巫山戯んなョッ!親戚のニャンコにウツ(伝染)しやがって・・・
2908日目・文字霊日記
ゲンブ・・・源部・・・みず之源流・・・コロナの武漢
「ネコからネコへ感染しやすい新型コロナ、でも無症状?」
・・・主語が間違っているんじゃないのか・・・ヒトからヒトだろうッ!
・・・巫山戯んなョッ!人間から猫にウツ(伝染)しやがって・・・
・・・「蝙蝠」だってイイ迷惑だろう・・・
・・・「エイズ」、「サーズ」だって、原因は「人+間+人」だったろう・・・
戦争、殺人、虐殺・・・伝染病は「人間の精神、肉体の双方の腐敗」からはじまる・・・・
男女の人口バランスを崩してきたのはアサハカな一部の人間の仕業の結果だ・・・
「甕棺(みかかん)」に埋葬された人間・・・
「土葬・水葬・風葬」よりも
「伝染病の防疫」には「火葬し骨壷に入れる」のが
「人類の叡智」のように見えるが・・・
世界での・・・火葬は「日本人一般」と「ヒンズー教徒」・・・
イタリアの「カタコンベ」は・・・
洞窟葬か、燻り葬、燻製葬?・・・訓生叢・訓読双?
・・・「象=ゾウ=像・蔵・雑・憎」?
ゾウさんだって、瀧の裏の洞窟で死んで象牙と白骨を残した・・・
・・・コレは違うらしい・・・?・・・
でも死んだ仲間の象にハナを捧げるTVのドキュメンタリーを観た
↓↑
象牙の塔(ぞうげのとう)
フランス語
tour d'ivoire
芸術至上主義の人々が
俗世間を離れて楽しむ静寂・孤高の境地
現実から逃避するような
学者の生活や大学の研究室などの閉鎖社会
世間知らずの衒学者(pedant)・・・?
衒学者愚弄(げんがくしゃぐろう)
フランス・「Le pedant joue」シラノ‐ド‐ベルジュラックの戯曲
エドモン・ロスタン原作の戯曲
『シラノ・ド・ ベルジュラック』
監督 稲垣浩 「白野弁十郎=三船敏郎・宝田明・司葉子」
↓↑
象牙の塔=a tower of ivory...
「象の墓場」
サバンナで象の死体が
目撃されなかった・・・憶測伝説?
サバンナで
死んだゾウさんは
ハイエナやハゲタカなどに
死体を食べられ
骨だけになって
更に
骨も風化し、大地の土に還る・・・
・・・地球上の生きモノの躰は
あらゆる
大地の物質成分と、共生細菌、ヴィルス
空間内の気体
宇宙からの素粒子・プラズマの相互作用で
動的な存在として生きている・・・
個々各々が存在理由を問いながら生存期間を費やしていく
↓↑
日本語の
「きさ=象」という古称
『日本書紀』で
「象牙=きさのき」と呼ぶゾウのキバ
『和名抄』に
「象=岐佐、獣名。
似 水牛、大耳、長鼻、眼細、牙長者也」
英語や仏語の elephant(エリファント)
選り附案 綴?
独語の Elefant
ギリシア語「elephas」に由来
ギリシア語は「雄牛」を意味する
フェニキア語の「エルフ・エルプス」
ヘブライ語の「エレフ・アレフ・オリフント」に由来
↓↑
「空飛ぶダンボ」
息子 ダンボ(Dumbo)
母 ジャンボ(Mrs. Jumbo)
親友 ティモシー(Timothy Q. Mouse)
鴉 ジム・クロウ(Jim Crow)
ジム・クロウ法(Jim Crow laws)
1876年~1964年にかけて存在した
「Jump Jim Crow」の歌に由来
人種差別的内容を含む
アメリカ合衆国南部諸州の州法の総称
1964年7月2日
リンドン・ジョンソン政権
公民権法(Civil Rights Act)を制定
南部各州のジム・クロウ法は即時廃止
ー↓↑ーー↓↑ーー
日本国内各地の
縄文遺跡から
火葬骨が出土
↓↑
590年±75年
九州で
火葬が確認・・・
↓↑
釈迦は
火葬された
荼毘(ダビ・荼毗)・・・拿毘(へそ・臍)?
