1026日目・・・正月時代劇、「御鑓拝借(おやりはいしゃく)」を観た・・・「国際政治」も「赤目小籐次」の思惑道理に動くことを期待するのは邪道か?・・・西暦2013年1月1日=「干支29壬辰(乙癸戊)年−干支49壬子(壬癸)月−干支04丁卯(甲乙)日・宿曜日火曜」・・・旧暦で干支年ではまだ「壬辰年」である。節分は「二月三日」で、立春は「二月四日」で、「癸巳」の新年は「蛇・へび・ヘビ」年はそれからである・・・昨日は「大江山いく野の道の遠ければ、まだふみも見ず天の橋立」と記したが・・・以下はブログに記されてい

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 歌曰
 伊呂妹
 高比賣命
 「あめなるや おとたなばたの うながせる 玉のみすまる あな玉はや
 み谷 ふたわたらす あぢしき 高ひこねの神ぞ」
    ↓
 (天にいる、若い織り姫が、首にかけている玉を連ねた首飾り、その連 ねたあな玉は大変美しいが、それは深い谷を二つに渡って輝いている
 味耜高彦根神である)
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 歌曰
 伊呂妹
 高比賣命

 天なるや, 弟織女の, 頸がせる, 玉の御統.
 あめなるや, おとたなばたの, うながせる, たまのみすまる.
    ↓
 御統に, 穴玉はや, み谷に, 二渡らす,
 阿遲志貴,高日子根の神ぞ.
    ↓
 (みすまるに, あなだまはや, みたに, ふたわたらす,
   あぢしき, たかひこねのかみぞ)
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 歌曰
 伊呂妹
 高比賣命
 天(あめ)なるや
 弟棚機(おとたなばた)の
 項(うな)がせる
 玉の御統(みすまる)
 御統に
 穴玉はや
 み谷 二(ふた)渡らす
 阿遅志貴高日子根神ぞ
 とうたひき。
 此の歌は
 夷振( ひなぶり)なり。
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 以下は
 「現存・古事記・原文」
 からの抜粋とボクの「・・・」は貼り付け

 其・・・・・・・その・キ
 持所切、・・・・もちて、ところ、きる・ジショセツ(辞書諸説)
 大刀名、・・・・おほ、かたな、な・タイトウメイ(対等名)
 謂大量、・・・・いう、おほ、かさ・イタイリョウ(異体漁)
 亦名謂、・・・・また、な、いう・エキメイイ(役名医)
 藭度劒。・・・・かみ、たび(はかる)、つるぎ・シントケン(審都県)
 度字以音。・・・たび、あざ、もって、おと・トジイオン(綴じ異音)

 故、・・・・・・ゆえ・コ(古・拠・胡・呼・・・)
 阿治志貴・・・・くま(まがる)、おさめる、こころざし、とおとい
         ア(蛙=亜)・ジ(字)・シキ(史記・私記・織・識)
 高・・・・・・・たかい・コウ(考・行・功・工・交・拘・口・乞)
 日子根・・・・・ひ(び・にち)、こ(ね)、ね・ヒシコン(秘史今)
 藭者、・・・・・かみ、もの(は)・シンジャ(信者・審者・辰砂)
 忿・・・・・・・いかる(おこる)・フン(ブン・分・文・聞・蚊)
 而・・・・・・・しこう−して(思考、試行、志向、施工、施行、嗜好
                指向、伺候)
            −仕手
         ジ(字・時・事・辞・地・似・自・寺・侍・耳・痔)              
 飛去之時、・・とび、さる、これ(ゆく)とき・
        ヒキョシジ(比虚詞字)
 其、
 伊呂・・・・・・おさ(伊は神の意志を伝える聖職者
            治める人の意を表す。調和をさせる様)
         ろ(背骨)
         イロ(色・居ろ・入ろ・射ろ・鋳ろ・異路)
         イ(意・異・威・委・鮪・莞・帷)
         ロ(賂・路・炉・絽・魯・櫓・鷺・芦・濾・蕗・露)
 妹・・・・・・・いも、いもうと
         マイ(毎・米・舞・麻衣・埋・真意・磨意)
 高比賣命、・・・たかい、くらべる、うる、いのち
         コウヒバイメイ(公比売名)
 思顯・・・・・・おもう、あらわす・シケン(試験・私見・私権)
 其御名。・・・・その、おん、な・キゴメイ(季語名・記語名)
 故、
 歌曰、・・・・・うた、いわく、のたまう・エツ(謁・悦・閲・越)

 阿米那流夜・・・・蛙真名留埜・・・・亜米利加流也
 淤登多那婆多能・・嗚當多名葉多能・・音拿名葉多廼
 宇那賀世流・・・・胡名臥施留・・・・得名臥施留
 多麻能美須麻流・・多真能生備諏麻呂・他真能生備須磨留
 美須麻流邇・・・・備諏麻呂似・・・・備須磨留似
 阿那陀麻波夜・・・蛙名拿真葉埜・・・蛙名拿真葉埜
 美多邇・・・・・・尾他似・・・・・・備多似
 布多和多良須・・・符多話他等諏・・・双話誑諏
 阿治志貴多迦・・・蛙字史記多掛・・・亜事史記多掛
 比古泥能迦微曾也。比胡出意埜掛備双埜・彦出意悩掛備双哉

 此歌者、夷振也。・・・この「ウタ」は、「ヒナ」振りなり
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 「訓読」の「おおえ・おほえ・おいね」で、「音読」の「ダイケイ・タイケイ」は「日本語文字記録操作の真骨頂、超骨頂」である・・・そして「おおえ」の同音は「大江・蔽え・被え・覆え・蓋え」で「おほえ」は「おぼえ」と発音できる可能性があると記したが、正月は「歌留多(カルタ)」の季節である。以前にも書いたが「和歌の記録技法」は「日本記録文学の技法」でもある・・・そして「かるた・カルタ」である「漢字文字」の当て字「歌留多・加留多」の「文字の意味」である。単なる「当て字」でないのは「ワカロウ」と云うものである。単なる「音写」ではないのだ。
 「凡字(源字・元字)→音写の漢字→真言文字」と「漢字の音を利用した音写の文字」のみが「漢和辞典、国語辞典」の説明に強調されがちだが、「当て字の漢字」には「意味」があるのだ。これは「万葉集の万葉文字」にも当て嵌まるのは当然である・・・「歌・留・多」、「加・留・多」で「萬・葉・語」の「意味」である。
 「インド(印度語)」であろうが、・・・インド
 「葡萄牙ポルトガル)語」、・・・・・ブドウガ
 「西班牙(スペイン)語」、・・・・・・サイハンガ・セイハンガ
 「阿蘭陀・和蘭(オランダ)語」、・・・アランダ・ワラン
 「英吉利(イギリス)語」、・・・・・・エイキツリ
 「亜米利加(アメリカ)語」、・・・・・アマイリカ
 「仏蘭西(フランス)語」、・・・・・・ブツランセイ・ブツランサイ
 「露西亜(ロシア)語」、・・・・・・・ロセイア・ロサイア
 「独逸(ドイツ)語」、・・・・・・・・ドクイツ
 「伊太利亜・伊太利(イタリア)語」、・イタイリア・イタイリ
 「羅典(ラテン)語」、・・・・・・・・ラテン
 「希臘(ギリシャ)語」であろうが、・・キロウ
 「外来語」の当て字である「漢字」には意味があるのである。
 モチロン、「音声」に意味がアルのは当然で、アタリマエで。一文字音、熟語「漢字音・呉字音・唐字音」、その抑揚にも意味があるのは当然でアタリマエである。