1090日目・・・60年後の「TVの時代」ですか?・・・60年前にはボクの家の屋根にはアンテナが無かった・・・カラーTVの画面を初めて視たのは名古屋の友人の家であった。「森進一」が映し出され、「歌っていた(花と蝶?だった)」のを食い入るように凝視していた。その友人の家の「カラーTV」は名古屋で一番目に家庭の中に設置された「TV」だった、と言うことをそこの友人のご両親に聞かされた。友人のご両親カネ持ちだったんだろうな・・・欲しくてたまらなかった「カラーTV」をボクが個人的に私有したのは質屋の中古品の流れ物

 念願の品物・・・プロレス番組の「アントニオ猪木」とか「ジャイアント馬場」・・・「長州」は強かったけれど・・・「猪木の試合番組」とは異なって、試合の決着が着かないまま番組時間が終わるのがイツモノことだった・・・結果は翌日のスポーツ新聞・・・「タイガージェットシン」も凄かった・・・
 その後、ボクの「カラーTV」がイカレタ・・・だが、天の助けか「粗材ゴミ」で「カラーTV」を2台、ビデオデッキ1台、電気釜1台、トースター1台、冷蔵庫1台、皿や丼類、芸術作品のような陶磁器、台所用品諸々、自転車1台、ベット1台、ソファー1台、箪笥1台、机、椅子、それに小説や専門書、大学入試の参考書や、教材を手に入れた・・・「水曜日の今池の粗材ゴミ置き場」は山積み・・・全部タダ・・・モッタイナイ・・・「断捨利?」・・・バカ、言うなよ、なッ!・・・カネのナイ貧乏人のボクには「粗材ゴミ」は「タカラのヤマ」・・・「粗材ゴミの時代」が終わった・・・無料で拾えるモノはナニもない・・・無料で捨てるモノもナニもない・・・イズレも「法律違反」であるらしい・・・
 「ゴミ屋敷」のジジさん、ババさんの拾ってくる気持ち、捨てれない気持ちはヨク、ワカル・・・災害にあったら、この気持ちは他の人々はワカってクレルのか?と思ったら、そうでもナイらしい・・・災害後、取り敢えずの住居、飲料水、電気、食糧不足には危機感があったらしいが・・・中古やキズ物には興味がないらしい。それに災害が来るカモの「場所の不動産価格」が高騰しているらしい・・・コレって「デフレ脱出」現象?・・・災害に遭遇してもアフリカの貧民、難民ではないし、東南アジア、フィリピンの貧民でもないから・・・「ニホンジン」・・・
 ・・・オフクロを訪ねた帰りに「農協」でボクとネコの食料を購入、結構重い・・・そして駅前の「中古品」販売店のウインドウショーケースにメリケン粉を材料にする「電気パン焼き器」を発見・・・欲しい・・・値段を訊くと1万なにがし・・・ヤメタ・・・すると、店主は別な4000円のがアル、と云う・・・
 重い・・・片手に「大袋の食料品」、もう一方の片手に使用可能?の「パン焼き器」・・・溶けはじめた雪の路をヨっコら、ヨッコら、何回も持ち替えて汗だくでやっと帰宅・・・
 アメリカではスーパーの前で「黒人」が売っていた「TV」を買ったけれど、中身の部品が空っぽだった・・・嘲笑ったけれど・・・中古の「トライアンプ」を買ったけれど、すぐ動かなくなった・・・修理代も高価・・・年代物だから部品もトンでもなく高価・・・結局、それなら、と、売った奴が買い戻すと云う・・・安く買い叩かれた・・・騙されるのは「人生でアル」かな・・・

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