446日目・・・「古事記・字源」・・・昨夜の「NHK・その時歴史は動いた」は「古事記」であった・・・興味のある人は以下の「モウ君の家頁」に「渡来」御訪問下され・・・

naie2008-04-24


 http://www1.odn.ne.jp/~haa98940/

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 以下「NHKのHP」からコトワリナシにカってに抜粋しながら・・・ボクのイイタイコトの場所を「↑↓」で示して記した。カってな抜粋文、「公共の学問探求」には「著作権」もないんじゃなかろうかと思いつつ・・・お許しください。
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 和銅5(712)年1月28日
 出来事: 「古事記」が天皇に献上される

 古くから日本に伝わる、日本神話。アマテラスの天の石屋やスサノオヤマタノオロチ退治など、おなじみの神話の原点が、「古事記」である。
 「古事記」は、今からおよそ1300年前の奈良時代に完成、現存する日本最古の歴史書として日本人に広く知られている。しかし、この「古事記」にまつわる情報は乏しく、多くの謎に包まれている。
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 なぞ・なそ・ナゾ・名素・名蘇・・・謎(言+米+辶)・・・ダ・ヨ・ナ・ッ・・

 誰が、何故、何の目的のために編纂したのか。記されている数々の神話には、いったいどんなメッセージが込められているのか。そして、どのように執筆され、完成へと至ったのか。さらに、日本という国が産声をあげようとする激動の時代に生まれた「古事記」が、現代も読み継がれる理由とは何なのか。
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 ナゾだから、だろうッ?!

 番組は、「古事記」の読み解きに加え、第一線で活躍する研究者たちへのインタビュー、現代に残る神話の伝承地での取材などを重ね、様々な角度からその謎を検証していく。そして今なお日本人の心を捉え続ける「古事記」の成立に秘められた真相を紐解く。
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 ボクも「第一線で活躍する研究者」なんだけれど?

 番組の内容について
 番組で引用した「古事記」について
 原文は14世紀に書き写された現存最古の写本、大須観音(おおすかんのん)・真福寺宝生院(しんぷくじ ほうしょういん)蔵の国宝「古事記」を使用しています。
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 ボクも「大須観音(おおすかんのん)」近くに住んで「20年」以上になるんだけれど・・・「大須文庫」の真福寺宝生院(しんぷくじ ほうしょういん)には入ったコトが無い。有力な紹介者がいなければ立ち入り禁止であるらしい・・・「大須ういろ」の故「山田会長」が生存している間に紹介して貰えばよかったのに・・・それでも、大須観音(おおすかんのん)にはお参りしないけれど、横目で日参・・・

 「古事記」に登場する用語の「漢字表記」と「読み方」について
「漢字表記」については上記の、真福寺本「古事記」の表記に基づいています。
 「読み方(訓読・仮名遣い)」については、「新編日本古典文学全集1 古事記」(小学館1997年)に基づいています。
 「古事記」研究の最新の成果が反映された校注・訳本で、多くの学術書でも参照されています。
 以下が番組で紹介した、主な用語とその読み方です。※に、他の表記・読み方を併記しております。
 神名の略称(例「天照大御神」→「アマテラス」など)については、学術の分野で一般的に使用されている呼び方に準じております。
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 ボクは「てんてる・お・ほ・おん・じん」とか、「テンショウ・ダ・イ・ジ・ン(ム)」とかでもヨンでいる。
 この「平仮名」と「片仮名」、「テン」の漢字すべてを当て嵌め。「テル」は「TELL」とかも、「お(オ)・を(ヲ)」の漢字すべて。「ほ(ホ)」の漢字すべてを当て嵌め。「おん(オン)」は「音」が要の漢字で、すべて。「じん(ジン)」の漢字すべてを当て嵌めてヨンでいる。
 以下のモノも同じにヨンでいる。
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 「高天原」・・・「たかあまのはら」 ※「たかまがはら」「たかまのはら」等
 「天石屋」・・・「あめのいわや」(「天岩戸」「天岩屋戸」「天岩屋」等の漢字表記)
※「あめ(あめ)のいわと」「あめ(あま)のいわやと」「あめ(あま)のいわや」
 「伊耶那岐」・・・「いざなき」   ※「いざなぎ」の読み方。

 「伊耶那美」・・・「いざなみ」
 「須佐之男命」・・・「すさのおのみこと」
 「八俣遠呂智」・・・「やまたのおろち
 「稲羽之素菟」・・・「いなばのしろうさぎ」
 「天照大御神」・・・「あまてらすおおみかみ」
 「邇々芸命」・・・「ににぎのみこと」
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  ジジゲイメイ(ボクのヨミ)

