五日目(いつかめ・溢掛メ)・・・2006(丙戌)年の「参(弥生)月参拾(晦)日・木曜日」・・・昨日の午後一時ころ、名古屋・中区・大須観音様の正門近くの「古本屋」で本を物色していたら突然、突風、シカモ凄い冷たいカゼ。地球規模では温暖化の報道が盛んにされているけれど、昨日はシベリヤなみ、今日の朝には雪がチラチラとチラツイテイタ。とっても遣り切れないナッ、この寒さには。それに東北じゃぁ地震があったらしい。朝方の3(寅)時ころには大雨だったみたいだし・・・ヤッパ、「ガイヤ」が怒っているんだよナ、これは。

 とにかく借りているボロ家は二階建てなんだけれど、天井が低くて背伸びすると両手がぶつかるし、階段は忍者ヤシキのハシゴみたいで、イツかは転げ落ちてしまうことを覚悟しているんだけれど。おまけに屋根はトタンで雨が降ると凄い音をカナデル・・・夢の中では大きな屋敷で寝ているのに耳に響く雨ツブの音はトタンの上で激しく炒られたように踊っている。
 で、雨音は不協和音でなくて、あらゆる大小の、ドラム、和太鼓、風呂桶が叩かれてリズムにのった調和音でね、しかも、ボクの耳は個別的な大小の太鼓の音を指揮者のミミのように同時にキキワケテているんだ・・・トイレに行きたくなるんだけれども、演奏者に失礼でサッ・・・で、気がついた時には七時ころでさ、ベットから身を起こすと夢の中の屋敷でなくて・・・アレッ、て?・・・トイレ、トイレって・・・慌てるようにあの階段を降りてね。このボロ家には最高の備品があってサ・・・温水が出るシャワレットの便器・・・確かにボクの時代のフランスのホテルには似たようなモノ(ビデ)があったけれど、ボクは男だったし、小さな噴水はお湯じゃなくて水だったし、第一、使い方がワカラン・・・アヤウク、その噴水で洗面し、歯を磨くところだった・・・ョ。