1366日目・・・「救缶鳥」・・・「世界にパンを届けよう。救缶鳥(きゅうかんちょう)プロジェクト。非常食を備えることで、世界の飢餓救済の活動に参加できるプロジェクト」・・・「アキモトパン」・・・昨夜の「カンブリア宮殿」・・・

ーーー抜粋添付
 栃木県・那須塩原市にあるベーカリー「パン・アキモト」
 「パンの缶詰」
 災害時のための非常食
 「パン・アキモト」のパンの缶詰」は製造から3年がたっても、
 焼きたてパンのようにふわふわで柔らかい・・・
 秋元が取り組んでいる食料に困っている地域に
 パンを届ける
 事業は決して「社会貢献ではない」。
 秋元はこの「パンの缶詰」を
 世界各地の人々に届ける事業を、
 持続可能な採算がとれる
 「ビジネス」にまで育て上げた・・・
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 ・・・あらゆる「ビジネス(事業)」は「社会貢献」である「ベキ」である・・・
 資本主義市場経済の中で「持続不可能で採算がとれないビジネス」をする「事業家」はイナイだろう・・・計画倒産屋とか、公共事業屋の一部は別にして・・・「採算とれる」とは何か・・・
 「糒(乾し飯)・オニギリ」は戦国時代の携帯食、「缶詰」、「乾パン」は「軍隊の携帯食糧」から必要性が求められた。「インスタントラーメン」を食っている「某国軍隊の動画」も見た事がある・・・
 故「大須ういろ」の会長は伊勢湾台風の時に「救援食糧」として腹ごたえのある「ういろ」を増産し、被害者を救援した・・・
 国家や、国連、赤十字、諸々の「寄付募金」で動く救援団体組織が、救援事業を「カネ」で請負うとロクなコトがない・・・
 「賞味期限前の缶詰パン」の回収と、その条件としての新たな「値引き缶詰パン」の販売・・・民間の「パン・アキモト」が独自に自前で生産した現物の「救缶鳥」を現地の人々に直に手渡す・・・スバラシイ・・・
 アフガニスタンで「井戸」掘り、「用水路」築造の現地人を指導をしていた「中村哲」氏・・・アフガンに当初、医者として赴任し、医療よりも栄養失調、食糧不足で飢餓に苦しむ人々の食糧確保が第一と井戸を掘り、用水路の灌漑事業を完成させた・・・彼の現地活動を紹介していたTV映像が頭によぎる・・・
 「食料に困っている地域」に食糧を「無償援助(?)」できるシステム・・・
 「社会貢献」ができなくなるのは「事業」そのものが「採算がとれなくなる時」である・・・「採算」とは「不安定な資本の流れの中」にある・・・「値引き」しなくても「採算」が黒字であるならばどんな「事業」でも、その「余裕の枠内」で「社会貢献」ができる。
 生産されるモノの「使用価値」は「社会貢献」が前提であるハズだが、市場で「需要供給」に媒介されるモノが「カネ」である。そして、市場では「売り手のモウケ」が前提であるが「黒字」を保障するワケではない・・・
 ・・・「値引き」だけで「食料に困っている地域」に「キュウカンチョウ」を配れるのは「値引きの缶詰パン」を買ってくれる市場が安定している時だけだろう・・・
 パンの原材料である小麦粉、そして缶の原料であるブリキ、パンを焼く「エネルギー源」は「資本の流れの枠内」にある・・・「食料に困っている地域」に「常に供給」出来る「持続の保障」は無い・・・
 ・・・それでも、「救缶鳥」は画期的な缶詰パンである・・・