インドの
パーリ語(jhāpeti=燃やす)に由来
↓↑
奈良の元興寺の開祖
道昭が民に模範火葬から始まった・・・
「文武天皇四年(700年)
遺教を奉じて
粟原に火葬す。
天下の火葬これよりして始まる」
↓↑
「持統天皇
大宝二年(702年)
死亡、殯(もがり)の儀礼の後
大宝三年(703年)
火葬された」
↓↑
「兵士の火葬
大宝元年(701年)
『大宝律令』
行軍中の兵士が死んだ場合は
焼いてその場に埋めよ」
と記述
「柩を給付して焼く」
との記述も
↓↑
伝染病死体の
火葬義務化
↓↑
明治六年(1873年)7月18日
火葬禁止令(太政官布告第253号)布告
↓↑
明治八年(1875年)5月23日
火葬禁止令を廃止
↓↑
宗教的視点を排し
公衆衛生的観点から火葬を扱う
伝染病死体の火葬義務化
土葬用墓地の新設や拡張に厳しい規制
人口密集度の高い地域に
土葬禁止区域を設定
ー↓↑ーー↓↑ーー
・・・遺体は荼毘(ダビ・荼毗)
↓↑ ↓↑
毘=ダビ=毗=へそ(臍)
臍=月(肉)+齊
月+亠+刀+丫+丿+一+丨
サイ
セイ
へそ
ほぞ
腹部にある、へその緒があったところ
へそのような形状をしたもの
↓↑
齊=斎・齋・斉・齊
ザイ・シ
シ・セイ・サイ
そろう
ひとしい・ひとしく
あたる・はやい・ひとし
ものいみ
禾麥(カバク)
穗を吐きて上平らかなり
凡そ齊の屬は皆な齊に従ふ
通仮字「粢・資・𪗋・儕・齎」
異体字「劑・臍・亝・𠫸・𠫼・𡕓
斉・齍・齋・斊・𠄷・⿑」
齊=齊齐斊亝𠫼𡕓=斉
斎(文丿示丨)
齋(亠+刀+丫+㇀+𠄌+乀+㇀+丿+示+丨)
斉(文丿二丨)
齊(亠+刀+丫+㇀+𠄌+乀+㇀+丿+二+丨)
亠+刀+丫+㇀+𠄌+乀+㇀
亠+刀+丫+𠄌+乀+㇀・・・≒(𧘇-㇀)・(氏-一)
穀物の穂が凸凹せずに
平らに揃(そろ)っている
多くのものが凸凹せずに揃っている
偏(かたよ)らずに
整(ととの)っている
↓↑
カメ(亀・ラテン語Testudo
英語Turtle)
爬虫綱(双弓類)
亀目
学名 Testudines
英語 Testudines・Turtle(タートル)
に分類される爬虫類の総称
↓↑
カメ目
約2億1000万年前(中生代三畳紀後期)に出現
甲羅を発達させた
水・陸の両域で多様性を維持
亀は、堅い守りの象徴
鈍重を揶揄する語
歩みの遅さではなく
着実さを肯定的に捉える場合には
実直さや勤勉さなどを褒めるための比喩
古来、中国やインドでは神獣
中国文化の影響下にあった地域では
吉兆とされる
↓↑
カメ
地域や民族によって
信仰の対象
霊獣四神の一=玄武(ゲンブ)・・・源武
↓↑ 玄=亠+幺
武=たける=建
北方を守護する
北の寒気、風邪から体温を維持する
北西(戌亥)の冷気から体温を維持する
廬舎那仏=温み=大仏=太陽神
護国鎮護は
「ヤマイ」の
「アシビキ」
ゲンブ=減歩・・・足萎え・・・多藝、多藝斯玖
「當藝(たぎ) 當藝斯玖(たぎしく)。
(自當下六字以音)」
↓↑ からの「防御・防寒・防疫」・・・?
