90日目・・・アナタは自分の「家族」を考えたことがあるかな?

 そして「家族」の構成員としての「アナタ自身の存在」を?・・・「推命学」では次ぎの様な「六親関係」になっている。

 1)

 爺==婆    ジジ==ババ
   |        |
   父---------------母
      |  |  |    舅---姑
      |  |  |        |
      兄  姉  自        配
      弟  妹  分-----------偶者
               |
              --------
             |    |
         婿------女    男-------嫁
              子    子 |
                     孫

 上図の1)は「四柱推命」では下図2)の変通がその象意となります
 父母以外に付いている記号(♂)・(♀)、
 自分の場所の(♂)・(♀)は
 自分自身が男=(♂)
 自分自身が女=(♀)
 の場合の家族関係です
 舅・姑、子供と孫のところの記号(♂)・(♀)も
 自分自身が男=(♂)
 自分自身が女=(♀)
 の場合を示します

2)

  印綬x食神     傷官x正官
                
  偏印x傷官     食神x偏官
   爺・婆      ジジ・ババ
    |        |
    父(♂)     母(♀)
    偏財--------------印綬
        |    舅・姑
        |   傷官・食神(♂)=妻の両親の母
        |      |
        |   正財・偏財(♀)=夫の両親の母
      ――――――――        |
     |    |  |
     兄弟  姉妹  自分     配偶者
     比肩  劫財  比肩(♂)----正財・偏財(妻=♀)
     |    |  |      |
     劫財  比肩  比肩(♀)----正官・偏官(夫=♂)
                  |
                 子供
         正官・偏官(♂)――(嫁=♀)
              | |
          傷官・食神(♀)――(婿=♂)
                    |
                    孫
                  印綬・偏印(♂)
                  |  |
                  正財・偏財(♀)

3)
      兄弟・姉妹      自分
          ‖       ‖
          劫財  ・比肩♂
               ・比肩♀    
         ④↗産む   ↗|↘⑤産む
        ↗      /   |  ↘
    実母・養母   /    |子供・子供(女の場合)
    ‖   ‖  ②        ③ ‖  ‖
   印綬・偏印 /        | 傷官・食神
     | ↖/          |
     |/\           |
     /    ①         ↓
(女の場合)夫 ・夫  \  妻・ 妻(男性の場合)
       ‖  ‖     ↙ ‖  ‖
       正官・偏官 ⑥   正財・偏財
       ‖  ‖ ↙産む   ‖  ‖
(男の場合)子供・子供      養父・実父


①は父と母の関係
②は夫と自分(女)の関係
③は自分(男)と妻の関係
④は母が産み出す自分と兄弟姉妹の関係
⑤は自分(女)が子供を産み出す関係
⑥は妻が子供を産んでくれる関係



命式上で
「⇔」は横の相互関係
「↓↑」は縦の相互関係
「↗↙↖↘」は斜めの相互関係

「自分の格式変通(月支)」と

「祖父(年天干)・祖母(年支分野)」
       ↖
「父(月天干)・母(月支分野)」
       ↖ ↑
        「自分の格式(月支)」  
        ↙ ↓
「自我(日天干)・配偶者(日支分野)」
       ↙
「子供(時天干)・次子以下(時支分野)」との

スベテの相互関係
_______________
 年月日時の命式での
 「天干変通」と「分野変通」の
 場所の象意

誕生 天干変通   地支蔵干
         分野変通

生年 祖父の変通⇔祖母の変通

生月 父の変通 ⇔ 母の変通
         自分の格式変通
    ↙
生日 自我=比肩⇔配偶者の変通

生時 初子の変通⇔次子以下の諸子の変通


 「格式変通=精神」は
 「生日天干(比肩)の男の自我、肉体」、
 「生日天干(比肩)の女の自我、肉体」、
 をコントロールするモノ

 アナタが男性(比肩=♂)だったら・・・その自己存在(肉体=比肩精神=格式)は、

 両親である父(偏財=♂)と母(印綬=♀)の関係(SEX)から生まれたのである。
 「偏財=流財」である父が、「印綬=知恵・慈悲」である母と結ぶ関係であるが、この関係(偏財×印綬)は常に五行での「陽陰の干合関係」になっている。
 すべて、男と女の関係から始まる。
 アナタ(比肩)は「母(印綬)」の生みの苦しみから生まれた。だが、この母(印綬)の苦しみは父(偏財)から与えられた喜び、あるいは苦痛の結果でもある。

 偏財(父)→印綬(母)⇒比肩(男性の自分)

