511日目・・・ムカシの古代エジプトや古代ギリシャ、古代ローマの「神殿」は当時の「金融機関・銀行」であった・・・モチロン、歴史的に最大の信用と安全であった「金融機関=神殿」は、かってのイスラエルのエレサエムの「ソロモン神殿(?)」であったらしい・・・とにかく、世界中に散らばったユダヤ人も神殿に納める「神殿税」を支払う義務があった。彼等はこの神殿にカネを稼ぎ、そして「輸送」した。すなわち、「神殿税+預金」が「神殿」に膨大に集中集積され、そして「カネ」の安全保障は「カミ」に委ねられた、と言うわけである。預けら

naie2008-10-07

 単純に考えれば、「金融機関=カネ貸し」とは預金者から「100円のカネ」を預かって、その「100円のカネ」を預金者に返済する時には「10円の利子」を付けて「100円+10円=110円」として返済する。
 だが、預かっただけではこの「10円の利子」はどこからも出てこない。だから金融機関の「預金利子」は預かった「100円のカネ」を他人に貸して「20円の貸付利子」を取ることによって、その「20円」の半分、「10円」を「預かり金の100円」に「10円」の利子をつけて預金者には返済する、と言う仕組みになっている。当然、100円を借りた奴は「金融機関=カネ貸し」に返す時は「120円」以上を「儲け」を手にしてなければならない。「儲け」って、ナンだろう・・・「人は言の者」・・・「言」って、ウソツキ、ってこと?

預金者
 ↓
100円預ける→金融機関→100円貸す→借り手
            ↓
預金者         ↓
 ↑
110円返済←金融機関←120円返済←借り手
      ↓      ↓            ↓
10円は預金利子 仲介手数料10円 20円は返済利子

 みんながメデたく「モウかる」はずだが・・・?・・・「金融機関」からの「借り手」は「120円以上」を儲けて、「100円+20円」を金融機関に返す「保証」があるかどうかは「可能性」の問題でしかない。多分、120円相当、あるいはそれ以上の「担保物件」を金融機関はとるに違いない。
 100円の借り手が1円も儲からない時は・・・返済は不可能、カネが無いから・・・そして金融機関は預金者にも返済デキナイ。だが担保物件は手に残る。それでも、もし、この担保物件の価値が「0」なら金融機関も「0」で潰れる・・・そして100円預けていた預金者はマルッと100円を損をする・・・預金者に「カミは返済を保証」しない・・・
 現在の「証券=カミ=信用化」された「不動産・建築物物件」の問題である・・・「不動産・建築物件」に「価値」が無くなったのではない。返済能力の無い「不動産、建築物件を借金で購入した者」にその「不動産、建築物件を担保」に「カネ」を貸してしまった、ところに問題が発生した。
 借りたカネは「不動産、建築物件」の返済にあてられず、他の「生活費(遊興費?)」にあてられ、消費(浪費?)してしまったのだ。アメリカ国民は「家屋」を「借金」で買うことによって、その「借金家屋」を更に担保にしてカネを借り、「生活をEnjoy」していたのさ。
 そして、この「借金家屋」は「証券化」された「投資物件」として、世界中に売られていた。
 「借金家屋」のカネが返済できなくなった、カネが返済されなくなったので金融機関には「膨大な数の担保物件=不動産、建築物」のみが残った。そして、担保物件は相応の価値としては売れない、カネにはできない「市場状況」がやってきた・・・「土地付き家屋」は二束三文になった。同時にその「家屋証券」も二束三文になってしまった・・・

 イットキ、「0金利」とか・・・更にはカネを預けると「手数料(保管料?)」を盗った「日本の銀行」があったが・・・地上げ屋とツルミ、不動産価格を吊り上げ、結果、不動産バブル崩壊で負債を膨大に抱え込んだ「銀行」が潰れそうになると「日本政府」が「国民」から収奪した「税金」を注入して「救済」した。「銀行」が経営不振になっても潰れても経営者の殆どは責任を問われるコトもなく、頭を下げるだけで、既に破産前に「大金」をフトコロにしていた・・・しょっとしたら「政治屋」や「国家官僚」も・・・
 今回のアメリカで経営破綻した「リーマン・ブラザーズ」のトップの「ファルド氏」が既に手にしていた個人収入の金額は、「約504億円」・・・「504億円」が自分の取り分・・・経営破綻しても損したワケではない?・・・以下「産経新聞」から抜粋・・・
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 下院監視・政府改革委員会はファルド氏の2000年以降の報酬を現金・株式合計で約4億8000万ドル(約504億円)という試算結果を発表。ファルド氏は「大半はリーマン株式でいまだ持っている。現金報酬は6000万ドルだと思う」と反論した。
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 この「6000万ドル」は自分が持っていた個人株を売りぬけた金額?とも・・・
 で、この「古代神殿=金融機関」は預かったカネを「国家」に貸したらしい。「国家」は借りたカネを「軍備」と「兵力」に注ぎこんで敵対「国家」と戦争をしたのである。その「古代神殿=金融機関」に返済する「利子」は「戦利品」であった。とは言ってもこの「元本+利子」の保障は「戦勝」した時にのみ「保障」されたのは言うまでも無い・・・「神殿=カネ貸し」は、国家の戦争と「略奪、分捕り品」に「投資」したのである。すなわち、「国家の博打にカネを貸した」と言うことだ。
 戦争に勝利したとして、この「古代国家の戦争」でダレが一番得したのか・・・カミサマを祭っている人間?・・・
 「近、現代国家の戦争」で得し、得する人間はダレか?・・・ヤッパシ、「カミサマ=カネ」を祭っている「生きている人間」達らしい・・・