1446日目・・・自分自身を「証明→照明」するモノは「今、現在、生きている自分だけ」と「思える、考えられる人間」は、まだ、呼吸する余裕があるんだろう・・・NHKクローズアップ現代(5/21)・・・「無国籍日本人」・・・「日本無国籍の日本人?=無戸籍日本人」・・・「年間500人以上」・・・これが「日本国憲法下の法律」・・・「254人」・・・無国籍者、「外国人登録」において「無国籍」と明記されている人は2010年末で「1,234人」・・・「国籍」が無いと、ダレも護ってくれない・・・地球人にとっては「国籍自体

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 読売・YOMIURI ONLINEより部分抜粋
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 大飯原発3、4号機運転差し止め命令…福井地裁
 2014年05月21日 22時03分
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 判決は
 「生命を守り、生活を維持する人格権に具体的な危険性が万が一でもあれば、差し止めが認められるのは当然」
 としたうえで、新規制基準にも触れ、新基準に基づく規制委の審査とは別に、裁判所として判断できるとの考えを示した。
 2014年05月21日 22時03分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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 MSN
 産経ニュースより抜粋
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 判決言い渡した
 樋口裁判長は「任官30年」のベテラン
 スピード審理を指揮
 2014.5.21 16:36
 (注目の刑事裁判)
 関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを言い渡した福井地裁の樋口英明裁判長(61)は任官30年以上のベテラン。平成24年4月、同地裁に着任後、さまざまな民事訴訟を担当してきた。
 今回の差し止め訴訟では、25年2月の第1回口頭弁論から判決まで約1年3カ月のスピード審理を指揮。
 原告団
 「関電の訴訟引き延ばしに厳しい姿勢を示してきた」と評価している。
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 三重県出身。昭和58年に判事補となり、福岡地裁を振り出しに静岡、宮崎、大阪、名古屋などの各地裁を経て平成21年から24年まで名古屋地裁半田支部長を務めた。昨年12月、勤務中の事故後に発症した精神障害が原因で夫が自殺したとして、福井県の女性が遺族補償などの不支給処分取り消しを求めた裁判では、障害に起因する自殺だったと認め、処分を取り消した。
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 共同通信から抜粋添付
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 大飯原発訴訟の判決要旨
 2014/5/22 1:01
 関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じた21日の福井地裁の判決要旨は次の通り。
 「求められる安全性」
 原発の稼働は法的には電気を生み出す一手段である経済活動の自由に属し、憲法上は人格権の中核部分よりも劣位に置かれるべきだ。自然災害や戦争以外で、この根源的な権利が極めて広範に奪われる事態を招く可能性があるのは、原発事故以外に想定しにくい。具体的危険性が万が一でもあれば、差し止めが認められるのは当然だ。
 「原発の特性」
 原発技術で発生するエネルギーは極めて膨大で、運転停止後も電気と水で原子炉の冷却を継続しなければならない。その間、何時間か電源が失われるだけで事故につながり、事故は時の経過に従って拡大する。これは原発に内在する本質的な危険である。
 「大飯原発の欠陥」
 地震の際の冷やす機能と閉じ込める構造に欠陥がある。1260ガルを超える地震では冷却システムが崩壊し、メルトダウンに結びつくことは被告も認めている。わが国の地震学会は大規模な地震の発生を一度も予知できていない。頼るべき過去のデータは限られ、大飯原発に1260ガルを超える地震が来ないとの科学的な根拠に基づく想定は本来的に不可能だ。
 被告は700ガルを超えるが1260ガルに至らない地震への対応策があり、大事故に至らないと主張する。しかし、事態が深刻であるほど、混乱と焦燥の中で従業員に適切、迅速な措置を取ることは求めることができない。地震は従業員が少なくなる夜も昼と同じ確率で起き、人員の数や指揮命令系統の中心の所長がいるかいないかが大きな意味を持つことは明白だ。
 「冷却機能の維持」
 被告は700ガルを超える地震の到来は考えられないと主張するが、2005年以降、全国の4つの原発で5回にわたり想定の地震動を超える地震が到来している事実を重視すべきだ。
 過去に原発が基準地震動を超える地震に耐えられたとの事実があっても、今後大飯原発の施設が損傷しないことを根拠づけるものではない。基準地震動の700ガルを下回る地震でも外部電源が断たれたり、ポンプ破損で主給水が断たれたりする恐れがある。