玄武(ゲンブ)
脚の長い
亀に蛇が巻き付いた形
尾が蛇となっている場合もある
カメの甲羅を用いて神託の儀式
↓↑
バラモン教
古代インド人の宇宙観
世界は
3頭の巨象に支えられ
巨象たちは1頭の
大亀に支えられている
その大亀は
1匹の未曾有の体躯を持つ
大蛇の上に乗っている
ヒンドゥー教の時代
ヴィシュヌ信仰
亀はその化身
大亀クールマ
世界の一つである
マンダラ山が
大蛇ヴァースキによって
海底に沈められようとしたとき
大神ヴィシュヌが
大亀の姿となって
山を背に乗せ
世界を保った
クールマより古い亀の王
アクーパーラも同様
マンダラ山を支える大亀で同一
↓↑
ギリシャ神話
ケローネー
ケローネーは
ニュンペーの一人で
ゼウスとヘーラーとの結婚式を
馬鹿にして出席せず
神々の怒りを買い
ヘルメースによって
亀の姿に変えられた
「ケローネー(Chelone)」
ギリシャ語で「亀」
↓↑
怪物タラスクの像
(南フランスのタラスコン)
フランス南部の町タラスコンに
亀に似た怪物タラスクの伝説
硬い甲羅に
鋭い背鰭と
ヤマネコの上半身
6本の肢と
ドラゴンの体を具えている
ーーーーー
明治時代初期
西洋犬の呼び方
横浜に居住していた西洋人が
飼い犬を呼ぶ際
『Come here!』
と言うのを
『カメや』と聞き間違い
『カメ』を犬の意
『や』を呼びかけの意の『や』と解釈
ーーーーー
甕(かめ)=瓶
英語 pot, urn
西語 cantaro
希語 pithos
瓶とも書く
土器、陶器の一種
貯蔵、運搬、発酵
化学反応に用いられる容器
ーーーーー
長谷部言人(はせべことんど)
「頸部の径が
口径あるいは腹径の2/3以上のものを
甕(かめ)と呼び
2/3未満のものを
壺とする」
日本考古学では
弥生時代以降に用いられることが多く
縄文土器の場合は「甕」の名称を用いず
深鉢(ふかばち)を用いる
ーーーーー
北方=玄武・・・甕棺=北枕
水瓶座・・・玄+武
蛇+亀
ーーーーー
1901年(明治34年)
国文学者
萩野由之
が
蜂須賀氏所蔵の
阿波国文庫
不忍文庫
などの原本から
江戸時代の
渋川版26篇に漏れた
古草子を集め発刊
↓↑
萩野由之(はぎの よしゆき)
万延元年四月十七日
(1860年6月6日)
~
大正十三年
(1924年1月31日)
↓↑
幼名 平作
歴史学者・国文学者
東京帝国大学名誉教授
文学博士
佐渡国
雑太郡
相川下戸
炭屋町
(新潟県佐渡市相川下戸炭屋町)
彫刻師
萩野咲蔵の長男として生まれた
母 ちゑ
幼時より
修教館(佐渡官学)教授の
丸岡南陔方へ出入りした
明治十五年(1882年)
東京大学文学部古典講習科入学
明治十九年(1886年)7月
東京帝国大学文科大学古典講習科国書課卒業
元老院書記生
文部省嘱託として
『古事類苑』外交部の編修に携わる
明治二十三年(1890年)9月
貴族院属
編纂課や速記課に勤務
古代法制の研究に従事
明治二十五年(1892年)
11月
学習院教授に就任
従七位に叙
12月
帝国議会図書館設立に際し
国内図書の調査を嘱託
↓↑
明治三十二年(1899年)2月
東京帝国大学文科大学講師を嘱託
明治三十四年(1901年)
4月
日本女子大学教授に就任
文学博士の学位を取得
9月
東京帝国大学文科大学教授に就任
(東京高等師範学校教授と兼任)
国史学第二講座を担当
↓↑
明治四十四年(1911年)5月
維新史料編纂会委員を嘱託
↓↑
大正十二年(1923年)
3月
東京帝国大学教授
東京高等師範学校教授を定年退官
6月
宮内省御用掛に就任
勅任官待遇で
図書寮に勤務
大正十三年(1924年)
1月31日
狭心症により死去・享年65
--↓↑ーー
巖谷 小波(いわや さざなみ・季雄)
1870年7月4日(明治3年6月6日)
~
1933年(昭和8年)9月5日)
↓↑
母 八重=巖谷一六(父)の2番目の妻
父にとって6番目
