感冒・・・感(カン)じる冒(よこしま)・・・

 2909日目・文字霊日記
 感冒・・・感(カン)じる冒(よこしま)・・・
 WHO・紅炎・龍尾・コロナの武(たける)の漢(よこしま)
 ・・・コロナの武漢・・・集金兵・・・非円句主魏・・・

f:id:naie:20200419184226p:plain

 ・・・「福澤諭吉」って、エライって思う・・・「新女大学」・・・
 「国(囗+王+丶)家」ではなく、
 「圀(囗+八+方)家」でもなく、
 「國(囗+或)家」の真偽・信義・審議・新義・・・
      惑=戈+𠮛
      アル(或=㦯)
 ↓↑
 国=囲まれた中の「玉=王+」
 國=囲まれた中に
     アル(或=㦯)もの
   ・・・㦯=ム+一+戈
      㦯=私+一+戈
      㦯=ム(邪)+一+戈
      㦯=邪(横嶋)+一+戈
 圀=囲まれた中のハ方位
 ↓↑
 弋(くい)+囗(かこい)+「―(地平線)」
 「戈」+「囗」+「―」
 域の原字
 「戈」=矛で武力
 「一」=土地・・・?
 「口」=領土・領域・区域
 口=コウ・ク・くち
   口=𠮚=𠙵
 ↓↑
 𠮡=口+二
   口+二=𠮡
   音写字
   他言語の音・呪文・掛け声・鳴き声
   口やものから発せられる音などを表す字
 ↓↑
 𠮛=一+口
   シ
   むね
   うまい=旨㫖𣅌𠤔𤮻𣅀𠩊
   一+口=𠮛
   旨(むね)・意図していること・意向
   天子や上位者の指示や命令
          その考えや意向
   うまい・美味・食べ物がおいしい
 ↓↑
 或=𢈿=广+或
  「惑と通じ惑う、疑う」
  「或問」
 ↓↑
 異体字
 域=土に从ふ(説文)・・・区域・地域
 𢈿=古文「或」字(康煕字典・玉篇)
   「隷弁・郙閣頌・白石神君碑」
 㦯=或
   「干禄字書に通」とある異体字
   「隷弁・郙閣頌・白石神君碑」
   至=𠫔+土・・・ウマしクニ?
     一+ム+十+一
     𠫔=𠮛の異体字
     𠫔=一+ム=𠮛=一+口
     𣅀=亠+日
       シ・むね・うまい
       旨・㫖・𣅌・𠤔・𤮻・𠩊・𠮛
 ↓↑
 𢦙=幺+戈
   「漢語大字典・異体字表」にある異体字

