219日目・・・タロットカードの「Ⅵ」は「恋人同士・the lovers」である。ムカシ「青い山脈」と言う小説があって、映画化もされた。「恋」と「変」は似ているョ、なッ・・・こいつ、ひ(シ)ョットして恋人になってくれるかもしれない、と、最初の第一印象を抱いてしまう要因は「コイツ、変な奴」って・・・「変しい、変しいアナタ」が「恋しい、恋しいアナタ」に変わっていくのかも・・・「変な奴・変人」が「他のダレダレ達」と比較して特に異なっている部分を印象的に発見しているからだろう。「個性的で魅力的なヒトょ、ねッ」だ

恋人同志


 「恋人同士(Ⅵ)」の意味は「相思相愛・相互理解」である。「恋人」であり、「夫婦」であり、「同志」である。そして、「家族形成」の出発点である。
 「Ⅵ・6・六・陸・むつ」のカードの絵柄をみれば太陽を背景に翼と両腕を広げた天使の下で林檎(?枇杷)がなっている木と、葉の無い花の咲いているの木のニホン、裸体の「アダム」と「ェヴァ」、遠方には三角形の山、「ェヴァ」の方のリンゴの木には「蛇(ヘビ・まむし)」が絡み付いている。絵の物語は「旧約聖書」の出発点、「創世記」である。
 どうみてもこの男女で探求心が強く、賢いのは「ェヴァ」である。「禁断の木の実」を「ヘビ(悪魔)」に唆されたとはいえ、最初に彼女が口にした。そして男は後から従った。「禁断を拒否」し、「オトコを誘惑」した彼女の実践的行為によって、「主体的」に世の中が見え出したのだ。だから対の男女、家族の主導権は女性からはじまったのだ。
 であるならば、「男女の恋人同志」は「共同体形成の同志」であり、「相思相愛」かも知れないが、理屈で「相互理解」できる存在ではない「異質(凸+凹)な、変な者同志の関係」である。「古事記神代七代・国産み」でも、旨い具合に合体すれば「凸凹=☐」になる、と言っている。
 だが、「男女」を産み、育てる女性からは「男」を理解デキルかもしれないが、「男」は「女性」の喜びも、痛みも理解できる存在ではない、かも・・・ただし、女性が「オトコ」を理解できるとは、「母親」として経験した後のハナシだとは思うが・・・オトコの暴力、横暴に勝るのは「母親」になってから、コソだろう。ドコをみても大家族の「権威・権力」は最終的には「オンナ」であった「長寿で健康なババ」に握られるであろうから・・・
 頼りない子供に回帰する「ジジ」はとにかく、知恵の賢さと、記憶力抜群の「ババ」は大切に・・・