178日目・・・友人のブログに貼り付けたモノです・・・若干改作・・・最近、当時のドイツ人ジャーナリストのかなり「客観的」な叙述の「1939年代の日本・朝鮮・満州・中国・ベトナム」に関する本を読んだ・・・日本も中国も、東洋そのものが西洋人には「理解」し難い「場所とヒトビト」であったらしい。

 「東洋人」であるらしい戦後の「日本人」は、結構、「西洋人」を同じ人間って「理解」しているようなんだけれど、過去も現在も「白人」の「価値観のズレ」はどうやら「白人種一般の優越感」にあるらしい。そして、突然、東洋では「日本的思想の優越」で「白人種排除」を目指していたようだ。東洋全般が同じ「日本人同胞(思想)」になることを願って・・・「日本支配階級の思想=八紘一宇」とは思うけれど・・・
 カッテの「日本人(極東)」にとって「文明国の源泉」は「唐(カラ)・天竺(テンジク)・波斯(ペルシャ)」で、「西洋人(極西)」にとっては「羅馬(ローマ)・希臘(ギリシャ)・中近東・埃及(エジプト)」だった。
 「イジメラレタ」と言う「意識」の裏返しの連続性が「近代の極東・極西」の「人種意識」かも・・・。
 故郷に帰れば「イイ人達」も、「軍隊・兵士」に組織化されてしまえば「国家の意志命令」で「暴力」として動く・・・「匪賊」も「統領の意志命令」で・・・
 「日本軍」がやってくる前の中国人の「村」や「街」の住人達の「意識」を知りたいモンダと思う・・・彼等の記憶は薄れているダロウケレド・・・「中国人=民族」であったハズがない、とは思う。

 最近、中国で「日本語検定試験」を受験した人々が「20万人」とのニュース・・・「日本」を知りたいんだろうか・・・それとも「生活」のタメ・・・?
 本屋に行ったらかっての「満州国」の「リットン調査団報告文(?)」が、かなりの部数で本棚を飾っていた・・・チラット立ち読みし、後書らしきトコロに、日本人翻訳者が「国際連盟に報告したその内容」は「帝国日本」には好意的であった、と記されていた・・・傀儡「満州国建国」・・・細菌部隊の「石井」は「マルタ」でナニをした。
 本屋の本棚にはかっての「日本帝国」の戦争の「セイトウ性」を謳っている書籍が結構あった・・・なんせ、神武景気以来の「ケイキ」などと、あたかも「実数」でない「統計学の%数字」が「科学性」を有するかのごとき、似非プロパカンダを振りまいて、ボクの脳裏には「効刑企・更刑期・興刑基=コウケイキ」の文字が焦ってかすめていく・・・大手銀行、トヨタ・・・下請けが「タコ部屋」で東南アジア人をこき使い、派遣会社は同胞からもピンハネ手配師」・・・一般庶民から過酷な重税を取りたて、年金保険をパァにし、国民健康保険を失効させ、貧しい老人達をオバステ山に追いやり、時代は「自衛庁」が「自衛省」でなく、「国防省昇格」だからな・・・ゴジラと戦ってきた「自衛隊」が「国防軍」なら、次は「国民皆兵」だろう・・・サッカーの選手が「兵役免除」になるなと、思うなョッ。

 前に述べたドイツ人ジャーナリストは彼自身の「一般論」だとは思うが、「日本人」よりも「中国人」の方が頭がイイようだと書いていた。理由は「中国人」はすぐに「日本語」を覚えるけれど、「日本人」は一生懸命に「中国語」を辞書、書物で勉強するがナカナカ「中国語」をマスター出来ないでいる、と。ボクは「頭のよさ・わるさ」はどの「人種」でも同じだと思う・・・教育環境の問題だ。「義務教育」でなく、「権利教育」なのに・・・これは「日本人」が音声キャッチの聴覚と言うよりも、視覚で「文字」から学んできたからだ、と思う。「日本人」は「ホン」、「絵本」が大好きで、過去に於いても「識字率」はどの「民族」よりも最高だった。「平仮名・片仮名」はモチロン、ほとんどの「日本人」が読み書きでき、当然、「漢字の識字率」の高さのコトである。おまけに、奈良、平安時代から算数の加減乗除、九九は丸暗記。
 それに、「侵略支配者」は「自国のコトバ」を「被侵略者」に教えたほうが手っ取り早いカラ・・・「国際語」は前時代の「侵略支配者の言語」だったコトが多い。ギリシャ語、ラテン語スペイン語、フランス語、イギリス語・・・例外は「中国への侵略者」であった「北方人種」である。どっぷりと「漢字文化」に染まって「同化」してしまった。「南方」からの「人種」には「侵略」と言う「コトバ」が見当たらないのは「食料事情」によるだろう、とは思う・・・北方は生活環境が過酷だったんだろう。
 ・・・その過酷な北方「満州国」の土着の「中国人」から土地を奪い、その後、ダマサレテ移民、入植した「貧農日本人」は農作物を収穫した・・・モチロン、鉱工業生産、高い煙突が立ち並ぶ近代産業の工場地帯も・・・このドイツ人は鉄道と沿線だけの居住地を面にまで押し広げた「満州国」をアメリカのかっての「フロンティアの地」と同じだと、「日本人」を恐懼、驚嘆の記録を記していた。
 結果は大勢の人の命の損耗と「残留孤児」・・・しかも、日本に帰還した高齢の「残留孤児」の生活は指に火をともすごとき・・・
 昨今、中南米に移民した「日本人」も日本政府にダマサレタ、との訴訟賠償の裁判を起こしたけれど・・・