四拾日目です。

 昨日はサボリでした・・・外は雨・・・「王さま同士が相撲で喧嘩の勝敗を決めればイイのにナッ」・・・「西部戦線異常なし」って映画。
 ・・・「0地帯」ってナチス収容所の中で変貌していく映画の少女。配給スープをこぼしてしまった老婆に自分のスープをあげたのに・・・ヒモジサは彼女を変貌させていく・・・あんなに優しかった少女が政治犯の女囚の小さなイモの破片を盗んで素早く口に入れてしまうのだ。政治的理想を女囚達にカタッテいたその女は「私のイモ、ワタシのイモを盗んだのはダレ」って、わめきだす。ダレもが沈黙して軽蔑の視線をその女政治犯に投げかける。
 ・・・缶詰一個で・・・監視兵に身を委ね・・・黒いキャップ、すきっとした制服に身を包み、警棒を腰に下げ、黒猫を抱いて格好いい少女になっていく・・・女囚達の監視役の助手として・・・。そして捕虜となってきた「ロスケ」にダマサレテ(?)高圧電線のスイッチを切断した瞬間に囚人監視兵に銃殺されてしまう少女。
 ・・・井戸の水をロレンスがガイドと飲んでいる最中に一発の銃声で、ガイドが倒れると同時に沙漠の蜃気楼の中からヴェドウィン族が現れてくる「アラビアのロレンス」・・・命を助けたアラブ人を自らの手で処刑せざるをえなくなった「オレンス」。
 主人公が一生懸命なのに・・・命って軽い。
 ・・・ボク達は,こんな[平和な状況の中」にいてさえも、イタミを直接自分自身の肉体に感じなくても「命の大切」さを「学んだハズ」だケレド・・・。