母にとって4番目の子
母は、父一六に呼ばれ
東京で季雄を生んだ
本籍は滋賀県
母は
その年の10月1日に
肺炎で死亡
↓↑
作家・児童文学者・俳人
本名 季雄(すえお)
別号 漣山人(さざなみ さんじん)
楽天居・大江小波
↓↑
「新編御伽草子」刊行
日本初の創作童話
『こがね丸』
博文館、1891(明治24)年発表
『日本昔噺』(二十四編)
『日本お伽噺』(二十四編)
『世界お伽噺』(一〇〇編)
↓↑
巖谷家
近江水口藩の藩医の家柄
父の巖谷一六は
水口藩の徴士として
新政府に出仕し
詔勅の起草や浄書
公文書の管理を行う
書記官僚
書家
ーー↓↑ーー
???・・・ゲンブ・・・源部・・・みず之源流・・・コロナの武漢
ーー↓↑ーー
古事記 中卷四
景行天皇
倭建命
↓↑
・・・
↓↑
故爾 御合而
以其 御刀之 草那藝劒
置其 美夜受比賣 之 許而
↓↑
取 伊服岐 能 山之 神 幸行。
↓↑
於是 詔
「茲山神者、徒手直取」而
騰 其山之時
白猪、逢于 山邊、其大 如 牛。
爾爲言擧而 詔
「是化 白猪者、其神之使者
雖 今不殺、還時 將殺」而騰坐。
於是、零大氷雨打 惑 倭建命。
此化 白猪者、非 其神之使者、當其神之正身。
因言擧、見惑也。
故 還下坐之、到 玉倉部 之 淸泉
以 息坐之時、御心稍寤、
故號 其淸泉、謂 居寤淸泉也。
↓↑
自其處 發、到 當藝野上之時、
詔者
「吾心恒念、自虛翔行。
然今
吾 足不得步
成 當藝 當藝斯玖。(自當下六字以音)」
故號 其地謂 當藝也。
自其地、差少幸行、因甚疲衝、
御杖稍步、
故號 其地謂 杖衝坂也。
到坐 尾津前一松之許、先御食之時、
所忘其地 御刀不失猶有、
爾 御歌曰、
↓↑
袁波理邇
多陀邇牟迦幣流
袁都能佐岐那流
比登都麻都
阿勢袁
比登都麻都
比登邇阿理勢婆
多知波氣麻斯袁
岐奴岐勢麻斯袁
比登都麻都
阿勢袁
↓↑
自其地 幸、到 三重村之時
亦詔之
「吾足
如三重勾而 甚疲」
故
號其地 謂 三重。
自其幸行而、到 能煩野之時、思 國 以歌曰、
↓↑
夜麻登波
久爾能麻本呂婆
多多那豆久
阿袁加岐
夜麻碁
母禮流
夜麻登志 宇流波斯
↓↑
又 歌曰、
↓↑
伊能知能
麻多祁牟比登波
多多美許母
幣具理能夜麻能
久麻加志賀波袁
宇受爾佐勢
曾能古
↓↑
此歌者、思國歌也。
↓↑
又 歌曰
↓↑
波斯祁夜斯
和岐幣能迦多用
久毛韋多知久母
↓↑
此者片歌也。
此時御病甚急
爾御歌曰
↓↑
袁登賣能
登許能辨爾
和賀淤岐斯
都流岐能多知
曾能多知波夜
↓↑
歌竟卽崩。
爾貢上驛使。
↓↑
於是
坐倭后等及御子等
諸下到而作御陵
卽 匍匐 廻
其地 之 那豆岐田(自那下三字以音而)
哭爲 歌曰
↓↑
那豆岐能多能
伊那賀良邇
伊那賀良爾
波比母登富呂布
登許呂豆良
↓↑
於是
化 八尋白智鳥
翔 天 而 向濱飛行。
(智字以音)。
爾其后 及 御子等
於其小竹之苅杙
雖 足䠊破
忘 其痛 以 哭追。
此時 歌曰
↓↑
阿佐士怒波良
許斯那豆牟
蘇良波由賀受
阿斯用由久那
↓↑
又入其海鹽而
那豆美(此三字以音)
行時歌曰
↓↑
宇美賀由氣婆
許斯那豆牟
意富迦波良能
宇惠具佐
宇美賀波伊佐用布
↓↑
又飛
居其 礒之時 歌曰
↓↑
波麻都知登理
波麻用波由迦受
伊蘇豆多布
↓↑
是四歌者
皆歌 其 御葬也。
故 至今 其歌者
歌 天皇之大御葬也。
故 自其國 飛翔行
留 河內國 之 志幾
故 於其地 作 御陵鎭坐也
卽 號 其御陵、謂 白鳥御陵也。
然 亦 自其地 更 翔 天以飛行。
凡此 倭建命、平國 廻 行之時
久米直之祖
名 七拳 脛
恒爲 膳夫
以 從 仕奉也。
ーー↓↑ーー
ここに 詔りたまひしく
「この山の神は
徒手(むなで)に
直(ただ)に取りてむ」
とのりたまひて
その山に 騰(のぼ)りたまふ時に
山の邊に
白猪 逢へり。・・・白い猪
・・・白(しろ)の亥(ゐ・ガイ)
新羅?
