830日目・・・昨夜は、NHK教育の「コロンビア白熱教室の選択」、NHK総合の「坂の上の雲」、某TV局の「サッカー・柏レートルスのメキシコ戦」、そしてNHK教育の「東北大震災・地震、津波、原発事故への警告無視」。零時過ぎて「地球ドラマチック・鮫肌」を観た・・・

 「コロンビア大学のアイエンガー教授」のTV番組画面で「直感とは・・・」との字幕訳があったけれど、あれは日本語の漢字では「直感=身体的な五感」ではなく、「直観」である、なッ。それとも「第6感」という奴である。教授が日本語漢字の「直感」と講義しているなら日本語辞書に記されてある「瞬時に怪しい」と「感じる」ところの「カンジ」の「感覚」、「直感」ではなく、過去の経験、認識を前提にした「直観」である。だが、彼女が講義で説明していた内容は哲学用語としての「直観」である。「選択以前のリスクがアルか、ナイか」の「クサイ、ニオイ」は、「人生を決める選択で、人はしばしば誤ちを犯す。その時々の気分・過去の成功体験など、曖昧な記憶に頼って選択を行う」ところの「リスク」であるが、「曖昧さ」である。「臭う、クサイけれど、これって、ナンだろう?」とは、過去的な経験認識を前提にしているが、いまだ「合理的認識」が「理性・理屈」とされていない時の「思惟・思考」の状態である、なッ・・・「アヤシイけれど・・・ハッキリしないモノ」である。そして、結果のリスクが有ろうが、無かろうが、ほとんどの「選択」は個人的な「好き嫌い=快不快」でしてしまうのだ。

 「203高地」攻略も「選択」の問題であったな・・・「旅順要塞の正面攻撃の固執。第三次総攻撃の失敗」。多分、幕僚参謀の固執ではなく、乃木大将自身の「正面攻撃の固執」であった。そして「選択」をしたのだ「二〇三高地の攻撃」を。これは児玉大将の戦術であった。味方の兵士を巻き添え犠牲にして砲撃・・・そして、「物語」には「徴兵された一兵卒」の視点はない。カタラレタのは「近代国家の国民が直面した軍隊、国民皆兵」と言うコトバだけであった。「ああ、オトウトよ、キミ、死に給うコトなかれ・・・ヒトを殺せと教えしや・・・」。
 「みんな、サムライ気分になっちまってるけれど、国家支配階級の幻想にダマサレているのよ、君は、ッ」
 「でも、相手が殺しに来るんだ。殺(や)らなくちゃぁ、みんなが殺られちまう」
 「相手の露西亜の兵隊さん達もダマサレているのョッ」
 ・・・昔は「東映映画」や、「新東宝映画」でも「日露戦争明治天皇」を題材にした映画があったけれど。「国家」が落ち目になりつつあるときのカンフル剤なんだろう。アメリカの「国策映画」はもっとヒドイ。映画俳優の友人達や映画監督(ジョン・フォード)が「義勇兵」として前線に行くのを尻目に「徴兵(?)」を拒否した「ジョン・ウエイン」はエライと思っていたら、戦後「アラモ」を自主製作した。戦争映画の「戦死」は「俳優の演技」だからね。それでも「サンダース軍曹」は撮影中に死んだな。今現在の「サッカーのチームワーク」はどうなんだろう?・・・最近のインタヴューに応えるサッカー選手は自己の個人的な「ワザ」の誇示言辞よりも「ミンナ、チーム全体のオカゲデス・・・チームのタメ、国のタメ、頑張りたいと思います」って・・・殺生を伴わない戦い・・・「バルセロナ」のシンボルマークには「スペイン王の王冠」が描かれていないそうだ。戦争で対峙する「命がけの敵対者」がいるワケはどうしてなんだ・・・ダレかの「私欲」が大勢の命を犠牲として巻き込んでいく。そして自分の命がナンであるか、その「幻想に納得」して死んでいく。「英霊」になるんだから・・・そういえば土曜の夜は「日本帝国海軍・特殊潜水艦」の真珠湾攻撃に失敗してアメリカ軍の「捕虜一号」になった人物の実録物語だった。
 「二〇三高地陥落」・・・「ニイタカ山ノボレ」・・・センタクはエライ、ッ!

 ・・・「震災後、日本の国土の地底に眠る“大震災の痕跡を探る学問”が注目」。「こうした学問に携わる多くの学者たちが、今回の大震災の以前から、今回のような大災害を警告していた」と、言うものだった。「過去の巨大津波の存在を突き止め、危険性を訴えた研究者たち」がいたのだ。この「研究警告」を選択しなかったのは「東電」と「国家」であった。ナゼ「警告を無視」したのか・・・「答え」は簡単で単純明快である。危険でも原発造れば「カネ」になるからである・・・カネにならないモノは造らないのサッ・・・東電も国家も「ダマシテモ、イイ」を選択し、「一般国民」も「ダマサレテモ、イイ」をセンタクしたのである。目先の「損得勘定・尊徳感情」が一致したのさ・・・
 「地球ドラマチック」は自然界の「センタク」であった。「鮫の肌」は細菌汚染を防ぐものらしい・・・「サメの肌から大発明・高性能材料が世界を変える」である。
 「サメの肌は、台所でわさびなどをおろす道具として利用されてきた」らしい。初耳で、初目である。それに加え「サメの肌の凹凸のパターンを真似ることで、抗菌作用のある材料」になるらしい。