 基準地震動を超える地震大飯原発に到来しないというのは根拠のない楽観的見通しだ。それに満たない地震でも冷却機能喪失による重大な事故が生じうるなら、危険性は現実的で切迫した危険と評価できる。
 「使用済み核燃料」
 使用済み核燃料は原子炉格納容器の外の建屋内にある使用済み核燃料プールと呼ばれる水槽内に置かれている。本数は千本を超えるが、プールから放射性物質が漏れた時、敷地外部に放出されることを防御する原子炉格納容器のような堅固な設備は存在しない。
 大飯原発では、全交流電源喪失から3日たたずしてプールの冠水状態を維持できなくなる危機的状況に陥る。人格権を放射性物質の危険から守るとの観点からみると、安全技術と設備は、確たる根拠のない楽観的な見通しの下に初めて成り立つ脆弱なものと認めざるを得ない。
 「国富の喪失」
 被告は原発稼働が電力供給の安定性、コストの低減につながると主張するが、多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いという問題を並べて論じるような議論に加わり、議論の当否を判断すること自体、法的には許されない。多額の貿易赤字が出るとしても、豊かな国土に国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失だ。〔共同〕
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 TOKYOU Web より、抜粋添付
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 東京新聞 2014年5月22日 朝刊
 大飯原発 運転認めず 
 各地の再稼働 影響も
 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)は地震対策が不十分だなどとして、福井県の住民らが運転差し止めを求めた訴訟で、福井地裁は二十一日、定期点検中の二基の再稼働を認めない判決を言い渡した。樋口英明裁判長は「(住民が)生命を守り生活を維持する人格権の根幹を具体的に侵害する恐れがある」とした。東京電力福島第一原発事故後、原発の運転差し止めを認める判決は初めて。原発の再稼働に向けた全国の自治体などの動きにも影響を与えそうだ。関電は控訴する。
 菅義偉(すがよしひで)官房長官は同日の会見で、規制基準に適合すると判断された原発の再稼働を進める政府方針に変化はないとの認識を示した。
 耐震性の目安となる「基準地震動」が訴訟の最大の争点だった。樋口裁判長は「(炉心溶融に結び付く)一二六〇ガルを超える地震が来ないとの科学的根拠に基づく想定は、本来的に不可能」と判断。住民側の「これまで国内で観測された揺れの最大加速度四〇二二ガルに設定するべきだ」とする主張を踏まえ、一二六〇ガルを超える地震が起きる危険性が否定できないと認めた。
 さらに、使用済み核燃料の保管状況について「福島原発事故では4号機の使用済み核燃料が危機的状況に陥り、住民の避難計画が検討された」と指摘。関電の「堅固な施設は必要ない」との主張に対し、「国民の安全が何よりも優先との見識に立たず、深刻な事故はめったに起きないだろうという見通しに基づく対応」と断じた。そのうえで「危険性があれば運転差し止めは当然」と指摘。福島事故で検討された住民への避難勧告を根拠に、原告百八十九人のうち二百五十キロ圏内の百六十六人の請求を認めた。
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 また、生存権と電気代のコストを並べて論じること自体が
 「法的には許されない」ことで、
 原発事故で
 豊かな国土と国民生活が取り戻せなくなることが
 「国富の喪失」だと指摘。
 福島事故は
 「わが国が始まって以来、最大の環境汚染」であり、
 環境問題を原発推進の根拠とする主張を
 「甚だしい筋違い」と断じた。
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 住民側は「事故や放射線の被害による不安のない安全な環境を享受する権利を有している」として、人格権と環境権に基づいて運転差し止めを求めていた。
 原発の運転や設置をめぐる訴訟で、住民側勝訴は三例目。二〇〇三年一月に名古屋高裁金沢支部で高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の設置許可を無効とする判決、〇六年三月に金沢地裁北陸電力志賀原発(石川県志賀町)の運転差し止めを命じる判決が出ている。いずれも最高裁で住民側敗訴が確定した。
 大飯原発3、4号機は原子力規制委が審査中だが、一四年度中の再稼働は困難とみられている。
 <関西電力大飯原発3、4号機> 東日本大震災で事故が起きた東京電力福島第一原発とは異なる加圧水型軽水炉。3、4号機は同じ設計で、関電の原発11基の中で最も新しく、出力はともに118万キロワット。3号機は1991年、4号機は93年にそれぞれ営業運転を開始した。福島事故の影響で国内の全原発が停止したが、当時の民主党政権が決めた暫定基準に基づき、2012年8月、営業運転を再開した。13年9月に定期検査に入り停止している。1、2号機も停止中。3、4号機は再稼働に向け、原子力規制委員会の新規制基準に基づき審査が進んでいる。
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 ・・・こんな「ヒ人間」もいるんだ・・・