 天孫降臨(てんそんこうりん)の場面で登場する「猿田彦(さるたひこ)」の神名(しんめい)について
 上記の「漢字表記」「読み方」の方針に基づけば、「猿田毘古(さるたびこ)」との表記になります。
 しかし、今回番組に登場する猿田彦神社では、神名を「猿田彦(さるたひこ)」としていることから「猿田彦(さるたひこ)」としました。
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 エンデンガン=燕伝願(ボクのヨミ)
 猿田彦が溺れた時の別名を調べよ
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 底度久・御霊・・・提督(海軍)
 都夫多都・御霊・・通分(武・部)多賭
 阿和佐久・御霊・・粟(西+米)作句

 今回の「その時」について
 「古事記」の成立に関して記述した史料は、「古事記」上巻に付された序の文章のほかにありません。
 番組ではこの序文に拠り、「古事記」が天皇に献上された和銅五年正月廿八日を「その時」としました。
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 ワドウゴネン(ボクのヨミを漢字転換すれば「話同語撚」)

 なお、正月廿八日という表記は分かりやすさを考慮して、1月28日と表記しています。
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 イチガツニジュウハチニチ→壱臥都二重葉知爾値
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 壱(意知)が臥せてある都(通)、二つ重なる言葉を知れ、爾のアタエ(与=値・価)

 番組で使用した映画について
 1959年公開「日本誕生」(東宝製作)
 監督:稲垣浩 脚本:八住利雄 菊島隆三 特撮:円谷英二
 出演:三船敏郎スサノオ原節子アマテラスオオミカミ乙羽信子(アメノウズメ)脇田博行(イザナキ)村松恵子(イザナミ)ほか
※「日本誕生」は、東宝よりDVDが販売されています。
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 ボクも少年のコロに観た。面白かったデス。やっぱ、「三船敏郎」が最高ッ!・・・「DVD」、お金が出来たら買うつもりデス。

 番組で使用した日本画について
猿田彦を描いた日本画は、猿田彦神社の所蔵です。
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 天狗のように鼻が高い→西欧人か、ペルシャ(波斯)人

 「古事記」の概略説明について
 スタジオで「古事記」上・中・下巻の概略を説明する際、天皇名を「神武天皇」「推古天皇」など、現在広く一般に使われている形で表記しています。
 「古事記」本文では神武天皇を「神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)」、
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 「日本書紀」では「磐余彦」・・・「イワのアマリのビコ」
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          ガンヨゲン→願預言(予言・与件・予見・四県)

 推古天皇を「豊御食炊屋比売命(とよみけかしきやひめのみこと)」などと表記していますが、
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       スイコ→出故・水子・素意胡(虎)

 現在は馴染みの薄い名称のため、今回は概略の説明に重点を置き、一般的な天皇名を用いました。

 国宝「古事記」について
 番組で使用した「古事記」は、14世紀に書き写された現存する最古の写本で、昭和26年に国宝指定されています。
名古屋市大須観音(おおすかんのん)・真福寺宝生院(しんぷくじ ほうしょういん)が所蔵、現在は名古屋市博物館で保管されています。常設展示はされていません。
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 書き写した人物は「賢瑜(瑜の類字=兪・喩・蝓・楡・牏・揄・渝・逾・愈)」と言う坊主である、とされている。
 「瑜(ユ)」は美玉。玉の光彩。
 「瑜珈(Yoga・梵語、ヨガの音訳)」で「主観と客観が一切の事物と相応融合した境地」らしい・・・ボクがこれを翻訳(?)すると、主体的な対象の認識観察の判断のレベルと、客体としての対象の認識観察された一般判断のレベルが一致し、感得、観得、納得した心地のコト(?)となるのだが。
 身体のツボを自分自身の指で圧して、その痛さと快感を得た時の心持とでも言えばワカってもらえるカナ?・・・「瑜=玉+兪」は「タマが応える」である。「珈=玉+加」は「タマを加える」である。タマタマ・・・黒ネコのタマ・・・珈琲じゃないョ、ナッ。「琲(ハイ・ペ)」はタマを貫いて造った飾りらしいが、ネックレス(?)・・・タマ(玉)じゃぁナイ(非)・・・王でもアラズ(非)・・・
 「玉(たま・ギョク)」と「王’(たまつくり・キュウ)」の漢字は「ヽ」の位置が異なっているし、意味も違う。「王’(たまつくり・キュウ)」は「傷のあるタマも意味する」・・・
 「賢瑜」は「かしこい(可視胡意)」の、「うつくしいタマ(得土筆意多真)」の意味かも。
 「兪越(ユエツ・字は蔭甫・号は曲園)1812〜1916」は清朝末期の学者で「諸子」や「経書」の口読を正し「字義」を明らかにした。著に「群経平議」、「諸子平議」がある。

 「古事記」序文の天武天皇の言葉について
 以下の二つの言葉を意訳して紹介しています。

 (1)原 文「撰録帝記討竅旧辞削偽定実欲流後葉」
訓読文「帝紀を撰ひ録し、旧辞を討ね竅め、偽を削り実を定めて、後葉に流へむと欲ふ」
 意 訳「これまでの歴史書の偽りを削り、真実を選び、それを後世に伝えようと思う」
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   真実、事実を伝えたかったのは何時の時代のコトか?

