2461日目・・・奸邪(よこしま)・・・「宄=𡧫・𡧌・𠬚」・・・「豺狼满道」・・・「蠻夷猾夏・寇賊・姦宄(孔安國傳)・在外曰姦・在內曰宄」・・・「孔穎達疏」・・・「寇賊姦宄・皆是作亂害物之名也」・・・


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 横系列=横列・・・横一列・布告情報・・・階級平列
 縦系列=縦列・・・縦一列・命令情報・・・階級序列
 ↓↑
 縞=糸+高
   縦縞
   横縞=よこしま=横島=横島=ヨコシマ
      ↓↑
      邪=邪悪
      漢=痴漢
      宄=みだれ・みこしま・よこしま・キ
        奸宄
      奸=奸邪・姦計
      冒=冒涜
      犯=犯行
      姦=強姦
      盜=窃盗
      頗=皮+頁=皮衣が斜めに傾き
        頭が片一方に傾い た姿勢・かたよる
        かたよった意見・傾倒・すこぶる
        破廉恥
      狡=狡猾
      欺=欺瞞・詐欺
      瞞=瞞着・詐偽
      佞=佞臣
        口先巧みに主君に侫(へつら)い
        心のヨコシマな臣下
      逆=逆臣
      二心・背信・背反
      ↓↑
      酷=酉+牛+口
      ↓↑度を越して厳しい・思いやりがなくむごい
      ↓↑
      泛(浮)指坏(壊)人
      坏人=品性が悪く悪事を働く悪人・悪者・悪党
         坏分子=不逞の輩
         坏=壞⇔壊・・・破壊・壊滅・潰滅
      寇(コウ)=皆是作亂害物之名也=倭寇
      たしなめる=窘める
      たしなむ・よくない点に対して注意を与える
      いましめる
      嗜(たし)める=趣味・技能などを身につける
              動詞「たしなむ=嗜む」
              嗜好
      ↓↑   
 縞=しま=島
    2種以上の色糸を使って織り出した縦または横の筋
    その織物
    筋模様の出し方で、縦縞・横縞・格子縞などという
 縞=織物の筋に似た模様
   縞模様(しまもよう)
   2色以上の異なる色または同色の濃淡を用いて
   複数の平行、もしくは
   交差する線で構成された文様の総称
   縞柄あるいは縞とも
   特に交差する色柄は
   格子と呼ばれており、
   縞模様は平行の模様の縦縞や横縞と
   交差する模様の格子縞に大別される
   英語でストライプ(stripe・格子)等とも
   ストライプ(stripe、縦縞・横縞)
   チェック (check、格子)
 ↓↑
 筋によって構成された模様の総称
 特に二色以上の色糸を
 経(たて)
 緯(よこ)
 経緯(たてよこ)に配し
 さまざまな筋を表した織物
 近世後期
 南方諸島から渡来した
 布の意である島渡り物に
 筋文様
 ↓↑
 縞模様=長いいく筋かの線が
     列のように並んだ模様
     縞・縞柄
     縞=糸+高
       コウ・しま
       かとり・しろぎぬ
       細い糸で織った白い
       生絹(キギヌ)・軽くて薄い
       白色・白い
       しま・しま模様・しまがら
       きぬ(絹)
     「蚕(かいこ)の繭(まゆ)から取った糸」
     「蚕(かいこ)の繭(まゆ)で織った糸」
     「しろ(白)」、「白い」、「白色」
     「しま」
     「2種以上の色糸を使って織り出した模様
      その織物」
      縞馬(シマウマ)
      より糸の象形=「糸」
     「高大な門の上の高い建物」の象形
     「たかい(高)」
     「橋=キョウ=蕤(キョウ)」に通じ
     「蕤=白+白+方+攵=艷(つや)のある白」の
     「白い糸・白絹=縞」となった・・・
 ↓↑
 縞模様
 単純ながら
 線の幅と
 配色によって
 無限の広がり
 変化に富む印象を与える
 漢字の「縞」
 白絹・練絹を意味
 日本語に古くは
 「縞」についての呼称がなく
 平行の縞模様を
 筋や条、段、
 縦横に交差するものを
 「格子」と呼んだ・・・格子=コウシ=高氏・乞うし・合志・・・
 16世紀以降
 舶来品として
 「縞地の織物」が流行
 これを
 「島渡り」
 「島物」
 「奥島」
 等と呼び
 複数の線から成る文様を
 「縞」と呼ぶようになった
 縞模様の布地は
 古来より世界各地で生産
 縞模様の衣服や飾り等が
 特定の意味合いを持たされた
 ↓↑
 縞模様は
 視覚的に
 「モアレ(モワレ)」・・・「摸阿礼・模我」?
 と呼ばれる現象が生じる
 ↓↑
 縞模様
 織機を用いて
 布(織物)を作る際
 先に染めた多色の糸を用いることで
 比較的容易に織り出すことのできる模様で
 古くから世界各地で生産
 中世ヨーロッパ
 縞模様は
 悪魔の模様とされ
 聖職者は縞模様を含む
 多色を用いた服装を禁じられ
 道化や
 私生児、農奴、売春婦
 犯罪者、異端者、異教徒、障害者
 等に
 「ミ・パルティ」・・・「商品強制分配」?
