422日目・・・「日本人」はたいしたもんだと五時のNHK番組をみていて感心した。日系「黒人」三世の「演歌歌手」のデビュー、上手いし、声もイイ。筑波の藻の博士の「藻からの液体燃料の抽出と炭酸ガス循環吸収の研究」はきっと「日本」が「エネルギー輸出国」になる。そして「大分県のカァちゃんの直売所の食材開発」は自国の安全な食品、食料は自国でまかなうと言う示唆。「群馬県のウクレレ製品工場」は、かっては「常夏のアコガレの島であったハワイの音楽楽器」で心が和らぐ「国民」になれる・・・日本の未来社会はそんなに希望の持てな

naie2008-02-07


 今日の「世界の書物」からの抜粋は、ボクも読んだコトがない本に関してだが、日本人ならばほとんどの人が知っている幕末の支配階級を震撼させた「ペリー提督」の本である。

 異質文化との出会い・「ペルリ提督日本遠征記」
 ・・・好奇の対象・・・
 ・・・彼の日本遠征に同行した「ニューヨーク・タイムズ」のテイラーと言う記者が、「二世紀半の長きにわたって世界と日本をへだてていた障壁が、一発の砲火も一言の脅迫も無く破られたという栄光は、ひとりペリー提督にのも属する」と述べた言葉は、いまも生きているだろう。(紀田順一郎
 ・・・「支那はある程度まで解放されている。然しその他に日本と言う未開国がある。同国は好奇心を刺激しながら、商業経営者を誘惑する誘引力をも持っていた」「ペルリ提督は、他の同僚及び他の国民と同じく、彼の思いをこの問題に向けたのであり、特に彼はその目的を達成する確実さを心に図ったのであった。彼は、全人民が自発的に完全に孤立していると言うような、極めて特異な状態には諸々の原因があるにに違いないと言うことを知ったのであり、従って彼の最初の目的は日本が過去に経過した正しい歴史を把握することであった(序文)」
 ・・・心理作戦の効果・・・
 ・・・ペリーはそれを計算済み(権威主義に弱い・恫喝に弱い)だった。日本及び日本人について慎重に研究した結果、彼は日本人の弱点を知ったのである。(紀田)
 「彼は従来同じ使命を帯びて日本を訪問した他の人達とは、全く異なった方針を採ろうと決心したのであった。----即ち一文明国が他の文明国に対してとるべき儀礼的な態度を当然のこととして要求しよう。決して好意的に許容してくれとは懇願すまいと決心して居ったのであった」
 役人も官職ならびに用件を明示した者にのみ乗船を許した。「自分が排他的にすればするほど、且、自分の声明した意嚮を眼鏡に固執すればスルほど、この形式ばって儀礼好きな人民は、じぶんを益々尊敬を払わんとするであろう言うことを提督はよく悟っていた」
 ・・・兵士達(日本武士)のうしろには多数の住民がいて、女も混ざっていた。「女達は烈しい好奇心を抱いて兵士の列の隙間から、西半球から来た外来者を見つめていた」
 ・・・「日本の手工業者は世界に於ける如何なる手工業者にも劣らず練達であって、人民の発明力をもっと自由に発達させるならば日本人は最も成功している。工業国民に何時までも劣ってはいないことだろう(ペリー)」
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 ボクのコトバ・・・日本人の支配階級にとってはお節介でアリガタ迷惑な「アメリカ人」であったろう。このペリーの立場は今現在の「アメリカ支配階級政府」のイラク、イラン、その他の中東諸国、中南米諸国へ対する軍事力をバックにした恫喝、威嚇、強要の立場と何等変わっていない。そして「日本の立場」も・・・
 だが、世界を牽引する可能性の「カギ」のすべてを、今現在「日本人」は握っているように思える・・・「最先端の運搬器機」、「優秀な情報伝達器機」、「自然界生物からの循環エネルギーの確保」、「万能細胞での医療治療」、「確実、安全な食料確保」・・・「生活、生存を保障する円滑な行政システム」・・・
 ・・・「日本国憲法」が本当に機能させられ、適用させられ、実践されるならば、であるのだが・・・
 私利私欲にまみれている未来は、「大地震・大災害」が見舞う前にかっての「古代バビロン帝国」のゴトク崩壊するであろう・・・