 アナタ(比肩)にとって、父(偏財)は、母(印綬)の「プライド=アナタのプライド」を「心傷させる存在」であるカモしれない。

 その父(偏財)もアナタの祖父(印綬・偏印)と祖母(傷官・食神)の関係(SEX)から生まれた。

 印綬・偏印(祖父)→傷官・食神(祖母)⇒偏財(父)

 その母(印綬)もアナタの祖父(傷官・食神)と祖母(正官・偏官)の関係(SEX)から生まれた。

 傷官・食神(祖父)→正官・偏官(祖母)⇒印綬(母)

 アナタ(生日天干(比肩))にとって
 父が「偏財=流財」であるのは家族のためにお金(生活費)を稼ぎ、
 そして、その一部をアナタ(比肩)のための「養育費」に充てねばならないからだ。
 父(偏財)とは額に汗して「家族」を養っていかなければならない存在である。
 アナタ(比肩)は父(偏財)に苦労かける存在なのだ。

 生日天干(比肩)(男性の自分)→偏財(父)

 スナワチ、アナタ(生日天干(比肩))が父(偏財)の稼ぎの一部を「消費=剋」する関係なのである。

 アナタ(生日天干(比肩))にとって
 母が「印綬=名誉・知識・慈悲」であるのはアナタ(比肩)を直接的に出産の苦痛を伴って産み出し、何時も付き添って、その母乳とコトバと知恵を与えるコトでアナタ(比肩)を養育してくれるからだ。母(印綬)がアナタ(生日天干(比肩))に「力」を与えてくれる(相生)存在である。

 印綬(母)⇒生日天干(比肩・男性の自分)

 両親=「父(偏財)母(印綬)」は
 アナタ(生日天干(比肩))の兄弟(比肩)や、姉妹(劫財)を生んだ(生む)可能性がある。
 「四柱命式」で「生日天干(比肩)」以外にある「比肩」は同性の兄弟である。「劫財」は姉妹である。

 アナタ(生日天干(比肩))にとって
 兄弟が「比肩」であるのは家族のリダーとしての立場、継承権を争い、肩を比べる「ライバル」であるからだ。

 生日天干(比肩)(男性の自分)⇔比肩(男性の兄弟)

 アナタ(生日天干(比肩))の「兄弟(比肩)=ライバル」とは「父(偏財=流財)」の労働によって得た「お金」と、「母(印綬=知恵)」が与えてくれる「慈悲・愛情」の配分、分奪者であるからだ。すべてはアナタ(比肩)のモノにはならない。

 アナタ(生日天干(比肩))にとって
 姉妹が「劫財」であるのは「父(偏財)母(印綬)」の「財産」を分奪するからである。

 生日天干(比肩)(男性の自分)⇔劫財(姉妹)

 アナタ(生日天干(比肩))の「姉妹(劫財)=散財・忍耐」とは「正財(資産・不動産)」の配分、分奪者であり、あるいはアナタ(比肩)に「我慢・忍耐」、時には「犠牲」になってくれるからである。
 姉妹が適齢期には他家へ嫁ぐ時には「嫁入り道具=正財」が必要である。

 また、事情によっては
 父(偏財)は、他の女性(偏印)との関係で異母兄弟姉妹(劫財)を生ませる可能性がある。

 偏財(父)→偏印(継母)⇒劫財(異母兄弟、姉妹)

 アナタ(生日天干(比肩))にとって、この女性(偏印)は養育者としての継母や養母になる可能性がある。

 母(印綬)は他の男性(正財)との関係で異父兄弟姉妹(劫財)を生む可能性がある。

 正財(異父)→印綬(母)⇒劫財(異母兄弟、姉妹)

 アナタ(生日天干(比肩))にとって、この男性(正財)は養育者としての継父や養父になる可能性がある。

 適齢期を迎えたアナタ(生日天干(比肩))は、妻となるであろう配偶者(正財)との関係(SEX)を持つことになるであろう。
 あるいは妻に類する複数の女性(偏財)との関係もあるかもしれない。

 生日天干(比肩)(男性の自分)→正財(配偶者)や偏財(愛人)

 配偶者(正財)である妻はアナタ(生日天干(比肩)との関係によって妊娠し、喜びと苦痛を伴って子供(正官・偏官)達を産んでくれるのである。

 生日天干(比肩)(男性の自分)→正財(配偶者)や偏財(愛人)⇒正官・偏官(子供達)

