997日目・・・「タケ=タ+ケ→他家・長け・焚け・炊け・岳・嶽・茸・丈・武」で、「多掛・多懸」で「対価・大火・大化・碓渦」の「太(多)安萬侶=対案萬慮」である・・・片仮名(カタカナ)の「ケ」の源字は「竹」の片割れであろう・・・?・・・「乍(サ・ジャ・たちまち=忽ち・にわかに=俄に・ふと・はじめて・したばかり・ながら・しつつ、ともに・ぐるみ・ではあるが)」→「乍雨乍晴・乍寒乍熱・乍存乍亡」・・・逃げる人間を呼び止める咄嗟の声・・・オイ、こらッ、まて、ッ!、止まれ、ッ・・・であるが、「作文」の「作=イ+乍」

 ボク的に考えれば「片仮名=漢字合成の片の仮の名」は元々漢字の「部首」であるから「合成文字漢字」を省略、略字化したモノでなく、「漢字」そのモノだろう・・・そして、その「意味を音」にしたモノ?・・・「片仮名」使用が「平仮名」使用に先行したモノなのか、どうなのか、その逆なのか・・・?・・・「平仮名」は呼称文字自体からして「平安」時代のモノを示唆しているが・・・そして「仮=イ+反」の「名=夕+口」の漢字は「名=漢字文字=眞名(まな)」である。

              元々の漢字、類字
 阿→ア(阿の左側部分)あ・・・了=おわり
伊→イ(伊の左側部分)い・・・イ=ひと
宇→ウ(宇の上の部分)う・・・宀=そら・やね・いえ
江→エ(江の右側部分)え・・・工=たくみ
於→オ(於の左側部分)お・・・才=はかる・ざえ・とし
加→カ(加の左側部分) か・・・力=ちから
幾→キ ・・・・・・・き・・・扌・丰=て・くわ・すき・たがやすモノ
久→ク(久の左側部分) く・・・勹=つつむ
介→ケ ・・・・・・・け・・竹(たけ)の片割れ
己→コ(己の上の部分)こ・・・コ=はこ
散→サ(散の左上部分)さ・・・廾=ささげる・こまぬく
之→シ ・・・・・・・し・・・氵=さんずい・みず
須→ス(須の右側部分)す・・・一+人=ひとり
世→セ ・・・・・・・せ・・・セ=やぶにらみ・せむし・みこ
曽→ソ(曽の上の部分)そ・・・ヽ+ノ=テン(しるし・ぼち・ともしび・ぬし)のへツ
多→タ(多の上の部分)た・・・タ=ゆう・くれ
千→チ ・・・・・・・ち・・・千=ち
川→ツ ・・・・・・・つ・・・ヾ+ノ=つづく、へつ
天→テ ・・・・・・・て・・・亍(チョク)=とどまる・たたずむ
止→ト(止の右上部分)と・・・ト=うらなう
奈→ナ(奈の左上部分)な・・・一+ノ・十=はじめのへつ・たり、とお
二→ニ ・・・・・・・に・・・二=ふたつ
奴→ヌ(奴の右側部分)ぬ・・・又=また
祢→ネ(祢の左側部分)ね・・・示=しめす
乃→ノ(乃の左側部分)の・・・ノ=へつ
 八→ハ・・・・・・・・・・・八=やっつ
比→ヒ(比の右側部分)ひ・・・匕=ななつ・めす・さじ
不→フ(不の左上部分)ふ・・・フ=一のへつ
部→ヘ(部の右側部分)へ・・・入=はいる・いる
保→ホ(保の右下部分)ほ・・・十+八→木=き
万→マ ・・・・・・・ま・・・マ=予→あらかじめのマ
三→ミ ・・・・・・・み・・・三=みっつ
牟→ム(牟の上の部分)む・・・ム=わたくし・よこしま
女→メ(女の下の部分)め・・・メ・〆・乄・乂=かる
毛→モ ・・・・・・・も・・・乇=たくす(托)・ひらく・おす・ことよせる・いえ、はか、おる、いる(宅)
也→ヤ ・・・・・・・や・・・セの乚を礀にしたモノ・力の変形?
由→ユ(由の右側部分)ゆ・・・ユ=┐+一・々
与→ヨ ・・・・・・・よ・・・彐=いのこ・はりねずみのあたま・かきあつめるモノ・くまで
良→ラ(良の右上部分)ら・・・二+ノ=ふたつのへつ
利→リ(利の右側部分)り・・・刀・刂=かたな・つるぎ
流→ル(流の右下部分)る・・・儿=ひげ・ひと
礼→レ(礼の右側部分)れ・・・乚=はり・こま
呂→ロ(呂の上の部分)ろ・・・口=くち
和→ワ(和の右上部分)わ・・・冖=おおい・かぶせるモノ
乎→ヲ ・・・・・・・を・・・刁=二+ノ=ふたつのへつ
尓→ン ・・・・・・・ん・・・冫=にすい・こおり

