903日目・・・「ブリュメール」も「テルミドール」も、「フランス・ブルジョワ社会体制」への歴史的な切っ掛けと事件であった。「社会体制」とは「階級社会の支配体制のコト」である。「体制」と云う「漢字」は「云い得て妙」である。「体」とは「肉体=身体」のスベテのコトである。「制」とは「制度」のコトで、例の如く、「ウイッキペデア」で「体制」を調べれば・・・英語では「システム(system)=システム→相互に影響を及ぼしあう要素から構成される、まとまりや仕組みの全体。一般性の高い概念であるため、文脈に応じて「系、体
また、別のヶ所の説明の「新陳代謝 (しんちんたいしゃ)」には、
「必要な物質を体内に取り入れ、必要のなくなった物質を体の外に出すこと。物質交代。物質代謝。新しいものと古いものが入れ替わること」
語源→新陳 + 代謝
夏目漱石の造語とされる
翻訳英語
metabolism (en)
metabolic (en)→メタボリック
renewal (en)
「体制=身体=肉体」の「機能=作用=活動」とは、「物質交代・物質代謝」、「新しいものと古いものが入れ替わること」とは「変化のコト=変動」であろう。では、この「機能(性)」は何を切っ掛けに「動き出す」のであろうか・・・この「機能(性)の原動力」であるエネルギーが流れ出すスイッチのコントロールは常に「脳細胞=神経細胞」との「関係性」にある。「意識的」にせよ、「無意識的」にせよ、「体制=身体=肉体」の「機能活動=作用活動」は「神経」がこれらと関係し、常時「コントロール」している、と云うことだ。この「神経作用」も「肉体作用」であるのだが、「神経←→肉体」の区別、弁別された「相互の作用」関係として機能し合っている。そして、前提的には「個々の独自で特殊な肉体活動」も「個々の独自で特殊な神経活動」も、それらの相互関係の「全体活動」も「活動環境=地球環境・宇宙環境」が存在してのハナシである。
で、人間の衣食住としての生活活動、生命活動としての「四肢」を動かすモノは「脳細胞」に巣食う「意識」である。
「社会体制」を動かしているのも人間の「社会意識」である。「社会意識」とは「ルール=約束=法律=規範」である。この歴史的な「社会体制の意識」の「大枠」とは「階級意識」である。「階級」は「権力(命令権)」の「縦の序列」であるから「自由・平等」は無い。ダレの「自由・平等」なのか?・・・「ブルジョア意識」としてである。では「横の並列」に「自由・平等」はあるのか?・・・やはり「自由・平等」はナイ。あるとするならば「ブルジョワ意識」から「解放された意識」としての「制約・公平」である。
確かに「神の下、ミナ平等」だと祈る耶蘇教の儀式、「十字を切る仕草」は「上(額)から下(鳩尾)へ縦に切り」、その後、「左(肩)から右(肩)へ横に切る」・・・
宗教も階級社会のマツリゴト(政事)の道具であった・・・
・・・「レオン」が「的確(適格・適確・敵革・敵化矩)」に「分析」していたと前回書いたのだが・・・「ロシア革命」と言われる歴史事件を「フランス革命」に重ねて「類推」し、「分析」されていたコトは、必ずしも「的確」ではなかった・・・兎に角、ボクの云いたいコトを再度、云えば、
「テロの時代」・・・「軍隊」も「官僚」も「権力」を握った「支配階級」の「政治的手段」である・・・同時に「権力」を握ろうとする「被支配階級」の「政治的手段」である・・・「政治体制」とは「生産的関係、経済的関係に根本的に対立する階級社会」の「秩序=ルール=約束=法」である・・・カナ・・・
そして、歴史的に「労働者階級の社会的支配体制の国家」は堕落しようが、しまいが、無かったのである・・・「国歌」や「国花」、「刻下」も「酷夏」もアッタけれど・・・「労働者(階級)独裁国家」などは無かった。
ベルリンの壁・・・1961年8月13日に東ドイツ(ドイツ民主共和国)政府によって建設。1989年11月10日に破壊され、1990年10月3日に東西ドイツが統一された・・・
ソ連崩壊・・・1991年12月25日にソビエト連邦(ソ連)大統領ミハイル・ゴルバチョフが辞任。各連邦構成共和国が独立主権国家となりソビエト連邦解体。
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1922年12月30日
ソビエト連邦
1920年代後半
ヨシフ・スターリンによる
独裁体制で工業化
1945年
第二次世界大戦
独ソ戦(大祖国戦争)勝利
バルト三国併合
東ヨーロッパ諸国の衛星国化
1953年
ニキータ・フルシチョフ
ソビエト連邦
共産党第一書記に就任
1956年2月
共産党第20回党大会
スターリン批判
社会主義の範囲での自由化・民主化
1964年に失脚
レオニード・ブレジネフ
1970年代前半
冷戦緊張緩和政策
1979年
アフガニスタン軍事介
1982年
ブレジネフ死去
1985年3月
ゴルバチョフ
ソ連共産党書記長選出
ソ連型社会主義の
自由化・民主化(ペレストロイカ)政策
1986年4月
チェルノブイリ原子力発電所事故
ペレストロイカ
冷戦の緊張緩和
東ヨーロッパの衛星国に対して
ソビエト連邦
及び
ソ連共産党の
指導性の否定(シナトラ・ドクトリン)
1986年
ソビエト連邦軍のアフガニスタン撤退
1987年
アメリカ大統領
ロナルド・レーガンと直接会談
1988年
シナトラ・ドクトリン
新ベオグラード宣言で明文化
東欧諸国に対する指導制放棄
1989年6月18日
ポーランドで自由選挙
ポーランド人民共和国崩壊
1989年8月19日
ハンガリー
汎ヨーロッパ・ピクニック
11月10日
ベルリンの壁破壊
バルト三国の独立
第二次世界大戦中に
ナチスドイツとの密約で
ソビエト連邦に併合されていた
エストニア
ラトビア
リトアニアの
バルト三国独立要求
1990年
ゴルバチョフは
大統領ポストを創設
ソビエト連邦初代大統領
バルト三国独立に
ソビエト連邦軍を投入、武力鎮圧
リトアニア
1991年3月
エストニア
ラトビア
8・19クーデターの翌日
8月20日に独立を宣言
15共和国連邦体制の崩壊
1991年7月1日
ワルシャワ条約機構廃止
1991年8月19日
守旧派の党官僚による
ソ連8月クーデターの失敗
ゴルバチョフは、
クリミアでの軟禁を解かれ
ソ連共産党の活動停止を指示
ボリス・エリツィンの登場
12月8日
ベロヴェーシ合意
ロシア共和国、白ロシア、ウクライナの
代表者による秘密会議
3ヶ国のソビエト連邦からの離脱
EUと同レベルの国家の共同体の創設が確認
12月21日
12共和国の独立国家共同体(CIS)が設立
1990年代
民族主義政党の
ロシア自由民主党が
議席を多数獲得したが、
その後、凋落
ロシア連邦共産党が
議会第一党になり、
ボリス・エリツィン政権を脅かす
だが
共産党が政権を奪取はできなかった
2000年
ウラジーミル・プーチン政権
新興財閥解体や愛国主義的政策
全体主義ならびに
プーチン政権の統一ロシアによる
一党独裁
2011年現在
国会に議席を持つ4党
野党と呼べるのは
ロシア連邦共産党のみ
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・・・今現在、ロシアも中国も、北朝鮮も・・・
「ブリュメール」と「テルミドール」の経験中なのだろう・・・