428日目・・・「亡国のイージス」・・・「国民一般」を守るタメに「軍隊(陸軍・海軍)」は存在しない。「外敵」から「国家を守る楯」とは「国民を守る楯」ではない。かっては「剣」にもならない自衛隊の潜水艦の「なだしお」が同じような事故を起こした・・・アメリカの「遊覧原子力潜水艦」はハワイ沖で日本の水産学校生の訓練船に衝突させて多数の生徒を死に追いヤッタ。日本国内で不始末な犯罪をし続ける「駐留アメリカ軍の兵士」は「外国軍の一兵士」である。「一兵士」であろうと、ここでは個人の「自己責任」では済ますことができない「

naie2008-02-20

 だが、「国軍兵士」である限り、対外的に、その「兵士の犯罪」は「国家としての犯罪」に直結し、その「国家」が責任を担うハズである。外交問題として「国家間の責任所在」を明らかにし、何らかの謝罪、倍賞をする。
 しかし、戦争が起こってしまえばその戦争の「戦勝国」の「戦争犯罪」は棚上げにされてしまう。戦後「アメリカ国家の戦争犯罪」の殆どは不問にされたままである。
 とにかく、「戦争犯罪」を償うのは殆どが「敗戦国」としての「国家」であった。第二次世界大戦後、アメリカは「戦争裁判」で「人道に対する罪」で「個人」を裁いた。それもアイマイにしてしまい国家組織を担った「戦犯」は娑婆に出され、しかも戦後の「国家要員」として職を得たのである。
 そして、日本は「冷戦の谷間」でアメリカ政府の庇護の下で「国家間の賠償問題」をすることなく「サンフランシスコ講和条約」を結んだのである。
 不思議なコトに、あらゆる「国家の軍隊」は、「自国内で犯した犯罪」の「責任」を「自国民」に対して、としてとろうとしない。
 日本の場合は「沖縄の集団自決」が今から「六十一年前」であったにも関らず、「文部科学省」はその「責任」をアイマイにするどころか、「日本軍の責任は無い」と、記録するコトを高校教科書検定で強要した。
 アメリカではモット凄い。「原子爆弾の製造」や「毒ガス化学兵器の製造」、「細菌兵器の製造」で数千人の「アメリカ自国民の命」を「人体実験」として犠牲にしていた。

 日本人が憎むべき「アメリカ人駐留軍」が日本からいなくなったとしたら、その後釜には「日本自衛隊(軍隊)」が居座るだろう。現在的な「防衛省」の地方に対する「補助金問題」は財政に苦しんでいる地方議会の態度をコロッと変えさせてしまった。「議会」、あるいはその「議員」を選出した人々は、人間としての「信念」と「命」を売ったのだ。
 将来、「駐留アメリカ軍」の撤退後は、憎むべき存在ではない、愛すべき「同胞の日本軍隊」が居座る。この「居座るだろう日本国軍隊」の、起こすだろう「犯罪」に、そこの住民は、どの程度の「憎しみの抗議」をするのだろうか・・・「命の信念」を売ってしまった後では後悔の余地すらもないかも。

 「自衛隊(日本軍)」がやった「犯罪」・・・千葉県・房総半島沖で、海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」(7750トン)がマグロはえ縄漁船「清徳丸」(7.3トン)と衝突し、清徳丸の父子が行方不明としたコトである。
 横須賀海上保安部は同日、業務上過失往来危険容疑で、あたご艦内を捜索しているらしい、が、どこまで「亡国のイージス」を調べられるのか。きっと、将来は「イージス」は「イージスを防御する法律」を政治屋は模索して作りだすだろう。「国防」と言う国家威信を担う「高度な防衛上の機密を持つイージス艦」が強制捜査を受けるとは「国家的屈辱」であるだろう、から。