 以下、参考記事を抜粋して少々改作・・・
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 「タケ(竹)」とは「広義(コウギ)」には、「稲(イネ)目稲(イネ)科竹(タケ)亜科」のうち、木本(木)のように茎(クキ)が木質化(モクシツカ)する種(シュ・たね)の総称である。
 しかし、通常の「木本(モクホン・きほん)」と異なり「二次肥大成長(ニジヒダイセイチョウ)」はせず、これは草本(ソウホン・くさぼん・草)の特徴である。このため、タケが草本か木本かは「意見が分かれる」。ただし、タケの近縁種は全て「草本」で「木本は存在しない」ので、「近縁種」に限った話題では、「近縁」の「完全な草本」と対比して「タケは木本」とされることが多い。
 「分類学」的には従来、「タケ連 (Bambuseae)」 にまとめられていた。しかし、「単系統ではない」ことが判明し、分割が提案されている。
 「広義のタケ」は、その生育型から、「狭義のタケ」、「ササ(笹)」、「バンブー (bamboo)」 の3つに分けられる。

 以下では「便宜上」、「狭義のタケ」を「タケ」、「広義のタケ」を「タケ類」と表し(ただし一般には、「タケ類」はタケ亜科、あるいは狭義のタケの意味で使われることもある)、タケ類全体について述べる。
 漢字の「竹」は「人文・産業的な文脈」に限って用いる。

 タケは気候が温暖で湿潤な地域に分布し、アジアの温帯・熱帯地域に多い。
 ササは寒冷地にも自生する。
 タケ・ササの分布は
 北は樺太から
 南はオーストラリアの北部、
 西はインド亜大陸からヒマラヤ地域、またはアフリカ中部にも及ぶ。
 北アフリカ、ヨーロッパ、北アメリカの
 大部分には見られない。

 通常、
 地下茎を広げることによって生息域を広げる。
 一部のタケ類は
 周期的に開花し
 一斉に枯れる
 その周期は極めて長く、
 マダケの場合は
 120年周期であると推定されている。
 しかし、まだ周期が分かっていない種類も多い。
 日本における
 「モウソウチクの例」では、種をまいてから
 67年後に一斉に開花・枯死した例が2例(1912年→1979年・1930年→1997年)記録されている
 竹の種類によって開花周期に幅が見られるが、
 一般にはおおよそ
 60年から120年周期であると考えられている

 タケ類は成長力が強く、ピークの時は1日で1メートル以上成長する。
 竹林の近くにある
 民家の中に
 竹が侵入する(タケノコが生える)被害もある。
 地下茎が地面を広く覆うことから
 がけ崩れには強いが、
 逆に
 強風、
 地滑り、
 病気などには
 弱く、放置された竹林で地滑りの発生が多いという研究もある。
 事実、
 放置竹林による地すべりの事例がいくつも報告されており、問題が指摘されている。
 また放置竹林によって山地が覆われ、
 元々植生していた
 広葉樹や針葉樹の光合成が妨げられ、
 結果として
 森林の減少を招くという問題も起こっており、各地で対策が講じられている。

 乾燥が十分なされたものは
 硬さと柔軟さを備えており、
 さまざまな素材として利用される。
 その繊維を利用して
 紙も作られている。
 竹酢液や竹炭としても利用されるほか、飼料、建材、工芸材料などとしても用いられている。前述した放置竹林の問題にも、これらの素材としての活用を求め、様々な研究、試行錯誤が行われている。

 また、食材としては、
 若いものを
 筍として食べるほか、葉を食料として利用する動物もおり、ジャイアントパンダはこれを主食としている。
 モウソウチク
 除く種の
 多くは、
 その地域でしか生育しないことが多いが、その理由は不明である。

 タケ類(タケ連)は
 イネ科タケ亜科に属する。
 タケ亜科にはタケ連のほかに
 「Olyreae 連」が属するが、
 「Olyreae 連」は「典型的な草本」であり、
 タケ連のような
 「木質の茎」を作らない。

