2388日目・・・「熊(くま・ユウ)」・・・九州熊本(肥後・隈元)・・・「球磨」、「久万」・・・「阿(くま・おもねる)」、「隅(くま・すみ)」、「嵎(くま)=山+禺(尾長猿・大頭で尾の長い猿・わかち・区別・区域・グ・グウ)」・・・「禺=甲+禸(冂ム)」・・・「禸=獣の足跡」・・・「ム=獣の足が地面を踏んだものの象形」・・・「ム」は「私(わたくし・シ)」の源字・・・ならば「禸=冂(さく・かこう・ケイ・キョウ・けいがまえ(冏構・冋構)、まきがまえ(牧構)、柵)+ム」は「囲われた中の私=捕虜・虜(とりこ)」・

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 熊=熋・・・「灬=火」
    ・・・「羆(ひぐま)=罒+ム+月(肉)+ヒ+ヒ+灬」
 御池←双子石←高千穂峰←御鉢←古宮址(布留宮)←高千穂河原←
 ↓↑
 熋=熱の別字(集韻)・・・熱=坴(十一八十一)+丸+灬
 ↓↑             坴=高い土盛りをした場所
                  寄せ集まる
 焦熱地獄=殺生・盗み・邪淫・飲酒・妄語・邪見
     の罪を犯したものが落ちる
     大鉢特摩処(だいはちとくましょ)
     大焼処(だいしょうしょ)
     龍旋処(りゅうせんじょ)
     鉄钁処(てっかくしょ)
     「平等受苦無力無救・火常熱沸・鋸葉水生
      極利刀鬘・極熱沸水・多饒悪蛇」
      の巨大な
      罪人を・・・在任
      煮る・・・・似る
      釜・・・・・鎌・窯・竃・蒲
         ・・・蝦蟇(がま)蛙(かえる)
 ↓↑
 大自在天(ダイジザイテン)
 梵語、Maheśvara、マヘーシュヴァラ
      音写  摩醯首羅(マケイシュラ)
 ヒンドゥー教
 シヴァ神
 仏教では
 自在天外道の主神
 ↓↑
 大聖歓喜自在天
 他化自在天
 と名称が似て混同
 妻は
 烏摩妃(パールヴァティー)・・・烏の摩の妃
 ↓↑
 色界の頂にありて
 三千世界の主
 大自在天は・・・自在鉤(かぎ)=炉・竈(かまど)などの
         上から下げつるし、鍋・釜(かま)
         鉄瓶(壜・びん)などを掛けるかぎ
         掛けたものの高さを自由に変えられる
         自在は任意に調節可能
 他化自在天
 名称が似ているので
 混同される
 他化自在天
 欲界の
 六欲天
 最上位の
 天の名称
 大自在天
 色界>四禅天>五浄居天>色究竟天
 に在す
 天神の名称
 ↓↑
 バラモン教ヒンドゥー教)で
 世界を創造し支配する最高神
 サンスクリット語
 Īśvara(イーシュヴァラ・自在天)
 という
 シヴァ神の別名
 仏教では
 イーシュヴァラ
 マヘーシュヴァラ
 はそれぞれ
 自在天
 大自在天
 と漢訳
 異名は千以上ある・・・
 ↓↑
 仏教で
 シヴァ神と同じく
 三目八臂で
 白牛に乗り
 外道(仏教以外)と
 同様の神像で表現される
 密教曼荼羅などで
 諸尊の一神
 曼荼羅では
 男女一対で表され
 妃を
 烏摩妃(うまひ)
 という
 また仏や菩薩の化身・・・
 大自在天には
 以下の2種類がある・・・
 ↓↑
 毘舎闍摩醯首羅
 (びしゃじゃ・まけいしゅら・Piśāca-maheśvara)
 毘舎闍
 (ピシャーチャ・Piśāca)
 は鬼類の名前
 摩醯首羅論師の祀る所で
 二目八臂あって
 白牛に乗り
 色界に住す
 密教ではこれを
 大日如来の応現身
 自在天は
 種々の形を現じて
 種々の名前を持つ
 韋紐天、那羅延天伊舎那天
 など
 「提婆涅槃論」
 には20種の外道が説かれる・・・
 毘舎闍摩醯首羅をもって
 第15の
 摩醯首羅論師
 とし、
 大般涅槃経19にも
 六師外道の1人である
 迦羅鳩駄迦旃延
 (からくだかせんえん・パクダ・カッチャーヤナ
 がこれを宗旨
 中古期以来から
 シヴァ派のシヴァ神
 この大自在天にして
 牛または
 男根をもって神体を標識とする
 浄居摩醯首羅
 (じょうご・まけいしゅら)
 菩薩が
 第十地(菩薩の五十二位の50位目・法雲地)
 から、まさに成仏せんとする時に
 色界の頂である
 五浄居天の上(色究竟天)において
 大自在天子の勝報を現じ
 勝妙の天形を以て仏位を紹ぐ灌頂を行う
 菅原道真
 御霊(ごりょう)に
 「天満大自在天神」の神号が追贈
 御霊の威力を
 大自在天に習合させたもの
 ↓↑
 密教では妻の
 烏摩妃(パールヴァティー
 と共に
 降三世明王
 に踏みつけられている
 ↓↑
 仏説大自在天子因地経(北宋・施護訳)
 によると
 大自在天は崑崙山に
 烏摩妃ととも住んでおり
 遠い過去の仏の出世の時に
 四人の修行者がいて発願し
 それぞれが
 梵天王、那羅延天大自在天、仏世尊
 になった・・・
 彼の大自在天の所生を
 此身甚だ希有なりとし、
 彼は梵天より人間に下降して
 寒林中の幻化という
 餓鬼女と交わり、
 自らその子になって生まれた・・・
 ↓↑
 大自在天が生まれた時
 鬼神衆や諸天梵天が集まり
 彼を礼拝
 梵天王は自らの
 五つの頭の一つが醜悪であったため
 取ることを願い
 大自在天
 大鷹の身に変じてそれを摘去した
 手に梵天の頭を持つ・・・
 ↓↑
 大自在天は万物の生本たる義によって
 シヴァ派の人々は
 人間の男根を天神の神実として祀る
 シヴァ神はリンガ(男根)を象徴とし
 男根崇拝と結びついて崇められる
 続高僧伝玄奘
 西域記健駄羅国記
 玄応音義25
 大智度論5
 同10
 などの文献にもその痕跡・・・
 ↓↑
 大自在天
 他化自在天
 と混同される
 そのためリンガ信仰と混交し
 魔王が六欲天他化自在天の最高位の主である
 天魔である魔羅(マーラ, Māra)を指し
 次第に転じて俗に
 「男根」を魔羅、マラというようになった・・・
 あるいは先に
 女陰を
 毘摩羅(Vimalā - ヴィマラー)
 ということから
 摩羅とは本来、
 男女根の名称にて
 邦語のマラは
 サンスクリット語のままを伝えられなかったか、
 あるいは日本の神である
 天津摩羅命、大摩羅神
 赤摩羅、天照眞良(正字は一の下に艮)建雄命
 などに由来する・・・
 ↓↑ 
 色界(しきかい・Skt:rūpa-dhātu)
 三界の一
 色天、色行天
 ともいう
 欲望を離れた清浄な物質の世界・・・?
