今日で三日目だけれど・・・部屋の中、線香臭い・・・裏の「大須妙音」さんの縁日が毎月の二十八日で、長生きしたいらしいジジさん、ババさんがお参りにやってきて線香を焚いているのが原因。

 聴覚が「妙音」として記憶する音声、音響と同じく、嗅覚ってのはその臭いの「快・不快」の記憶を的確に頭に叩き込むらしくて、空間を漂ってくる臭いを識別して敏感に五体に反応させる。不快な臭いを感じたその瞬間には気ぶんが即ワルクなるみたい。あまり線香の匂いは好きじゃない。ボクの嗅覚は女性が振りまく「香水」の臭いにもその部類として反応するらしい。大げさに言えば交差点と交差点のワン・ブロックの距離からでも・・・誕生年、イヌ歳も関係するんかい・・・で、自分自身の匂いって、あんまり気にならないがタバコの「ハイライト」だろうなッ。あるとき、コチラは丁重にご辞退したんだけれども、無理やりに(好意的に)ある女性の新品の乗用車に乗せて貰った。ケレドさぁ、「あっ、止めてハイライトを吸うのはッ!!」って・・・モウ、絶対、コイツの車には乗せて貰わないぞ、ってサ・・・ゥヒャァ〜、その女性の化粧品の臭いまでもガッチリ記憶してしまったらしく、同種の臭いを察知すると、先ずは危険地域から逃げ出し、その後も頭が痛くなってきたりで・・・あの女性も「ハイライト」の匂いが漂いだすと同じ反応しているのかも・・・そのタバコの「ハイライト」なんだけれど、自分がシャワーを浴びて自分の部屋に入ると、すんごく嫌な臭いが充満していて・・・これ、「タバコ・ハイライトの臭い?」って、ね。嗅覚は一瞬には敏感にその種類を識別するけれど、持続しないらしい。