2190日目・・・NHKスペシャル(16時50分〜)「ある文民警察官の死〜カンボジアPKO 23年目の告白〜(2016年8月13日)」の再放送を観たが、当時の「政府」の「カンボジアUNTAC(文民警察官の派遣と事件?・1993年5月4日)」も、「イラク派兵の自衛隊(PKO)」、そして現在の「政府」の「南スーダンの自衛隊(PKO)の海外派兵」とは如何にイイ加減なものなのかが、ワカル・・・政治屋、コウノ、ミヤザワ、コイズミ、そしてアベも現場では「銃」を向けられない「安全地帯」に存在したし、存在して「他人事」

 市民社会の「平和なスポーツイベントに歓喜」が、「戦争への下敷き」、「メクラマシ」にされてはいないか・・・「戦争と平和」は「恋愛小説」なんだか、ドウなんだか・・・「戦争=平和」ではないハズだが、この世の中、ダレかにとっては「戦争=平和」なんだろう・・・「日本一のFighters」の歓喜には文句はないけれど・・・
 プロも、アマの「アスリート」も「重労働者」・・・古代ローマなら「剣闘士(グラディエーター=Gladiator=グラディアトル、グラディアートル)」、そして「センチュリアン(ケントゥリオ=centurio・古代ローマ軍の百人隊)」、「遣唐使(遣隋使)」も命がけだが・・・
 前回、書き込んだ「黄幢」だが、「巾(きれ・はば・キン)」が「童(わらべ・ドウ)」と合体している形象とは・・・童の被る「頭巾」、あるいは「帽子」と云うことか・・・あるいは「児童の防災頭巾」の変形?・・・「童=目を辛(針・立=辛の省略形)でつき通した召使・僕)」、「童=立+里(田十一)」は里に立てる「巾=旗・幡」か・・・「童」とはナンだろう・・・「僮(僕)・罿(あみ・ショウ)・瞳(ひとみ)・眸(ひとみ・ボウ)・撞(つく・ドウ・シュ)・鐘(かね・ショウ)・憧(あこがれ・ドウ・ショウ)」・・・つり鐘を撞く木の棒を「撞木(シュモク・トウボク)」、撞着(ドウチャク・トウチャク)は矛盾・・・
 どうやら、「童」の「形象」は「禿げた丸山」の形状?
 「おろか(愚か)」
 「角のまだ生えない牛や羊」
 「はげる(禿げる)」
 「頭髪がなくなる」
 「山に草木がなくなる(禿山)・・・丸山・圓(円)山?
  はげる=接げる・矧げる・剥(剝)げる・禿げる
      ハゲル=葉解留?
 「罪によって僮(しもべ・奴隷)となった者
  男を童、女を妾(しょう)という」
 「男の辠(つみ・自+辛)有るを奴と曰ひ、
  奴を童と曰ひ、
  女を妾と曰ふ、
  䇂(ケン・刺青のハリ)に従ひ、重の省聲」
 ・・・まるで、「春琴抄(しゅんきんしょう)・谷崎潤一郎の小説・盲目の三味線奏者・春琴(薬種問屋の二番目の娘、美少女)に丁稚の佐助が献身的に仕えていくはなし」が、イメージされるが・・・「鵙屋春琴」・・・「鵙=モズ・もず=百舌」・・・「鵙=貝(目八)+鳥」・・・
 兎に角、「黄幢」は「臣従のシルシの旗」だが、「成敗、討伐の象徴の旗」・・・「黄=共+田」→「廾一田八」・・・「田」は「狩りの地」である・・・
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 「瓢箪から駒(馬・午・宇摩・甜・旨)→白いロバ・白驢」・・・
 「小説、東遊記
  張果、
  騎驢應召、
  常乗一白驢、
  毎倒騎之、
  日行数百里
  休息之時、
  雖折畳之、
  其、
  厚如紙、
  蔵於
  箱巾中」
   ↓↑
  恒州中条山に隠居
  尭(ギョウ)の時世に生まれ
  白驢(白い驢馬)に乗り、
  一日に数万里を行き、
  休息する時は驢を畳んで
  腰の瓢(ひさご・瓢箪)に納め、・・・蔵於
                 箱巾中で
                 瓢ではない、匣=箱・・・
  乗る時はその水を噴くと、
  忽ち驢が現れた・・・
  玄宗(ゲンソウ)の信任を得、
  都に招かれ、死後
  棲霞観を建立し祀(まつ)られた・・・
   ↓↑
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 「中国では
  藎草(ジンソウ)が
  黄色を染める染料になる
  深江輔仁『本草和名』(ca.918)藎草に、
 「和名加伊奈、一名阿之為」
  源順『倭名類聚抄』(ca.934)
 黄草は「加伊奈、本朝式云う刈安草」
  藎草は「和名加木奈、一云う阿之井」
  小野蘭山『本草綱目啓蒙』12(1806)藎草に
  「カリヤス和名鈔
 カイナ同上
   コブナグサ京師 
 サゝモドキ江州
  カイナグサ播州筑前
 枝葉から
 黄色の染料を採る
  中国では、
  この
  黄色で官服を染めに・・・・・・官服は黄色?
