409日目・・・「世界の書物」からの抜粋・・・偉大なる常識人・「サミュエル・ジョンソン伝」・・・英国の名物・・・「サミュエル・ジョンソン伝」(1791年)は、伝記文学の傑作である・・・彼等(英国人)にとって、ジョンソンという人物は”national insutitute”(国の名物、なくてはかなわぬ存在)であり、平たく言えばジョン・ブルの代表者である。その中正主義、保守的気質、独立不羈(フキ)の精神、伝統主義、ユーモア・・・。ジョンソン自身は1755年に刊行された「英語辞典」は、言語学的方法を取り入れた

naie2008-01-20


 ・・・文学者の独立・・・彼は容貌魁偉で醜いほうに属したが、これは幼児に瘰癧を患って相好が変わったためである。のみならず視神経を冒され、一方の眼は見えなかった。25歳のとき、自分の齢の倍くらいもある子持ちの未亡人と結婚したが、彼女の容姿は「決して人の快感を唆る程ではなかった」と言う。これは一説に、眼が見えないので、大年増をとてつもない美人と思い違えたのだろうといわれている。
 ・・・と言うような言葉も、彼の生い立ちや持病としての憂鬱病について知っていないと、誤解されやすい・・・元来日本人は理知や常識の文学を嫌う。その真の意味が体質的に理解しにくいためだ。
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 ボクのコトバ・・・「ジョンソン伝」などと言う書物も知らなかったし、もちろん、読んだ事も無い。「英語辞典」を作った人物なんだ・・・「コトバの真の意味」を踏まえて「音声言語」や、「文字言語」を使っている日本人は「学者」だけなんだろう・・・日本人はの「本質」は「言語使用が曖昧」な日常生活で暮らしているんだから・・・この前、古本屋で「辞典の話・惣郷正明著(東京堂・昭和46年出版)」と言う古本を300円で買った。辞書・・・この本、「現代新辞林・水島慎次郎・内外図書出版協会・大正四年発行」には、

 字典・・・文字を解釈したる書物(字引・字書)
 辞典・・・言語を解釈したる書物(同上)
 字書・・・文字の音、訓等を記せる書
 辞書・・・文字、言語等を集めたる書
 字引・・・文字の音訓注釈などを加えたる書
  と出ていて「事典」はまだ記されていない。

 と、ある。なるほど、「ジテン」の同音漢字には「時点・自転・自店・次点」等もある。「日本人」のコミニュケーション、「曖昧」にならないのが不思議である、ナッ。
 それに、ハッキリさせないのは、アイ・マイ・ミィ〜、ユウ・ユァ・ユゥ〜、ヒィ・ヒズ・ヒム、シィ・ハァ、ハぁ〜、ゼイ、ゼィァ、ゼムだろう。
 ・・・「憂鬱病」は問題であろうが、「ジョン・ブル」、男女の「容貌の美醜」を問題にしているのはこの本の著者の「メアキ」である価値観であるだろうなッ・・・「座頭市」はエラィと思うけれどネッ。