 そして配偶者(正財)はアナタ(生日天干(比肩))の財産であり、アナタに従い、連れ添って子供(正官・偏官)を護ってくれる存在でもある。

 そして、アナタ(生日天干(比肩))は妻(正財・偏財)と、その子供達(正官・偏官)を養育していくために生活費を稼がねばならない。
 スナワチ、アナタ(比肩)は子供達(正官・偏官)から「干合(正官)」や、「剋(偏官)」される関係であるのだ。
 将来的には「正官(子供)」がアナタ(比肩)を護ってくれる事になる。だが逆にアナタ(比肩)の関わりや、実父母や、妻の舅姑のかかわり次第(傷官・食神)で、「子供(正官・偏官)」で苦労するかもしれないし、苦労をかけるかも知れない。

 子供達(正官・偏官)は適齢期には彼等の配偶者である嫁や、婿を得て、アナタ(生日天干(比肩))の孫(印綬・偏印)を産んでくれるであろう。


 アナタが女性(生日天干(比肩)=♀)だったら・・・その自己存在(肉体=比肩精神=格式)は、

 両親である父(偏財=♂)と母(印綬=♀)の関係(SEX)から生まれたのである。
 「偏財=流財」である父が、「印綬=知恵・慈悲」である母と結ぶ関係であるが、この関係(偏財×印綬)は常に五行での「陽陰の干合関係」になっている。
 すべて、男と女の関係から始まる。
 アナタ(生日天干(比肩))は「母(印綬)」の生みの苦しみから生まれた。だが、この母(印綬)の苦しみは父(偏財)から与えられた喜び、あるいは苦痛の結果でもある。

 偏財→印綬⇒「生日天干(比肩)(女性の自分)

 だが、アナタ(生日天干(比肩))にとっては父(偏財)は、母(印綬)の「プライド=アナタのプライド」を「心傷させる存在」であるカモしれない。

 その父(偏財)もアナタの祖父(印綬・偏印)と祖母(傷官・食神)の関係(SEX)から生まれた。

 印綬・偏印(祖父)→傷官・食神(祖母)⇒偏財(父)

 その母(印綬)もアナタの祖父母(正官・印綬)の関係(SEX)から生まれた。

 傷官・食神(祖父)→正官・偏官(祖母)⇒印綬(母)

 アナタ(生日天干(比肩))にとって
 父が「偏財=流財」であるのは家族のためにお金(生活費)を稼ぎ、
 そして、その一部をアナタ(生日天干(比肩))のための「養育費」に充てねばならないからだ。
 父(偏財)とは額に汗して「家族」を養っていかなければならない存在である。
 アナタ(生日天干(比肩))は父(偏財)に苦労かける存在なのだ。

 生日天干(比肩)(女性の自分)→偏財(父)

 スナワチ、アナタ(生日天干(比肩))が父(偏財)の稼ぎを「消費=剋」する関係なのである。

 アナタ(生日天干(比肩))にとって
 母が「印綬=名誉・知識・慈悲」であるのはアナタ(生日天干(比肩))を直接的に出産の苦痛を伴って産み出し、何時も付き添って、その母乳とコトバと知恵を与えるコトでアナタ(生日天干(比肩))を養育してくれるからだ。母(印綬)がアナタ(生日天干(比肩))に「力」を与えてくれる(相生)存在である。

 印綬(母)⇒生日天干(比肩)(女性の自分)

 両親=「父(偏財)や母(印綬)」は
 アナタ(生日天干(比肩))の姉妹(比肩)や、兄弟(劫財)を生んだ(生む)可能性がある。
 「四柱命式」で「生日天干(比肩)」以外にある「比肩」は同性の姉妹である。「劫財」は兄弟である。

 アナタ(生日天干(比肩))にとって
 姉妹が「比肩」であるのは、肩を比べる「ライバル」であるからだ。

 生日天干(比肩)(女性の自分)⇔比肩(女性の姉妹)

 アナタ(生日天干(比肩))の「姉妹(比肩)=ライバル」とは「父(偏財=流財)」の労働によって得た「お金」と、「母(印綬=知恵)」による慈悲と愛情の配分、分奪者であるからだ。すべてはアナタ(比肩)のモノにはならない。

 アナタ(生日天干(比肩))にとって
 兄弟が「劫財」であるのは「父(偏財)母(印綬)」の「財産」を分奪するからである。
 アナタ(生日天干(比肩))の「兄弟(劫財)=散財・忍耐」とは「正財(資産・不動産)」の配分、分奪者であり、あるいはアナタ(生日天干(比肩))に「我慢・忍耐」、時には「犠牲」になってくれるからである。
 兄弟(劫財)には分家する者も出てくる。

 また、事情によっては
 父(偏財)は他の女性(偏印)との関係で異母兄弟姉妹(劫財)を生ませる可能性がある。

 偏財(父)→偏印(継母)⇒劫財(異母兄弟、姉妹)

