1927日目・・・「旅」をし、その場所で喜びを味わえるヒトはサイワイなるかな・・・その場所で生活しているヒトは「喜びも苦しみ」も日常性であるから、その「喜びの感激」が気薄だろう・・・その「気薄」も時間が経って想い出となれば、その時の感激も怒りもヒトシオだろう・・・ひと際・一段と・更に増(ま・益・況)して・・・「一入(ひとしお・ひとしほ)」の「しお(しほ)」は、「染め物を染料の回数」らしい、ひとしお(一回目)、ふたしお(再入・二回目)、色濃く何回も染め上げることは「八入(やしお)・百入(ももしお)・千入(

 「一塩(ひとしお・ひとしほ)」の「しお(しほ)」は、「魚や野菜に軽く塩を振ること」であるらしく、何回も塩を振る漬物の「塩漬けの塩振りの回数」とは若干、異なるらしい・・・「ニジマス(虹鱒)」は「滲(にじ)ます」に関連すると思うが・・・「シオサケ(塩鮭)・シオタラ(塩鱈)」・・・「べったら漬け」は「塩で下漬けした大根を米麹( こめこうじ)と砂糖に漬けた甘い漬物」で、「浅漬け(あさづけ)」は「胡瓜、大根、茄子などの野菜を調味液に短時間漬けた漬物」、「即席漬け、一夜漬け、お新香(おしんこ)などとも呼ばれる」、「短時日に漬けること。また、漬けた物。 大根・茄子・胡瓜などを塩や糠(ぬか)で漬け、生漬け・早漬け・一夜漬け」などと云う、らしい・・・
 問題にしたいのは「況(まして・イワンや)=氵+兄」で、「況=いわんや・まして・ありさま・ようす・くらべる・たとえる・キョウ」、「概況・活況・近況・景況・現況・好況・市況・実況・状況・盛況・戦況・不況・比況」・・・「氵(さんずい・みず)の兄(口儿)」は不況です・・・
 そして「べったら漬け」の「たら」である・・・「べったり」=「粘(ねば)り気のある物がつくさま」・・・
 「べっ(ベツ)たら
  べっ(ベツ)たり
  べっ(ベツ)たる
  べっ(ベツ)たれ
  べっ(ベツ)たろ」
 に変化するのか、どうなのか?・・・・タリは「足」であるかな・・・
 モモちゃんはボクの膝の上でベッタリと「しがみ(獅噛み)付いて(獅子が噛み付く)」、動こうともしない・・・「僻(ひが)み付いて」じゃぁないョナ・・・
 僻=ひがむ・ヘキ・本筋からずれている・正しくない・偏する・」
 「僻見・僻説・僻論」、「離れている」=「僻遠・僻陬・僻村・僻地」・・・「難読」が多いのは当て字の漢字だが、漢字の当てられていない「日本語」は更に「難解」である・・・「僻耳 (ひがみみ)」、「僻目 (ひがめ)」・・・
 「僻耳=聞きまちがえ・聞きそこない・思いすごし」
 「僻目=両眼の瞳の方向が異なる目・やぶにらみ
     見まちがうこと・見誤り
     物事をかたよって判断すること」
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 ・・・ご飯を食べながら自分で塩漬けにした大根が旨いとツクヅク感じる。一般的には「塩」は「高血圧の元凶」であると云われているが、寒いところで生活していては「塩っぽい食べ物」がごく自然に身体が要求し、口にすれば旨いと感じる・・・元々は海から這い上がってきた人間だから当然だろう・・・だが、塩を口にするには量的な限界がある。そう、多くを体内に入れるコトを舌が拒む。それに比べて甘い物にも量的な限界があるが、舌は塩ほどには拒否しない。フクロに入っている駄菓子は空っぽになるまで食べ尽くしてしまう。箱から取り出したチョコレートは全く残してしまうと云うコトはない・・・全部たべてしまう・・・
 多分、京都風な味があっさりしている上品なモノは、時期や状況にもよるが、ボクの口にはあわない・・・兎に角、コッテリとしたモノか、甘ジョッパイものが好きである。
 コーヒーは大好きだが、砂糖の入っていないコーヒーが旨いとはとても感じられれない。よっぽど咽喉が渇いている時にしか飲みたいとは思わないが・・・
 塩漬けにされた人間・・・高橋景保・・・