 無色界の下にあり
 欲界の上にある
 色界には四禅の
 四地、初禅、第二禅、第三禅、第四禅
 があり
 これを過ぎると無色界に入る
 天界28天に属し
 色は物質の義
 あるいは
 変礙の義
 ↓↑ 
 色界に住む天人は
 食欲と淫欲を断じ
 男女の区別がなく
 光明を食とする・・・・光合成
 しかし
 情欲と色欲はある・・・
 色界の諸天は
 世間の禅定ならびに
 上品の十善を修して
 この報を感じる・・・
 ↓↑
 大乗仏教唯識派
 上座部と同じく
 十八天とする
 薩婆多部は
 十六天
 経部は
 十七天
 とするなど諸説・・・
 ↓↑
 十八天
 色究竟天色究竟天
 (しきくきょうてん、Skt:Akanistha
  阿迦尼咤天=あかにたてん)等他
 仏教の世界観の1つ
 三界のうち
 色界
 及び
 天上界における最高の天・・・
 ↓↑
 三界は上から
 無色界・色界・欲界
 の3つの世界
 色究竟天
 は色界の最上位
 「色」とは形体・物質のこと
 色界は欲望から離れて
 清らかな物質や肉体が存在する世界
 この天より上は
 肉体や物質が存在しない
 無色界になり
 形体を有する
 天処の究る場所
 で
 色究竟天と呼ばれる・・・
 ↓↑
 善見天
 善現天
 無熱天
 無煩天
 (ここから色究竟天までは浄居天と呼ばれ
  寿命が尽きればそのまま仏と成る)
 廣果天
 無想天
 (薩婆多・経の2部は、廣果天の中に摂す)
 福生
 無雲天
 遍照天
 無量浄天
 少浄天
 光音天
 無量光天
 少光天
 大梵天
 梵輔天
 梵衆天
 ↓↑
 この18天を、四禅に振り分けると
 ↓↑
 第四禅
 色究竟天・善見天・善現天・無熱天
 無煩天(これを五浄居天と称す)
 と
 廣果天・福生天・無雲天
 第三禅
 遍照天・無量浄天・少浄天
 第二禅
 光音天・無量光天・少光天
 初禅
 大梵天・梵輔天・梵衆天
ーーーーー
 ひかり=光=輝き・明るさ・灯火・燭光=熊
 ↓↑
 熊=能灬=ム月ヒヒ灬=六(陸)月の火日の灬(烈火)
 ↓↑  月(肉)を除いた部分は
     「ヒヒ=㠯(イ)」・・・?
     ではないだろう・・・
     「㠯=呂=背骨の繋がり」・・・横島の繋がり?
                    横島が土石流で
                    繋がった、接続した
                    干潮、引き潮で
                    シヲ(潮汐
                    が退(曳)いて
                    繋がった、接続した
     鹿に似た動物を意味
    「能」は「賢い動物」?であったので
    「賢い」の意を生じた
    (説文解字=能 熊屬・足似鹿
          従、肉㠯聲
          能獸堅中、故稱賢能
          而彊壯、稱能傑也
          凡能之屬皆従能)
     「能=匕(亀の足)・㠯は耜(すき)で
        よく働くの意・手足を使ってよく働くこと」
     能=能力・可能・全能・万能・不能・不可能
     物事を成し遂げる力・はたらき
     官能・機能・技能・効能・才能・多能・知能
     本能・無能・有能
     特定の技能、技術にタケテイルこと
     能筆・能弁・芸能・一芸一能
     能楽=猿楽・申楽・・・能面・演能
     能登 (のと) 国・能州・加越能
 ↓↑
 中国語圏の姓名
 春秋戦国時代
 楚の君主の氏
 ↓↑
 熊通(武王、?〜前690年)楚の初代王
 熊侶(荘王、?〜前591年)楚の第6代の王・春秋五覇の一人
 熊審(共王、前600年〜前560年)第7代の王
 熊囲(霊王、?〜前529年)第10代の王
 熊珍(昭王、?〜前489年)第13代の王
 曹熊      (? - ?)後漢末の人・曹操の六男
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