589日目・・・ローヤルティ・・・
loyalty
「日曜はダメョッ!」・・・TVの「タカジン番組」で「キン」ばぁさんが「国民」とは「ローヤルティ」であると言っていた。多分、国家に対する「ローヤルティ」のことなんだろうな・・・
ばぁさん、2年前ごろに「日本国籍」をとったらしい。「台湾国家」に対しては「ローヤルティ」は無かったんだ。
「帰化人」と「渡来人」ではコトバが異なるよな。「国家の意志」とは今現代的に考えれば「国家憲法」のコトだと思うけれど・・・ならば「日本国の真髄」は「日本国憲法」である。
元々アメリカ以外で生まれ、アメリカにアコガレ、そこで生活を望んだモノは、移民を目指して、先ずは「永住権」、そして「市民権」、すなわち「アメリカ国籍」を最終的に取得するためには「合衆国憲法に忠誠を誓い、宣言」しなければ「アメリカ人」にはなれないョなッ・・・
辞典では
loyalty, allegiance,*1 fidelity *2
loyaltyは個人の献身的な感情,
allegianceは国家や団体に対する義務感,
fidelityは約束・主義などに忠実であることを暗示する
「暗示」であるらしい。
結婚の誓いに対する忠誠
conjugal fidelity
fidelity to one's wedding vows
…に忠誠を尽くす
be loyal *3
render devoted service *4
祖国に忠誠を誓う
pledge one's allegiance [loyalty] to one's country
「祖国に忠誠を誓う」である。じゃぁ、「バァさん」の「祖国」はドコなんだか・・・
愛国心は
patriotism
愛国(あいこく)は、国民が自らが育った、あるいは所属する社会共同体や政治共同体などに対して愛着ないし忠誠を抱く心情である。
と記されて」いる。これって、「生まれた場所」や「所属団体組織」への「愛着=忠誠心」である・・・らしいから、「愛国」とはちょっと違う。
「忠誠心」とは「君主=主人」に対する「臣下の信条、信念」である。「王様の意志・意思・命令」に忠実であろうとする立場である。すなわち、「皇帝、王様、君主、主人」の思惑と命令を「実践実行」していく立場のことである。「利害関係」はなんであれ、主人の「理不尽な意思・命令」、これを裏切ると「不忠義モノ」になると言うことである。馬鹿殿様はカラスの勝手し放題で、クニが、クニビトが滅ぼうともコレに従うと言うことだ。良かろうが悪かろうが、権力者、階級組織のトップの「意思」が「法」であった。これに従うことが「忠誠心」ということである。
近代国家は「法治国家」と言われ、「国家の意思は国家憲法」である。すなわち、「キンばぁさん」の言っている「国民」とは「(国家に対する)ローヤリテイ」だとするならば、「日本国民」とは「日本国憲法に忠誠を誓う人々」となる。だがこの「日本国憲法」に「忠誠を誓う人々」が「日本国民」なのか・・・忠誠を誓わなくても「日本国民」である人々は大勢いる。忠誠を誓う、誓わないの「自由」は「日本国憲法」が保障するところである。
「日本国民」とは血統主義(?)であろうが原産地主義(?)であろうが「日本国憲法の庇護下にある人々」を言うのである。
「日本国民」とは「日本国憲法に忠誠を誓う人々」である、と言うことになるが、「忠誠を誓わない人々も日本国民」なのである。
すなわち、「日本国民」とは「国家」を超えた「憲法」によって「庇護」されている人々となる、なッ。
だが、立法府の議員屋は言うに及ばず、官僚屋も、法の番人である裁判官も、ニュース屋も「日本国家の意思」である「憲法」に「忠誠心」を持って、「日本国民」を守っているいるナンって、「アバタ」だろう・・・もちろん、守ってもらっているなんて思っている「日本国民」はダレなんだか・・・ねッ。