351日目・・・「戦争の現実」・・・「殺し屋」・・・「軍隊」・・・「上官は非武装のイラク人を撃てと命令、のたうち回る姿を見て笑いさえ浮かべていた−。AP通信によると、イラク駐留米軍のすさんだ実態が27日、米兵の米軍事法廷での証言により明らかになった。上官は射殺後、旧ソ連製自動小銃カラシニコフを遺体の傍らに置き武装していたように偽装工作をするよう兵士に命じていたという。
証言したのはエバン・ベラ三等軍曹(23)。5月11日、イラクの首都バグダッドの南約50キロのイスラム教スンニ派が多いイスカンダリヤで、上官のマイケル・ヘンスリー二等軍曹から、武装もせず手を上げて無抵抗の意思を示していたイラク人男性を撃つよう命じられ、拳銃で撃ったと泣きながら述べた。
ベラ三等軍曹は、ヘンスリー二等軍曹が撃たれたイラク人男性を見て笑いを浮かべていたことや「イラク人男性ののど元をけり、もう一度撃てと命じた」と発言。
さらに、二等軍曹が自分のリュックサックからカラシニコフを出して「後でこう言えばいいだろう」と述べ、偽装工作を明らかにした。(共同)・
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【ワシントン=山本秀也】
米民間警備会社ブラックウォーター(本社ノースカロライナ州)の武装要員によるイラク民間人銃撃が引き起こした同国、米両政府の確執は、「テロとの戦い」を影で支えてきた“戦争の民間委託”という問題を改めて浮かび上がらせた。米外交官の護衛などを請け負う現代の傭兵は4万8000人ともいわれ、補給業務を加えれば駐留米軍(約16万人)を上回る18万人もの“社員”がイラクに展開する。その実態は米軍削減問題とも絡んで論議を呼びそうだ。
■破格の待遇
発端となった16日の銃撃事件は、援助業務にかかわる駐イラク米大使館員の車列が、首都バグダッド市内で武装組織の攻撃を受け、護衛を託されていたブラックウォーター社員の反撃で民間人が死傷したというものだ。
銃撃戦の詳細は不明ながら、同社の要員は、軍用の自動小銃と拳銃で完全武装し、日本などでの「警備員」のイメージとはまるで違う。同社は偵察任務も可能なヘリコプターや装甲車両も備えるなど、治安部隊と大差ない装備だ。要員にも米軍の特殊部隊経験者が多く迎え入れられている。
米軍特殊部隊のあるOBは、「高給に加えて頻繁に与えられる派遣先の国外での休暇など民間の待遇は破格だ」と語る。米兵の年俸に近い3万ドル程度を月給として支給する企業もあるという。
イラクで目下、活動中の民間の武装要員の数については、米国防総省が「2万5000人」としているのに対し、民間警備会社の団体は「4万8000人」としている。
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・・・イラクでのアメリカ・・・「現代の傭兵は4万8000人ともいわれ、補給業務を加えれば駐留米軍(約16万人)を上回る18万人もの“社員”がイラクに」・・・「傭兵」って、「国家」との自由意志で「賃金契約」を結び「人殺し」を請け負う人々だよね。アメリカ合衆国の「軍隊」とはドコが違うんだろう。
インド洋上で「兵站」を担っている「海上自衛隊」は「傭兵」じゃないと思うけれど・・・