」・・・戦争、災害で命を落とさなくても個々人の個はいずれは塵になる。そして、生きているモノだけが、その期間中に「命」を繋いでいくのだ。個々の人間が百年も生きようとは贅沢である・・・
 「世界の破滅」は生きている個々人の、個人の「認識対象の世界」を認識する「脳ミソ機能」の終焉で実現する。
 今の所、個人にとっての認識対象である「世界の破滅」とは「自分自身の死=対象を認識出来なくなった存在」でしかありえない・・・生き続けてきたのは「個人」ではなく、「世代交代」として繋がってきた「人間」である。多分、今年生まれた人間のホトンドは百年後には「絶滅」である。だが「人間種の絶滅」ではない・・・アタリマエである・・・
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 1755年11月1日午前9時40分に発生した地震
 リスボン大震災
 津波による死者1万人を含む、
 5万5000人〜6万2000人死亡
 推定マグニチュード
 Mw8.5〜9.0
 震源
 サン・ヴィセンテ岬の
 西南西約200kmと推定
 ポルトガル経済大打撃
 海外植民地への依存度を増す
  ↓
 リスボン地震によって思想的に
 大きな変化を蒙った思想家に
 「ヴォルテール(Voltaire)」がいる
 パリの公証人の子
 姓は
 「アルーエ」とも表記
 「フランソワ=マリー・アルエ
 ( François-Marie Arouet
  1694年11月21日
   〜
  1778年5月30日)
 1717年5月
 バスティーユ牢獄に投獄、以後
 11ヶ月間監禁
 1718年11月18日
 「韻文悲劇」の処女作、
 「エディップ(オイディプス)」
 を
 「コメディー・フランセーズ」で初公演
 「ヴォルテール=Voltaire」という名は
 ペンネーム・・・
 彼の名の
 「Arouet=アルエ」・・・あるエ
 をラテン語表記した
 「AROVET LI 」
 のアナグラムの一
 「ヴォロンテール(意地っぱり)」
 「ゴットフリート・ライプニッツ
 の「弁神論」に代表される
 「調和的で楽観的な世界観」を批判した
 「カンディード或は楽天主義
  Candide, ou l'Optimisme・1759年」
 を発表した
  ピカレスク小説=Picaresque novel
           Novela picaresca)
  16世紀〜17世紀のスペインを中心に
  流行した小説の形式
  悪漢小説、悪漢譚、悪者小説などと訳される
  「楽天主義とは、
   どんな悲惨な目に遭おうとも、
   この世の全ては善であると、
   気の触れたように
   言い張ることなのだ!」・・・
  ↓
 リスボン地震
 ポルトガル
 ジョゼ1世の下で
 宰相の地位にあった
 セバスティアン・デ・カルヴァーリョ
 (ポンバル侯爵)
 がリスボンの再建計画を推進
 宰相は国中の全ての
 教区に質問状を送り、
 地震とその影響を回答させた
 この質問は以下の
 地震はどのくらい続いたか?
 例えば
 南北方向に強く揺れたというふうに、
 地震の揺れに特定の方向はあったか?
 建物の崩壊でも、
 特に
 一方向に崩れるということはあったか?
 余震は何回感じられたか?
 死者の数など、どのような被害があったか?
 海水位は引くのが早かったか?
 それとも上昇が早かったか?
 海は普段の水位からどれだけ上昇したか?
 動物が不審な振る舞いをしなかったか?
 井戸や水穴には何が起こったか?
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 ・・・「地震」が「神の罰」ならば、アラブの人々は「スベテの罰をカミに任せたら」どうか・・・「風刺画」がパリにバラマカレテも「銃、爆弾、兵器、武器」に頼る必要はないだろう・・・そして、「ナンジのテキ」を「アイせよ」と云った「ヒトのコ」を信じているらしい人々も・・・
 「仏教徒」は「無常=自然の変化」を信じ、「無情」は信じない・・・信じようが、信じまいが、「生きている、生き残っている人間の夢情」かも・・・