 (2)原 文「朕聞諸家齎帝紀及本辞既違正実多加虚偽」
訓読文「朕聞く、諸の家の齎てる帝紀と本辞と、既に正実に違ひ、多く虚偽を加へたり」
 意 訳「私が聞くところによると諸家の帝紀と本辞には、真実と違い、偽りを多く加えているという」

 「帝紀(ていき)」「本辞(ほんじ)」について
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     提起      本字(本の字の意味=辞)

 「古事記」序文には、同じ意味の言葉として、「帝皇日継(ていおうひつぎ)」「旧辞(きゅうじ)」などの記述があります。これらは、「古事記」の成立以前に、天皇や豪族の事績、神話などを記した歴史書だと考えられています。現存はしていません。

 「古事記」冒頭部分の読み方について
 原文は「天地初発之時於高天原成神名天之御中主神
 読み方に関しては諸説ありますが、今回は「新編日本古典文学全集1 古事記」(小学館1997年)に基づきました。
 訓読文「天地(あめつち)初めて発(あらは)れし時に、高天原(たかあまのはら)に成りし神の名は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」
意 訳「天地が初めてあらわれ動きはじめた時に、高天原に成った神の名は、天之御中主神

 日本各地の高天原の伝承地について
 奈良県御所(ごせ)市高天(たかま)地区は、古代、大和政権の有力豪族だった葛城氏の本拠地だった地域だと考えられています。
 高天原の伝承地として、地区内にある高天彦神社が知られています。
 熊本県山都町(やまとちょう)は、番組で紹介した幣立(へいたて)神宮が、高天原の伝承地として知られています。
 宮崎県高千穂町には、番組で紹介した高天原の遙拝所(ようはいじょ)のほかに、「古事記」に関わる伝承地が点在しています。

 猿田彦の子孫が現在の伊勢神宮の場所を献上したとする根拠について
鎌倉時代神道書「倭姫命世記(やまとひめのみことせいき)」の記述のほか、伊勢神宮猿田彦神社への取材に拠っています。

「太安萬侶(おおのやすまろ)」の漢字表記について
 ほかに「安万侶」「安麻侶」の表記もありますが、今回は「古事記」原文や昭和54年に発見された墓誌の記述に従い、「安萬侶」としました。

 稗田阿礼(ひえだのあれ)の「誦習(しょうしゅう)」について
 「誦習」とは、文章を繰り返し声に出して読み、その読み方を覚える意味。
 「古事記」序文には「勅語阿礼令誦習(・・)帝皇日継及先代旧辞稗田阿礼に帝皇日継(ていおうひつぎ)と先代旧辞(せんだいきゅうじ)とを誦(よ)み習わせた)」と記述されています。

 CGによる「ワレハ キミヲ オモフ」の漢字表記の説明について
「我想你」「我想君」「我君想」「和礼波岐美袁意母布」の4種類の漢字表記の方法について、VTRにご出演の甲南大学教授、小谷博泰さんへの取材をもとに作成しました。分かりやすくするために、一部、簡易な漢字を用いて説明しています。
 「古事記」が完成した8世紀前半には、上記の表記方法のほかに、宣命体(せんみょうたい)による表記もあったと考えられていますが、日本語学の研究では、「古事記」のもととなる史料が書かれたとされる天武天皇の時代以前には、主に上記の4種類の方法によって表記されていたと考えられています。そのため、番組でも上記の4種類の説明をしています。

 主な参考文献
『新編日本古典文学全集1 古事記』(山口佳紀・神野志隆光校注・訳 小学館
古事記の達成』(神野志隆光著 東京大学出版会
古事記 天皇の世界の物語』(神野志隆光著 日本放送出版協会
古事記の文字法』(西條勉著 笠間書院
『古代の読み方』(西條勉著 笠間書院
古事記の起源』(工藤隆著 中央公論新社
『木簡・金石文記紀の研究』(小谷博泰著 和泉書院
『日本の歴史4 平城京と木簡の世紀』(渡辺晃宏著 講談社
『日本の歴史3 古代王権の展開』(吉村武彦著 集英社
『日本の古代14 ことばと文字』(岸俊男編 中央公論社
『日本古代の氏族と国家』(直木孝次郎著 吉川弘文館
古事記の世界』(西郷信綱 岩波書店
古事記がわかる事典』(青木周平編著 日本実業出版社
※絶版となったものもあります。出版社などにご確認下さい。
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 以上・・・