399日目・・・昨日のつづき・・・「世界の書物」からの抜粋・・・
政治的人間・「君主論」・・・”戦争の犬”を追放・・・「人間には理想派と現実派の二つのタイプがあるけれども、いずれに属するにせよ、理想一点張り、現実一点張りというのは人を大きく動かす力はない」・・・1494年、無政府状態のフィレンッェに共和制を布いたのは、一修道僧サヴォナローラであり、一時は混乱も鎮まったかにみえたが、彼はすべての政治勢力に支持されていたのではなかった。なによりも厳格な信者としての禁欲的な政策は、一般大衆の受け入れるところとならなかった・・・・彼はまた「武装せる予言者はみな勝利を占め、供えの無い予言者は滅びる」・・・”悪魔の書”といわれて・・・
ボクのコトバ・・・ドイッチャーが「トロッキー」の伝記を書いていた。「武装せる予言者、トロッキー」と「武装せざる予言者、トロツッキ−」を・・・
醒めた夢の世界「ユートピア」・・・削除された一節・・・「婦人の身体の大半は衣服におおわれ(掩)ているので、求婚者は辛うじて一小部分だけを見て、つまり顔だけを見てその全般を見定めなければならない。したがって後になって婦人の肉体上のことで気に入らないことがおこり、自然夫婦の和合も旨く行かなくなる可能性も大いにあるわけである。男というものは皆が皆、必ずしも相手の婦人の気高い品性だけで満足するほど賢い者ばかりではない。それだけでなく、もって生まれた肉体上の資質が精神の美質をいやが上にも価値あるものとすることを忘れてはならない(英訳したレイフ・ロビンソンが以上の一節を削除して出版)」・・・モアはこの箇所で興味本位なエピソードを述べているのでは、人間の本性と限界について透徹した理解を示しているのである・・・たぐいなき傑物・・・「こういうわけで、私有財産権が追放されない限り、ものの平等かつ公平な分配は行われがたく、完全な幸福もわれわれの間に確立しがたい、ということを私は深く信じて疑いません(ラファエル・ヒスロディ)」
ボクのコトバ・・・なんとか教会の「合同結婚式」はどうなんだろうかな。教祖の命令で結婚を目的とし、切望する男と女が、対となって「確実に結婚」できるのなら・・・一生、対になるコトがデキナイ人もいるコトだから・・・「価値の美質」なんかはどうでもイイ・・・「美質」は「交換価値」のようなもんだし、本来の「価値」とは「使用価値・有用価値」でしかないんだから、「式」だけでも「シアワセ気分」が味わえれるかも・・・だが、切望しているモノが「家族、家庭生活」なのか、「セックスの快楽」なのか・・・まぁ、結果はどっちでもイイけれどネッ・・・「ありえない国」を著作したモアは結局、大逆罪で断頭台で57歳で殺された。モアは当時の支配階級には役立たずの、阻害物としての「価値の無い存在」だったかも・・・
天下騒乱への期待・「水滸伝」・・・恥ずべき末路・・・・「わたしの命は今日明日しかない。私は生涯、ただただ忠義の二字を掲げ、いささかも心をいつわったことはなかった。このたび朝廷はわたしを罪なくして死をたまわったが、朝廷が私を裏切られても、わたしはあくまでも朝廷には叛かない」・・・投降主義・・・「替天行動・忠臣報国」・・・・爽快な悪の愉しさ・・・
ボクのコトバ・・・「ヤクザ」は「体制内の寄生虫」なんだろうな・・・決して「反権力」的な暴力騒乱も、国家の無秩序、闇市の中での「ヤクザ秩序」も「社会革命=階級制度からの解放」なんかを望んではいないのさっ・・・「ヤクザ」は「階級国家社会」の「寄生階級社会」であるから。
だが、「義理と人情」は「国家」には無い。
「国家の意識」は「支配階級の法」であり、その「支配階級の意思」の執行は「裁判」での「市民権の規制、剥奪」、すなわち、市民社会内での職業の選択、居住の選択、商品売買の選択などの「権利」を強制規制、強制剥奪、市民社会からの強制分離、監獄へ収監の「村八分」であり、その強制とは武器武力による「威嚇」、「暴力執行・殺人執行」である。
「日本の司法裁判官」の「判決」・・・「情状酌量」とは「法」ではなく、「法から逸脱」している。「執行猶予」とは、「一時保釈」とは「金がモノ」を言う「判決」ではあるな。
「飲酒運転」が「過失致死傷罪」・・・飲酒運転で三人も子供を殺したヤツが「法」で裁けず、「情状」で裁いているとは。殺された側には「情状」が無いらしい。「同情のコトバ」ならウソでも吐ける・・・「ナミダ」もクリントン夫人が、かってのニクソンがTV画面で流した。
妻を強姦殺人し、幼子を殺したヤツが「法」を根拠とせず、「情状」で弁護され、「情状」で裁かれようとしているとは。ダレのタメの「法律」なのか・・・「支配階級秩序維持の司法、法」である、なッ。
こんな「法は法でアル」で裁かれた「ソクラテス」もバカではあったなッ・・・
「ヤクザ社会の掟」ではドゥ裁く・・・「アッシには怨みつらみもございませんが、一宿一飯の義理でお命、貰いうけます」・・・「人情」と「義理」は別モノらしい・・・「闇の仕事人」とは「人情=カネ」である・・・
「世界の書物」・・・まだまだあるなッ・・・今日はココまでにしておこう・・・