            スペイン支配下
            ペルーで
            強制的に
            品物を高い値段で売りつける制度
 や
 「縞模様の衣服・服飾品」の着用が強制された・・・
 20世紀に至るまで
 囚人服には
 縞模様が用いられた
 紋章
 特定の色の縞模様が
 特定の人物や家等を示すものとして用いられ
 紋章の影響を受けた
 近現代の国旗にも
 縞模様をデザインしたものが多い
 中世ヨーロッパの文学や絵画など
 創作表現物においては
 縞模様の衣服や紋章で
 その人物が悪人であることを示唆・・・
 18世紀以降のスコットランド
 特定の色の
 タータン(格子縞)が
 家を表わすものとして発展
 ギリシャの国旗は
 青と白の縞模様で構成、表現
 ↓↑
 インドの綿製品は
 オランダによって
 日本にももたらされ
 サントメ産(チェンナイ南部のマイラポール産)の
 桟留縞や
 ベンガル産の
 弁柄縞
 として江戸町人の間に流行
 ↓↑
 正倉院伝来の染織品
 平安時代以降の
 公家の衣服には縞はほとんど用いられず
 主に庶民や下級武士が用いた・・・
 ただし、
 武士の着用する鎧や兜は
 縅によって段模様が作られ
 横縞は武士の家柄や階級を表す模様とされた
 ↓↑
 16世紀中頃
 日明貿易南蛮貿易
 中国南部
 インド
 東南アジア産
 の縞柄の絹織物や綿織物が渡来
 間道
 甲比丹(かぴたん)
 奥島
 島木綿
 等と呼ばれて流行
 「島」に「縞」の字を充てた・・・
 舶来の縞織物(名物裂)は
 茶道具として珍重
 江戸時代初期
 横縞が流行
 縦縞は遊女が小袖に使用する程度であった
 中期に
 木綿の流通とともに国内でも
 縦縞の織物が生産され
 庶民の服装へ取り入れられて
 「縞のお召し(縦縞模様のお召し縮緬の着物)」が
 「粋」の象徴とされた
 桟留縞(サントメ)
 弁柄縞(ベンガル
 等、外国の地名を冠した縞
 「唐桟留」を略した
 「唐桟(とうざん)」は町人の間で珍重された
 歌舞伎の衣装を通じ
 芝翫
 団十郎格子(三升格子)
 菊五郎格子
 等さまざまな
 縞や格子の
 役者模様が流行
 織物工房や問屋
 自家用に
 縞の裂地を張りつけた
 縞帳も多く残されている
 ↓↑
 斑幕(まだらまく)
 斑幕には
 紅白幕
 鯨幕
 浅黄幕
 紺白幕
 紫白幕
 黒黄幕
 などがあり
 白と黒の鯨幕は
 大正以降弔事に用いたが
 本来は慶弔問わず使用する縞模様で
 紅白幕より歴史が古く格式も高い
 ↓↑
 日本語の「縞」
 「縦縞・横縞・格子縞」に大別
 斜め方向のものは
 「斜め縞」と呼ばれる
 色の数や配色、線の間隔等によって
 特定の名称を持つ縞模様がある
 江戸時代に縞模様が流行
 西洋語にもさまざまな名称の
 縞模様があり
 明治時代以降
 洋服の隆盛で
 英語由来のものを中心に多く
 外来語として取り入れられた
 格子模様を縞に含め
 外来語では
 縦縞・横縞はストライプ
 格子柄はチェックや
 タータン(tartan)
 プラッド(plaid
 として区別
 チェックとタータン(プラッド)は
 いずれも格子模様を指す
 チェック
 (check、チェッカー checker
  チェッカード checkerd)
 は同形の
 正方形を組み合わせた
 市松模様(石畳)を
 タータン(プラッド)は
 多色の線がさまざまな間隔で交差する格子縞を指す
 服の縁を縁取る
 横縞を特にボーダー
 転じて
 横縞全般をボーダーとも
 ↓↑
 「縞」
 千筋(せんすじ)
 万筋(まんすじ)
 2色で構成された極細の縞
 千筋のほうが幅広
 万筋は濃淡が対比的な2色で造る
 棒 縞-太い縞
 金通縞(きんつうじま・きんとおしじま)
 ↓↑
 2本の太めの線が組になり
 各組の間に間隔のある縞
 子持 縞
 親子 縞
 孝行 縞
    太い線と細い線が組になった縞
    太さの違いが少ないものは
 夫婦 縞
 等とも
 ↓↑
 矢鱈 縞(やたらじま)
 乱  縞(らんじま)
      線の間隔が不規則な縞
 滝  縞-線の太さが連続的に変化している縞
      シェイディッドストライプ
 鰹  縞-鰹の体色の如く、線の色が一本ずつ濃淡が変化する縞
 よろけ縞-線がよろけた縞
 吹流し縞-吹き流しのように見える縞
 うねり縞-波線の縞
 折れ 縞-ジグザグ線でできた縞
 真田 縞-真田紐のような模様が織り込まれた縞
 関東 縞-江戸時代末期に流行した細い縦縞
      赤糸が入るものが多い
 格子 縞
 碁盤 縞 - 碁盤の目のように等間隔に細い線が交差する格子
 弁慶 縞 - 2色の線を縦横双方に用いた格子
 千鳥格子 - 千鳥のように見える格子。ハウンドツース。
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 ???・・・格子戸がある場所・・・「遊廓」・・・「遊郭」・・・花魁・・・「牢屋・監獄」・・・