五十四日目デス・・・「クローズアップ・現代」・・・キャスター国谷裕子さんの「ファン」なんだけれども・・・「国谷裕子」さんの・・・昨日は「トヨタの大人」に対する質問(経済格差)には「ハギレ」が悪く口ごもっていた感じだったけれど・・・毎日が違うテーマでハナセル女性、凄い「勉強家」だとは思う。

 で、「ハギレの悪さ」はインタビューの相手次第なんだろうけれど・・・
 今夜の「クローズアップ・現代」の「テーマ」は「アメリカ・対テロ秘密作戦=秘密捕虜(テロ容疑者)移送作戦」と言うものだった。「アメリカ大統領の権限は国際法に拘束されない」と言うこの「法的解釈」には、司会の彼女の批判的な立場は歯切れもイイし、「法や国家間の国際法」に関しても「常識的」である。「ルール」は二者間、複数間で護られる「ベキもの」だから当然である。
 問題は「ベキもの」が「ベキものデナイ」と翻されてしまうところだ。
 このところ、「国家」や「憲法」なるモノに関連して「ヒットラー」や、「ナチス」にチョット言及したが、「テロ容疑者の秘密移送」に関しては「アメリカ合衆国・大統領=ドイツ・ナチス総統」と重なってしまう。「容疑者」とは確証された「テロ犯人」ではない。「テロ思想犯」は「実行犯」ではない。日本の自民党が「共謀罪」をつくりたいのは「愛国心」をイイながら、その「ココロ」を縛りたいからであろう。アメリカには「マカシー旋風」などと言う猛威の「言論弾圧=思想弾圧」があった。「妄想・空想・幻想・思想」の「観念」は「実行・実践」されない限り「近代法」では拘束されない「自由の領域」ではなかったのか?
 かってのナチス政権時代の「ドイツ国民」は「国家機構と法」を無視し、「政治犯=思想犯」、「自国民障害者」、「ユダヤ人」を差別し、「国際条約」をいとも簡単に破棄した「ナチス」を圧倒的に支持し、ナチスの戦争を支持したハズだ。
 だが、不思議なコトに「戦後のドイツ国民」の殆どは「国家機構」の「法的機能はあったハズ」と信じ、「人種、人間差別」を「法律な庇護の下で扱われたハズ」と信じていた、と言う・・・「ドイツ国民」はナチスの「蛮行」を知らされていなかった、と・・・ワタシは「ドイツ国民」の彼等の殆どはナチスの蛮行を知っていて加担したと「確信」している。
 アメリカ大統領がやっている、「アメリカ・対テロ秘密作戦=秘密捕虜(テロ容疑者)移送作戦」は「軍事上の秘密」だという。そして「アメリカ政府高官」は「秘密」だから「拷問に直結するとは考えない」と言う。「考えない」のはアンタの勝手だが、「秘密」だから「拷問に直結する」のが「アタリマエ」だろう・・・「イスラムの狂信者」が簡単に「ゲロ」するワケがないのは自明である。しかも拘束されて「秘密移送」された人間(600人)は単なる「容疑者」である。「思想犯の拘束、拷問、排除」は「キリスト教徒」も、「回教徒」も、「スターリニスト」も、「毛沢東主義者」や「ポルポト」、「ナチス」もやったし、「日本の軍隊、特別高等警察」もやった・・・もちろん、「アメリカ・CIA」も、「ソ連KGB」も・・・「法」を重んじた「ソクラテス」も「思想犯」としてアテネ市民からサバキを受けた・・・ョなッ。