その大きさ
牛の如くなり。
ここに
言擧して詔りたまひしく
「この
白猪になれるは
その神の使者(つかひ)にあらむ。
今 殺(と)らずとも、
還(かえ)らむ時に
殺(と)りて還りなむ」
と のりたまひて 騰りたまひき。
ここに
大氷雨(おほひさめ)を
零(ふ)らして
倭建の命を
打ち惑はしまつりき。
この
白猪に化れるは
その神の使者にはあらずて
その神の
正身なりしを
言擧(ことあげ)したまへるによりて
惑はさえつるなり。
かれ
還り下りまして
玉倉部(たまくらべ)の
清泉(しみづ)に到りて
息ひます時に
御心やや
寤(さ)めたまひき。
かれ
その清泉(しみづ)に名づけて
居寤(ゐさめ)の
清泉(しみづ)といふ。
其處(そこ)より
發(た)たして
當藝(たぎ)
の
野(の)
の上に到ります時に
詔りたまはくは
「吾が心
恆は虚(そら)よ
翔(かけ)り行かむと
念(おも)ひつるを
今 吾が足 え歩かず
たぎ(當藝) たぎしく(當藝斯玖) なりぬ」
とのりたまひき。
かれ其地(そこ)に
名づけて當藝(たぎ)といふ。
其地(そこ)より
やや すこし幸(い)でますに
いたく 疲れませるに因りて
御杖を
衝(つ)かして
ややに歩み たまひき。
かれ
其地(そこ)に名づけて
杖衝坂(つゑつきざか)といふ。
尾津の前(さき)の
一つ松のもとに到りまししに
先に
御食(みをし)せし時
其地(そこ)に
忘らしたりし
御刀(みはかし)
失(う)せずて
なほありけり。
ここに御歌よみしたまひしく
↓↑
尾張に
直(ただ)に向へる
尾津の埼なる
一つ松 吾兄(あせ)を。
一つ松 人にありせば
大刀 佩(は)けましを
衣(きぬ)着せましを。
一つ松、吾兄(あせ)を。
・・・吾兄(あせ)=厠で殺した兄の「大碓命」?
↓↑
其地より
幸(い)でまして
三重の村に到ります時に
また詔りたまはく
「吾が足
三重の勾(まがり)なして
いたく疲れたり」
とのりたまひき。
かれ其地に名づけて
三重といふ。
そこより幸でまして
能煩野(のぼの)に到ります時に
國 思(しの)はして
歌よみしたまひしく
↓↑
倭(やまと)は
國のまほろば
たたなづく
青垣
山 隱(ごも)れる
倭し 美(うるは)し。
↓↑
また、歌よみしたまひしく
↓↑
命の
全(また)けむ人は、
疊薦(たたみこも)
平群(へぐり)の山の
熊白檮(くまかし)が葉を
髻華(うず)に插せ。
その子。
↓↑
この歌は
思國歌(くにしのひうた)なり。・・・?