 Sungkaew et al. (2009)
 分子系統学的解析によると、
 タケ連は
 単系統ではなく、
 熱帯性木本タケ類と
 温帯性木本タケ類の
 2つの系統に分かれる。
 熱帯性木本タケ類が
 Olyreae と
 姉妹群となり、
 温帯性木本タケ類は
 それら全体と姉妹群である。
 彼らはこの結果から、
 温帯性木本タケ類を
 「Arundinarieae 連」に分割すべきとしている。

 竹と笹とバンブーの違い
 タケ類には
 タケ(竹)と
 ササ(笹)と
 バンブーがある地下茎の有無

 地下茎で
 生育繁殖するタケ、ササとは異なり、バンブーは分げつ(分蘖)によって株立ち状になる。
 竹皮の着生
 タケは生育後落下するが、
 ササは生育後も着生している。
 葉の形態
 タケは
 格子目があるが、
 ササにはそれがなく
 縦に伸びる平行脈である

 開花
 タケは約120年周期、
 ササは40年から60年周期でどちらも
 開花後には枯死する

 分布
 日本ではタケは青森から九州だが、ほとんどは帰化と見られる。ササは北海道や高山地帯にも自生する。
 一般的には丈の低いものが笹竹の略とされる。名前に○○ダケ・○○ザサ・○○チクとついていても実際のタケ・ササの判断とは違う場合がある。
 ただし、
 植物学的には
 「成長すると稈鞘(たけのこの皮)が落ちるのが竹」、
 残って
 「稈(タケ・ササにおける茎)を包むのが笹」とする。
 しかし、
 「オカメザサ」のように
 膝丈ほどのタケや
 「メダケ」のような
 背の高いササもあることになる。
 「バンブー」は、
 熱帯地方に生息し、
 外見がタケに似ているものの、
 地下茎が
 横に這わず、
 株立ちになる

 紙パルプ業界にはタケとバンブーの区別がある。

 ちなみに、日本に見られるタケの多くは
 帰化植物と考えられ、
 一部種類には日本野生説もあるが、
 ほとんどは
 中国原産である。
 ササは日本産のものが多くあり、
 地方変異も数多い

 タケ類の種
 以下は、日本に生育するタケ類のうち、代表的なもの
 マダケ Phyllostachys bambusoides
 モウソウチク Phyllostachys heterocycla
 ハチク Phyllostachys nigra
 ホテイチク Phyllostachys aurea
 キッコウチク Phyllostachys heterocycla
 ホウライチク Bambusa multiplex
 ナリヒラダケ Semiarundinaria fastuosa
 チシマザサ(ネマガリダケ) Sasa kurilensis
 トウチク Sinobambusa tootsik
 シホウチク Chimonobambusa quadrangularis
 カンチク Chimonobambusa marmorea
 ヤダケ Pseudosasa japonica
 メダケ Pleioblastus simonii

 利用素材
 として枝葉を切り落とした主軸は桿(さお・竿とも書く)と呼ばれる。
 内部が空洞なので、管としての性質を強く持つ。つまり、しなやかでそれなりに強い素材である。しかもそれを構成するのが細長い繊維細胞であり、これも管である。
 したがって、
 特に引っ張りには強い。
 しかし、
 横からの力には管が壊れる形での破壊が起こりやすい。
 また、加重を支えるのには向かない。
 状況に応じ、そのまま、また、割って細い板状にして使用される。横からつぶしたものはロープのようにも使用される。
 さらに
 細い棒状にしたものは
 竹ひごと呼ばれる。

 繊維が強く丈夫であり、一般の材木と同様に建材として利用される。
 また、
 弾力性に富んでいるため、
 バネ様の素材として利用される場合もある。
 さらに、細工が容易なので、簡易的な利用にも向く。

 伐採したままの青竹、
 火であぶったり(乾式)、
 苛性ソーダで煮沸したり
 湿式して油抜きをした
 晒し竹、
 ある程度炭化させた
 炭化竹、
 伐採後数か月から数年間自然に枯らしたもの、
 家屋の屋根裏で数十年間囲炉裏や竈の煙で燻された
 煤竹と、種々の素材が得られる。
 これらは弾力性、硬さ、耐久性などが異なり、利用目的によって使い分けられる。
 青竹は容易に入手できるが、耐久性に問題があり、
 晒し竹や
 炭化竹に加工することでその問題点は改善する。
 煤竹は独特の色(煤竹色)をしており、
 硬く、耐久性に富むが、入手は困難である。

