308日目・・・友人の「furu」さんの昨日(307日目)へのコメント、”アメリカには「内政干渉」って概念ないのかな。 ”を考えてみた・・・

naie2007-06-28

 ・・・「悪党」党の「正直者の浜光(ハマコウ?)」さんも、時たま怒ったり、涙を流したりしてTV番組で言っているように「日本国家」は見かけ上は「法的=形式的」には「日本国憲法」を有した「独立国家」を装っているが、実質、本質、「日本国憲法機能をマヒ」させている「国会(立法)・裁判(司法)・日本政府(行政)」の「反日本国憲法」、あるいは「非日本国憲法」のアメリカ合衆国傘下の「特殊な属州(利益団体)」である。
 ・・・アメリカに敗戦し、占領され、アメリカ国家支配階級のコントロールに未だに身を任せているのだから。
 ・・・しかも現在のアメリカは「アメリカ国債」を「日本属州」に膨大に買わせて、「生活」を維持している「本国」である・・・「日本国家財政は膨大な赤字」であるにもかかわらず、アメリカ国家は「日本人の稼いだカネを吸い上げる金融システム」を構築してなんとかやっている、「担保の無いドル紙幣を無制限に世界市場に投入」できる、コレも「赤字財政国家」なのだ・・・「日本」はアメリカ国家にとって「独立」させたくない「ドル紙幣の新陳代謝を目まぐるしく回転させてくれる金のタマゴ」なのである・・・経済的に貧困で、国内政局が不安定な「タイ」、「マレーシア」、「ミヤンマー」、「台湾」、「フィリピン」は確かに「独立国家」としての「国家主権」を有する「国家」で、「韓国」も「北朝鮮」も「独立主権国家」である・・・「国家体制」はドウであれ、「独立国家」の「主権概念」とは「自国領地、領民(住民)の内政、支配権」、「自国内通貨発行権」、「自国輸入自主関税権」、「自国外交権(諸外国との国際条約締結・批准権)」、「交戦権(国家防衛の軍隊、軍事力保持)」等を確固として有しているモノを言う。

 ・・・当然、「日本擬制国家」に対する”アメリカには「内政干渉」って概念はない”・・・「特殊な属国(属州)」であるからだ。

 「郵政民営化法案」は「アメリカ国家利害」による「擬制国家・日本政府」に対する「一要望(強要・強制)」であったのをみれば当然だが、その「法案」による利害関係で日本で得する人間、損する人間、そして妥協する人間もいた・・・この法案で得をしたのはダレか?・・・損をしたのはダレか?・・・アメリカ政府は毎年「日本の立法」に要請しているが、驚くことに「アメリカ産ポテトチップ」の市場拡大の法案まで「要請」をしてきている。
 アメリカ国家からみれば「集団自衛権」などと言う「同盟関係の安保条約」などは有って無いも同然である。
 「明治政府」が苦労して確固とした「富国強兵」の「帝国国家」になるためには辛苦艱難、臥薪嘗胆による多大な「国民」の「血」を要求した。
 そして敗戦・・・「富国」を目指しても、「強兵(軍事力・軍隊)」は捨てましょう、の「日本国家憲法」をつくってしまった。
 かっては「支配層の富国」と「一般国民の徴兵(強兵、軍事力)」とは「国家(階級・階層)支配者の主権維持の必要絶対条件」であった。
 だが、「日本人居住地区の支配層の富の蓄積」は「独立主権国家」でなくてもイイのである。「政治的国家主権」のほとんどをアメリカに譲歩しても、「国家防衛」の「軍隊」は「アメリカ軍」を「カネで傭兵」すればイイのだから・・・
 で、現在的に、敗戦後、東西冷戦を利用して来た「日本支配層」側からの「米軍傭兵」には「問題」が出てきた。二分されていた「アメリカ同盟諸国」対「ソ連・東欧・中国」は「資本主義市場経済の諸国家間の利害関係として多極化」したのである。モチロン、「社会主義」なんて言う「国家」はドコにも存在しないし、存在しなかったのである。「体制指導者の思想(イデオロギー大義名分)」はドウであれ、現実的には「世界市場」を前提にし、「資本」を前提にした諸国家が存在しただけである。
 そして国家間紛争での利害関係は「当事国家間」で現実的に解決しなければならなくなったのだ・・・「国家間紛争での最後の決着」は「軍事的暴力」である・・・「国連」がアテにナラナイのは、ユーゴスラヴィア、アフガン、イラクパレスチナ、アフリカ諸国の紛争をみれば解かるだろう・・・そして、諸国家が武力で敵対しているのは「国家」ではなく、「国家規制から自由な存在」である「軍事階級性の上下」がアイマイな「テロリスト(?)武装集団」である。武力的衝突紛争を「国家間のボス交渉」では解決が出来なくなってきているのだ。
 国家間戦争に於けるアメリカの失敗は「イラク戦争」で「フセイン大統領」を捕虜にし、彼の「民族的プライド」と「イラク国民の尊厳」を傷つけ、「速成民主主義選挙(?)で成立させた傀儡(?)新政府」に引渡し、「絞首刑」にしてしまったコトである。アメリカにとって、その戦争締結交渉の当事者である「敗戦国の元首・指導者」を不名誉な形で無残に殺させてしまった。「敗戦」したとはいえ、イラク国民に影響力を有していた「ボス交渉」の相手でアルべきであった「指導者」が存在しなくなった、と言うことだ。それなりに「アラブの盟主」を自他共に誇って、国家支配階級の実権を握っていた「指導者」を殺させては現況の「イラク情勢」を招いているのは当然である。
 いまや「戦場」での「決戦」、「外交」での「決着」は今や不可能なのである。
 で、「偽装国家日本」は「日本国憲法の原点」に立ち返ってこそ、諸外国に「内政干渉では無い」ところの「モノ」を言えるのである。
 「ライアー・ゲーム」を止めさせるコトができるのは「日本居住地区」の「日本住民」である・・・アジア、アフリカの欧米諸国家からの「独立国家形成」は歴史的にみても、例え、実質「虚偽」にみちた「日本利害優先の戦前思想」であろうとも、その影響なくしての「現実的解放」はありえなかった・・・「人種平等」・・・残念ながら次元は未だ「民族国家次元」の「対等」なのだが・・・