７９３日目・・・「要請」は強制力の無い「お願い」ってコトだろうな・・・内閣大臣の「権力」って、「大臣命令」ってのもあったよなッ・・・
「菅総理大臣は、６日夜、
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、
静岡県御前崎市にある浜岡原子力発電所について、
定期検査で運転を止めている３号機に加え、
運転中の４号機と５号機も含めた
すべての原子炉の運転を停止するよう中部電力に
要請しました」
・・・以下、抜粋記事です・・・
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中電 原発停止の結論持ち越し
5月7日 18時0分
菅総理大臣が中部電力の浜岡原子力発電所の運転を停止するよう要請したことを受けて、中部電力は、７日、臨時の取締役会を開きましたが、結論を出すには至らず、８日以降に持ち越しました。
菅総理大臣は、６日夜、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、静岡県御前崎市にある浜岡原子力発電所について、定期検査で運転を止めている３号機に加え、運転中の４号機と５号機も含めたすべての原子炉の運転を停止するよう中部電力に要請しました。
これを受けて、中部電力は、７日午後、名古屋の本店で臨時の取締役会を開いておよそ１時間半にわたって対応を検討しました。
しかし、結論を出すには至らず、８日以降に持ち越しました。取締役会のあと、中部電力はコメントを発表し、
「夏場の供給力や燃料調達の見通しのほか、収支や津波対策への対応など、運転停止による影響を幅広く論議したが、検討内容が極めて重要で多岐にわたり、利用客や原発が立地する地域、さらに株主など多くの人に多大な影響を与えることなどから継続審議とした」
としています。中部電力によりますと、次回の取締役会の予定は、まだ決まっていないということです。
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・・・「資本主義経済」の枠内で「電力会社」が「結論を出すには至らず」ってのは利潤追求の電力産業としてはアタリマエだろう・・・当然、「安いコストの電力を必要とする産業界」も同様の動揺であるに違いない。この「資本主義社会」はとにかく、「資本回転での利益・利潤」がなければニッチもサッチもいかない「システム社会」で、しかも定期的に「経済恐慌」をきたす社会なのである。
しかも、「経済恐慌の津波」は過去的にも経験し、「予知できるモノ」として、あるいは「コントロールできるモノ」として「社会科学」は追及してきた。
だが人間心理の「拝金主義意識」は「経済恐慌の津波」に対しては「防波堤」も造らず、「カネ（私有財産）を自由に増やせるチャンス」としてきたのである。「恐慌」が金儲けのチャンスとは「資本主義経済の損得勘定の日常性」である。「非等価交換の市場」で儲かるヒトが存在すると言うことは、損するヒトが存在すると言うことで、「等価交換」では「利潤利益」が出ない「資本主義経済」では「アタリマエのコト」なのである。利益が無いところには「資本の蓄積」もないし、「資本の投資」もない。「商品市場・金融市場」とは「非等価交換の市場」なのである。しかも、「丁半サイコロ博打心理」の流れの「鉄火場市場」である。
「人間の心理規範」であるからして「人間社会の経済恐慌」は「社会科学」として「予期・想定の範囲」であるのだ。
だが、「原子力」・・・人間のコントロールが間違えば、根こそぎ「元も子もなくなる」のが「原子力の破壊エネルギー」である。胴元も遊び人も「鉄火場」そのものが周りのヒトビトを巻き込んで吹き飛んでしまうのである。
予想外、想定外・・・「予期せぬ出来事」とは「人間だけのコトバ」である・・・イイにつけ、ワルイにつけ「予期せぬ出来事」を「勘定」に入れて生活していないのが人間のサガである。
予期せぬ出来事を「カンジョウ（勘定・感情・勧請）」に入れているならば、その出来事の結果をナニが起ころうとも「覚悟」するしかない。甘い覚悟ではダメなのである。
「原子爆弾」は未来的な核戦争勃発を「想定し」、その恐ろしさを「地球規模の人類滅亡」としてきた。そして、「階級社会の秩序」を超えて「支配階級」にも「人類破滅の覚悟の必要性」を迫ってきた。人類が存在しなくなるとは「階級社会秩序」の意味がなくなるのである。生き残っても「原爆病」でアエギながら死を待つ人間・・・だけである。、
原発からの「低コスト」の電源エネルギー供給はアリガタイ。産業界は儲かるし、消費者にとっても便利である・・・だが、原発事故の破壊と汚染は「階級」を超えて、儲けも便利も吹っ飛ばすのだから「支配階級の恐怖」であることも自明である。
「拝金資本主義的」意識に染まっている人間供・・・有か無か、この「社会秩序」を維持したいならば、損得勘定をヨぉ〜ク考えてみろ・・・これは「階級妥協」ではないし、「株主など多くの人に多大な影響を与えること」でもない。資本家、投資家、経営者、労働者、一般市民、「階級妥協社会」の個々人の「実存的存在」が、自ら問われている問題だ・・・
全の原発稼動停止、そして全廃である・・・