また歌よみしたまひしく
↓↑
はしけやし
吾家(わぎへ)の方よ
雲居起ち來も。
↓↑
こは片歌なり。
この時
御病
いと
急(にはか)になりぬ。
ここに
御歌よみしたまひしく
↓↑
孃子(をとめ)の
床の邊(べ)に
吾(わ)が置きし
つるぎの大刀
その大刀はや。
↓↑
と歌ひ
竟(を)へて・・・竟(を)?
すなはち
崩(かむあが)りたまひき。
ここに
驛使(はゆまづかひ)を
上(たてまつ)りき。
ーーーーー
・・・???・・・竟(を)へて・・・竟(を)?
竟=音+儿
立+日+儿
キョウ
ケイ
おわる
きわめる
さかい
ついに
つきる
わたる
終わる・終える・尽きる
極める・きわまる
渡る・連なる・端に届く
ついに・つまるところ・とうとう
↓↑
竟=音+儿
立+日+儿
キョウ
ケイ
おわる
きわめる
さかい
ついに
つきる
わたる
終わる・終える・尽きる
極める・きわまる
渡る・連なる・端に届く
ついに・つまるところ・とうとう
↓↑
傹=イ+竟・・・終わる・終える=竟
滰=氵+竟・・・水=氵=氺
(みず・さんずい・したみず)
獍=犭+竟・・・
摬=扌+竟・・・
境=土+竟・・・キョウ
ケイ
小さかい
さかい・くぎり・境界
場所・地域・区域
置かれている状態や様子
めぐりあわせ・ありさま
䔔=艹+竟・・・
樈=木+竟・・・
璄=王+竟・・・
糡=米+竟・・・
鏡=金+竟・・・キョウ
かがみ
光の反射を利用し
人の顔や姿をうつす道具
手本・模範
かんがみる
手本にする・参考にする
明らかな・明らかにする
レンズ・レンズを用いた道具
䭗=食+竟・・・與䭘
異体字「䬬・䭊」
well-stacked (figure)
full・plump・cakes
竸=竟+竟・・・キョウ
ケイ
きおう
きそう
くらべる
せる
せりあう・争う
進む
強い・力強い
きそって値を上げる
異体字「競・竞」
ーーーーー
竟=立+日+儿
極まる、尽きる、それ以上先がないところまで行き着く
終わる、~し終わる、同「傹」
ついに、とうとう
境(さかい)=境界
他の所有者の土地と接するところ
傹=人+竟
イ+立+日+儿
終わる、~し終わる
竟・境
境
他の所有者の土地と接するところ
区切り・竟
疆
限られた、特定のところ、場所、地域
状態、状況、様子
摬=手+竟
才(扌)+竟=摬
撃つ、打ち当てる
樈=木+竟
木+立+日+儿=樈
鑿(のみ、木に穴を掘る道具)の柄
滰=水+竟
氵+立+日+儿=滰
米を磨(と)いで水を切る
獍=犬+竟
犭+立+日+儿=獍
想像上の獣の名
トラ(虎)やヒョウ(豹)に似て
生まれると生んだ母獣を食べる
璄=玉+竟
エイ、ケイ、キョウ
王+立+日+儿=璄
玉(たま)の美しく輝くさま
璟
糡=米+竟
米+立+日+儿=糡
穀物の粉に水などを加えて
練ったペーストpaste状の食品
𧫙=言+竟
𧫘𨐼
言+立+日+儿=𧫙
自らの意見を強く言い張り
相手の主張を退けようとする
互いに自分の主張を言い合う
言い争う
競
𧫘=説文 誩 競言也
从二言讀若競𧫘彊語也一曰逐也
鏡=金+竟
金+立+日+儿=鏡
光の反射を利用して
像を映(うつ)し出す道具
古くは盆に水を張り鏡として使った
後には石や金属の表面を
平らに磨いて鏡とした
像を、姿を、有様を映し出す
澄み切っているさま
奥まで見通せるさま
レンズ(lens)
ガラスのような透明な物質を
片面或いは両面を球状にして
入射した光を屈折させるもの
䭗=食+竟
エイ、ヨウ
䭘・䭊・䬬
𠆢+白+ヒ+立+日+儿=
𠆢+良+立+日+儿=
食+立+日+儿=䭗
腹いっぱい食べる
餌
ーーーーー
・・・???・・・