 人々を使ってこの草を集めさせた
  (『詩経』小雅・采緑)
  その莖・葉・花を薬用にする(『中国本草図録』?/4392)
  『爾雅』釋草に
  「菉(リョク・ロク,lu)、
   王芻(オウスウ,wangchu)」と、・・・王の芻(蒭=馬草)
                    反芻=繰り返し
  その
  郭璞の注に
  「菉、蓐(ジョク,ru)也。
   今呼、
   鴟脚莎(シキャククサ,qijiaosuo)」
  日本では
  カリヤスとともに
  黄色染料として用いられた
  八丈島では、
  ツバキ(椿)の灰を
  媒染剤として
  黄八丈(キハチジョウ)を染めるのに用い
  八丈刈安(ハチジョウ−カリヤス)
  の名がある・・・らしい・・・
   ↓↑
  日本では藎草と思い違いし
  コブナグサ(小鮒草)が
  染め草となった
   (中国では全草を
    咳止めなどに用いる
    葉の形を
    魚のフナ(鮒・舩)
    に見たてた・・・・・言葉のカタチを仮の案に見立てた?
    カリヤスとともに
    黄色の染料として、
    黄八丈を染める)
  名の誤認から物の誤認が生じ・・・
   (日本語別名=カイナグサ(腕草)
          アシイ(脚藺)
          ハチジョウカリヤス(八丈刈安)
          イモグサ(イモ草)
          漢名=藎草(ジンソウ)
             菉(ロク・lu)
             ?(リョク・ロク・lü)
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  ↓↑
  瓢箪から駒が出た(とは、このコトで)。
  染料植物でないものが
  染料植物に化けたのである・・・牧野富太郎
  (牧野富太郎・・・雑草という草はない、と云った)
   ↓↑
 ・・・「雑草」は分類上の一般名詞で、特集個別ではないのは当然であるカナ・・・
   ↓↑
 「昭和天皇
  『何を言っているんですか。
   雑草という草はないんですよ。
   どの草にも名前はあるんです。
   どの植物にも名前があって、
   それぞれ自分の好きな場所を選んで
   生を営んでいるんです。
   人間の一方的な考えで、
   これを切って掃除してはいけませんよ』
 とおっしゃった」とか・・・昭和天皇は「科学者」だったが、気が付くのが遅かった?・・・
 「雑魚も、雑民も、雑兵も」存在しない、と・・・
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   ↓↑
 同類のコトワザは
 「灰吹きから蛇が出る
  灰吹きから竜が上る
  嘘から出た実(まこと)」
 「灰吹き=灰や吸い殻を入れる竹筒」
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 瓢箪から駒・・・「荒唐無稽」なのは・・・「中国大返し」?・・・「備中大返し」天正十年六月(1582年6月〜7月)・・・
  ↓↑
 豊臣秀吉の「千成瓢箪ヒョウタン)」
 小馬印=金の逆さ瓢箪に金の切裂
 大馬印=金の軍配に朱の吹き流し
 「千成瓢箪」は
 「馬印」ではなく、
 「船印」に使用された・・・
  ↓↑
 瓢箪は干瓢(かんぴょう)に加工
 馬印(うまじるし)は、
 戦国時代の戦場において、
 武将が己の所在を明示するため
 馬側や
 本陣で
 長柄の先に付けた印で
 馬標、馬験とも・・・
 信長は美濃の斎藤攻めで、
 稲葉山城の攻略
 木下藤吉郎(秀吉)が、
 城の背後からの奇襲
 城に火を放ち、信長本隊に
 槍(竹)の先に付けた瓢箪を合図に送った
 稲葉山城、陥落(1567年)
 信長は藤吉郎に
 瓢箪を
 馬印にすることを許した・・・
 秀吉は、
 馬飼いの足軽
 草履取り
 後、
 台所奉行
  ↓↑
 馬印
 武将が己の所在を明示するため
 馬側や本陣で長柄の先に付けた印
 馬標、馬験とも
 豊臣秀吉時代
 小馬印=金の逆さ瓢箪に金の切裂
 大馬印=金の軍配に朱の吹き流し



  ↓↑
 秀吉は
 堀尾茂助を道案内役とし
 瓢箪を棒の上に着けて
 後続の軍兵(ぐんぴょう)への目印として掲げ、
 城を攻め落とした
  ↓↑
 「瓢箪」の「瓢」は「竹で編んだ円形の器」
 「瓢」=飲み物の器
 「箪」はご飯などの食べ物を入れる容器=弁当
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 ・・・ハコ・・・