f:id:naie:20200228183451j:plain

ーー↓↑ーー
 痴漢=チカン=置換
 痴漢=漢字バカ・漢字クレージィー
    漢字オタク・漢字執着者
    婦女子
    オンナ(女)・・・・音名
    コドモ(子供)・・・試供
    に・・・・・・・・・似・爾・邇
    悪戯する・・・・・・有句伎(藝)
    ヒト(人)・・・・・比斗・比執・比譯
 ↓↑
 漢=㵄=汉
 漢=氵+𦰩
   氵+艸(艹艹艹廿)+口+人+二
   氵+艸(艹艹艹廿)+口+大
   氵+艸(艹艹艹廿)+口+夫
   氵+𦰩
   漢字の構成部分
 漢=氵+艹+口+夫
   氵+艹+口+二+人
   氵+艹+口+一+人
 㵄=氵+戈+吴
   氵+戈+口+天
   氵+戈+口+一+大
 汉=氵+又
   カン
   おとこ
   から
   中国を流れる川の名
  「漢水
   男・男子・男性の称
   天の川。
   中国に関することがら
   漢族・漢民族
   痴漢=女性に
      みだらないたずらをしかける男
      ばかな男・おろかもの・しれもの
 ↓↑    ↓↑
  泊   瀬 幼 武
 (オオハツセ ワカタケ)天皇
 二十一代
 雄略天皇
 ↓↑    ↓↑
   稲荷 山 古墳 出  土鉄 剣
 (いなりやまこふんしゅつどてっけん)
  ↓↑
 (表)
 辛亥年七月中記
 ↓↑
 乎獲居  臣
 ↓↑
 上祖 名 意富     比垝・・・比古・毘古
      おほの
 ↓↑
 其児   多  加利  足尼・・・たりに(多利・帯)
             あしに・・たらし(帯)
 ↓↑
 其児 名 弖  已加利 獲居・・・かい(甲斐・蝦夷
 其児 名 多  加披次 獲居・・・かい(甲斐・蝦夷
 其児 名 多  沙鬼  獲居・・・かい(甲斐・蝦夷
 其児 名 半  弖比
      半⇔トモ(伴)・・・伴部・大伴?
  ↓↑
 (裏)
 其児 名 加差 披余
 其児 名 乎  獲居(甲斐・蝦夷) 臣
 ↓↑
 世々 為 杖刀人 首
 奉事 来 至 今
 獲加 多  支鹵 大王・・・多支鹵(たける・たきる)
    おほ しろ(しら・しる)
 寺 在
 斯鬼宮・・・・・・磯城
 時
 吾  左治
 天下 令
 作  此  百練 利刀
 記
 吾  奉事 根原也
 ↓↑
 古事記 中卷四
 景行天皇
 ↓↑
 倭建命・・・大和 武
 倭男具那=小碓命
 ↓↑
 ・・・やまと  たける・・・たきる⇔多岐留・多気
               瀧 留?
    山 都  建=武=健児
    纂 譯  武=多毛留=丈留=長
 ↓↑
 故爾 御合而・・・唯笑児、音語得字?
 故字 音合字
 ↓↑
 以其 御刀之 草那藝劒
 意記 音当詞 句差名藝通留伎?
 ↓↑
 置其 美夜受比賣 之 許而
 地詞 美夜図秘め 詞 虚字?
 ↓↑
 取 伊服岐 能 山之 神 幸行。
 録る 意部記 納 纂史 官 皇考?
 ↓↑
 ・・・以下、自由気儘に転換を・・・
 ↓↑
 於是 詔
 「茲山神者、徒手直取」而
 騰 其山之時
 白猪、逢于 山邊、・・・白猪=ハクイ=白衣・葉句意
                寒気・冷気・インフルエンザ? 
 其大 如 牛。
 爾爲言擧而 詔
 「是化 白猪者、其 神之使者
  雖 今 不殺、還時 將殺」
 而騰坐。
 於是、零 大氷雨 打惑 倭建命。
 此化 白猪者、
    非 其 神之使者、當 其 神之正身。
 因言擧、見惑也。