 アナタ(生日天干(比肩))にとってはこの女性(偏印)は養育者としての継母や養母になる可能性がある。

 母(印綬)は他の男性(正財)との関係で異父兄弟姉妹(劫財)を生む可能性がある。

 正財(異父)→印綬(母)⇒劫財(異母兄弟、姉妹)

 アナタ(生日天干(比肩))にとってはこの男性(正財)は養育者としての継父や養父になる可能性がある。

 適齢期を迎えたアナタ(生日天干(比肩))は、夫となるであろう配偶者(正官)との関係(SEX)を持つことになるであろう。
 あるいは夫(正官)に類する複数の男性(偏官)との関係もあるかもしれない。

 正官・偏官(夫・愛人)→生日天干(比肩)(女性の自分)⇒傷官・食神(子供達)

 配偶者(正官)である夫との関係によって妊娠し、子供(傷官・食神)を産み出すだろう。

 そして、アナタ(生日天干(比肩))はその子供達(傷官・食神)を養育していくために夫(正官)が稼いできた生活費の一部を充て、「力」を注いでいくことになるであろう。
 スナワチ、アナタ(生日天干(比肩))は子供達(傷官・食神)を産み出し、エネルギーと愛情を注いで養育していかねばならない。「相生(傷官・食神)」する関係である。
 将来的には「食神(子供)」がアナタ(生日天干(比肩))を護ってくれる事になる。だが逆にアナタ(生日天干(比肩))の関わり次第の知恵と、教養(印綬・偏印)で、「子供(傷官・食神)」で苦労するかもしれないし、苦労をかけるかもしれない。

 子供達(傷官・食神)は適齢期には彼等の配偶者である嫁や、婿を得て、アナタ(生日天干(比肩))の孫(正財・偏財)を産んでくれるであろう。

 以上は家族としての人間関系が、その基本的な絆として「対」としての「男女のSEX関係」で成り立っていることを説明したのである。単純化すれば男と女の関係で子供が生まれるが、その関係は各々の「利害関係」の一致であり、結果として生まれてきた「子供」も「夫婦の利害」の対象となるのである。同時に、家族、血族、共同体を維持する「利害関係上の構成員」にもなっている。
 ここで言う「利害関係」とは相対的なものであり、精神的・感情的な「快=不快」、物質的な「損=得」を兼ねあわせるモノである。精神的・感情的な「快=不快」とは「愛情=憎悪」、「好き=嫌い」等とも言われているモノである。「愛」とはこのコトバだけでは成り立たない概念である。特殊な関係(恋人・夫婦・親子)で一般的に使用されている「愛」は、「憎」としての「対」で考えねばその意味が見えなくなるのだ。モチロン、「愛国心」などもである。

 男女間での「make love(愛する)」、「not make love(愛しない)」の結果としての「make(造られるモノ)」は「愛の結晶=子供」である・・・他動詞なのか、自動詞なのか、作為動詞なのか、使役「同士」なのか・・・言い寄ったり、口説かないことには始らないだろうから・・・

 この「利害関係のバランス」が取れているときは「家族は安定」しているのだ。
 スナワチ、自分(生日天干(比肩=男)、あるいは生日天干(比肩=女))の存在を中心にしてみれば、

 両親=父(偏財)・母(印綬
 伯父叔母=父の兄弟、異父(正財)・母の姉妹、異母(偏印)
 兄弟姉妹=同性の兄弟姉妹(比肩)・異性の兄弟姉妹(劫財)
 配偶者=妻(正財)・夫(正官)
 子供=男からみた子供(正官・偏官)
 子供=女からみた子供(傷官・食神)

 と、なっており、「四柱推命」での個人の「命式」上で同類の星(変通)が偏重したり、欠けたりすると、その意味する対人関係に於いて「問題」が出てくるコトを暗示し、示唆しているのである。
 スナワチ、「共同の利害関係」が不一致となり、壊れるのである。逆に「命式」が偏重していても必ず「人生の流れ」はそのめぐって来る時期に於いてその「命式」の「バランス」をとってくれるコトになっている。
 そして重要なことは、あなたの「肉体・実体=自我」である生日天干(比肩=男)、あるいは生日天干(比肩=女)は、あなたの格式変通=精神・意識によってその時々の状況、判断でコントロール(バランス調整)され、「行動」しているのだ。
 そして、あなたは「肉体=精神」として「一体化」されているコトを忘れてはイケナイのである。

 何はともあれ、「直系・血族」は近親であるがゆえに「自我」を通すコトが出来る存在であると思いがちであるが・・・現実は状況によるのである。
 でも、アナタ(比肩)の「家族」は人生のカナメであるのは言うを待たない。