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 MSN
 産経ニュース
 「全ての原発は動かせなくなる」
 「素人の無見識な判決」
 …宮崎慶次大阪大名誉教授
 2014.5.21 20:33 [注目の刑事裁判]
 宮崎慶次大阪大名誉教授(原子力工学)の話
 福井地裁判決のような理由を挙げれば、全ての原発は動かせなくなる。基準地震動を下回る地震でも主給水と外部電源が断たれる恐れがあるとしているが、補助給水のシステムがあり冷却機能は維持できる。関西電力東京電力福島第1原発事故後、外部から水や電源を送り込む装置を取り付け、原子炉を冷却する対策も十分施している。大飯原発は加圧水型で、福島第1原発とは仕組みが異なり、外部から冷却することは容易だ。
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 判決は、原子力の素人が下した無見識で無謀なものだと言わざるを得ず、
 司法の威信を損ないかねない。
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 大飯原発再稼働差し止め、
 大阪高裁も認めず
 住民側の即時抗告を却下
 2014.5.9 14:29
 運転停止中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)をめぐり、近畿や福井などの住民253人が再稼働を差し止めるよう求めた仮処分で、
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 大阪高
 (林圭介裁判長)は9日、申し立てを却下する決定をした。同様に却下した昨年4月の大阪地裁の決定を受け、住民側が即時抗告していた。
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 3、4号機は昨年9月に定期検査入りで停止。現在は再稼働に向け、昨年7月に施行された新たな規制基準を満たしているかの適合審査を受けている。
 住民側は、原発近くにある3つの断層が連動して地震が起きた場合、原子炉内の核分裂反応を抑える制御棒の挿入が遅れると主張。さらに、重要施設の直下にある断層を「活断層と捉えるべきだ」とし、適合審査にあたって関電が提示している基準地震動(想定される最大の揺れ)についても「過小評価で耐震性が不十分」と訴えた。
 これに対し関電側は、危険性を否定し、断層についても「活断層とは認められない」とした。
 3、4号機の適合審査をめぐっては、基準地震動の算定基準となる震源の深さについて関電と原子力規制委員会の見解が対立し、関電が当初より大きな揺れが想定される震源をもとに地震動のデータを見直す方針を表明。これにより関電は追加の耐震工事を迫られる見込みで、今年度中の再稼働が困難になっている。
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 追加「タイトル」添付・・・
 大飯原発断層調査
 「後出しジャンケン1年3カ月」で
 「得られたもの」は何なのか・・・
 (ビジネスの裏側)
 「振り回された」1年余
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 「国民のダレ」・・・「ダレの命」か、「ダレのカネ」か・・・
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・・・判決に驚いた「人間」もいるらしいが・・・ナニに「驚いた」んだか・・・
 Doshin web より抜粋
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大飯原発再稼働認めず 北海道電力泊原発の行方を注視(05/22 09:25)
 福井地裁が関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じる判決を言い渡したことを受け、北海道電力は今後、泊原発(後志管内泊村)の再稼働に関する原子力規制委員会の審査や、地元同意の鍵を握る道の動きに影響しないか注視していく構えだ。
 今回の判決について、原子力規制委の田中俊一委員長は21日、原発の適合性審査には影響しないとの認識を示した。道幹部も「規制委は独立して厳正に審査している。この判決が直接、泊原発の審査に影響することはないのではないか」と冷静に受け止めている。
 一方、原発停止に伴う火力発電所の燃料費の増大で巨額の赤字を出し続けている北電にとっては、泊原発の早期再稼働の可否は死活問題だ。北電は判決について同日、「内容を確認し適切に対処したい。今後も泊原発の安全性に主張を尽くし、裁判所の理解を得られるよう努めていきたい」との談話を発表した。
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 北電内部では、
 「驚いた」との声も上がった。
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 泊原発をめぐっては、道内外の約1200人が北電を相手取り、全3基の廃炉を求める訴訟を起こしているが、判決確定まで長期間かかることが見込まれるため、北電にとっては当面、原子力規制委の審査を一日も早くくぐり抜けることが最大の課題になる。 (北海道新聞5月22日朝刊掲載)
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