1499日目・・・愈々(いよいよ)戦争も終戦まで15日・・・武器商人(承認)・・・あつい・・・マッカーサー元帥を演じる歴史サスペンス映画「終戦のエンペラー」が日本で公開されるらしい・・・トミー・リー・ジョーンズがマッカーサー元帥・・・このホシは一体なんだ・・・

ーーーーー
  1) 懐中時計

 箱館戦争土方歳三が持っていた懐中時計の由来
 彼の写真は何時撮影されたモノなのか?
 彼が洋装して写したのは何故
 彼は懐中時計を誰から貰ったのか、買ったのか?
 ヘンリー・シュネル(兄)?
 エドワード・シュネル(弟)?
 ・・・「シュネル・平松」
  ↓
 「モモちゃん、懐中時計って知っているかなか?」
 「カイチュウドケイ?ナニ、それッ」
 「昔はさ、優秀な会社員や、優秀な学生の卒業式に
 記念品として貰ったモノなんだ」
 「・・・生物学で習った回虫の虫、腹減ったってお腹の中で
動き回っている虫・・・」
 「アはッ、ボクの小さいころに学校で虫下しって言う薬
でトイレに駆け込んで排便した回虫の度計じゃぁないぞ」
 「違うの?」
 「違うさッ」
 「じゃぁ、海の中の海水の温度か塩分の濃度を測定する
海中の温度計か、濃度計?」
 「なるほど海水の塩の濃度計か。ソレでもない」
 「じゃぁ、何かの金属の鋳度合いを計る度計・・・じゃぁないョねッ」
 「じゃぁないな。だが、なるほど、金属改鋳の計測器はあるかも」
 「カイチュウドケイ・・・じゃぁ、ナニョッ」
 「同音異字が漢字がワンサカだな、日本語は。携帯用の時計のコトなんだが」
 「じゃぁ、腕時計じゃん」
 「違うんだ。長い鎖がついていて普段は胸のポケットに入れて時間を確認するときに取り出して見るモノなんだ。表面は金や銀で鍍金(メッキ)され、金時計、銀時計とか言われているシロモノだょ」
 「腕時計じゃないんだ。フゥ〜ンッ、見たことない・・・携帯時計・・・今なら携帯電話」
 「当時は懐中時計・・・今でも売っている時計屋さんがある」
 「それがカイチュウドケイ?」
 「ああ、懐(ふところ)の中にある時計だ」
 「懐中電話じゃなく、懐中時計・・・フトコロがさびしいって聞いたことあるけれど」
 「ボクのフトコロ具合はいつも寂しいかな。今時、懐中時計を使う人はいないだろうな」
 「で、その懐中時計がどうしたの?おじさんが使っているの?」
 「いや、ボクのモノじゃないんだけれど、ボクの伯父さんの遺品なんだ。昔の古い箱を整理していたら出てきたんだ。ボクが貰った、という記憶はないんだが」
 「おじさんの伯父さんって?」
 「モモちゃんは知らんだろうけれど、お袋の姉さんの旦那だったヒト。もう、亡くなってから随分前だ。モモちゃんが生まれる前だから」
 「そうなんだ。知らないわけだわ・・・写真では見たことがあるかも」
 「そうだな、亡くなったのは94、5歳ぐらいだったかな」
 「長生きしたのね」
 「伯父さんは戦争中に衛生兵として南方のビルマで戦って生き残って日本に帰還した人物なんだ」
 「へぇ〜ッ、衛生兵・・・太平洋戦争って終わったのが1945年8月15日だから70年も前のハナシ。わたし、いま17歳だから・・・昔々のハナシ」
 「そうだな、70年も前・・・戦争が終わってから日本は取敢えずは平和だョなッ」
 「平和なのかしら、事件は多いけれど・・・で、その懐中時計のハナシって?」
 「それだったョなッ、懐中時計・・・この雑誌を見ていたらさ、不思議に思うんだ」
 「ナニがなの?」
 「この本に掲載されている写真なんだけれど・・・」
   ↓
 函館戦争中(?)、土方歳三が写真館で写したモノ
 土方歳三が洋装で写されている
 軍刀、懐中時計も一緒に所持されている
   ↓
 「コレが何?」
 「土方歳三がハイカラな軍装で写っているだろう。そして懐中時計も」
 「懐中時計って、コレなんだ・・・イケメンだわ・・・コレが土方歳三なのねッ」
 「たわいもないボクの妄想なんだけれど、土方歳三が持っている懐中時計・・・」
 「妄想なのッ・・・写真自体にはナンの不思議はないんんでしょう」
 「ああ、妄想がさッ」
 「ハ、はぁん・・・おじさんの妄想は大体想像が出来ちゃうわッ・・・土方歳三の懐中時計が、おじさんの伯父さんのモノじゃないかってコトでしょう・・・だって、土方歳三は函館戦争で戦死だし、おじさんも、おじさんの伯父さんも、私も北海道の人間だしねッ・・・でしょッ?」
 「鋭いなモモちゃん、幕末、明治時代に東北地方から入植してきたご先祖様達で、ボクの妄想が絡むのさ・・・」
 「それで?」
 「土方歳三は、その懐中時計をどのように手に入れたのか、さッ」
 「・・・土方歳三が懐中時計を手に入れた経緯なの?」
 「ああ」
 「で、何処で、誰から、何時・・・?」
 「・・・平松ケネル・・・シュネルって言う人物なんだけれど・・・」
 「平松シュネルって?」
 「平松シュネルは会津藩の武士だったんだ」
 「会津藩・・・シュネルって日本人の名前なの?・・・変な名前」
 「当時のオランダ系プロシャ人なんだ。今ならドイツ人かも。日本名は平松武兵衛」
 「・・・平松武兵衛・・・じゃあ、シーボルトと関係あるのかしら?」
 「多分、あった、とさッ、思うんだ・・・妄想がさッ・・・」
  ↓
 明治二年(春ごろ)
 日本人がアメリカに入植
 1869年
 会津藩出身者が
 オランダ(プロシャ)人
 エドワード・シュネル(ケネル)に率いられ
 カルフォルニア
 エルドラド郡の
 コロマ村に
 若松コロニーを建設
 エドワードは幕末に活躍した
 オランダの政商で
 兄の
 ヘンリー・シュネルは
 佐幕派の盟主であった
 会津藩の命を受けて
 後方、後退基地を
 アメリカに建設
 ヘンリー・シュネルは
 会津藩
 松平容保(かたもり)に
 御家人として召抱えられた外国人
 軍事的な指導を担当
 藩主から
 日本名
 平松武兵衛を拝命し
 会津藩の軍事顧問として
 家屋敷を会津藩領地に貰った
 1868年9月
 会津若松城陥落
 1869年春ごろ
 百数十名の会津藩士を引率して
 アメリカに上陸
 歴史的に日本人として初めて集団入植
 幕府再興を狙った後方軍事基地・・・?
