179日目・・・昨夜はTVで「ミリオンダラー・ベイビイ」の映画鑑賞・・・「一所懸命・一生懸命」に生きるって素敵だ・・・けれど・・・

 女性のボクサーの物語・・・アイルランドアメリカ移民、ウェイトレス、年老いたワケありのボクシングジムのオーナー兼コーチ、もと黒人ボクサーの片目の老人、試合、連勝、貯めたカネで生活保護を受けているらしい貧しい母親家族への高級な家のプレゼント、母親の恥さらしの女ボクサーとの罵り、小さい頃、死んでしまった父親が可愛がっていた後ろ足の不自由な犬のハナシ、そのイヌの無様な前足歩行を視て妹と一緒にワラッタ・・・
 ジムに通っていたひ弱なボクサー志願の青年、ジム仲間からのイジメ、黒人老人のたすけ、人生には負けることがあるさッ、いじめていた奴への老人のパンチ、ボクシングを諦めてジムから逃げ出した青年・・・
 そして、彼女、100万ドルのタイトルマッチ、やり方の汚い対戦相手とのリング上のかけ引き、有利にランドが終わってコーナーに戻ろうとした時に相手が彼女の背後からアッパーカット、スローモーションのように見えた彼女の頭からのダウン・・・その先には彼女の頭部を直撃するリングコーナーに置かれた角のある椅子、その椅子を除けようとするクリント・イーストウッド(彼女のマネジャー兼コーチ)
 ・・・脊髄損傷・・・全身麻痺・・・全身不随・・・セルフッシュな遺産相続目当ての母親家族達のお見舞い、サイン拒否・・・スコップを手にして帰ってきた父親、飼っていた犬の死亡・・・殺して欲しい、出来ない、お願い・・・殺して・・・スベテのモノは手したワタシ、観客の歓声、スポーツ雑誌の記事、みんながワタシの存在に注目、絶頂期のワタシ・・・歓声が耳に聞こえる今、このままで死んで逝きたい・・・殺して・・・
 結果のスベテをかっての黒人ボクサーに責任転嫁するコーチ・・・あてにならない神父のハナシ・・・彼女の舌を噛み切った自殺未遂・・・
 ・・・延命装置の除去と大量のアドレナリン投与

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 アドレナリンの作用
 交感神経が興奮した状態、すなわち「闘争か逃走か」のホルモンと呼ばれる.動物が敵から身を守る、あるいは獲物を捕食する必要にせまられるなどといった状態に相当するストレス応答を、全身の器官に引き起こす。

 運動器官への血液供給増大を引き起こす反応
 心筋収縮力の上昇
 心、肝、骨格筋の血管拡張
 皮膚、粘膜の血管収縮
 消化管運動低下
 呼吸におけるガス交換効率の上昇を引き起こす反応
 気管支平滑筋弛緩
 感覚器官の感度を上げる反応
 瞳孔散大

 などであり、ヒトであれば一重に「興奮した状態を作るホルモン」として人口に膾炙している。
 (ウイッキペデアより抜粋)
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 ・・・彼女の願った深い眠りへ・・・
 ひ弱な青年のジム練習への復帰・・・行方をくらましたイーストウッド・・・

 みんな、結果はどうであれ、状況に流されながらも「自分自身との戦い」なんだ・・・生きている自分自身の外に過酷な世界があっても、戦って構築する世界は生きている自分自身の内にしかないんだから・・・
 他愛なれば自愛、自愛なれば他愛・・・自分の存在が「諸関係の今現在の呼吸」ってワカレバイイってことかな・・・?

 「米ワシントン発ダラス行きのアメリカン航空便が4日、途中にあるナッシュビルの空港に緊急着陸した。原因は、女性の乗客が飛行中、自分の放屁のにおいを隠そうとしてマッチで火をつけたため。同空港のスポークスマンが6日明らかにした。」
 何故、マッチなんかを・・・死ぬか生きるかの思い・・・ワラってもイイけれど、彼女が若くてチャーミングなら、同席、近所にいたなら「ボクがオナラをしました。すみません!!」って、周りに言うから・・・