八日目・・・ヨウカメ(酔う亀・要化女・与有歌女)・・・日本人が発明、改良した日本人の為の「ワープロ」って、凄いなッ、て思ったのは1982年にアメリカから帰国してキャノンのワードプロフェッサー」をリースで借りた時だったけ。本当は「タイプライター」が欲しかったんだけれども、日本人だったから日本語の出る機械がホシクて欲しくてサァ。

 で、叩いて見たんだ、文字キィ・・・出てきたね、その単語の平仮名が、「漢字変換キィ」をオスと「同音漢字」がさ、沢山出てきたんだ。並んだ漢字、ハジメは「漢文」じゃないの、って、しばらくは訓み下していたョ・・・「文節変換キィ」はもっと面白かった。自分の意図する文章でないモノが出来上がってしまって・・・意味はそれなりに通っているんだ。次ぎに欲しくなったのが「NEC-88」のパーソナルコンピュータだった・・・けれど、この「PC」の日本語のマニュアル、チンプンカンプンでねッ・・・ヨク、マァ、こんな不親切なガイドブックを付けているもんだ、って。
 ボクはその時、自分が「時代の子」だって、思ったよ。一時は漫画の氾濫やテレビのせいで「文字離れ」、本を読まない、読め無い世代が多くなったって言われていたけれど、今現代は「携帯電話のメール」時代でさ、別な時代の「文字文化が真っ盛り」。道具は違っても漢字、片仮名、平仮名、英語混合の「文字アソビの文化」は日本の伝統だね。読め無いカンジには「ルビ振り」だし。表音で構成される「アルファベット文字」や、「サンスクリット文字」、「アラブ文字」には決して真似できない特殊な「文字文化」の「日本人文化」・・・第一に「漢字のイメージ」を「自分の国の言葉」で訓んでしまう「国民」なんだからねッ。漢字自体の部分構成は「表意の絵」、それに「憑依」するのが「表音の絵」でさ・・・それらを混合して日本文をカクんだから・・・「古代エジプト文字」と同じで、ネ・・・多分、日本と古代エジプトの「記録言語文字の発想」は「直結」してるよ・・・ナッ。

 扁(ヘン)・・・左に付く(┠)
 旁(ボウ)・・・右に付く(┨)
 冠(カン)・・・上に付く(┯)
 脚(キャク)・・下に付く(┷)
 構(コウ)・・・囲い込む(凵・冂)
 垂(スイ)・・・右上から下にタレル(厂)
 繞(ニョウ)・・左上から下へ、そして右へ(辷)

 日常生活の「ミミ」で聴けばさ、

 変貌、観客、香水、(が)、尿、(だって!?)