 故 還下坐之、到 玉倉部 之 淸泉
 以 息坐之時、御心 稍寤、
 故號 其淸泉、謂 居寤 淸泉也。
 ↓↑
 自其處 發、到 當藝 野 上之時、
 詔者
 「吾心 恒念、自虛翔行。
  然今
  吾 足 不得步
  成 當藝 當藝 斯玖。(自當下六字以音)」
 故號 其地 謂 當藝 也。
 自 其地、差少 幸行、因甚疲衝、
 御杖 稍步、
 故號 其地 謂 杖衝 坂 也。
 到坐 尾津前一松之許、先 御食之時、
 所 忘 其地 御刀 不失 猶有、
 爾 御歌曰、
 ↓↑
 袁波理邇
 多陀邇牟迦幣流
 袁都能佐岐那流
 比登都麻都
 阿勢袁
 比登都麻都
 比登邇阿理勢婆
 多知波氣麻斯袁
 岐奴岐勢麻斯袁
 比登都麻都
 阿勢袁
 ↓↑
 自 其地 幸、到 三重村 之 時
 亦 詔之
 「吾足
  如 三重勾而 甚疲」
 故
 號 其地 謂 三重。
 自 其幸行 而、到 能煩野 之 時、
 思 國 以 歌曰、
 ↓↑
 夜麻登波
 久爾 能 麻本呂婆
 多多 那豆久
 阿袁 加岐
 夜麻 碁
 母 禮 流
 夜麻 登 志
 宇流 波 斯
 ↓↑
 又 歌曰、
 ↓↑
 伊能知能・・・意之得 地納・・・・伊能忠敬
 麻多祁
 牟比 登波
 多多美 許母
 幣具理 能 夜麻能
 久麻 加 志賀 波袁
 宇受 爾 佐勢
 曾 能 古
 ↓↑
 此歌者、
 思 國 歌也。
 ↓↑
 又 歌曰
 ↓↑
 波斯祁 夜斯
 和岐幣 能 迦多用
 久毛 韋 多知 久母
 ↓↑
 此者 片歌也。
 此時 御病 甚急
 爾 御歌 曰
 ↓↑
 袁登賣 能・・・おとめ=音目 の
 登許 能 辨爾・・・辨爾=弁字
 和賀 淤岐 斯
 都流岐 能 多知
 曾 能 多知 波夜
 ↓↑
 歌 竟卽 崩。
 爾 貢 上 驛使。
 ↓↑
 於是
 坐 倭后等 及 御子等
 諸下 到 而 作 御陵
 卽 匍匐 廻
 其地 之 那豆岐田(自那下三字以音而)
 哭爲 歌 曰
 ↓↑
 那豆岐 能 多能
 伊那賀 良 邇
 伊那賀 良 爾
 波比母 登 富呂布
 登許呂 豆良
 ↓↑
 於是
 化 八尋 白智 鳥
 翔 天 而 向濱飛行。
      (智字以音)。
 爾 其后 及 御子等
 於其 小竹 之 苅杙
 雖 足䠊破
 忘 其痛 以 哭追。
 此時 歌 曰
 ↓↑
 阿佐士 怒波良
 許斯 那豆牟
 蘇良波 由賀 受
 阿斯用 由久 那
 ↓↑
 又 入 其海 鹽而
 那豆美(此三字以音)
 行時 歌 曰
 ↓↑
 宇美賀 由氣 婆
 許斯那 豆牟
 意富 迦波良 能
 宇惠 具佐
 宇美賀 波 伊佐 用布
 ↓↑
 又 飛
 居其 礒之時 歌 曰
 ↓↑
 波麻都 知登理
 波麻用 波 由迦受
 伊蘇 豆多布
 ↓↑
 是四歌者
 皆歌 其 御葬也。
 故 至今 其歌者
 歌 天皇 之 大御葬也。
 故 自 其國 飛翔行
 留 河內國 之 志幾
 故 於其地 作 御陵鎭坐也
 卽 號 其御陵、謂 白鳥 御陵也。
 然 亦 自 其地 更 翔 天 以飛行。
 凡此 倭 建命、平國 廻 行之時
 久米直之祖
 名   七拳 脛
 恒 爲 膳夫
 以 從 仕奉也。
ーー↓↑ーー
 ここに 詔りたまひしく
 「この山の神は
  徒手(むなで)に
  直(ただ)に取りてむ」
 とのりたまひて
 その山に 騰(のぼ)りたまふ時に
 山の邊に
 白猪 逢へり。・・・白い猪
        ・・・白(しろ)の亥(ゐ・ガイ)
           新羅
 その大きさ
 牛の如くなり。
 ここに
 言擧して詔りたまひしく
 「この
  白猪になれるは
  その神の使者(つかひ)にあらむ。
  今 殺(と)らずとも、
  還(かえ)らむ時に
  殺(と)りて還りなむ」
 と のりたまひて 騰りたまひき。
 ここに
 大氷雨(おほひさめ)を
 零(ふ)らして
 倭建の命を
 打ち惑はしまつりき。
 この
 白猪に化れるは
 その神の使者にはあらずて
 その神の
 正身なりしを
 言擧(ことあげ)したまへるによりて
 惑はさえつるなり。
 かれ
 還り下りまして
 玉倉部(たまくらべ)の
 清泉(しみづ)に到りて
 息ひます時に
 御心やや
 寤(さ)めたまひき。
 かれ
 その清泉(しみづ)に名づけて
 居寤(ゐさめ)の
 清泉(しみづ)といふ。
 其處(そこ)より
 發(た)たして
 當藝(たぎ)
 の
 野(の)
 の上に到ります時に
 詔りたまはくは
 「吾が心
  恆は虚(そら)よ
  翔(かけ)り行かむと
  念(おも)ひつるを
  今 吾が足 え歩かず
  たぎ(當藝)・・・・当てる藝
  たぎしく(當藝斯玖)・・・当てる藝、史句
