856日目・・・本日は朝から突風強烈・・・それでも物置小屋の完成を目指す。大工のキリちゃん・・・キリストの親父は大工だったそうだけれど、キリストは親父の仕事は継がなかった、なっ。古代も現代も「大工・建築家」は生活の喰いっぱぐれがない高級な職業なのに。宮大工、神殿大工は憧れの職業だったハズなのに・・・月曜日から土台の礎石を埋めるタメに10の穴掘り、そして壊した家からもらった柱と梁の大木を据えたけれど、水平にならない・・・雪が溶け、掘った穴には水が溜まってしまう。しかも、粘土質・・・ヨっコらショと穴に埋めた

 で、「退職願望」と「退職拒否」のハザマでノイローゼとは・・・多分、この就職難でも「辞職、退職」しても「再就職の目論見」があったのさッ、「彼」には・・・だが「脅し」と「法律無知」によってパァになりそうになったんだ。彼には「第三の道」は無かった・・・「自殺」までは考えなかったから・・・そして今現在は坊主にはなれんし、ホームレスの覚悟も無いんだろう・・・ 
 イヤぁ〜ッ、それにしても「経営者」になったら「人間の意識」って、ミンナ、そうなるョ、なッ・・・「会社組織の要」となることを期待していたんだから・・・「単純労働」を期待しない「新米」は何も出来んから、先ずは「一般知識、営業知識、作業知識」の「高度な教育」にはそれなりの「資本投資」をせにゃぁアカンから・・・他社からヒッパ抜いた人間だって、それなりの「資本投資」をしたに違いないから・・・「資本」=「利益・利潤」=「労働」の対だから・・・「一人前」になったと思ったら「ハイ、サヨウナラ」では元も子もとれんから、なッ。
 それに「現代的なハイテク産業」では「単純労働」なんて、ないから・・・それなりの「読み書きソロバン」と「操作、計算、設計、推理、推測、判断」の「高度な思考」が要求されているんだから・・・そんなものが要求されない「重労働の3K労働(危険・汚い・きつい)」はいくらでもアルけれどね・・・「第一次産業」、「市町村のゴミを収集する清掃産業」、コレだって「ハイテク機器の操作知識」が必要だ・・・単純な肉体労働ではないからな。
 ボクが物置小屋を建てるのに使用している道具は「電動丸ノコ・電動チエンソー・電動ドリル・電動ドライバー・電動留め具」等などだけれど・・・マニアル説明書にある正確な使用法はしていない・・・第一にマニアルを読みたくないのだ・・・昔の「NEC88・98のベッシック・マニアル」読解には苦労したから。それに、「ジャヴァでプログラム」を「創る」のにドンダケ〜ッ・・・兎に角、読めば早いのに、取りあえずボタンを何度も押してみる。そのホトンドの操作は「勘」だし、造るものは目測だから造るものは狂ってくるし、やり直し・・・マニアル読むより、人に訊くのが手っ取り早いんだけれど・・・音声と手を取って教えてくれる人がないと、結局、マニアルの一字一句の精読・・・なんか遠回りの時間浪費・・・二度、三度・・・多度の繰り返し、これって、癖・・・しかも「暇」じゃないと出来ない芸当でね・・・
 驚いたコトに、この間の大雪で近所のジジさん、ババさんが使用していたのは個人所有(私有)の「ガソリンエンジンの除雪機」と「小型ブルドーザー」だった。「除雪機」は結構な台数が盗まれたらしいけれど・・・操作にはそれなりの知識と技術が必須だろうな。
 むかし、アメリカに渡航して「ビザ切れになった日本人」が「日本食レストラン」で一所懸命に働いているのを見かけた。「三年働けば永住権を取ってやるから」とオーナーに言われているからだそうだった。なるほど・・・それで、ある時、友人のオーナーに訊いたら「永住権を弁護士を雇って取得してやったのに、奴等には恩も義理もない、直ぐヤメチマウ」だった・・・当然だョ、なッ、彼等のアメリカでの目的は「レストランのアルバイト」じゃないんだから・・・でもビックリしたのはアメリカのレストランの中年、老年のウエイターの「勤続年数」の紹介が彼等の写真とともに飾られていたコトだった。20年、30年、40年の勤続・・・を同じ場所でウエイターとして・・・ヨッポど「チップ」がよい場所だったんだろう・・・な。
 「ジョン万次郎」を拾ってくれた「アメリカ人」はエライかったなッ・・・あの時代、人間として育ててくれたんだから・・・