1463日目・・・息子を殺された母親が殺人犯を許した・・・「息子を殺された母親、執行直前の死刑囚を免罪 イラン 写真15枚 国際ニュース:AFPBB News」・・・TV番組の「吃驚ニュース」で見た人も多いとは思うが・・・以下に関連したブログ記事から抜粋して添付・・・

ーーーーー
http://www.afpbb.com/articles/-/3012935?pid=13533430
  ↓
 息子を殺された母親、執行直前の死刑囚を免罪 イラン
 2014年04月18日 12:33
(c)AFP/ISNA/ARASH KHAMOOSHI
【4月18日 AFP】
 イランで、殺人罪で死刑判決を受けた男が、絞首刑の執行直前に被害者の母親によってその罪を許された。この死刑囚については、免罪を被害者の遺族に求める運動が展開され、注目を集めていた。
ーー
 【4月18日 AFP】
 イランで、殺人罪で死刑判決を受けた男が、絞首刑の執行直前に被害者の母親によってその罪を許された。この死刑囚については、免罪を被害者の遺族に求める運動が展開され、注目を集めていた。
 「バラル(Balal)」の名でのみ知られる同死刑囚は15日、絞首台の周りに集まった大衆の目前で、刑執行の直前にその命を救われた。この劇的な展開は、イランのみならず世界中の人々を驚かせた。
 バラル死刑囚が2007年に殺害した男性の母親、サメレー・アリネジャド(Samereh Alinejad)さんは、死刑囚から「血の賠償金」を受け取って罪を許すことを直前まで拒んでいた。血の賠償金は、イスラム法で定められている被害者の遺族に対する賠償金。
 もう1人の息子も4年前に交通事故で亡くしたアリネジャドさんは、刑執行に集まった野次馬に向かって「空っぽの家に住むのがどんなにつらいか、分かるのか」と大声で問いかけた。
 「夢に息子が」
 だが、首に縄をかけられた死刑囚が立ついすを自ら蹴り外して刑を執行する代わりに(イランではイスラム法の下で遺族にこの権利が認められている)、アリネジャドさんは、死刑囚の頬を1度だけひっぱたき、その罪を許した。
 地元紙によると、アリネジャドさんは「夢に私の息子が現れ、自分は安らかで良い場所にいると私に言った」「それからは親族が全員、私の母でさえも、犯人を許すよう圧力をかけてきた」と話している。「あの平手打ちは、復讐と許しの中間にあるもの」「彼を許したことで、私の心は楽になった」という。
 バラル死刑囚については先月、映画監督のモスタファ・キアエイ(Mostafa Kiaei)氏やテレビ司会者などの著名人が共同で、遺族に免罪を求める運動を立ち上げていた。同監督の作品の特別上映会を行い、そのチケット販売から血の賠償金を工面していた。同監督によると、被害者の父親は血の賠償金を使って亡き息子の名前をつけたジムを開業したいと話しているという。
 この運動が免罪につながったと思うかと質問された同監督は、「イランにはNGOが少ないことを考えると、映画やテレビ番組といった『ツール』を持つ自分たちのような者は、人々に良い行いをするよう呼び掛けることができると思う」と述べている。(c)AFP/Arthur MacMillan
ーーーーー
https://www.youtube.com/watch?v=z9KZddmXXoM
  ↓ 
 (4月15日)
 10代の男を殺した殺人犯の絞首刑が執行される直前、被害者の母親が、殺人犯の頬を1度だけひっぱたき、許したとイラン国営ニュース通信​​ISNAが報じた。
 死刑囚バラル(Balal)は、2007年アブドラ・ホセインザデーと争って殺害した容疑で絞首刑の判決を受けた。当時彼は19歳、ホセインザデーは17歳だった。
 バラルは、公開処刑所で絞首台の椅子に立ち、目を隠して首にロープが巻かれていた。その時、ホセインザデーの母サメレー・アリネジャド(Samereh Alinejad)は、絞首台で彼の頬を1度だけひっぱたき、彼女の夫と一緒にバラルの首からロープを外した。
 4年前にアリネジャド婦人は、バイク事故でもう一人の息子を失った。
 「皆さんは、空っぽの家に住むのがどんなにつらいか、分かるのか」
 と野次馬に向かって彼女は大声で問いかけた。
 彼女は、
 「私は信仰者です。夢に息子が現れ、自分は安らかで良い場所にいると私に言った。それから親族、私の母でさえも、犯人を許してほしいと言われた」
 「今日殺人犯が涙で許しを求めた。彼の頬をひっぱたいたら、落ち着いた。彼を許したことで、私の心は楽になった」
 と付け加えた。
 「夢に私の息子が現れ、自分は安らかで良い場所にいると私に言った。それからは親族が全員、私の母でさえも、犯人を許すよう圧力をかけてきた」
 と話している。
 バラルは、TVインタビューで
 「あの平手打ちは、復讐と許しの境界線にあるもの。私は友達にナイフを持って歩かないように頼んできたが...誰か私がナイフを持とうとしたとき、私の頬を殴ってくれたならばよかったのに...」
 UNは、今年イスラム共和国で170人以上死刑されたと明らかにした。イスラム法によって、被害者の家族は、
 「血の代償金」
 を払ってもらって、加害者の命を生かしてあげる権利を持っている。
ーーーーー
 ・・・「蜘蛛の糸」・・・ある日の午後、釈迦は・・・ナニをしたんだろう・・・