  なりぬ」
 とのりたまひき。
 かれ其地(そこ)に
 名づけて
 當藝(たぎ)といふ。
 其地(そこ)より
 やや すこし幸(い)でますに
 いたく 疲れませるに因りて
 御杖を
 衝(つ)かして
 ややに歩み たまひき。
 かれ
 其地(そこ)に名づけて
 杖衝坂(つゑつきざか)といふ。
 尾津の前(さき)の
 一つ松のもとに到りまししに
 先に
 御食(みをし)せし時
 其地(そこ)に
 忘らしたりし
 御刀(みはかし)
 失(う)せずて
 なほ ありけり。
 ここに御歌よみしたまひしく
 ↓↑
 尾張
 直(ただ)に向へる
 尾津の埼なる
 一つ松 吾兄(あせ)を。
 一つ松 人にありせば
 大刀  佩(は)けましを
 衣(きぬ)着せましを。
 一つ松、吾兄(あせ)を。
  ・・・吾兄(あせ)=厠で殺した兄の「大碓命」?
 ↓↑
 其地より
 幸(い)でまして
 三重の村に到ります時に
 また詔りたまはく
 「吾が足
  三重の
  勾(まがり)なして
  いたく疲れたり」
 とのりたまひき。
 かれ其地に名づけて
 三重といふ。
 そこより幸でまして
 能煩野(のぼの)に
 到ります時に
 國 思(しの)はして
 歌よみしたまひしく
 ↓↑
 倭(やまと)は
 國の まほろ
 たた なづく
 青垣
 山 隱(ごも)れる
 倭し 美(うるは)し。
 ↓↑
 また、歌よみしたまひしく
 ↓↑
 命の
 全(また)けむ人は、
 疊薦(たたみこも)
 平群(へぐり)の山の
 熊白檮(くまかし)が
 葉を
 髻華(うず)に插せ。
 その子。
 ↓↑
 この歌は
 思國歌(くにしのひうた)なり。・・・?
 また歌よみしたまひしく
 ↓↑
 はしけやし
 吾家(わぎへ)の方よ
 雲居起ち來も。
 ↓↑
 こは片歌なり。
 この時
 御病
 いと
 急(にはか)になりぬ。
 ここに
 御歌よみしたまひしく
 ↓↑
 孃子(をとめ)の
 床の邊(べ)に
 吾(わ)が置きし
 つるぎの大刀
 その大刀はや。
 ↓↑
 と歌ひ
 竟(を)へて・・・竟(を)?
 すなはち
 崩(かむあが)りたまひき。
 ここに
 驛使(はゆまづかひ)を
 上(たてまつ)りき。
ーーーーー
 ・・・???・・・
   ↓↑
https://www.aozora.gr.jp/cards/000296/files/43064_24679.html
   ↓↑
 以下は上記からの「引用部分」です・・・
 ・・・
 例えば
 和文和歌を講じて
 頗る巧なりと称する女学史流が、
 却て身辺の大事を忘却して
 自身の病に医を択ぶの法を知らず、
 老人小児を看病して其方法を誤り、
 甚しきは
 手相家相九星八卦等、
 あられもせぬ事に苦労して
 禍福を祈るが如き、
 世間に其例少なからざるを見て知る可し。
 畢竟するに
 無学迷信の罪と言うの外なし。
 左れば古来世に行わるゝ
 和文
 やまともんじ
 の事も単に之を
 美術の一部分として学ぶは妙なりと雖も、
 女子唯一の学問と認めて
 畢生(ヒッセイ)勉強するが如きは
 我輩の感服せざる所なり。
 ・・・
 非常なる場合の外は
 一切万事に秘密なく、
 家内恰(あたか)も明放しにして、
 親子の間始めて円滑なる可し。
 ・・・
 是れ程に手近く傍に置て
 優しく世話するにも拘らず
 動(やや)もすれば不平の色ありとて、
 愚痴を洩す者多し。
 毎度聞く所なれども、何ぞ計らん、
 其その手近くせられて
 優しきお世話を蒙るこそ
 苦痛の種なれ。
 畢竟人の罪に非ず、
 習慣の然らしむる所にして、
 新旧夫婦共に
 自から不愉快と知りながら、
 近く相接して自から苦しむ。
 居家法の最も拙なるものと言う可し。
  ↓↑
 「不深切」・・・「親切・新説・真説」・・・?
  ↓↑
 2006年11月7日作成
 青空文庫作成ファイル:
 このファイルは、
 インターネットの図書館、青空文庫 (http://www.aozora.gr.jp/
 で作られました。
 入力、校正、制作にあたったのは、
 ボランティアの皆さんです。
  ↓↑
 ・・・疑問に思っていた
   「親切」の漢字が
   「深切」ならば・・・直に「納得」です・・・
ーーーーー
 ・・・???・・・
 痴漢=チカン=置換
 痴漢=漢字バカ・漢字クレージィー
    漢字オタク・漢字執着者
    婦女子
    オンナ(女)・・・・音名
    コドモ(子供)・・・試供
    に・・・・・・・・・似・爾・邇
    悪戯する・・・・・・有句伎(藝)
    ヒト(人)・・・・・比斗・比執・比譯