  ↓
 「それに、土方歳三の名前がさぁッ、なぜ、ドカタって訓(よま)ないんだろうって」
  ↓
 土方歳三→ひじかた・としぞう→秘事方(片・形)徒死(齢)造
 土方歳三→しじかた・としぞう→指示方(片・形)賭し象
  ↓
 土方歳三→どかた・としさん→怒方・賭資産
 土方歳三→ドカタ・サイサン→度過・多採算
 土方歳三→ドホウ・サイサン→土崩・再三
 土方歳三→つちかた・としみつ
       ↓   ↓
      通加太・徒死充
      鎚(槌・壌・椎・津地)方・年見通
      鎚=金+追
      槌=木+追
      津地方・都市三津(満)←会津藩     
  ↓
 「北海道人もも、東北人も、関東人もヒとシの発音が曖昧だわねッ・・・エド(江戸・穢土・江渡)も、エゾ(蝦夷)のドも、ゾも・・・聞き分け辛(づら)い」
 「土方は土用の丑、辰、未、戌の方位か、周期・・・歳が年で、三は子、丑、寅で、秘事方、賭死して蔵す」
 「土用の丑、辰、未、戌って旧暦の月節で節入り前18日間」
 「方位は艮(うしとら)、巽(たつみ)、坤(ひつじさる)、乾(いぬい)」
 「・・・戊辰戦争・・・そして箱館戦争五稜郭戦争・・・」
 「1854年、当時の日米和親条約、第1条 日米両国・両国民の間には、人・場所の例外なく、今後永久に和親が結ばれる。 第2条 下田(即時)と箱館(1年後)を開港」
   ↓
 日米和親条約=日本國米利堅合衆國和親條約
           米=メリケン(米利堅)
       =神奈川条約
 1854年3月31日(嘉永七年三月三日)
 江戸幕府アメリカ合衆国で締結
 日本側全権は
 林復斎(大学頭)、
 アメリカ側全権は東インド隊司令長官の
 マシュー・ペリー
  ↓
 「当時の箱館は二番目の開港だった」
 「おじさん、マシュって茸(きのこ)、シュネルは?」
 「schnell はドイツ語で速度やテンポが速い、スピーディーの意味だが、早熟・・・シュネル・・・Schnellboot(シュネル ボート)と呼ばれるのは高速艇軍艦・・・ポルカ・シュネルは速い音楽リズム・・・スネルで、拗ねる」
 「すねる・・・」
 「日本語でさ・・・音だけとれば種(シュ)、タネを練るだろうサッ」
 「ハナシの種をネルなのォぅッ」
 「オオタタネコさッ」
 「古事記なのね、主とネルならば、崇神天皇垂仁天皇!?」
 「ああ、バイブルと懐中時計だなッ」
 「あんまりだわッ・・・それでも、会津藩は合図の版・・・会津の範・・・新島襄土方歳三と逢っていたのかしら」
 「合図って時計盤の文字だろう・・・回る長針は一時間60分、短針は24時間一時間15度」
 「・・・で、ヒジ方は日出方なのね・・・土方歳三は懐中時計を平松武兵衛から手に入れた」
 「そういう妄想になるかな」
 「そして何処かに骨董品としてあるかも・・・で、おじさんの伯父さんの懐中時計との関連はあるの?」
 「北海道移民は全国の様々な地方からだけれど、主要なのは福島の会津藩、仙台宮城の伊達藩からだからなッ」
 「・・・ダテモノ・・・」
 「建物だ」
 「ヤマト建(たける)で、倭男具那(やまとおぐな)は小碓(ヲうす)の皇子さま」
 「女装した男か、男装した女・・・小碓(ヲうす)は女性だと思うが」
 「・・・宝塚の男装と、歌舞伎の女形(おやま)・・・」
 「女歌舞伎と男歌舞伎」
 「今じゃ、笑わせ、聴かせ、泣かせる河原乞食がイイ商売ョねッ」
 「劇場舞台もあるし、映画、TVの主人公・・・裏方も大変だ」
 「スターになるのは才能も努力も」
  ーーーーー
 ・・・つづきは、又、何時かにネっ・・・「かいちゅうドケイ」・・・