540日目・・・群馬あたりの「不法オバステ老人ホーム」で「要介護老人」が火災で死亡!・・・2兆円・・・今現在、個々にばら撒かれている12000円〜20000円・・・65歳以上の老人は二万円支給されつつあるが、その「特別給付金」を貰って「足腰の動かせない、身体不自由、認知症などの国民」は救われるのか?・・・・その支給されたカネを「個々人の要擁護老人達」本人が有効に「景気経済浮揚」に消費、遣うことができるのか・・・とりあえずの「生と死」の緊急事態は日常茶番で、日常そのものである。笑っている側でヒトが逝く。泣

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 高齢者施設火災、死者10人に…別館西側居室近くで出火か
 3月21日19時36分配信 読売新聞

 群馬県渋川市の高齢者施設「静養ホームたまゆら」で19日夜に起きた火災で、新たに男性1人が死亡したと、県警が21日夕、発表した。
 男性は延焼した別館にいて重傷のやけどを負い、病院に搬送されていた。火災の死者は計10人となった。男性6人、女性4人とみられる。
 多くは介護が必要だった人とみられ、県警は避難誘導体制などに問題がなかったか、施設を運営するNPO法人彩経会の高桑五郎理事長(84)らから事情を聞いている。出火場所について、死者7人が出た別館西側の居室近くとの見方を強めている。付近で1人の遺体が見つかっている。
 渋川署の発表によると、死亡したのは、深井隆次(たかじ)さん(77)。深井さんは東京都墨田区の紹介で入居していた。同区によると、死者とみられるうち、6人は同区の紹介で入居。6人とも生活保護を受け、少なくとも5人は認知症などを患い、要介護者だった。
 ◆無届け施設緊急点検へ◆ 「静養ホームたまゆら」の火災を受け、厚生労働省は23日にも、無届け有料老人ホームとその疑いのある施設について、防火体制の緊急点検を消防署と連携して実施するよう、各都道府県に要請することを決めた。
 無届け有料老人ホームは同省が把握しているだけで全国に377施設(2007年2月時点)ある。緊急点検では、消防法で義務づけられた防火設備の設置の有無や、避難誘導の体制を調べる。
 また、厚労省は、職員1人を22日に群馬県に派遣することも決めた。火災の実態を把握し、「たまゆら」への指導に問題がなかったか担当者から事情を聞く。

最終更新:3月22日3時5分
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 <群馬老人施設火災>
 入所者、不満抑えつつましく生活
 3月21日11時49分配信 毎日新聞

 群馬県渋川市の老人施設「静養ホームたまゆら」で9人が死亡した火災で、死亡が確認されたり行方不明になっている入所者たちの中には、足が不自由などハンデを背負った人も複数いた。9人のうち半数以上は東京都墨田区福祉事務所や前橋市福祉事務所が連絡先となっており、食事や待遇など施設への不満を漏らしながらも、山あいの施設でつつましく生活を送る姿を見ていた近くの住民らは「かわいそうでなんともいえない」と同情を募らせている。【堀智行、杉山順平、川崎桂吾】

 近所の住民などによると、行方不明になっている久保田文雄さん(55)は足が不自由で杖を使い外出していた。元々は茨城県の老人施設にいたが、数年前にたまゆらに移った。「ちゃんとしたところと聞いてきたが、食事は野菜ばかりだ」と不満を漏らしていた。

 梶藤ふみさん(71)は足が不自由で車イスを使っていた。若いころには米軍基地で働いていたこともあり、英語が堪能だったという。おしゃれにも気を使い、近くの美容院に白髪を染めに行くのを楽しみにしていた。受給していた生活保護費のうち、施設側から小遣いとしてもらっていたのは1万5千円程度だったといい「美容院にもいけなくなった」とこぼすこともあったという。

 片足が義足だった大友良隆さん(73)は遠出が難しいため、近所で飼育されていたヤギを見ながら散歩するのを日課にしていた。昨年暮れには「雪が1センチ以上積もると、義足では外出できなくなる。雪が降る前にたくさん運動しておかないと」と近くの住民に話していた。

 一方、元職員の女性(59)は、20日深夜に死亡した相沢英男さん(88)について「散歩が好きな人だった」と振り返る。また、山田ヒデさん(72)は職員らとの会話を熱心にノートにメモを取るなどしていた。

 沢村晴男さん(75)の家族は「とっても楽しいおじいちゃんだった。昨年8月から入所していた。こちらとしては防災体制がしっかり整っていると思っていたので、本当にショックです」と話した。

 入所者と交流のあった主婦は「かわいそうでなんともいえない」と語っている。
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 群馬老人施設火災:生活保護者が入所
 大半が東京から
 群馬県渋川市の老人施設「静養ホームたまゆら」の入居者の多くは、東京都墨田区などから受け入れた高齢の生活保護受給者だった。背景には、都内の施設が飽和状態で入所先探しに行政が苦慮していることがあり、受け入れる施設にとっては保護費で入所費などを確実に回収できる「ビジネス」として広がっている実態がある。都の調査によると、都外で暮らす保護者は約500人(昨年1月現在)だが、その不透明さを指摘する証言もある。
 「墨田区の紹介を受けて、2年前にここに来た。突然来たので、何がなんだか分からない」。火災から一夜明けた20日朝、近くの特別養護老人ホームに避難した女性入所者(89)はぐったりした表情で話した。入所者の多くは身寄りがなく、介護が必要なため、自治体が都内で収容する施設を見つけるのは難しい人たちという。
 たまゆらを運営する「彩経会」の高桑五郎理事長も積極的に生活保護受給者の受け入れを進めた。墨田区によると、理事長自身が区にPRに訪れ、04年2月以降、50〜80代の男女15人を送り出した。
 墨田区は20日、同区から「たまゆら」に入所した生活保護受給者のうち、3人が亡くなった可能性があることを明らかにした。群馬県警の情報という。
 たまゆらの元職員によると、施設の利用料7万〜9万が自治体から支払われ、入所者には少額の「小遣い」が渡される仕組み。「利用者の中には『うば捨て山に捨てられたも同然』と言う人がいる。でも、自治体に財政的余裕はなく、都会には場所がない。自治体が黙認しているのだから、仕方ないのでは」と語った。
 入所者の待遇には、近所でも不審の目が向けられていた。
 建設業の男性(59)宅には約1カ月前、東京から入所したばかりの女性が「こんなところに来たかったわけじゃない。助けて」と保護を求めてきた。女性は警察に保護されたが、その後施設に戻されたという。2年前には入所者が路上で倒れていたこともあり、男性は入所者を送り出す墨田区に抗議したが、「職員を派遣してきちんと現状を把握しています」という回答だった。
 墨田区は「年1回の訪問調査は行っている。問題点は聞いていない」としている。
 たまゆらの職員は6人で夜間は1〜2人だけ。やはり墨田区から来たという男性入所者(63)は「施設が粗末なのはやむを得ないが、食べさせて寝かせられるだけ。東京から来た自分としては、こんな寂しいところで死ぬなんてと思う」と首を振った。
【前谷宏、杉山順平、山本将克】
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 「たまゆら」・・・「玉響」・・・かすかに。ちらりと。・・・「響」は「かぎる」、「まさやかも」、「さやかにも」とヨムらしい。
 ・・・玉響の露も涙もとどまらず、なき人、恋ふる宿の秋風・・・(藤原定家)・・・霊響の、炎にゆれし、たらちねの、手には白貝のくず・・・