 漢=㵄=汉
 漢=氵+𦰩
   氵+艸(艹艹艹廿)+口+人+二
   氵+艸(艹艹艹廿)+口+大
   氵+艸(艹艹艹廿)+口+夫
   氵+𦰩
   漢字の構成部分
   氵+艹+口+夫
   氵+艹+口+二+人
   氵+艹+口+一+人
 㵄=氵+戈+吴
   氵+戈+口+天
   氵+戈+口+一+大
 汉=氵+又
   カン
   おとこ
   から
   中国を流れる川の名
  「漢水
   男・男子・男性の称
   天の川。
   中国に関することがら
   漢族・漢民族
   痴漢=女性に
      みだらないたずらをしかける男
      ばかな男・おろかもの・しれもの

  泊   瀬 幼 武
 (オオハツセ ワカタケ)天皇
 二十一代
 雄略天皇

  稲荷 山 古墳 出  土鉄 剣
 (いなりやまこふんしゅつどてっけん)
(表)
 辛亥年七月中記

 乎獲居  臣

 上祖 名 意富 比垝

 其児   多加利足尼

 其児 名 弖已加利獲居
 其児 名 多加披次獲居
 其児 名 多沙鬼獲居
 其児 名 半弖比
(裏)
 其児 名 加差披余
 其児 名 乎獲居 臣
 世々 為 杖刀人首
 奉事 来 至 今
 獲加 多支鹵 大王
 寺 在
 斯鬼宮 時
 吾 左治 天下 令
 作 此 百練 利刀
 記
 吾 奉事 根原也

 熊本県
  玉 名郡  和 水町
 (たまなぐん なごみまち)
 江田
 船山古墳

 治 天下
 獲□□□鹵 大王
 世 奉事
 典曹人
 名 无利弖
 八月中用
 大鉄釜
 并
 四尺廷刀
 八十練
 九十振
 三寸
 上好刊刀服
 此刀者
 長寿 子孫 洋々 得□恩也
 不失
 其所
 統作刀者
 名 伊 太和
 書
 者 張安 也

 「治天下獲 □ □□鹵大王」
 「   獲 加 多支鹵大王
    (ワ カ タケル大王)?
     カ ガ タキル大王 ?
     カ ガ タキロ大王 ?

 獲=犭+蒦
   犭+艹+隻
   犭+艹+隹+又
   異体字「获」
   カク
   える・鳥獣を捕らえる
   手に入れる・取り入れる
   信頼される・認められる
   気に入られる
   えもの・とりいれ
   狩りなどで手に入れたもの
   奪い取ったもの
      下女
      貴人に仕える女性