 桿はほぼ
 円柱状で中空であり、
 軽量、丈夫でよく
 しなる。そのため
 釣り竿や
 棒高跳の竿などの特殊な使用例がある。

 火吹き竹
 かまどの火に空気を送るために使う、
 風呂や焚き火にも使う。
 吹き矢の筒
 樋
 半割にし節をそぎ落とした状態で利用する。
 軒に渡すことで
 雨どいにしたり、
 流しそうめん
 流路、
 水飲み場の導水、
 温泉の
 湯冷まし路などに利用される。

 楽器
 日本では尺八、篠笛、能管、龍笛、笙、篳篥などの竹製管楽器が伝統的。
 日本の竹は囲炉裏の上に保存し数十年にわたっていぶして炭化したものを、使用した。現在日本では囲炉裏の習慣はないので、人為的に処理を行う。
 外国には竹製の打楽器や琴がある。
 竹製楽器のみのオーケストラ団がある。
 バリ島のジェゴグなどがある。

 キセルの羅宇(筒)
 水鉄砲・紙玉鉄砲
 ししおどし
 竹筒
 一方の節を1つ残し、他方を余裕を持って切ることで、口の大きい容器となる。
 水をくんだり、花を生けるのにも使える。
 上下に節を残して切れば、密閉された部屋が手に入る。
 片方に小さな穴を開ければ、口の小さな容器になる。
 水筒などに。また、これに米を詰め、火にかける調理法がある。
 竹を切らない、あるいは一つの節をそのままにした場合、密閉された容器となり、これを火中に投入すると派手な音を立てて破裂する。これが爆竹の由来である。

 ロープとして樽のたが
 上総掘り
 やぐらを組んで大きい車を仕掛け、これに割り竹を長くつないだものを巻いておき、その竹の先端に取り付けた掘鉄管で掘り抜く井戸の代表的な工法。
 人力のみで500メートル以上の
 掘削が可能であることから開発途上国への技術指導が行われている。
 工芸品・日用品の素材手に入りやすく、削る・曲げるなどの加工がしやすい。
 繊維の方向がはっきりしており、それに沿った方向には細かく割りやすい。
 節の部分で割れが止まるため、
 同質で
 同じ長さの棒状のものを量産しやすい。
 細く薄く削れば、その厚さ次第で適度な弾力の先端を得られる。
 さらに、無加工の状態でも
 比較的
 腐食しにくく
 保存が容易である。

 大分県の別府竹細工や
 奈良県高山茶筌など各地の伝統工芸品の材料としても多く用いられる。
 子供の玩具(おもちゃ)などにもよく利用される。
 工芸品としては、
 表面に様々な
 模様のはいるものが珍重されるものがあり、
 菌類による侵食を利用したものもある。

 ざる(笊)
 籠
 花入・花籠・花生け
 虫籠
 箸・菜箸
 楊枝
 耳掻き
 串:焼き鳥の串などに利用されている。
 行李などの藍胎漆器
 茶筅
 茶杓
 柄杓
 竹ナイフ
 材に珪酸を多く含むため、
 切り口を鋭くすることにより刃物として利用できる。
 竹箒・熊手
 箕
 易の筮竹
 孫の手
 青竹踏み
 竹皮
 竹の最外層を覆っている薄い皮で、成長とともに自然に剥がれ落ちる。
 竹皮には
 亜硫酸やサリチル酸などが含まれており防腐作用や殺菌作用がある。
 そのため、
 おにぎり、ちまき、肉、羊羹などの
 食品の
 包装材として用いられる。
 また、
 草履などの材料としても利用される。
 杖
 物干しざお
 構造
 うちわ・扇子の骨・和傘の骨
 提灯・行灯の骨
 鉄道踏切の遮断機
 竹ひご
 竹細工、模型飛行機などの素材
 白熱電球のフィラメント
 トーマス・エジソン
 白熱電球を改良した際、日本(京都府八幡市男山)の竹をこれに使い、実用レベルの白熱電球を開発した。
 レコード針 - 蓄音器用
 ササラ電車のブラシ
 路面電車の線路上の雪を、竹でできたブラシを回転させて除雪する車両。
 枝条架
 竹の枝を束ね棚状に幾層にも積み上げたもので、
 流下式塩田や
 別府の
 鉄輪温泉で見られる
 温泉冷却装置に用いられる。
 文具
 竹ペン
 筆の軸
 ものさし
 温度変化による伸縮が少ない性質を利用。かつては計算尺の素材としても用いられた。
 玩具
 竹とんぼ(蜻蛉・秋津)
 竹馬
 麻雀牌
 牌の背の部分に竹を使用したものがある。
 最近は「ガン牌」の防止や全自動卓の普及により、竹を使用したものはほとんどない。
 くす玉(竹かごの上に紙や造花を貼り合わせる)
 漁業用具
 釣り竿
 魚籠
 生け簀
 武具・スポーツ用品
 竹刀
 剣術の訓練や、それを競技化した剣道で用いられた。
 和弓と矢
 どちらも竹から作られた。
 矢の方はヤダケから作る。
 棒高跳の棒
 竹槍
 かつては百姓一揆などに際して利用された。
 太平洋戦争中、政府は「一億玉砕」の精神を婦人に植えつける目的で竹槍の訓練を行ったが、これに対して評論家の
 新名丈夫が
 非難した事から、後に
 竹槍事件と呼ばれる事件にも発展した。

