279日目・・・「蜜蜂の消失異変」や「アルゼンチン蟻の被害」、それに「放し飼いの大イヌ、数匹」が、散歩中のヒトとそのヒトの小犬を襲ったニュースがあった・・・「イヌの命」はペットブームの中で悲劇の受難である・・・で、「いぬ(犬)」は漢字からすれば「一(はじめ)の人(ひと)はゝ(テン)」であるから「オリオン座の足元にいるイヌ」であろう、と思う・・・だが、「イヌ」は本来、「狗」の漢字なのだろう。今夜はNHKの番組で八時から「殷帝国」を放送するらしい・・・「殷の王様の墓」であるが、その墓の底には必ず「イヌ」と護

naie2007-05-12


 残念ながら「殷王朝の亞形に形成された王墓の棺の底に殉葬」されていたらしい「イヌ」に関する言及が無かったが、「人」の漢字が変化して行くらしいことには言及があった・・・ボク的には「人」→「イ(♀の横向き)」→「大(♀の正面)」→「土(大地に立つ♀)」→「干(天空の下の♀)」→「天」→「犬」→「立」→「玉」→「王」・・・とも考えたい。「十」は亀甲文字では「七=7」である。「七=7=シチ」の漢字は「匕=牝=メス=♀」に似ているが「七の象徴」は、天体の「七星」で「太陽・月・水星・金星・火星・木星土星」であり、天体の四方位の各「七宿星」から形成されている星座、「二十八宿」の、

  四方の聖獣        七星(宿)
 「北方の玄武」・・・・・壁室危虚女牛斗
 「東方の蒼龍」・・・・・箕尾心房氐亢角
 「南方の朱雀」・・・・・軫翼張星柳鬼井
 「西方の白虎(麒麟)」・参觜畢昴胃婁奎

 である。漢和辞典の解字の絵の「手を併せて膝を曲げた人」がナゼ「女性」なのかの説明を無視して、ボク的に「女」の漢字を説明すれば「L(く)+ノ+一」だが、基本的には「V(く・L)+|=∀」で「▽・D・凹」の変形であろう。「L=乙」で「く(L・V・乙)+一=女」ならば、「七=匕」が亀甲文字で「十」なのは「X」で「交わる(メ合わす)」で、「㊉=円周の45度区分=L=」の「天体四区分の七宿(星)」だからだ・・・しかも円周天体で時刻を示す星座は「北斗七星」である。
 「殷帝国」の「亀甲文字」はその殆どが「亀の甲羅、鹿牛の骨」を意図的に焼いて、そのひび割れから判断した「占いの起承転結の記録」である。「天文の動きも観測」していたが、その「動きの兆の意味」を「甲骨を焼いて判断」した・・・だから未だ「天文の兆=占いの意味」ではなく、「自然現象=神の啓示」であり、その「神(自然現象)の意志、意図、意味」を知るタメの「甲骨占い」であった、と言える。
 その後の「周王朝」になって、「天文の観察占い」は「亀甲ト辞=亀甲文字」と重なり、それを駆使しながら「周易筮竹、朴木などの道具使用)」として「体系化」され、一方「気門遁甲(地形方位)」として、「紫薇斗数(天文観察)」として「体系化」されていった、のだろう。

 で、「イヌ」がナゼ「王墓」に「殉葬」されたのかは「犬」が人間の「音声の命令」に従う唯一の「動物」であったからだ・・・「貪狼星(タンロウセイ)」は「殷王朝最期の王、紂王」の王妃「妲己(ダッキ)」の変身だが・・・「オオカミ(大神=狼=獣+良)」で、「良」は「皀」で、「芳しい香り」で、「穀物の匂」とある・・・「匂=勹+匕」・・・「犬」は「狩猟犬=軍用犬」で、「絶対的命令に従う生きた武器」であった。モチロン、戦場では飼い主の主人の忠実な「戦友・友人」でもあり、「敵」にとっては厄介な「幕府のイヌめッ!」なのだ・・・「狗=獣+勹+口」には「牙」がある・・・「句」は「勾」か、「匂」であったかも「臥薪嘗胆」の「呉王」を破った「越王」の「句践」、「勾践」・・・

 「主人を裏切るイヌ」はイルのかな・・・英語は「Dog(ドッグ)」、ギリシャ語「σκυλοs(スキロス)」、学名「Canis Major ( 略符CMa )」・・・だけれど・・・「イヌ」をイジメナイで・・・「ネコ(Cat・γατα=ガータ)」も・・・やまネコ座は学名が「Lynx(略符Lyn」で「ドイツの天文学者ヘベリウスが作った新しい星座」らしい・・・