 α+蒦・蒦+β
 萑=艸+隹
   スイ、カン、ガン
   𦼉=𦻃=艸(艹艹艹)+隹=萑
   草が生い茂るさま
   メハジキ(目弾き)
   シソ科メハジキ属の草
   同属の草の称
  「蓷・茺蔚(ジュウイ)
   ヤクモソウ(益母草)・メハジキ」
   オギ(荻)
   イネ科ススキ属の草
   秋になって茎が堅くなったオギ
  「菼・蒹・薍=オギ」
   アサ(麻・アサ科アサ属の草)の茎
   まだ水に漬けていないもの
   茎を水に浸け柔らかくしてから
   表皮を取り繊維にするアサ
   別「雈」
 蒦=艸(艹艹艹)+隹+ヌ(又)=隻・蒦
   カク・ワク
   価値や程度をあれこれ考え合わせ
   見当(ケントウ)を付ける
   推し量(はか)る=「商・彠」
 護=言+蒦・・・護国・護符・鎮護
         災いや害などが
         及ばないようにこれを防ぎ守る
         手を貸して助ける
 獲=犭+蒦・・・獲得
         狩りで鳥獣を殺し捕る
         狩りで捕った鳥獣
        「獲物=猎物」
         生きたまま捕まえるのは「虜」
         得る、手に入れる
        「获」
 嬳=女+蒦・・・ワク
         惜しむ
 穫=禾+蒦・・・収穫・獲
 㦜=忄+蒦・・・カク、ワク
         驚く・びっくりする
         ぎょっとした目で見る
        「戄」
 籆=竹+蒦・・・篗=籰
   ワク
   糸巻き・糸車
   紡(つむ)いだ糸を巻き取る道具
 蠖=虫+蒦・・・カク・ワク
        「蚇蠖(セキカク)」
         シャクトリムシ(尺取虫)
         シャクガ科のガ(蛾)の幼虫
 韄=革+蒦・・・䪝
         刀に結わえ腰に下げるための革紐
         縛る
 䪝=韋+蒦・・・韄
 鑊=金+蒦・・・カク、ワク
         煮炊き用の大きな鍋(なべ)
         罪人を
         釜茹で(かまゆで)にする
         大きな鍋
 𤻙=疒+蒦・・・カク
         㾰𤻙(コカク)
         咽喉にものが詰まる
         咽喉に腫れ物などができて
         嚥下(エンカ、ものをのみ下す)
         できない病気
 雘=丹+蒦・・・ワク・コ・ゴ
        辰砂・しんしや・しんしゃ
 䨼=青+蒦・・・青色鉱物顔料
 籆=竹+蒦・・・糸巻き・糸車
         紡いだ糸を巻き取る道具
 艧=舟+蒦・・・舟
 矱=矢+蒦・・・規準となる尺度=「彠」
         矩矱・榘矱(クワク)
         則るべき基準=規矩(キク)
 𧾛=走+蒦・・・キャク
         「𧾛䞽」、足が長いさま
 擭=扌+蒦・・・捕かまえる・獲る
         獣を追い込んで
         捕らえるための仕掛け
        「罟擭(コカク)」
        「柞擭(サクカク)」
         𠀤胡化切華去聲捕獸機檻也
         驅而納諸罟擭陷阱之中
 檴=木+蒦・・・木名・皮は強く剥(は)いで
         綱などに用い
         木は杯などに加工
 劐=蒦+刂・・・裂く・切り裂く
         穀物を刈り入れる
         収穫する・「穫」
 彠=尋+蒦・・・
 瓁=王+蒦・・・未加工な玉(ギョク)
 矆=目+蒦・・・ちらっと見る
         チカチカと眩しい
         矆睒・雷光
 耯=耒+蒦・・・穀物を刈り入れる・収穫
 臒=月+蒦・・・上質な肉
 鸌=鳥+蒦・・・ワク・コ・ゴ
         ミズナギドリ科の鳥
 㠛=山+蒦・・・
 嚄=口+蒦・・・「わあ」という喚き声
         鬨(とき)の声
         「わぉ」という驚きの声
 濩=氵+蒦・・・カク・ワク・コ・グ・ゴ
         屋根から雨水が
         滴(したた)り落ちるさま
         煮る
         濩落(カクラク
         中ががらんとして何もないさま
         廓落
        「大濩(タイコ)」
         商湯(湯王)代の舞曲名
        「大頀」
 𥖪=石+蒦・・・
   石+艸(艹艹艹)+隹+又=𥖪
   𥖪礋(ラクタク)
   田畑の土を解(ほぐ)し
   同時に平らに均(なら)すための農具
   円柱形の石(或いは木)に
   突起や凹凸を施し
   軸を通して転がすことで平らに均す
   「礰礋(レキタク)」
 㬦=日+蒦・・・ヤク
         矍鑠(かくしゃく)
         老人の溌剌さ
         勇皃東觀漢記㬦哉是翁
         按馬援傳本作
         矍鑠哉 是 翁从日疑譌
 頀=音+蒦・・・コ・グ・ゴ
        「大頀(タイコ)」
         商湯(ショウトウ
         湯王、前17世紀~前16世紀)代
         舞曲名、同「大濩」
        「周禮注疏:卷五:春官宗伯
         以樂舞教國子舞雲門
         大卷大咸大㲈大夏大濩大武
        (此周所拵六代之樂
         黃帝曰 雲門大卷黃帝
         ・・・大咸咸池堯樂也
         ・・・大㲈舜樂也
         ・・・大夏禹樂也
         ・・・大濩湯樂也
         ・・・大武武王樂也・・・)」
        (注「雲門大卷、黃帝代)」
          「大咸(咸池・堯代)」
          「大㲈(大韶・舜代)」
          「大夏(禹代)」
          「大濩(大頀・商湯代)」
          「大武(周武代)」
         は舞曲名で
          「六代大舞」と呼ばれる)
 彟=ヨ+寸+蒦・
 𩟓=食+蒦・・・カク
         食べ物に味がない・味が薄い
 鳠=魚+蒦・・・コ、ゴ
         鳠・𩽕・𩹹
         ギギ(義義)
         ナマズ目ギギ科の淡水魚
         「鱨・鮠・鮰・魱」