 母衣(ほろ)
 背後からの矢を防ぐために担ぐ盾の一種。
 竹籠に布をかぶせたもの。
 スキー・スケートの材料
 バンブーダンスの竹ざお
 竹炭

 食材筍(たけのこ)
 メンマ(麺麻)。
 シナチク(支那竹)とも。
 実の栄養価は
 小麦に匹敵するともいわれ、
 救荒食物として飢饉を救った逸話もあるが、
 むしろ
 野ネズミの大発生による
 飢饉を招いた例が多い(開花を凶事とする根拠)。
 主にクマザサ茶と竹茶して、
 ミヤコザサの新芽が利用される。

 生薬ハチクまたはマダケの葉は、
 竹葉(ちくよう)という生薬で
 解熱、
 利尿作用がある。
 葉を酒に漬けて香りを付けた
 竹葉青という
 リキュールが中国にある。
 ハチクまたは
 マダケの茎の外層を削り取った内層は、
 竹茹(ちくじょ)という生薬で解熱、鎮吐などの作用がある。
 タンチク、ハチクの茎を火で炙って流れた液汁は、竹癧(ちくれき)という生薬である。

 繊維原料
 中国四川省
 広西チワン族自治区などの一部
 製紙工場は竹を原料とした
 パルプを製造し、紙にまで加工している。

 バイオ燃料エタノールとして静岡大学では、超微粉末にする技術と、強力に糖化する微生物を探すなどで、糖化効率を従来の2%程度から75%に高めた。3年間でさらに効率を80%まで高め、1リットル当たり100円程度の生産コストを目指している。
 研究チームの試算では、国内には約9300万トンの竹があり、年間330万トンまでなら採り続けても生態系への影響はない。これで燃料を作れば目標消費量の約10%を賄えるという。

 文学作品
 竹取物語
 舌切り雀-作者不詳の日本の民話(おとぎ話)。

 習俗・慣習
 青々としてまっすぐ伸びる様子から、
 榊(さかき)とともに清浄な植物のひとつとされている。
 地鎮祭などで、
 四隅に立てられる青竹のことを
 忌竹(いみだけ)という。あるいは
 「斎竹」とも書く。
 3本の竹を松で囲み、荒縄で結んだものを
 門松という。
 竹は種類によるが
 67年から
 120年に1度花を咲かせ、結実し枯れる。
 花が咲くと
 竹が枯れ、
 根で繋がった
 1個体の竹は枯れる。
 竹の花がつける実は
 野鼠の餌となり、
 野鼠の大量発生を引き起こすことが知られている。
 この現象は
 インドで
 mautamと呼ばれ、壊滅的な農業被害が発生している。
 このことから
 「竹の花は不吉の前兆」とする民間伝承が生まれた。

 七夕
 松、竹、梅3つをあわせて松竹梅(しょうちくばい)と呼び、縁起のよいものとされる、もとは
 歳寒三友と呼ばれ
 中国画での画題が日本に伝わったもの、
 符牒としても使われる。
 他にも
 竹・梅・蘭・菊をあわせた
 四君子などもある。

 ことわざ、慣用句
 竹を割ったよう
 破竹の勢い - 杜預による言葉
 竹馬(ちくば)の友
 竹箆返し(しっぺがえし)
 木に竹を接ぐ
 松竹梅

 家紋竹紋(たけもん)は、竹を図案化した家紋である。笹紋も含む。

 九枚笹
 宇和島
 上杉笹
 仙台笹
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 参考原文記事
    ↓
竹 - Wikipedia
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