 島根県
 松江市
 大草町
 岡田山1号墳出土
 鉄刀に銀象嵌の銘文
 「各田阝臣」
 「各田阝臣」=「額田部臣(ぬかたべのおみ)」
 額田部臣は出雲臣と同族

 七支刀
 神功皇后時代
 百済の国から奉られた
 天理市石上神宮に保存
 主身の左右から三本ずつの枝刃を出し
 七本の刃を持つ形に由来
 金象嵌の文字が
 表裏計61字
 銘文
 表
 泰□四年□月十六日丙午正陽造
 百錬□七支刀□辟百兵宜供供
 (異体字、尸二大)王□□□□作

 泰□四年十□月十六日丙午正陽造
 百錬□七支刀□辟百兵宜供供侯王□□□□作
 裏
 先世(異体字、ロ人)来
 未有此刀
 百済□世□奇生聖
 (異体字、音又は晋の上に点)
 故為(異体字、尸二大)王
 旨造□□□世

 先世以来
 未有此刀
 百濟□世□奇生聖音
 故為
 倭王旨造□□□世
 解釈
 「泰和四年」として369年とする説
 「泰始四年」として468年とする説

 宮崎市定
 「泰□四年□月」を
 「泰始四年五月」として解釈

 表面
 泰始四年五月十六日丙午正陽
 造 百練鋼七支刀
 呂辟百兵 宜供供侯王永年大吉祥
 裏面
 先世以来未有此刀
 百□王世子奇生聖徳
 故為倭王旨造 伝示後世

 『日本書紀
 神功皇后52年(252年?)九月丙子
 百済の肖古王が日本の使者
 千熊長彦に
 七支刀一口
 七子鏡一面
 及び種々の重宝を献じ
 友好を願ったと記録

 五十二年秋九月丁卯朔丙子
 久氐等從千熊長彥詣之、
 則獻七枝刀一口、
 七子鏡一面及種種重寶、
 仍啓曰
 「臣國以西有水、源出自谷那鐵山、
  其邈七日行之不及。
  當飲是水、便取是山鐵以永奉聖朝」
 乃謂
 孫枕流王曰
 「今我所通東海貴國、是天所啓、
  是以垂天恩、割海西而賜我、
  由是國基永固。
  汝當善脩和好、聚斂土物、
  奉貢不絕、雖死何恨!」
 自是後、每年相續朝貢

 千熊長彦は『百済記』によれば
 「職麻那那加比跪」と表記
 367年に新羅百済の貢ぎ物を奪ったため
 千熊長彦が新羅を責めた
 二年後の369年
 千熊長彦が新羅を伐ち
 比自火本、南加羅、安羅、多羅、卓淳、加羅
 などの七カ国を平定
 また
 比利、布弥支、半古
 などの四つの村を平定した
 倭国によるこれらの事蹟に対して
 百済肖古王が
 久氐らを派遣

 元岡古墳群出土
 金錯銘大刀(庚寅銘大刀)
 福岡市西区
 元岡古墳群G群6号墳から出土
 金象嵌銘の大刀
 「大歳庚寅正月六日庚寅日時作刀凡十二果□(練)」
 庚寅年の正月六日が庚寅は
 西暦570年
ーーーーー
 ・・・???・・・